コーヒーにはさまざまな美容・健康効果があることはご存知でしょうか?コーヒーを飲むのが習慣になっているなら、体への良い効果を期待したいですよね。
そこで今回は、コーヒーのおもな成分であるカフェイン・ポリフェノールの効果と上手な摂り方について紹介します!
コーヒーに含まれるおもな成分と効果
コーヒーに含まれている主な成分には、カフェインとポリフェノールが挙げられます。この2つは、体に良い影響を与える成分として認識している人も多いかもしれません。しかし「具体的な効能までは知らない…」という方も意外といるはず!ここではカフェインとポリフェノールのおもな効果について見ていきましょう。
カフェインとは
カフェイン(caffeine)は、コーヒーから単離されたことが名前の由来にもなった成分です。コーヒー豆(焙煎)に1%程度含まれ、そのほかにも緑茶や紅茶、コーラ、チョコレートなどに含まれています。
カフェインにより期待できる効果
カフェインは、適量を摂取することで健康や美容に関する以下の効果が期待できます。
集中力を高める
カフェインには集中力や注意力を高める効果があるといわれています。
カフェインを摂取してから30分後くらいから計算能力が向上。1時間後あたりで集中力がピークに達し、その後も緩やかに効果が減少しながら数時間続くという実験結果もあるようです。
お仕事をされている方は、朝仕事を始める前と、血液中のカフェインが減少するタイミングである12時ごろと15時前後に飲むと、集中力が高まるかもしれませんね♪
眠気を抑える
カフェインの効果としてもっとも知られているのが、眠気を抑えることでしょう。
カフェインには睡眠誘発作用を抑える働きがあり、飲むと一時的に眠気がなくなったように感じます。アイスコーヒーよりもホットコーヒーの方が眠気を抑える効果が高いといわれているため、眠気を抑えたいときはホットコーヒーがおすすめです♪
老廃物を排出する
カフェインに利尿作用があることは古くから知られていました。摂取後3~5時間は、体内に溜まった老廃物を排出しやすくなる効果が期待できます。
体にうれしい効果の一方で、カフェイン摂取により便秘になりやすいというデメリットもあります。利尿作用で水分が出てしまうため便の中に水分が含まれにくくなり、便秘気味になりやすいようです。コーヒー以外にもこまめに水分を摂るようにするとよいでしょう。
ダイエット効果も期待できる
カフェインには脂肪燃焼効果があるといわれています。運動前にコーヒーを飲むと、より運動の効果が出やすくなるかもしれません♪
ただしミルクや砂糖をたっぷり入れたカフェオレは要注意!カロリーや脂質が高くなってしまうので、飲みすぎには注意しましょう。
ポリフェノールとは
ポリフェノールとは「ポリ(たくさんの)フェノール」という意味で、植物が持つ多様な抗酸化物質のことです。「たくさんの」というだけあり、8000種類以上もあるといわれています。
コーヒーではポリフェノールは苦味や色素のもととなる成分でもあります。
ポリフェノールは、コーヒーのほかに赤ワイン、緑茶、野菜ジュース、チョコレートなどに含まれています。お茶に含まれる成分としてよく知られているカテキンやタンニンは、ポリフェノールの一成分です。
コーヒー(焙煎豆)にはポリフェノールが1.2~1.3%程度含まれています。食品100gあたりで見ると、赤ワインに並ぶほどの量です。同じポリフェノールでも赤ワインに含まれるのはアントシアニンやタンニン、リスベラトロールと呼ばれる成分です。コーヒーにはクロロゲン酸類と呼ばれる成分が含まれています。
ポリフェノールにより期待できる効果
ポリフェノールは、適量を摂取することで健康や美容に関する以下の効果が期待できます。
抗酸化作用で身体の酸化を防ぐ
ポリフェノールには、抗酸化作用があります。これは体の酸化を防ぎ活性酸素を抑える働きのこと。動脈硬化など生活習慣病の予防に効果が期待できるといわれています。
シミやシワを予防する
コーヒーポリフェノールのうれしい効果として、紫外線による肌のダメージを防ぐ効果があるそうです!1日2杯以上のコーヒーを飲んでいる女性は、そうでない女性と比較して紫外線による顔のシミが少なかったという実験結果も♪
コーヒーは1日何杯まで飲んでいいの?
通常、食品に含まれる成分については、毎日食べ続けても問題ない量として「1日摂取許容量(ADI)」と呼ばれる基準が定められています。
しかしカフェインに関しては、受ける影響の個人差が大きいため、ADIは設定されていません。そのためあくまで参考値になりますが、特に健康上の問題がない成人の場合、1日400mg程度が体に影響がない範囲の最大摂取量だとされています。
「カフェインが400mg」といってもイメージしにくいですよね。例を挙げると、コーヒーマグカップ(237ml)1杯あたりのカフェイン量が130mg程度といわれています。つまり、コーヒーカップ3杯ちょっとが1日の上限量と考えましょう。
ただしカップの大きさで量は変わりますし、コーヒーの種類によっても含有カフェイン量が異なります。あくまで参考値として摂取量の目安としてくださいね!
注意したいのは、市販のエナジードリンクや清涼飲料水、チョコレートなどにもカフェインが含まれている点です。無意識に多量のカフェインを摂取している可能性もあります。摂りすぎると健康に影響が出ることもあるので、コーヒー以外からのカフェイン摂取にも気をつけましょう。
コーヒーを毎日楽しむならまとめ買いがおすすめ
毎朝コーヒーを飲む習慣があると、すぐにコーヒーがなくなってしまいますよね。朝起きたときに「コーヒーがない!」という事態を防ぐためにも、ネット通販等でまとめ買いをしておきましょう♪
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コーヒーを楽しむ上で気をつけたいこと
コーヒーは、美容や健康のプラスになる効果が期待できますが、飲むタイミングには注意が必要です!
コーヒーを飲むタイミングに注意
コーヒーに含まれるカフェインには覚醒作用があるため、就寝前に飲むとよく眠れなくなる場合があります。
体内にカフェインが入ると、代謝にはある程度の時間が必要です。眠る4時間前からはコーヒーを控えた方がよいでしょう。夕食後にコーヒーを飲みたい場合は、後述するカフェインレスコーヒーがおすすめです!
カフェインレス・ノンカフェインコーヒーも選択肢に
「寝る前にもコーヒーを飲みたい」「コーヒーは好きだけどカフェインの摂取量が気になる」という方は、カフェインレスコーヒーやノンカフェインコーヒーに変えてみてはいかがでしょうか?
似た名称なので混同しやすいですが、この2つには違いがあります。カフェインレスコーヒーはコーヒーからカフェインを90%以上除去したものをいい、ノンカフェインははじめからカフェインが含まれていない原料を用いたものを指します。
またカフェインフリー(デカフェ)といった場合は、カフェイン入り飲料(コーヒー、緑茶等)からカフェインを取り除いたものの総称です。
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珈琲専門店が扱うコーヒー豆から、カフェインのみを97%カットした商品です。風味や香りはそのままに、コーヒーのおいしさをしっかり味わえるでしょう。カフェインを控えたい妊婦さんからも人気を集めています。
おわりに
コーヒーは適量を守れば、美容や健康に良い効果をもたらすことが期待できます。毎日なんとなく飲まれていた方も、飲むだけで抗酸化作用やダイエット効果があると思うと、より一層飲むのが楽しみになりますよね。
これからもぜひコーヒーのある素敵な生活を送ってくださいね。
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