コーヒー豆の保存方法で鮮度の持ちが変わる!コーヒーキャニスターの選び方

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コーヒー豆は、保存する環境次第で味が落ちるデリケートな食品です。自宅でコーヒー豆を保存する際は、コーヒー豆の性質にマッチした保存環境を用意しましょう。

そこで今回は、コーヒー豆の最適な保存方法と、コーヒー豆の保存におすすめのコーヒーキャニスターをご紹介します♪

コーヒー豆の鮮度を保つためには?

コーヒー豆や挽いたコーヒー粉をできるだけおいしい状態でキープするには、以下のポイントを押さえ、適切な環境で保存することが重要です。

コーヒー豆が劣化する原因

コーヒー豆の主な劣化原因は、湿気・酸素・温度・光(紫外線)の4つです。

まず、焙煎した豆は水分量が1~2%しかなく、湿気を吸い込みやすい状態です。湿気が多い場所に置いてしまうと、水分を吸収して風味が損なわれ、カビが発生することも。
また、コーヒー豆は空気中の酸素に触れ続けていると「酸化」します。酸化したコーヒー豆で淹れたコーヒーは酸味が強くおいしくありません。

さらに高温の場所や、日があたる場所で保管し続けると、ますますコーヒー豆の酸化が進みます。このような劣化(酸化)が進んだコーヒー豆で淹れたコーヒーは、まずいだけでなく最悪の場合、おなかの調子を壊す原因にもなるのです。しかも、一度酸化してしまうと、もとの新鮮な状態に戻ることはありません。

コーヒー豆の保管方法

コーヒー豆は挽いて粉にすると、空気に触れる表面積が大幅に増えます。劣化を防ぐなら、できるだけ豆の状態で購入するようにしましょう!

購入してきた豆は、劣化原因となる高温多湿&日光があたる場所は避け、冷暗所で保管します。さらにコーヒー豆は電灯の光にも弱いため、湿気対策を兼ねてふた付きの密閉容器(コーヒーキャニスター)に入れるのが基本です。

コーヒー豆の保存場所

コーヒー豆は開封してから1カ月以内で使い切るのが理想。さらに常温・冷蔵・冷凍保存を上手に使い分けることで、おいしい状態で最後まで飲み切れますよ♪

常温で保存する

  • 常温保存がおすすめのケース
    室温が15度以下で、未開封、または2週間以内に飲み切れる分量の場合。
  • 常温保存のポイント
    風通しのよい冷暗所に保存する。少量の場合、冷蔵庫で保管すると豆が冷えすぎてコーヒーがうまく抽出されなくなるので要注意!
  • おいしいコーヒーを淹れるポイント
    冷蔵庫や冷凍庫保存と違い、豆の温度は気にしないでOK。コーヒーを淹れる際は、コーヒーとお湯がなじみやすくなるよう「蒸らし」を行うのを忘れずに。

冷蔵庫で保存する

  • 冷蔵庫保存がおすすめのケース
    室温が15℃を超える場合。開封して2週間以内に飲み切れないとわかっている場合。
  • 冷蔵庫保存のポイント
    ニオイ移りを防ぐため、必ず豆の袋ごと密閉容器に入れて保存すること!
  • おいしいコーヒーを淹れるポイント
    コーヒーを淹れる少し前に豆を冷蔵庫から出して常温に戻しておくこと。お湯の温度が下がらず、おいしいコーヒーを淹れられる。

冷凍庫で保存する

  • 冷凍庫保存がおすすめのケース
    豆を使い切るまでに1カ月程度かかる場合。
  • 冷凍庫保存のポイント
    必ず密閉容器などに入れて保存すること。一度にコーヒー豆を大量に購入する方であれば、2週間以内に飲み切れる量を小分けし、使わない分を冷凍保存すればOK!
  • おいしいコーヒーを淹れるポイント
    解凍する際、冷凍保存した豆をいきなり常温に戻してしまうと、外気温との差で結露が発生し、香りや味わいに影響が出るため要注意!飲む前日に冷凍庫から取り出して冷蔵庫へ移動する。当日は、室温でゆっくり常温へ戻してから使うこと。

コーヒー保存にはコーヒーキャニスターがおすすめ!

コーヒー豆を保存しておくなら、密閉性に優れたコーヒーキャニスターを使うのがおすすめです。カルディやスターバックスなど、さまざまなメーカーが発売しており、アイテム数はかなり豊富♪商品選びに迷ったら、コーヒーキャニスター選びに欠かせない以下の3点についてチェックし、ベストなアイテムを選びましょう。

【コーヒーキャニスターの選び方1】サイズをチェック

コーヒーキャニスターを選ぶ際は、まずサイズをチェックしましょう。コーヒーカップ1杯に必要な豆の量は約10~15g。1日2杯飲むならば、1週間で140~210g、2週間で280~420gの豆が必要になります。

これをキャニスター容量表記「ml」に合わせると「コーヒー豆100g=300ml」のため、2週間分の約300gを入れるコーヒーキャニスターをお探しなら、容量900ml程度のものがおすすめです。ただし、容量ギリギリにしてしまうと、ふたの開け閉めやスプーンを収納した際に、コーヒー豆がもれてしまうことがあるため、少しだけ余裕をもたせたサイズを選んでくださいね。

【コーヒーキャニスターの選び方2】機能性をチェック

コーヒー豆を酸化させないためには、密閉性の高いコーヒーキャニスターを選ぶことが重要です。選ぶ際は、ふたにシリコンパッキンが付いていたり、二重蓋になっていたりなど、必ず密閉性があることを確認してください。

さらに最近では、購入した日にちがわかる日付ダイヤル付きや、積み重ねが可能なスタッキングタイプのものもあるため、自分が使いやすいと思うものを選びましょう!

【コーヒーキャニスターの選び方3】素材をチェック

ここからは、素材別の特徴&おすすめ商品をご紹介します!

ガラス製

ガラス製のコーヒーキャニスターは、シンプルなデザインで見た目がおしゃれな商品が豊富♪手に取りやすい価格の商品も多いため、初めてコーヒーキャニスターを購入する方にもおすすめです!

  • メリット
    透明なため、ふたを閉じたままパッケージや豆の状態を確認できる。密閉性が高い。
  • デメリット
    重くて割れやすいため、取り扱いに注意が必要。遮光性も低いため、光が当たらない場所に置くなど、保管場所に気をつける。

スプーン&お掃除ブラシ付き!KKC キャニスター コーヒー豆 保存容器 1200ML

スリムな円形型のガラス製コーヒーキャニスターです。ふたは軽くて丈夫な竹製で、内側にシリコンのパッキンが付いているため、気密性の高さは抜群!

使い勝手のよいお掃除ブラシ&ステンレススプーン付きで、初めてコーヒーキャニスターを購入する方にもおすすめです。

 

陶器製

土を焼き固めて作られた陶器製のコーヒーキャニスターは、ナチュラルな雰囲気が魅力。長く使っていくうちに、陶器ならではの味わいが生まれます♪

  • メリット
    ニオイ移りがなく、遮光性も◎。経年劣化が起こりにくい。
  • デメリット
    ガラスと同様、重量があって割れやすい。

ヴィンテージ加工がおしゃれ!山崎実業 陶器キャニスター トスカ コーヒー ホワイト

ヴィンテージ加工されたやさしい風合いが、さまざまなインテリアとマッチしそうなコーヒーキャニスター。内容量は約450mlと少々小さめですが、小分けで購入する方にはぴったりなサイズです。

天然木のふたにはパッキンが付いており、密閉性も問題なし!

 

ホーロー製

ホーローは金属素材の表面にガラスコーティングを施し、高温で焼き付けた素材です。機能性が高いだけでなく、レトロな見た目のものなどデザイン性も優秀!

  • メリット
    遮光性が高い。ニオイ移りがしにくいため、冷蔵庫保存にもおすすめ。
  • デメリット
    表面のガラスコーティングは衝撃で割れやすいので扱いは慎重に…!

白さとデザインが美しい!野田琺瑯 TUTU L TU-14

日本の老舗琺瑯メーカー「野田琺瑯」のコーヒーキャニスターは、洗練されたシンプルなデザインが特徴です。シールふたとホーローふたの二重蓋が、湿気や乾燥からしっかりコーヒー豆を守ってくれます。

袋のまま入れやすい口径の広いデザインで、使い勝手も抜群です。

 

ステンレス製

長く愛用できるコーヒーキャニスターを探している方には、ステンレス製のものがおすすめ。スタイリッシュなデザインの製品が多くあります。

  • メリット
    軽くて遮光性に優れている。サビに強く耐久性も◎
  • デメリット
    金属独特のニオイが移る可能性がある。

高級感あふれるシンプルなデザイン!メリタ ステンレスキャニスター

密閉度の高いシリコン素材のふたが付いた、ステンレス製コーヒーキャニスターです。ふたが透明なので、上から中身を確認できます♪

内容量は800ml(コーヒー豆約200g相当)。スプーン付きなのもうれしいポイントです。

 

木製

温かみのあるデザインが多い木製のキャニスターは、ナチュラルでやさしい雰囲気が魅力です。

  • メリット
    落としても割れにくい。湿気を吸うので、容器内の湿度を一定に保ってくれる。遮光性も◎
  • デメリット
    水にはやや弱いので、水気のない場所で保管すること。

なめらかな木肌が美しい!木製 キャニスター コーヒー シュガー ソルト

並べておくだけでかわいい3つセットの木製コーヒーキャニスター。内容量は約250ml。木目の風合いが異なる、栗・楓・ブナの3パターンから選べます。

コーヒー好きの方へのプレゼントにも喜ばれそうですね。

 

プラスチック製

プラスチック製のコーヒーキャニスターは安価な商品が多く、気軽に取り入れられると人気です。

  • メリット
    とにかく軽量で丈夫。
  • デメリット
    熱に弱く、透明のものは遮光性が低いため、置き場所には注意。経年劣化が進み、容器にヒビが入ったらすみやかに交換すること。

衝撃に強く扱いやすい!保存容器 1.1L フレッシュロック 角型 コーヒー用 計量スプーン付き

片手で簡単に開閉できるワンタッチ式保存容器。計量スプーンも使いやすい大口径デザインで、内容量は1100ml。角型ですっきり収納できます。

 

おわりに

コーヒー豆をおいしく保存するためには、密閉性に優れたコーヒーキャニスターに入れるのがポイント!最適な場所で保存して、できるだけ早く使い切りましょう。

ぜひ、お気に入りのコーヒーキャニスターを使って、最後の一滴までおいしく飲み切ってくださいね♪

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