いつもは捨てている野菜の皮やヘタを煮出して作る「ベジブロス」がフードロスを減らせると、人気なのを知っていますか。野菜をまるごと使うからムダがなく、栄養価も高い「ベジブロス」は、体や美容にいいことがたくさんあるんです!
この記事では、「ベジブロス」の魅力や作り方のほか、たくさん作った時の保存方法を紹介します。
野菜くずは栄養の宝庫!捨てないで「ベジブロス」を作ろう
日頃から野菜はたくさん摂りたいもの。しかし野菜を使うと必ず出るのが、皮やヘタなどの野菜くず。いつもは捨ててしまう野菜くずですが、実は野菜の皮やヘタ、種には、栄養がぎゅっと凝縮されているのです。
例えば人参の皮には、中心部の2.5倍のβカロテンが含まれているんですよ。この野菜くずをコトコト煮出すと、旨味と栄養がいっぱいの「ベジブロス」ができあがります。
「ベジブロス」にはメリットがたくさん!
「ベジブロス」とは、ベジタブル(野菜)+ブロス(だし)で、野菜だしのことです。ベジブロスは野菜のうまみが凝縮されておいしいだけでなく、体にいいことがたくさんあります。
◆万能だしとして使える
野菜ならではの、まろやかな味が特徴のベジブロス。和洋中のどんな料理にも「だし」として使えます。自然の旨味が出ているので、味付けは控えめでOK。薄味に仕上がるから体にもいいですよ。
◆ファイトケミカル豊富だから免疫力&抗酸化力がアップ
ベジブロスには野菜から溶けだした「ファイトケミカル」と呼ばれる成分がたくさん含まれています。ファイトケミカルには抗酸化作用があり、免疫力をアップさせるだけでなく、美容効果に優れ、目の疲れにもよいとされています。
◆野菜をまるごと使えるからムダがない
いままで生ごみとして捨てていた野菜くずを有効活用できて、ムダがなくなります。フードロスを減らせるので、エコ社会に貢献もできますね。
すきま時間にできる!「ベジブロス」の作り方
まず両手いっぱいの野菜くずを用意しましょう。トマトやナスのヘタ、枝豆の皮、とうもろこしの芯なども大丈夫です。
よく洗ったら、大きめの鍋に入れて水(約1000~1300ml)と酒(小さじ1)を加え、弱火で20分ほど煮込みます。注意してほしいのが、煮込んだ時に出る「アク」は、ファイトケミカルが含まれいるので、取らないこと!
20分ほど経ったら火を止め、ざるなどでこせば、黄金色の「ベジブロス」の完成です。圧力鍋を使えば、沸騰後に火を止めて放っておけば約10分で完成します。圧力を加えることで旨味がいっそう増しますよ。
◆「ベジブロス」をおいしく作るコツは?
「ベジブロス」は野菜の種類が多いほど、おいしくなります。香りが増すセロリやパセリ、味も見た目もよくなる玉ねぎの皮などです。一方、ゴーヤなどの苦い野菜、カボチャの種、ほうれん草やニラ、ブロッコリーなどはえぐみや独特の風味が出るので、使うとしても少量にしておくのがおすすめ。
野菜くずの量が足りない時は、昆布や煮干し、椎茸などの一般的な和風だしを加えるといいでしょう。
◆いつものレシピの置き換えでOK!「ベジブロス」活用方法
「ベジブロス」を使う時は、普段のレシピの「水」に置き換えるだけでOK。野菜スープやお味噌汁に使えば、具が少なくても栄養価が高く、おいしくいただけます。カレーでも「水」に置き換えて使うと味に深みが増しますよ。「料理の腕が上がった?」と彼や家族に褒められるかもしれません。
このほか、出汁巻き卵やインスタントラーメンのお湯の代わりなど、毎日の料理に手軽に使えます。「ベジブロス」に酢や砂糖を加えてスティック野菜を漬けておけば、ピクルスもできちゃいます♪
「ベジブロス」の保存方法
「ベジブロス」は粗熱をとってから、保存容器に入れて冷蔵庫に保存しましょう。3日間をめどに使い切ってください。もちろん冷凍保存も可能です。製氷皿に入れて冷凍した後、ジップ付きのビニール袋などに入れ替えて保存してください。冷凍なら2~3ヶ月ほど持ちますよ。
◆ベジブロスの保存には「ハリオドレッシングボトルスリム 240」がおすすめ
冷蔵庫で「ベジブロス」を保存する時に便利なのが「ハリオドレッシングボトルスリム 240」です。耐熱ガラスなので、熱いままベジブロスを注いで、冷めたらそのまま冷蔵庫へ。
食器洗い乾燥機も使えるのでお手入れ簡単。熱湯消毒できるので衛生的です。ボトルにはニオイや色がつきにくく、注ぎ口もあって使い勝手のいいアイテムになってます♪
ほかにもあるよ!捨てずに再利用できるもの
野菜の皮の他にも、いつも捨てているけど再利用できるものはいっぱいあります!ここからは、「捨てずに再利用できるもの」をご紹介♪
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おわりに
野菜をムダなく使えて栄養豊富!よいことづくめの「ベジブロス」。冷蔵庫に常備して、毎日の料理に使ってくださいね。