テレワークなどでお家時間が増えたこともあり、自分でコーヒーを入れる機会が増えた方も多いかもしれません。
今回は、自宅でも手軽に本格的なコーヒーを味わえるよう、おすすめの入れ方や商品、また器具がないときの代用アイデアなどをご紹介します。
おいしいコーヒーが家で飲みたい!豆の味を上手に引き出す入れ方とは?
まずは、自宅でもお店のようにしっかり豆の味がする、おいしいコーヒーを入れるための方法を解説していきます。
手軽に本格的な味を楽しむなら「ペーパードリップ」がおすすめ
コーヒーを豆から入れる場合「ドリップ式」「サイフォン式」「エスプレッソ式」で入れることが多いでしょう。中でもドリップ式、とりわけ紙のフィルターを使う「ペーパードリップ」は、大がかりな器具が必要なく手軽に入れられるため、幅広く用いられている方法です。
何が必要?ペーパードリップに使う器具
「ペーパードリップ」は、紙でできたフィルターでこして、コーヒーを抽出する方法です。使用するものは、
- 量を正確に量るための「計量スプーン」
- お湯を注ぐための「ドリップポット」
- こすための「ペーパーフィルター」と「ドリッパー」
- 抽出されたコーヒーを受ける「サーバー」
の4点があればOK!サーバーは1回分ならマグで代用しても問題ありません。
失敗なし! ペーパードリップのおいしい入れ方
「お湯を注ぐだけ」という手軽さが魅力のペーパードリップですが、ちょっとしたコツや工夫で、一味も二味もおいしくなりますよ♪
基本の手順
ペーパードリップは、次のような手順でコーヒーを入れます。
- お湯を沸かす
- フィルターをセットして、コーヒー粉を入れる
- お湯を少量(20cc程度)注ぎ、粉を20~30秒を蒸らす
- 人数分のお湯を注いで、コーヒーを抽出する
- カップに移して、できあがり
コーヒー粉の分量はカップ1杯(140cc)につき、10~12gぐらいが適量です。また、お湯は85~95℃ぐらいが適温といわれています。分量によっても味が変わってくるため、自分好みの味になるようにいろいろ試してみてくださいね♪
よりクオリティを上げるために「こだわるべきポイント」4つ!
コーヒーは、ただお湯を注ぐだけではなく、ちょっとしたコツや工夫を取り入れるだけで、よりおいしくなります。ここでは代表的な4つのポイントを解説します。
使う器具はあらかじめ温めておく
細かいことですが、コーヒーは温度が変わると味も変わってしまいます。温度が下がらないよう、ドリッパーやサーバーはもちろん、カップやティースプーンなども、全てあらかじめお湯で温めておくようにしましょう。
豆の粗さは「普通挽き・中細挽き」で
コーヒーは豆のひき方にも種類があり、通常は「極細挽き」「細挽き」「中細挽き」「中挽き」「粗挽き」の5段階に分かれています。このうち一般に最もよく使われているのは中細挽きで、「普通挽き」とも呼ばれています。ちょうどグラニュー糖ぐらいの細かさで、ペーパードリップとの相性も抜群です。
アイスコーヒーにするなら「深煎りの濃いめ抽出」が鉄則!
一方、暑い夏に冷たいアイスコーヒー作る場合は、深く炒った豆で濃いめに入れるようにします。濃厚にすることで、味が薄くならず、冷えてもコクが出ます。また冷やす際は、たっぷりの氷で一気に冷やすのがポイント!氷は先にグラスに入れておきましょう。
豆の保存方法にも気を配って
コーヒーをおいしくするには、豆の鮮度も重要です。長く鮮度を保つには「直射日光」や「高温多湿」「空気(酸素)」が大敵です。必ず密閉容器に入れて、風通しのよい場所に保管するようにしましょう。
なお、冷蔵庫(冷凍庫)で保管する場合は、使う際に結露することがあるので、1回分ずつに小分けしておくとよいでしょう。
器具がない!困ったときの代用アイデア
もし必要な器具がそろっていないときでも、身近にあるもので代用できる場合があります。
フィルターの買い忘れはティッシュペーパーでフォロー!
肝心のペーパーフィルターがないというときは、「ティッシュペーパー」や「キッチンペーパー」を使うとよいでしょう。ティッシュも数枚重ねて使用すれば、十分フィルターの代わりになりますよ。
また、「茶こし」や「お茶パック」もペーパーフィルターと同じような役割で用いることができます。
ドリップポットは必須?なくても代用できる?
単にお湯を注ぐだけなら、もちろん「やかん」で十分です。ただ、やかんは注ぎ口が広く、お湯の量をコントロールしにくいのが難点ですよね。
その点、注ぎ口が細いドリップポットは非常に有用です。もしドリップポットがない場合は、「急須」や「計量カップ」で代用することも可能です。
できればそろえたい!おすすめのドリップ器具
おいしいコーヒーを入れるには、使う器具にもこだわりたいところです。ここでは、おすすめのドリップ器具を3点ご紹介します。
置いておくだけでもかわいい♪ スリムノズルのクラシック電気ケトル
家具ブランドの「Armonia」を運営するモダンデコ株式会社の製品です。スリムな注ぎ口はドリップポットにぴったりなうえに、電気ケトルなので沸かしたお湯をそのまま注ぐこともできて、大変便利です。
家具メーカーならではの、おしゃれでかわいらしいデザインも魅力的ですね♪
シンプルで機能性も◎ TORCH ドーナツドリッパー
日本製のドリッパーですが、コーヒーをおいしくするためにさまざまな工夫が凝らされています。本体は上品な美濃焼。木製の受け皿もあるので、カップにそのまま乗せて使えますよ♪
また、口が広いため洗いやすいというのも、おすすめのポイントです。
ホットもアイスも飲み頃キープ! CURRENT コーヒーサーバー 600ml(ACS-601)
「真空断熱二重構造」による保温・保冷効果が自慢のサーバーです。ホットの場合、85℃以上を1時間キープできます。
新形状の注ぎ口により、大きく傾けてもコーヒーが飛び散りにくくなっています。大きな氷でも入れやすい広口構造で、使えるドリッパーの種類が多いのも便利です。
ほかにもある!簡単でおいしいコーヒーの入れ方
ペーパードリップ以外にも、自宅で簡単においしいコーヒーを入れる方法はまだまだたくさんあります。ここでは2つの方法について紹介します。
自宅でカフェラテが飲める?「なんちゃってエスプレッソ」
近年カフェなどで人気を集めている「エスプレッソ」は、専用のマシンがなくても「フレンチプレス」を代用すれば自宅で作ることができます。フレンチプレスは、その名のとおり、プレスしてろ過する方法。圧力をかけるエスプレッソに近い、濃厚な味を出すことができます。
作り方
- 「中挽き」のコーヒー粉(10g:1杯分)を入れて、お湯120ccを注ぐ
- 4分たったらプレスしてカップに移せば、できあがり
とても簡単ですので、挑戦してみてくださいね!
忙しいときにも!インスタントコーヒーをもっとおいしく飲む方法
手軽さという点では、「インスタントコーヒー」に勝るものはないでしょう。入れ方のコツは、沸騰したお湯を少し冷ますことです。温度を90℃ぐらいにしてから入れると、よりおいしくなりますよ。
インスタントコーヒーを開封した際、容器の縁に紙の内ぶたが残っていると密閉できなくなるので要注意。ナイフなどできれいにくり抜き、縁が均一になるようにするとよいでしょう。
まとめ
コーヒーの味は、使う器具や入れ方によっても変化してきます。自宅でおいしいコーヒーを飲むためにペーパードリップを用いる際は、紹介した手順に沿って丁寧に入れてみてくださいね。
おすすめのドリップ器具をそろえて、本格的なコーヒー作りに挑戦してみるのもよいかもしれません♪
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