秋の味覚の代表格として親しまれている栗は、モンブランやマロングラッセなどの洋スイーツはもちろん、栗きんとんや栗羊羹などの和菓子との相性も抜群です♪しかし、栗の下処理が面倒で、なかなか自宅で栗レシピを試せずにいるという人も多いのではないでしょうか?
この記事では栗の豆知識のほか、硬い皮が楽にむける便利グッズや栗スイーツのレシピをご紹介します!
栗の豆知識
毎年、秋になると店頭に並び始める栗ですが、意外と栗について正しく知っている人は多くありません。
まずは栗についてのちょっとした知識をご紹介していきましょう。
栗の可食部は実ではなく種
私たちが普段食べている部分は、実ではなく種です。鬼皮(おにかわ)と呼ばれる、多くの人が皮だと思ってむいている硬い部分が実、そして普段目にすることのないイガの部分が皮です。
通常、1つのイガには3つの栗が入っています。飯沼栗のようなブランド栗の中には、栽培技術により、1つのイガに大きな栗が1つだけ入るように作られているものもあります。
おいしい栗の見分け方
新鮮でおいしい栗の特徴は次の2つ!
- 鬼皮が硬くつややかで張りがあり、濃い茶色をしている
- 実がぎっしり詰まり、手に持ったときに重みを感じる
反対に、鬼皮にシワがあり、指で押すとブカブカしている栗は虫に食べられていたり、病気になっていたりしている可能性もあります。
栗がより甘くなる保存方法
栗は低温で保存すると、でんぷんが糖に変わり、より甘くなります。冷蔵庫で保存する場合は、0℃前後に保たれているチルド室が最適です。
その際、栗はポリ袋に入れて口を軽く閉じておきましょう。しっかり閉じてしまうと、栗が呼吸できなくなってしまいますよ!
便利な皮むきグッズ
栗の豆知識を知ったことで「自宅でおいしい栗が食べたい!」と思い始めた方は多いのではないでしょうか?ですが、普通のキッチンバサミや包丁、ナイフで硬い鬼皮をむくのは大変ですよね。
ご家庭で安全&きれいにむくためには、次にご紹介する栗専用のキッチングッズがあると便利ですよ♪
栗むきキッチンバサミ
ハンドルの根元にキザギザの刃がついたキッチンバサミです。根元の「ギザ ダブルエッジ ブレード加工」により、栗の鬼皮やカニの硬い殻をかんたんに割れます。
通常のキッチンバサミとしても使える便利なアイテムは、栗がない季節でも大活躍間違いなしですね!
栗カッター
栗の皮むき専用の、ハサミタイプの栗カッターです。刃の当て方とハンドルの握り方を調整すると、皮むきの厚さを変えられます。強く握ると渋皮も一緒にむけますよ!
白くて丸みのあるフォルムがおしゃれな栗カッターは、食洗機で洗えることもうれしいポイントです。
かんたん栗スイーツ
自宅でもかんたんに栗の下処理ができるグッズがあれば、今まで諦めていた栗スイーツをつくることもできちゃいますね♪
それでは最後に、誰でもかんたんに作れる栗スイーツのレシピをご紹介します!
まずは栗スイーツのベースとなる、栗の甘露煮を作りましょう!
栗の甘露煮
材料4つと鍋1つできる栗の甘露煮です。粗熱がとれたホクホクの状態もよいですが、冷蔵庫で冷やして食べると甘さが染み込んでさらにおいしいですよ。
たくさん作った場合は、少しつぶしてペースト状にし、パンに塗って食べるなど、いろいろな使い方ができる便利なひと品です。
【材料】
- 栗:15~20個
- 水:栗がひたひたになる量
- 砂糖:水の40%
- クチナシ:2個
【作り方】
(1) 栗を下ゆでする。鍋にむき栗、割ったクチナシ、ひたひたになる量の水を入れ火にかける。沸騰したら弱火にして10分ゆでる。栗が色づいたら鍋から栗を取り出す。
(2) 新しい鍋に下ゆでした栗・水・砂糖を入れ、火にかける。沸騰したら紙蓋をして、竹串が通るくらい栗が柔らかくなるまで15分ほど煮る。
(3) 栗が柔らかくなったら火を止めて、そのまま冷まして味をなじませる。
(4) 粗熱がとれたら煮汁と一緒に冷蔵庫で冷やして完成。
トースターでかんたん!マロンパイ
栗の甘露煮を作っておけば、さまざまな栗スイーツに応用可能です。
ここでは、トースターでかんたんに作れるマロンパイのレシピをご紹介します!
【材料】
- 冷凍パイシート:1枚
- 栗の甘露煮:120g
- 溶き卵:適量
- 粉砂糖:適量
【作り方】
(1) パイシートを常温に戻し、6等分に切る。
(2) 栗の甘露煮をつぶしてペースト状にする。
(3) 栗ペーストをパイシートにのせ、4つの角を中心に向かって折って包む。
(4) 表面に溶き卵を塗り、トースターで10分焼く。
(5) 粉砂糖を振りかけて完成。
まとめ
栗の下処理は難しいと思われがちですが、専用のキッチングッズがあればかんたんです。
今年こそ栗スイーツ作りに挑戦してみませんか?
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