ホットビューラーとは、熱を発するコームをまつげに当てることによって、まつげをくるんと上向きにしてくれるメイク用品のことです。
まつげがきれいに上がると口コミでも大人気で、いまや毎日のメイクに欠かせないアイテムとなりつつあります。
熱によるクセづけでカールが作りやすいので、一重・直毛・逆まつげなどのため普通のビューラーではきれいにまつげが上がらないとお困りの方や、マツエク中にエクステを傷めることなくまつげのカールをしたいとお考えの方にもおすすめです。
しかし、いままで使用したことがない方にとって、ホットビューラーはどこか難しそうなイメージがつきがち。
そこでこの記事では、種類や使い方、使うときのコツなど、ホットビューラーに関する基礎知識をご紹介します。
これを読めば、あなたもホットビューラーを使いこなせるようになるかも?
また、おすすめ商品も合わせてご紹介するので、まだ手元に持っていないという方は、これを参考に気になる商品を見つけてみてくださいね。
ホットビューラーの種類
ホットビューラーは形状によって、「スティックタイプ」と「カーラータイプ」の2種類に分かれ、また電源によっても「電池式」と「充電式」の2種類に分かれます。
まずは、それぞれどのような特徴があるのか確認してみましょう。
スティックタイプ
スティックタイプは棒の上にヒーターが並んでいるタイプの商品で、その形状はマスカラに似ています。
ヒーター部分がコームになっていて、マスカラをつけるときのように、ヒーターを当てる位置を根本から先端へと少しずつ調節しながらまつげにカールをかけていくのが特徴です。
「ホットビューラーといえば、これ」という形で、多くのメーカーからこちらのタイプが販売されています。
自分で自由にカールをかける位置や角度を調節できるので、どなたでも理想的なカールが作れる一方、使いこなすには少々慣れが必要です。
また、ビューラー本体がコンパクトなので、持ち運びがしやすいのもメリットだといえるでしょう。
とにかくきれいな仕上がりを目指したいという方におすすめの形状です。
カーラータイプ
カーラータイプは、普通のビューラーと同様にまつげを挟むタイプの商品です。
ビューラーのまつげを挟む部分にヒーターがついたもの、と考えると想像しやすいでしょう。
スティックタイプのように、カールのかけ具合を自分で調節する必要がないので扱いやすく、初心者の方に向いているといえます。
ただし、サイズは大きくなる傾向にあるので、小さなポーチには収まりにくく、持ち運びには不向きでしょう。
電池式
現在販売されている多くのホットビューラーが電池式です。
電池が切れたらその都度乾電池を購入しなければならないというデメリットはありますが、乾電池はコンビニなどでもすぐに購入できるので、場所を問わず、どこでも使用できるメリットのほうが大きいタイプでしょう。
乾電池を逐一購入するコストが気になるなら、充電式の乾電池を使用するのがおすすめです。
充電式
充電式は、乾電池を購入するコストがかからないのが大きなメリットのひとつ。
しかし、充電式の商品はあまり出回っておらず、初期費用も高くなる傾向にあります。
また、慌ただしい朝のお出かけ準備中や、コンセントが確保できない外出先などで充電が切れてしまった場合には、ビューラーを使用できなくなります。
このような事態に陥ることのないよう、こまめな充電をするよう心がけてる必要があるタイプです。
ホットビューラーの使い方
ホットビューラーはヒーターの熱でまつげのカールを定着させるので、カールが持続しやすいのが嬉しいポイント。
ビューラーのようにまつげを挟んで引っ張ることもしないので、まつげを傷めずに長時間カールをキープするのに役立ちます。
一方で、正しい使い方をしないときれいなカールを作ることができなかったり、目の周りをやけどしてしまったりする可能性もあります。
ここでは、正しいホットビューラーの使い方をご説明します。ぜひこの機会に使い方をマスターしましょう。
下準備
まずは普通のビューラーを使ってまつげを上げ、マスカラを塗ります。
マスカラの前にホットビューラーを使用することもできますが、せっかく時間をかけてきれいに上げたまつげがマスカラの重みによってまた下がってしまうこともあるので、基本的にはマスカラをしたあとに使うのがおすすめです。
また、マスカラを塗ったあとに使用すれば、ダマになってしまった部分を熱で溶かしてきれいにすることもできます。
コームがマスカラで汚れてしまうのが気になるという方もいらっしゃるかもしれませんが、ビューラーが温かいうちに汚れを拭き取ってしまえば、きれいな状態を保てるので大丈夫。
ちなみに、普通のビューラーはマスカラを塗りやすくするために使用するので、メイク直しのときにはホットビューラーだけで十分ですよ。
マスカラ選びに悩んでいる方は、こちらの記事がオススメです♪
「プチプラからデパコスまで!マスカラの選び方とおすすめ人気ランキング」
スティックタイプ編
1. 根元にしっかり当てて3~4秒間キープ
まずはホットビューラーの電源をオンにして、適温まで温めます。
温まったら、まつげの根元にヒーター部分を当て、ホットビューラーでまつげをグッと持ち上げた状態のまま、数秒間キープします。
根元といっても、まぶたに近すぎるとやけどしてしまう恐れがあるので、熱を感じない程度の距離感でキープしてください。
2. 毛先の方に向かってスライドさせる
根元に置いていたホットビューラーを、そのまま毛先までスライドさせます。
スライドさせながらカールを描くように角度を変えていくことで、きれいなCカールを作ることができます。
慣れないうちはスライドさせるのではなく、根元・真ん中・毛先と3つのポイントに分けてヒーターを押し当てるだけでも、十分きれいなカールが作れます。
マスカラのダマが気になる場合は、根元から毛先に向かってまつげを何度かといてみてください。
このとき顔を上げてまつげを見ようとするよりも、手持ち鏡を下の方に置いて視線を落として行うと、まつげ全体が見やすくなるのでぜひ試してみてください。
3. 毛先に当ててキープ
最後に毛先に当てた状態で、ふたたび数秒間キープします。
毛先に当てたまま手首をひねるようにしてキープすることで、きれいにくるんとまつげが上がります。
これできれいなまつげの完成!
最初は難しいかもしれませんが、慣れたら時間をかけずにまつげをカールさせられますよ。
コツとしては、一度にまつげ全体をカールさせようと思わないこと。
時間がないからとホットビューラーでまつげをひと息に上げようとすると、きれいなカールを作れません。
中央・目頭・目尻の順番で3回に分けてカールすると、きれいな仕上がりになります。
カーラータイプ編
カーラータイプの使い方はとても簡単です!
電源をオンにして適温までホットビューラーを温めたら、普段お使いのビューラーと同様にして、まつげを挟んでください。
ここですぐに離してしまうとうまく熱が伝わらないので、そのまま軽く持ち上げるようにしてキープしましょう。
キープ時間は10~15秒ほど。
数秒キープするのを2、3回繰り返してもよいでしょう。
まつげをくるんと上向きにさせるためには、さらにホットビューラーをくいっと持ち上げて、追加で3秒ほどキープするときれいなカールができあがります。
カーラータイプのビューラーは、まぶたにヒーター部分が当たったり、まぶたを挟んでしまったりする可能性が高いので、使用時には十分気をつけるようにしてください。
ホットビューラーを使うときのコツ
「ホットビューラーがなかなかうまく使いこなせない」
「なるべくまつげに負担がない方法でホットビューラーを使いたい」とお考えの方は、以下のポイントに注意してみてください。
マスカラ下地を塗る
ホットビューラーを使用する前の下準備として、マスカラ下地を塗っておくのが大切なポイントのひとつ。
下地にはカールをキープしやすくする効果や、ヒーターの熱からまつげを守る効果があります。
マスカラ下地はドラッグストアやコスメショップなどで簡単に手に入れることができるので、まだ下地を持っていない方はぜひゲットしてみてください。
ホットビューラーをしっかりと温める
ホットビューラーは適温までヒーターを温めないと、まつげがきれいにカールされません。
時間がない朝などはしっかり温まる前に使用してしまいがちですが、それではかえってまつげを上げるのに時間がかかってしまうことにもなります。
高温でササッと仕上げるのがホットビューラーのコツなので、しっかりと温めてから使用するようにしましょう。
また、商品によって温度設定は異なりますので、使用前に必ずチェックしてください。
温まったときのお知らせ方法も、ランプが点灯したり色が変化したりとさまざま。
取扱説明書をしっかり読んで、きちんと使いこなせるようにしておきましょう。
長時間まつげに当てすぎない
カールを長持ちさせようと、長時間ホットビューラーをまつげに当ててしまうと、熱によってまつげが傷んでしまう可能性があります。
まつげが傷むと、途中で切れてしまったり、乾燥して抜け落ちてしまったりと悪影響しかもたらしません。
基本的には3~4秒が目安となっていますが、使用前に取扱説明書に記載の使用時間を確認してください。
まつげのケアも忘れずに
ホットビューラーを日常的に使用するなら、メイクオフのあとにまつげ美容液でまつげをケアするのを習慣にしましょう。
まつげ美容液には、まつげの健康を保つための有効成分が配合されていて、ホットビューラーを使用してダメージを受けたまつげを修復してくれます。
まつげ美容液も、マスカラ下地と同様、簡単に入手できるので、ホットビューラーの使用を考えているなら、忘れずにゲットしてくださいね。
おすすめのホットビューラー5選
ここからは、まだホットビューラーを持っていないという方や、新しく買い換えたいと思っている方に向けて、おすすめの商品をご紹介します。パナソニックの人気ホットビューラーをはじめ、便利で使い勝手がいいものばかりを集めたので、ぜひ購入時の参考にしてください。
Panasonic (パナソニック)まつげくるん (ナチュラルカール) EH-SE10P-P
「パナソニック(Panasonic)」から販売されている有名なホットビューラー「まつげくるん」。
こちらは最もスタンダードなスティックタイプの商品で、ナチュラルに仕上げたカールを長時間キープしてくれるホットビューラーです。
内部には2つのヒーターが搭載されており、まつげをしっかりとカールしてくれます。
適温のサインは、本体上部についている紫色のマークが、ピンク色へと変わったとき。
1、2分ほどで適温まで上がるので、時間がないときでもすぐに使えて便利です。
電池式で、使用には別売りの単3形アルカリ乾電池が1本必要です。
毎日約2分使用したと仮定すると、約3週間で電池交換が必要になります。
本体サイズは約14cmと片手に収まるサイズ。
持ち運びも楽々でき、軽いので使い勝手も抜群のホットビューラーです。
家でも外でも使える、ひとつ持っておいて損はない商品です。
FESTINO ホットアイラッシュカーラー Y487
「FESTINO」から販売されているホットアイラッシュカーラーです。
スティックタイプ・電池式で、単4形アルカリ乾電池を1本使用します。
1日2分の使用で約1カ月使用可能と長寿命なので、電池を購入する頻度が少なくて済むのも嬉しいポイント。
さらに温度設定が2段階あるのもおすすめポイントです。
HIとLOWに設定できるので、まつげの量や質に合わせて調節することができます。
また、コームがアーチを描いた形になっていて、まつげに自然とフィットするので、どなたでも理想的なカールが作りやすくなります。
電源を入れ、温度センサーが赤から透明に変われば使いごろ。
このように使いやすいフォルムと機能を搭載しているので、ホットビューラーを使うのがはじめての方にもおすすめの商品です。
カラーはホワイトとピンクの2色から選べます。
Panasonic(パナソニック) ホットビューラー まつげくるん 360度回転コーム搭載 EH-SE60-PN
こちらの商品も「パナソニック(Panasonic)」のホットビューラー「まつげくるん」ですが、なんと、コーム自体が360度回転するという優れもの。
上記で紹介した商品と同様、スティックタイプ・電池式(単3形アルカリ乾電池1本使用)であることに変わりはありませんが、らせん形状のコームが上下どちらにも回転するため、右利き・左利きにかかわらず、どなたでも使用できるようになっています。
また、コーム部分がスリムなので短いまつげもキャッチしやすく、奥二重・一重さんにもおすすめで、下まつげのカールにも最適です。
さらにつけまつげにも使用できるので、つけまつげをお好みの形に整えることも可能。
コームは取り外せるので、汚れが気になったら簡単に洗うこともできます。
高機能な商品が欲しいとお考えの方は、ぜひ購入を検討してみてはいかがでしょうか。
Panasonic(パナソニック) ホットビューラー まつげくるん ダブルアクションタイプ EH2331PP-P
「カーラータイプのホットビューラーが欲しい」とお考えの方におすすめなのが、「パナソニック(Panasonic)」の「まつげくるん ダブルアクションタイプ」です。
根元用と毛先用にヒーターパッドが2つついているのが特長です。
ボタンをワンプッシュするだけで2つのヒーターパッドを操作することができるダブルアクション方式採用。
さらにまつげの根元を挟む部分は滑らかなカーブを描いているので、根元から折ったような仕上がりにならず、きれいなカールを作ることができます。
使用には、単4形アルカリ乾電池が2本必要です。
ホットビューラー 充電式 360°アイラッシュカーラー TB-1218
「TOUCHBeauty」から販売されている、こちらのホットビューラーは、360度回転するスティックタイプのホットビューラーです。
コームがヒーターの先端にもついているので、ビューラーを立てて使用することもでき、細かい部分までカールをさせるのにぴったり。
下まつげにも使いやすい設計を採用しています。
また、電源をつけてから約20秒でヒーターが温まり、すぐに使用できる利便性の高さもグッド!
これまでご紹介してきた商品と違って、充電式なので、使用のために電池を買わなくてもいいというメリットがあります。
ACアダプターはもちろん、充電用のUSBケーブルも付属しているので、出先でもスマートフォン用の充電器があれば充電できちゃいます。
充電式のホットビューラーに憧れているという方は、ぜひチェックしてみてください。
まとめ
まつげへの負担が少なく、どなたでもきれいなカールを作りやすいホットビューラー。
熱によってカールをつけるため、くるんと上がった状態がキープしやすい便利なメイク用品です。
今回ご紹介した使い方やコツを参考に、ぜひホットビューラーにチャレンジしてみてください。
まだお手元に持っていない方はぜひゲットして、ホットビューラーを使用したメイクを楽しんでくださいね。