キャンプは家族や友達はもちろんのこと、ひとりでも楽しめる人気のアウトドアです。
そんなキャンプを楽しむうえで欠かせないのが、テントや寝袋、ランタンといったキャンプ用品です。しかしキャンプ初心者には、どのアイテムをどう選べばいいのか、わからない人も多いはず。
そこで今回は、キャンプ初心者のためにキャンプ用品の選び方から、キャンプでの必需品、あると便利なアイテム、さらに今すぐ購入したくなるおすすめのキャンプ用品まで、一気に紹介していきます。
キャンプ用品の選び方
はじめてのキャンプに向けて、いざキャンプ用品を揃えようと思っても、「なにから揃えたらいいのかわからない」という方も多いでしょう。また、テントを買うにしても、さまざまなブランドから数えきれないほど多くのテントが販売されているため、「なにを基準に選んだらいいのかわからない」と思うはずです。そのため、自分に合っている商品を見つけるのもひと苦労です。
そこで、まずはキャンプ用品を購入する前にチェックするべきポイントを紹介します。
1. キャンプでなにをするのかを決める
キャンプの過ごし方は人それぞれです。例えば、ひとりで1泊2日のソロキャンプをしたい人もいれば、キャンプ場で家族や友達と日中だけバーベキューを楽しむ人もいます。そのため、まずは自分が誰とキャンプでなにをするのか、決めましょう。
そして、過ごし方を決めたら過ごし方に合わせて必要なキャンプ用品を揃えましょう。
2. 購入するものをリストアップする
キャンプでの過ごし方が決まったら、購入するキャンプ用品をリストアップします。リストアップしたら、ほかの参加者がいる場合、テントやテーブルなど、必要なキャンプ用品を持っているか確認します。
また、はじめてのキャンプなら、訪れるキャンプ場にレンタルできる道具があるのかを確認しましょう。購入するよりもレンタルできるものは事前に予約し、なるべく荷物は少なく済むようにしましょう。
3. レンタルすることもできる!
はじめてのキャンプでは揃えるものが多く、費用もばかになりません。
また、キャンプ用品はかさばるものが多いため、自宅での置き場所に困ることも。そんな時におすすめなのが、ネットで注文できるレンタルサービスです。テントをはじめ、寝袋やキッチン用品、ランタン、さらには天体望遠鏡やトランシーバーなど、さまざまなものが借りられ、業者によってはキャンプ場まで届けてくれます。
年にどれくらいキャンプに行くかわからない初心者であれば、レンタルを使って、まずは気軽にキャンプを楽しみましょう。
キャンプ用品:必需品リスト
ここからは一般的なキャンプに必須のアイテムを紹介します。
テント
キャンプのメインアイテムといえば、やはりテント。形や大きさが豊富なテントを選ぶうえで重要なのが、用途と使用人数です。デイキャンプで休憩スペース程度に使うのであれば、あまり性能にこだわる必要はありません。しかし、テントに泊まるなら、急な天候変化なども考えて強度や素材、機能性をしっかりチェックしましょう。
また、テントには「収容人数」が目安として記載されていますが、荷物を置くスペースは考慮されていません。そのため、テントで快適に過ごしたいならひとり程度大きいものを選びましょう。
そしてキャンプ初心者ならなるべく、設営・撤収がしやすいテントを購入しましょう。
テントマット
テントマットには、テントの下に敷いて使う「グランドシート」と、テントの中に敷いて使う「インナーシート」の2種類があり、それぞれ用途が異なります。
グランドシートは地面とテントの間に敷くことで、テントの底が地面と接触して傷ついたり、劣化したりするのを防ぐ役割があります。
また、地面の湿気や雨が降った際に浸水を防ぎ、テント本体の汚れも防いでくれます。
一方、インナーシートは地面の凹凸を吸収し、テント内を快適にする役割と断熱効果があります。
そのため、どちらもキャンプで快適な寝心地を確保するには欠かせないアイテムです。
寝袋
キャンプでベッドや布団の代わりになる大切な寝袋は、主に夏用、3シーズン(春・夏・秋)用、冬用の3タイプがあります。夏場の平地なら夏用でもいいでしょうが、夏場でも標高1000m以上の高原でキャンプするとなると、夜はかなり冷え込みます。そのため、はじめて寝袋を購入するのであれば、3シーズン対応のものを選ぶのがベストです。
さらに、形状や中綿の種類、収納サイズ、重さ、素材、洗濯が可能かなども忘れずにチェックしましょう。
ランタン
基本的にキャンプ場には明かりがなく、日没と同時に周囲が見えなくなるくらい真っ暗になります。そのため、夜のキャンプにはランタンが欠かせません。特に夜のテント内と夜間トイレに行く際には必ず必要になるため、ソロキャンプなら最低2個、人数によっては複数個用意するといいでしょう。
ランタンは主にガス、灯油、LEDの3タイプがありますが、初心者なら火事の心配がなく、扱いやすいLEDランタンがおすすめです。
ヘッドライト
周りを明るくするランタンと一緒に使われることが多いヘッドライト。懐中電灯と違ってフリーハンドで活用できるため、夜間の作業や外を出歩く際、または夜釣りなどに重宝します。
登山用の本格的なものは高機能でいいですが、明るすぎたり重すぎたりするため、キャンプで使うならLEDタイプの軽量で装着感のよいものがいいでしょう。
また、急な雨にも耐えられるように、防水仕様のものを選ぶと安心です。
軍手
テントのパーツによっては、かなり力を入れないとしっかりはまらないこともあるため、素手で作業をするとケガをする恐れがあります。さらに薪や炭火を扱う際にやけどの危険性があるため、ケガとやけど対策として軍手を持参するようにしましょう。
ただし、綿の軍手は汚れやすく、トゲに弱いため、重ね使いをしたり、何枚か持参したりするといいでしょう。または、耐熱性や防水性に優れたアウトドアグローブを用意しておくと便利です。
ゴミ袋
キャンプ場によっては、自分たちのゴミを持ち帰らなければいけません。そのため、ゴミ袋は多めに用意しておきましょう。
また、急な雨が降った際に大きめのゴミ袋があると、ぬらしたくないものをとりあえず入れられるので、大小さまざまなサイズを持っていくといいでしょう。
ただし、ゴミ袋は突風で飛ばされたり、ゴミ袋の周りに虫が近寄ったり、ニオイが気になることも。そのため、快適に過ごしたい人は、キャンプ用のゴミ箱を購入してもいいでしょう。
虫除けグッズ
キャンプ場には蚊や蛾、ハチなど、多くの虫がいるため、安心かつ快適に過ごすなら、虫除けグッズは欠かせません。虫除けスプレーや蚊取り線香はもちろんのこと、虫が集まりにくいランタンや携帯用虫除けグッズを使用するなど、アイテムを合わせて使うといいでしょう。
また、最近はマダニなどによる感染症も懸念されているため、夏場でも長そで、長ズボンを着用するなど、できるだけ肌の露出を避け、虫除けグッズを使ってしっかり予防しましょう。
キャンプ用品:あると便利リスト
ここからは、キャンプに必須ではないけれど、あると便利なキャンプ用品を紹介していきます。
ハンマー
テントを地面に固定するペグを地面に打ち込む際にあると便利なのがハンマーです。
テントを購入する際にプラスチック製のハンマーが付いてくる場合もありますが、かたい地面では軽いプラスチック製ハンマーでは役に立ちません。そのため、テントを設営するのであれば金属製のハンマー、特にペグハンマーを購入しましょう。これさえあれば、地面深くに刺さったペグもスムーズに抜くことができ、効率よくテントの設営・撤収ができます。
コンテナボックス
キャンプアイテムは細かいものも多く、いざキャンプで作業していると欲しいアイテムが見つからないなんてことも。
そんな時に役立つのがコンテナボックスです。用途やカテゴリーごとにボックスを分けておけば、欲しいアイテムがすぐに見つかります。また、持ち運びしやすく、車にも積みやすくなるというメリットも◎。
コンテナボックスにはさまざまな大きさやタイプがあるため、選ぶ際は自分のキャンプスタイルに合わせて購入しましょう。
レインウェア
高原などのキャンプ場は天候が変わりやすく、作業中に突然雨が降り出すことも。そのため、片手がふさがってしまう傘よりもレインウェアを持参しましょう。さらに、レインウェアがあれば夜中に急に冷え込んだ際に防寒具としても使えます。
レインウェアを選ぶ際は、耐久性があって蒸れにくいものを選びましょう。おしゃれで機能性の高いものを選べば、日常使いもできます。
サンダル
テントからちょっとトイレなどに出る際に重宝するのがサンダルです。つま先が守られているタイプなら、山でも安心して使えます。
また、水にぬれても大丈夫な素材なら、雨が降っても平気ですし、釣りや川遊びも気軽に楽しむことができます。
選ぶ際は脱ぎ履きしやすく、リラックスできるものを選びましょう。
ウェットティッシュ
なにかと汚れやすいキャンプで、大活躍するのがウェットティッシュ。例えば、アルコールタイプなら調理前に手を拭いたり、食器や調理道具のちょっとした汚れを拭き取ったりできます。また、テーブルやイスの汚れ、テントを撤収する際のペグの掃除にも使えます。
ノンアルコールタイプであれば、子どもの汗を拭いても安心。
携帯しやすく、除菌タイプや大判タイプなど種類が豊富にあるので、数種類持参するといいでしょう。
ライター
焚き火やバーベキューコンロ、虫除け線香、花火など、キャンプは火を使う機会が多いです。
そんな時に役立つのがライター。普通の100円ライターでもいいですが、キャンプに携帯するなら着火性能がよく、風に強いターボライターがおすすめです。
また、バーベキューコンロで使うなら、安全を考えて、ノズルの長いタイプのものを持っていきましょう。
日焼け止め
キャンプは屋外にいる時間が長いため、春から秋までは日焼け止めを使うようにしましょう。特に夏場であれば、汗に強いウォータープルーフの日焼け止めがおすすめです。
また、山場でのキャンプなら、虫除け効果のある日焼け止めを使うといいでしょう。
今すぐ購入できるキャンプ用品
最後に通販ですぐに買うことのできる、厳選キャンプ用品をご紹介します。
テント ワンタッチ フルクローズ 2~3人用 幅2mUVカット UPF50+
袋から出すだけで設置ができるポップアップタイプのテント。200×130cmと2~3人で使いやすい大きさながら、重量1.5kgと超軽量。
通気性がありながら、フルクローズなので着替えや昼寝も快適にできます。UVカット加工された生地を使っているので、強い紫外線もしっかりガード。さらに耐水性もあるため急な通り雨が来ても安心。
収納袋も付いているので持ち運びも楽ちんで、ビーチやフェスなどさまざまなシーンで大活躍してくれるはずです。
LED トーチランタン 多機能 充電式 着脱式 ライト 懐中電灯 アウトドア 防災 災害 グッズ キャンプ用品
本体の両脇に取り外せる懐中電灯が2つ付いたランタンは、キャンプの際はもちろんのこと非常時にも活躍すること間違いなしです。
本体は電池以外に付属のUSBケーブルとシガーソケットで充電できるため、万が一電池が切れても、モバイルバッテリーや車で充電可能。
持ち運びに便利な取っ手や裏面には滑りにくいゴムグリップが付いているので、使い勝手も抜群です。
レジャーテーブル 90 ベンチ 2脚 セット 軽量 アルミ 3点セット 折りたたみ キャンプ用品 アウトドアテーブル バーベキュー
キャンプやバーベキューなどのイベントに重宝しそうな、軽量で持ち運びに便利な取っ手付きの4人用折りたたみテーブル&ベンチセット。
幅85cmのベンチは耐荷重160kgなので、大人2人でも安心かつ快適に座れます。また、テーブルの継ぎ脚を外してベンチと合わせると、広いローテーブルとして活用できます。
組み立ても4ステップでできるので、初心者でも安心して使えます。
ユニフレーム キャンプ用品 焚き火 ファイアグリル 683040
焚き火やバーベキュー、ダッチオーブン料理がこれ1台で楽しめる、頑丈で耐久性抜群なユニフレームのファイアグリル。火格子(ロストル)によって効率よく炭火をおこすことができ、ベテランキャンパーにも人気のアイテムです。
低価格で設置も簡単、さらにコンパクトに収納できるため、これからさまざまなキャンプを楽しみたい方におすすめの商品です。
コールマン キャンプ用品 ハードクーラー30L以上 ホイールクーラー/60QT
人気アウトドアブランド、コールマンの約56Lの大容量クーラーボックス。
キャリーハンドルとホイール付きなので、距離のある場所や足場が悪いところへもスムーズに運べます。ハンドルは収納できるので車に積む際も楽ちん。
これさえあれば、キャンプや釣り、バーベキューなど、あらゆるアウトドアが楽しくなるはずです。
まとめ
キャンプには、いろいろな楽しみ方やスタイルがあります。
しかし、どんなキャンプも存分に楽しむためには、必要なキャンプ用品をきちんと揃えることが大切です。
これからキャンプをはじめようとしている方は、ぜひ今回のリストを参考に、思いっきりキャンプを楽しんでください。