古い米を美味しく炊く方法とは?味が復活する超簡単な裏ワザも!

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「国の備蓄米が出回るかも」なんてニュースが出ている昨今。もし古い米を買うことになったとしたら、はたして美味しく食べられるのでしょうか。味が落ちたお米を嫌々消費する日々……そんなのは避けたいですよね。

そこで本記事では、古い米の美味しい炊き方を伝授します。また、ちょい足しで味がアップする裏ワザや、古い米の見極め方も紹介。「そもそも古くなった米は食べても大丈夫?」といった気になるポイントも解説しています。

この記事を読めば、古い米でも最後まで美味しく楽しめること間違いなし!紹介しているテクニックはどれも簡単に実践できるものなので、ぜひおうちでチャレンジしてみてくださいね。

※本記事は2025年3月20日時点の情報です。

古い米は本当に美味しくないの?食べても大丈夫?古米について知ろう

「古い米と新米ではどのくらいの味の差があるの?」「どこまで古くなったら食べるのをやめたほうがいい?」美味しい新米の情報はたびたび耳にしますが、古米の話になった途端、わからないことだらけ。そこで、まずは古い米について、詳しい情報を知っておきましょう。

  • 古い米の味の特徴
  • 米に賞味期限はない

古い米はどのような味がするのか、米はどのくらいの期間で食べればいいのかといった気になるポイントを解説していきます。

古い米の味の特徴

8~10月の秋ごろに収穫される日本のお米ですが、新米と古い米の味にどのような差があるのでしょうか。それぞれの特徴を並べてみました。

▼いい点 ▼悪い点
新米 ・もっちりツヤツヤ

・新鮮で豊かな香り

・輝く白さ

・水加減が難しい

・粘りがあり、べたつく

古い米 ・一部の料理に使いやすい

・炊くと膨れる

・粒感が強い

・水分が少ない

・古米臭がする

・光沢や白色が落ちる

古い米は水分が少ないので粘り気が少なく、普通に炊くと硬くなるのが特徴です。これは時間がたったことによる乾燥が原因。ただ、パラパラ感を活かすことでチャーハンなどの料理には使いやすくなっています。

また、炊くときに水を多く入れることになるので、新米よりも炊きあがりの量が増えるというのも意外なメリットです。

香りに関しては、「古米臭」と呼ばれる少し酸っぱい風味がしてきます。これは、米ぬかや表面の細胞が酸化したことが原因です。香りといい色味といい、やはり古い米は新米には勝てません。

ちなみに、食品表示法では、その年の12月31日までに精米またはパッケージされたものだけを「新米」と呼びます

前の年に収穫したものは「古米(こまい)」、一昨年のものは「古古米(ここまい)」と、古くなるたびに“古”の文字がひとつずつ増えるのが一般的な呼び方です。ものすごく単純、でもわかりやすいですね!

米に賞味期限はない

お米は生鮮食品なので、賞味期限を表示する義務はありません。生の野菜と同じ扱いなんですね。

それでは、いつまでのお米なら食べても大丈夫なのでしょうか。収穫から何年もたった古い米だと心配になるかもしれませんが、基本的にはカビや虫が湧いていなければ食べられます

さらにいうと、店頭で並ぶお米はしっかりと管理されているので、古いものでも劣化はあまりしていません。現在の米業界では、貯蔵する際の保存条件がしっかりと研究されていて、年単位の保管でも品質が落ちにくくなっているんです。

以上のように、お米は賞味期限がなく、とても長持ちする食材です。しかし、時間とともに劣化はするので、おうちでの保存の場合、美味しく食べられるタイミングは限られています。味が落ちてくるのは、精米前の玄米の状態なら約1年精米後の白い米なら購入後1~3カ月が目安です。気温や湿度によって劣化速度が変わるので、夏は早めに食べきりましょう。

古い米を美味しく炊く簡単テク!「金網ザル」がポイント

古い米についてわかったところで、次に美味しく炊く方法を解説します。

まずは『下ごしらえ編』から。以下のポイントに注意すると、古くなった米を美味しく炊くことができます。

  • 金網ザルで「再精米」しながら洗う
  • 長めに水に浸す
  • 炊くときは水を5~10%多く入れる
  • 炊飯器の機能にも注目!

手順を確認しながら一つひとつ見ていきましょう。

金網ザルで「再精米」しながら洗う

古古米(収穫時期が2年前)以上の古い米は、表面を軽く削ってみがくことで、古い香りのする表面を落とすことができます。これを「再精米」といいます。再精米するには、ボウルとステンレス製のザルを重ねて使うのが効果的。

1回目はぬかや古米臭を吸収しないようにすぐ水を取りかえ、2回目以降は金網ザルに軽くこすりつけるように米をといでいきます。古い米は乾燥していて割れやすいので、力を入れすぎないように注意しましょう。

なお、新米や古米(昨年収穫されたもの)の場合は粘り気が減ってしまうため、金属製のザルで洗うのは逆効果です。ボウルに直接入れてとぐか、ザルを使いたいのであれば竹製などのやわらかい天然素材のものを使うと美味しく炊けます。

長めに水に浸す

古い米は内部の水分量が少ないので、普通に炊くと硬くなってしまいがちです。そこで、水に浸す時間をいつもより長く取りましょう。具体的には30分~2時間ほどつけておくのがベストです。失った水分を補う時間を与えることで、古い米でも炊きあがりをふんわりさせることができます。

浸している最中のお米は、冷蔵庫で寝かせておくことでさらに美味しく炊けます。というのも、水が冷たければ、炊くときに沸騰するまでの時間が長くなりますよね。お米のデンプンが糊状に変化(アルファ化)しやすいのは40~60度の間。つまり、炊飯器の水が60度になるまでの時間を延ばしてじっくりと炊きあげれば、より甘くてやわらかなご飯になるんです。

炊くときは水を5~10%多く入れる

乾燥してしまった古い米は、多めに水を入れて炊きましょう。炊飯途中で水を吸ってくれるので、やわらかさや甘さを補うことができます。内釜の表記より5~10%ほど多めに入れると味や食感のバランスがよくなります。

また、水分が抜けた古米は水を多く吸うので、炊きあがると大きく膨らむのも特徴です。新米と比べると、2割ほど量が多くなる傾向にあります。炊いたご飯を余らせたくない方は、水を増やす代わりに米の分量を減らしておくといいでしょう。水はそのままに、米の量を1割ほど減らして炊くとちょうどいい炊き具合になります。

炊飯器の機能にも注目!

古い米を美味しく炊くには、炊飯器にもこだわるとさらに効果的です。たとえば、次のような機能を備えた炊飯器がおすすめです。

  • 真空圧力 → 鍋や釜で炊いたような圧力を加え、吸水力を上げる
  • 熟成炊き → 時間をかけて炊くことで米をアルファ化させ、甘さを上げる
  • 炊き分け機能 → 米のブランドに合わせて美味しく炊けるように自動調整する
  • スチーム保温 → 保温中に定期的にスチームを送ることでご飯をしっとり感を長持ちさせる

もっちり感・しっとり感・甘さをアップしてくれる機能といった、どれも古米の足りない部分をフォローしてくれるものになっています。また、有名なブランド米を購入している家庭では、炊き分け機能を使うと上手に炊けるので便利です。

ひと工夫で味が復活!?古い米を美味しく炊く裏ワザ

つづいて、古い米を美味しく炊く方法『裏ワザ編』です。炊飯器で炊くときに以下のものを入れると、古い米でも美味しくなる可能性があります。

  • 竹炭や備長炭を入れて炊く
  • 氷を入れて炊く
  • 炭酸水で炊く
  • カットした切り餅を入れて炊く
  • 新米やもち米をブレンドする
  • 調味料を入れて炊く

いろいろな方法がありますが、全部入れればいいというわけではありません。特に調味料は味が変わってしまうものもあるので、それぞれの相性を考えながら選んでください。

逆に、氷と竹炭・備長炭の裏ワザは、ほかと組み合わせやすいものになっています。いろいろと試して、自己流の美味しい炊き方を見つけるのも楽しいですよ。

それぞれの詳しいやり方は、次の項目から解説します。

竹炭や備長炭を入れて炊く

竹炭や備長炭と一緒にご飯を炊くと美味しくなる」という話は聞いたことがあるでしょうか。この炭を入れて炊く方法、古い米ならさらに効果があるんです。やり方は、10cmほどの竹炭や備長炭を水でよく洗い、炊飯器に入れて炊くだけ

炭の効果で期待できるのは、以下の3点です。

  • 古米特有の臭味を吸い取る
  • 水の不純物を吸着させてキレイにする
  • 炭のミネラル分が溶けだすことで水がアルカリ性に傾き、やわらかさと甘みが増す

特に香りははっきりと変わるので、やったことがない方にはぜひ試してもらいたい裏ワザです。

氷を入れて炊く

簡単なのに効果があるのが、こちらの氷を入れて炊く方法です。氷で水温を下げることで、炊飯時に沸騰するまでの時間が延びるのがポイント。お米のアルファ化(デンプンが糊状になる変化)が進みやすくなり、甘みと粘り気が増します。

やり方は、氷を3~5個ほど入れて炊くだけです。おうちに冷凍庫があればできるので、わざわざ材料を買ってこなくてもOKなのがうれしいですね。

炭酸水で炊く

炊くときの水を軟水の炭酸水に替えるだけで、ご飯が甘くふっくらとします。これぞ裏ワザ!って感じですよね。

理由は、お米の間に水が入りやすくなって熱の通りがよくなるから。炭酸が抜けると水分量が減り、通常よりも硬めに炊きあがるので、炭酸水を使うときは少し多めに入れておくのがポイントです。

カットした切り餅を入れて炊く

古い米の炊きあがりがどうしてもパサパサになってしまうなら、切り餅を入れるのも手です。溶けた餅がお米と絡み、おこわのようなもっちりとした食感に早変わり!

やり方は、スライスもしくは小さなブロック状にカットした切り餅1個分を炊く直前に入れておきます。あとは普通に炊けばOK。

今回は「古い米を美味しく炊く方法」として紹介しましたが、見方を変えると「正月の余った餅を消費する裏ワザ」にもなる優秀なテクニックです。覚えておくといつか役に立ちそうですね。

新米やもち米をブレンドする

新米やもち米を古い米と混ぜて炊くと、古米の劣化したツヤと香りをカバーしてくれます。ブレンド比率は、古い米と新米・もち米が大体「7:3」になるように調節してください。お米がかなり古く乾燥している場合は、新米やもち米を多めにして「3:7」の割合で炊くのがおすすめ。

こちらの裏ワザは、全体的な出費を抑えられるのも注目したいポイントです。普通に新米を食べるよりも節約できて、古い米も消費できる、一挙両得な方法となっています。

調味料を入れて炊く

少し味は変わってしまいますが、炊飯器に調味料を入れて炊くことで味や見た目、食感を整えることができます。おすすめの調味料や具材はいろいろあるので、下に表でまとめてみました。

▼調味料や具材 ▼効果 ▼備考
出汁

(昆布、かつお節、煮干し)

・旨みで包んでニオイ消し

・風味プラス

出汁パックを使うと便利
みりん、酒 ・甘み、コク、風味プラス

・アルコールによるニオイ消し

・ツヤ出し

米1合に大さじ1杯
オリーブオイル、

サラダ油

・しっとり感プラス

・ツヤ出し

米2合に大さじ1杯
はちみつ ・甘みプラス

・ツヤ出し

米3合に大さじ1杯
梅干し ・風味プラス

・酸味でニオイ消し

米2合に1個

炊き込みご飯にしても〇

大根おろしの汁 ・甘み、色味プラス

・酵素でやわらか

米2合に大さじ1~2杯

大根の角切りを入れても〇

味をあまり変えたくない方はオリーブオイル、自然な味で美味しくしたい方は出汁や酒がおすすめです。

 

調味料を入れる延長線上に、いっそ調理してしまうという手もあります。これも古い米の賢い消費方法ですね。

古米のパラパラした粒感や水を吸って膨らむ性質を利用すると、米料理がさらにおいしくできます。炊き込みご飯のほか、チャーハン、リゾット、パエリア、ガーリックライス、バター炒めご飯など、古くなったお米を有効活用してみてくださいね。

米の美味しさはブランドから!おすすめの人気銘柄6選

お米は古くなって劣化するほど、もともとの美味しさによる差が際立ちます。つまり、美味しいお米を買っておけば、古くなってもまだ美味しい、ということです。

そこで、古くなっても美味しい人気のブランド米を6つ紹介していきましょう。やわらかさや粘りの強さといった、美味しさの基準となる特徴も解説しているので、あなたの好みに合ったブランド米を見つけてみてください。

新潟県産 コシヒカリ 10kg セット(5kg×2袋)

お米といってまず思い浮かぶのは、新潟県のこしひかりですよね。古くから愛されている理由は、モチモチの食感にあります。粘りのある口当たりは白米の甘さを引き立たせ、そのままでも美味しく食べられるくらい風味が豊か。さっぱりした和食や肉料理とあわせたいお米です。

フワッとした炊きあがりとツヤツヤした白さが食欲をかき立てるこしひかり。多くの人から支持される味をぜひ体験してください。

≪実際に食べてみた方からの口コミ≫

◆炊きあがるとお米の美味しい匂いがしてピカピカ光っていて、食べるととても美味しいです。おにぎりにして時間がたっても美味しいです!

◆やっぱ新潟県こしひかり♪つやつやの炊きあがりです。家族みんなが甘くて美味しいと大好評でした。配達も早くて助かりました。

◆やっぱりコシヒカリです。色々試しましたがおにぎりにはコシヒカリがお気に入りです。美味しくいただいております。また機会があればリピします。

 

秋田県産 あきたこまち 10kg (5kg×2袋)

あきたこまちは硬さや弾力のバランスに優れたブランド米です。こしひかりから派生したお米だけあり、甘さをしっかり受け継いでいます。また、風味が強すぎないのも特徴のひとつ。どんなタイプのおかずとも調和がとれるオールマイティな品種です。

透明感のあるふっくらとした炊きあがりで、冷めても美味しいのが魅力。お弁当をよく作る家庭にはもってこいのブランドですね。

≪実際に食べてみた方からの口コミ≫

◆炊きあがりが綺麗で、自分は少ーし水多めで炊くのですが、お米一粒一粒がしっかりしていてなおかつふっくらしています! 炊く前は米粒が小さく感じますが炊きあがると大きくて食べ応えがあり、真っ白で旨味があって美味しいお米でした! プレゼントで頂いたサキホコレもとっても美味しいお米でした!!次はこっちを買ってみようかな! もうスーパーのお米は食べれません……

◆私見ですが甘みは少しおさえられてるのかな?と思います。その分いろんなおかずに合うお米かなと思います。

◆丁寧な梱包でお米も紙の袋で保存するのに安心できました。味も美味しかったです。配送も予想より早くてびっくりしました。

 

宮城県産 つや姫 5kg

2025年の現在も評価がぐんぐん上昇中のつや姫。人気の秘密は、粒立った炊きあがりにあります。粒が大きくやや長めのフォルムが特徴的なつや姫は、平均より少し硬めの食感が楽しめるお米です。粘りや甘みのバランスがよく、次々と口に運べちゃいます。

粒ぞろいでコクのある味わいは、多くの人を魅了しています。出汁の利いた和食や魚料理との相性が特によく、粒が大きいのでお茶漬けにしてサラサラ食べても美味しいです。

≪実際に食べてみた方からの口コミ≫

◆米の味がちゃんとあり、米で米を食べられるような美味しさです。なくなりそうになったらまた購入しようと思います。

◆子供の頃から東北地方の米を食べていたせいか、大人になっても東北地方の米を好んで食べてる。少し値段が上がってしまって残念だが、冷めてもモチモチして美味しい。

◆他のお米を食べ終わる前に購入してたので、まだ数回炊いて食べてるところです。我が家はレンジで炊き、その後身体の関係で炊き直しておもゆの作り置きをしてもらってるのですが……冷たいおもゆが今の時期にぴったり!甘みがあって喉を通る時ももっちりとしてて気持ちいい。ふりかけやおかずと一緒に食べるのがキツいなぁって時も、このお米なら喉の通りが美味しいと感じています。このお米とめぐり逢えて嬉しいです。ぜひまたリピさせてください!

 

特Aランク米 ゆめぴりか 精米 10kg(5kg×2袋)

お米といえば、ふるさと納税でも人気!ここからは返礼品のブランド米を紹介していきます。

ゆめぴりかは粘り気の強さが特徴のお米です。「低アミロース米」と呼ばれる品種であり、一般的な米(うるち米)ともち米の間のような食感となっています。

粘り気が強いほど甘さを感じやすくなるので、そのままでも美味しいお米を味わいたいならゆめぴりかのようなモッチリしたお米がおすすめです。

北海道沼田町に寄附しておけば、新米のゆめぴりかが収穫され次第、返礼品としておうちに届きます。

≪実際に食べてみた方からの口コミ≫

◆ゆめぴりかはもちもちして甘さもありました。もちもちのごはんが好きな人にはおすすめです。5kg×2袋と小分けになってるのがいいです。

◆とても美味しく頂きました。熱々でも冷めてもどちらも美味しかったです。

◆やはりゆめぴりかは美味しいですね。特Aランクだからかツヤも違いました。

※au PAY ふるさと納税のサイトにリンクします。

 

茨城県産 ミルキークイーン 5kg

ミルキークイーンはこしひかりの突然変異から生まれた品種です。ゆめぴりか同様こちらも「低アミロース米」に属しており、粘り気の強いお米になっています。

ブランド米全体で見てもやわらかさとモッチリ感が強いのが特徴。なにもかけずに白米で食べるのがベストな品種です。また、炊き込みご飯とも相性がよく、粘り気が落ち着いてあっさりと食べられます。

ミルキークイーンはその特有のモチモチ感から、古い米とブレンドしやすいのも高評価ポイント!気になる方は、茨城県つくばみらい市に寄附して受け取れる地元産のミルキークイーンで、古い米とのブレンドを試してみてください。

※au PAY ふるさと納税のサイトにリンクします。

 

山形県 雪若丸 10kg(5kg×2袋)

硬めのお米が好みなら、こちらの雪若丸がおすすめです。2018年に生まれたまだまだ若手の品種ですが、有名なブランド米と肩を並べるほど人気になっています。

上で紹介したつや姫よりもしっかりした歯ごたえとほのかな甘みが楽しめる雪若丸。噛めば噛むほど味の広がる粒感は、ほかではなかなか味わえません。炊きあがりのツヤツヤした美しい見た目からファンになる人も多いといわれています。

硬めのお米は、おかゆにしてものど越しがよくて美味しいのもメリット。そんな雪若丸は、山形県庄内町への寄附で返礼品として受け取れます。

※au PAY ふるさと納税のサイトにリンクします。

 

古い米を美味しくするための「便利グッズ」6選

古い米を美味しく炊くには、道具も重要ですよね!ここからは、炊飯や保存に便利なグッズを紹介します。

美味しく炊ける調理器具から下ごしらえに有効なもの、保存に便利なものまで、さまざまなアイテムをピックアップしました。気になったものがあれば、ぜひリンクから商品をチェックしてみてくださいね。

可変圧力IHジャー炊飯器 5.5合 ホワイト SR-M10B-W|パナソニック

古い米を美味しく炊くには、炊飯器も重要です。お米を美味しく炊く機能が満載なこちらの炊飯器なら、多少パサついて古くなったお米でもふっくらと炊きあげます

特に注目したいのが、圧力を利用した「おどり炊き」の機能。炊飯器内の気圧を急激に変えることで、米を舞いあがらせて火の通りをよくします。加熱ムラをなくすことでお米一粒一粒がふっくらと仕上がるのです。

さらに、食感の炊き分け機能も搭載ふつう・かため・やわらか・もちもちの4パターンから選択できます。米は古くなるほど炊きあがりが硬くなるもの。こちらの機能でちょうどいい食感に調整できるので、古米にもピッタリというわけです。

 

電子レンジ用炊飯器 1〜2合 ガラスのレンジご飯釜|HARIO

電子レンジで手軽にご飯を炊きたいときや、少量のご飯を用意したい場合に便利なのが、こちらのレンジご飯釜です。レンジで炊飯なんて一見手抜きのようですが、「古い米でも結構美味しく炊けた」との口コミもあるほどよくできたアイテムなんです。

目盛りや炊き方が本体に書かれているので使いやすいのがポイント。古い米での調理なら、水に浸す時間と蒸らす時間を表示の1.5~2倍にすると、さらに美味しくできあがります。

炊飯のほか、食材を茹でるときにも使えるので、調理の時短グッズとしても便利です。

 

密閉米びつ 2kg 計量カップ付き

お米を長く保存したいなら、冷蔵庫の野菜室での保管がベスト。とはいえ、ちょうどいい米びつがなかなか見つからない方もいるのではないでしょうか。

こちらの密閉米びつは水差しのようなピッチャー型で、冷蔵庫にもおさまりのいい形になっています。縦にも横にも置けるため、野菜室の隙間にねじ込めるのが便利です。

フタは1合分の計量カップになっています。ふちにゴムパッキンもついているので、横にしてもこぼれず湿気も防いでくれる優れもの。

お米の美味しさを長く楽しみたい方や、毎日のお米の消費量が少ない方にプッシュしたい商品です。

≪実際に使ってみた方からの口コミ≫

◆この密閉米びつは、安くて使いやすい。縦置き横置きにもなるので便利。米は出し残しがなく手間いらず。洗えるのも良い。

 

極 お米とぎ|マーナ

美味しいご飯づくりは米とぎから。こちらの極 お米とぎは、お米にも手にもやさしい米とぎグッズです。

先端がやわらかいゴム状の樹脂(熱可塑性エラストマー)でできていて、米を割ってしまうことなくとぐことが可能。つい力を入れすぎてしまう方もこれで解決します。

水を捨てるときは、スリット状の穴をふちに当てておくことでお米を落とすことなく水切りできます。穴を囲うようにストッパーもついており、お米を取りこぼさないようになっているのが技ありポイント。細かな点に、開発に参加したお米マイスターの真心が感じられますね。

水を直接触らなくていいので、寒い時期には特にありがたい商品です。また、手荒れが気になる方、ネイルをしている方にもおすすめですよ。

 

米とぎにも使えるザルとボウル 6点セット|ライクイット

ピッタリとおさまるザルとボウル2種に、フタにもなるプレート2つがセットになった商品です。

炊飯釜のなかで米をとぐと釜の表面を傷つけてしまいますし、水切りが大変。こちらのセットは米とぎ用に設計されたザルとボウルがセットになっているので、炊飯釜で直接洗っている方にぜひ使ってほしいアイテムです。

お米が割れにくいやわらかな材質、お米が落ちにくいスリット、水切れのいい形状など、快適な米とぎのために計算されて作られています。新米から1~2年前の古米までなら、こちらのザルがピッタリ。もっと古い米で香りが気になるなら、金属のザルを使って表面を削り、再精米しましょう。

≪実際に使ってみた方からの口コミ≫

◆お米をとぐものが欲しくて探していたらこちらを見つけて、すごく良さそうだったので注文してみました。深さがあるから5合くらいでも普通にとげそうです。水切りもしやすいしお釜にも移しやすいのでこちらを選んで良かったです。梱包もとても丁寧で、手書きのメッセージも嬉しかったです。ありがとうございました。

◆とても使いやすいです。ラップせずプレートをのせてすぐ冷蔵庫! 食洗機で洗えるし買って良かったです。

◆ホワイトを選択。ステキ。水切れもよく、枝豆茹でたあと置けるのもよかった。あさりの砂抜きにもよさそう。料理途中のものを置くのにもプレートよかった。 少し大きめのようにも感じましたが、いざ使ってみると使い勝手が良い感じです。

 

お米の虫よけ 米唐番 米びつ用防虫剤 25g|エステー

精米したお米は徐々に味が落ちていくものの、食べる分にはいくら時間がたっても問題ありません。ただ、虫が湧いてしまってはさすがに捨てることになります。お米を長くもたせたいなら、虫よけを入れておくのが吉。

こちらの米唐番(こめとうばん)は、ゼリー状の防虫剤です。中身は唐辛子、アルコール、クミンから取った成分と、すべて天然のもので作られています。防虫剤というと体に悪そうですが、すべて食べられるものからできているのでご心配なく。

香りもないので、お米にニオイがつくこともありません。

≪実際に使ってみた方からの口コミ≫

◆また注文したいと思います。コンパクトでいいです。

 

古い米の見分け方

劣化した古い米の味や復活方法は解説しましたが、それでは古くなったお米の見分け方はご存知ですか。古くなっているかを調理前に判断できれば、食べてみる前に対策ができるので助かりますよね。

実は味以外にも、古くなった米には次のような特徴が現れてきます。

▼古くなった米 ▼まだ新しい米
触るとパラパラと落ちる 触ると手にくっつく
つぶすとキレイに割れる、

割れやすい

つぶすとモロモロと崩れる
手に白い粉がつく 手になにもつかない

鮮度のいいお米は水分を多く含んでいるため、触ると手にくっついてきます。反対に古い米は水分量が少ないので割れやすく、パキッとキレイに割れるのが特徴です。

また、精米後の古い米は酸化が進んでいることにより、表面に白い粉が出てきます。米びつに手を入れてみて、粉が手につくかどうかも判断のひとつになるでしょう。

美味しさを長持ちさせる!米の保存方法

お米は高温多湿の場所を嫌います。

具体的な話をすると、温度の高い場所では酸化が早く進み、さらに虫が湧きやすくなる、湿度の高い場所ではカビが発生しやすくなる、といったデメリットがあるのです。ただ、湿度が低すぎると今度は米から水分が抜けて乾燥してしまいます。ちょうどいい温度と湿度での保存が重要なんですね。

一般的なおうちで一番いいお米の保存場所は、野菜室のなか。温度が10度以下になれば酸化しにくくなるので、常温保存よりも美味しさを長持ちさせられます。さらに真空パックを使えば、1年ほど保存が可能です。

お米をたくさん保存しておきたいなら、玄米の状態で買うのも手。もみ殻が酸化から守ってくれるので、保存状態がよければ1年以上品質を維持できます。玄米は呼吸(でんぷんなどの栄養素が酸素とくっついて消費)するので、やはり高温多湿の場所は避けるべきです。

また、お米はニオイ移りにも気を配るべきでしょう。精米されたお米はまわりのニオイを吸収してしまうため、芳香剤や洗剤など強い香りのあるものは置かないようにしてください。

保存方法をまとめると、次のようになります。

  • 野菜室で保管する
  • 真空パックで保管する
  • 玄米のまま保管する
  • ニオイ移りには気をつける

まとめ

以上、古い米を美味しく炊くための下ごしらえ方法と、炊飯器に入れると美味しくなる6つの裏ワザを中心に、古米に関するあれこれを紹介しました。

2025年現在では米の値上がりが問題視されています。それでも、日本人の魂ともいえるお米は手放すことができません。せっかく買ったお米なのだから、古い米でも最後まで美味しく食べたいのが心情ですよね。

今回紹介した「古い米を美味しく炊く方法」を活用して、時間がたってしまったお米も大切にいただきましょう。

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