【花粉症必見】空気清浄機のイオンが効果的!仕組みをわかりやすく解説

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【花粉症必見】空気清浄機のイオンが効果的!仕組みをわかりやすく解説

仕事や買い物から帰ってきて「やっとリラックスできる!」と一息ついたあなた。もしかして、一緒に持ち帰った花粉やウイルスをそのままにしていませんか?

「自宅にいるときくらい、花粉症のつらさを和らげたい!」「体調管理にもっと気を配らなければ」と考えている方におすすめなのが、イオンを発生させる空気清浄機です。

こちらの記事では、イオンを使った空気清浄機の仕組みとその効果を大公開。ネットで購入できるおすすめの最新機種も、詳しい情報とともに確認できます。

落ち着ける部屋づくりはまず空気から。空気清浄機を完備して、クリーンな生活を手に入れましょう。

※本記事は2024年8月20日時点の情報です。

空気清浄機のイオンの仕組み

イオンとは、電子を帯びた不安定な原子です。イオンは磁石のようにまわりの分子や原子とくっつき、原子から分子へ戻ろうとする働きがあります。

この吸着の働きを利用して、空気中の花粉やウイルスなどの活動を止めてしまおう! というのが空気洗浄機のイオンの仕組みです。

 

もっと詳しく説明すると、

  1. 放電により空気中の酸素分子と水素分子を分解する
  2. まわりの水分子と結合しやすいイオンが生成される
  3. イオンが浮遊している菌やウイルスに付着する
  4. 菌表面のタンパク質が持つ水素を抜き取り、細胞膜を分解して無力化する

という化学反応を起こすことで除菌しています。さらに、ニオイ成分やニオイの原因である菌も除去するので、消臭効果も期待できるのです

イオンを使った空気清浄機の効果

イオンの効果は開発会社や機器の性能により少し差があります。イオン式空気清浄機で日本を代表するSHARP(シャープ)、Panasonic(パナソニック)、ダイキン工業の3社を取りあげ、それぞれが公表している効果を見比べてみましょう。

シャープ

「プラズマクラスター」

パナソニック

「ナノイー」

ダイキン工業

「ストリーマ」

「アクティブプラズマイオン」

空気中の菌、ウイルス、カビ菌の抑制
空気中のアレル物質(ハウスダスト、花粉など)を抑制
PM2.5(有害物質)を除去
付着したニオイを消臭 (タバコ、汗、生乾き) 〇(タバコ、ペット、生乾き、焼肉、汗、生ゴミ、枕の頭皮、加齢) 〇(生乾き、アンモニア)
静電気を抑える
付着したウイルス、カビ菌、アレル物質の抑制 〇※1 〇(カビ菌、アレル物質のみ)
付着したニオイ原因菌を除菌 〇※2
ペットの皮膚特有の菌を抑制 〇※2
ストレス抑制、集中力維持の効果 〇※2
美肌、美髪効果 〇(美肌効果のみ)※1 〇(美肌効果のみ)

※1 プラズマクラスター25000、NEXTのみ

※2 プラズマクラスターNEXTのみ

参考:SHARP「プラズマクラスターの効果

   Panasonic「ナノイーXの7つの効果

   DAIKIN ストリーマ研究所「ストリーマ技術による効果を実証

   DAIKIN「よくある質問

 

シャープのプラズマクラスター幅広く効果があり、パナソニックのナノイーニオイと花粉に対する研究が進んでいます。ダイキン工業のストリーマは、コロナウイルスインフルエンザなど多くの菌やウイルスに対して効果が確認できたとの研究結果が出ているので、強力な分解力が強みといえるでしょう

注意点としては、こちらの表は空気清浄機全体の機能ではなく、搭載されたイオンの特性だけをピックアップして作っています。たとえば、プラズマクラスターはPM2.5には対応していませんが、空気清浄機本体のフィルターで除去しています。空気清浄機自体の詳しい効果は機種の説明をチェックするようにしてください。

イオンを使った空気清浄機のコスト

イオンを発生させる空気清浄機となると、とてつもなく電気代がかかりそうなイメージが湧くかもしれません。また、すぐに壊れてしまうのではないか、寿命はどのくらいなのか、という疑問も浮かぶでしょう。

そこで、実際にイオン搭載空気清浄機を使ったときに発生する、以下のコストについて解説します。

  • 電気代はいくらかかる?
  • 耐久性とランニングコストはどのくらい?

電気代はいくらかかる?

イオンを使った空気清浄機の電気代は機種によって異なり、1時間で0.14~3円ほどです。

24時間、1年の電気代は次のようになります。

電気代目安
1時間 0.14~3円
24時間 3.36~72円
1年(24時間稼働) 1,226.4~26,280円

最小の数字は弱風や節電モード、最大の数字は強風やターボモードでの料金です。実際に使用すると、通常運転では1日7~10円程度1年間使いつづけても2,555~3,650円くらいが平均となります。電気代の目安は各機種の仕様説明に詳しく書かれているので、公式ページで確認してみてください

ちなみにこちらの金額は、空気清浄の機能のみを使ったときのものです。空気清浄機には除湿や加湿の機能を持ったものもあり、そちらも同時に使うとさらに電気代は上がります。

耐久性とランニングコストはどのくらい?

イオン発生ユニットの寿命と交換時にかかる費用を紹介します。各イオン発生ユニットそれぞれの交換目安と価格を表にまとめました。

イオン発生ユニットの種類 交換の目安 ユニットの価格
プラズマクラスター 約19,000時間(連続使用で約2年2カ月) 2,500~5,000円程度
ナノイー 交換不要(故障時のみ) 3,000円前後
ストリーマ 約10年 2,000~2,500円程度
アクティブプラズマイオン 交換不要

プラズマクラスターは効果を持続させるため、交換方式のユニットを採用しています。1日中使いつづけると約2年2カ月、1日8時間使うと約6年6カ月でユニット交換ランプが点灯します。その際、イオンの発生は止まりますが、フィルターによる空気清浄運転は可能です。寿命は他社より短めですが、ユニットのお手入れは半年ごとにほこりを軽く取るだけで簡単な点では優れています。

ナノイーイオンユニットは交換不要で、故障したときに交換する仕組みです。イオンユニットに関するランニングコストは、ナノイーが一番抑えられるでしょう。ユニットのお手入れは機種により2タイプに分かれていて、毎月必要なものと一切不要なものがあります。

ダイキン工業のイオン式空気清浄機にはストリーマとアクティブプラズマイオンの2種類が使われています。ストリーマ24時間連続稼働で約10年が寿命です。ストリーマユニットのお手入れは、ストリーマランプ点灯時に行います(一部の空気清浄機は不要)。アクティブプラズマイオンお手入れや交換は不要です。

空気清浄機に搭載されている【イオン】のメリットとデメリット

イオンを使った空気清浄機についてわかってきましたが、それではイオンが搭載されていることによるメリットとデメリットは何があるのでしょうか。ここからは、イオンの特徴を解説していきます。

以下のメリット・デメリットを参考にして、購入の際にイオンの機能が必要かどうかを判断してみてください。

イオンを使った空気清浄機のメリット

イオンを使った空気清浄機のメリットは、

  • 菌やウイルス、花粉などに対して高い効果が期待できる
  • フィルターのみのファン式空気清浄機にはない機能がある

の2点です。

体調管理に気を配りたい方や室内の維持管理、また美容に興味のある方は、イオンが搭載された製品に向いているでしょう

〇 菌やウイルス、花粉などに対して高い効果が期待できる

通常の空気清浄機は空気をファンで巻き上げて吸い込み、フィルターによってろ過する仕組みになっています。つまり、空気中に漂う汚れのみをキレイにするのが役割ということです。

一方、新機種のイオンによる効果では、空気中の菌や花粉をその場で無力化するとともに、ドアノブなどに付着するウイルスや花粉などにも効果があるという報告がされています。

また、近年では新型コロナウイルスインフルエンザノロウイルスなどへの効果も実証されたとの研究結果も各社で出てきました。

フィルターのみの空気清浄機では対処しきれない場合でも、イオンなら抑制できる可能性があるのがメリットです。

ただし、これらは実験環境内の密閉空間でのみ確認された事例であり、実生活でも効果があるかは証明されていないことに注意しましょう。

参考:SHARP「シャープのプラズマクラスター技術が世界で初めて浮遊する新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の減少効果を実証しました

   DAIKIN ストリーマ研究所「ストリーマ技術による効果を実証

〇 フィルターのみのファン式空気清浄機にはない機能がある

イオンを使った空気清浄機では、カビ菌の抑制・静電気対策・美肌効果などの機能を持った機種が登場しています。このようなイオンによる効果は、通常のファン式空気清浄機では対応していない機種が多いため、購入するときの決め手になりえます。

通常の空気清浄機でもカビ菌の抑制に効果はありますが、これはほこりを取ることでカビの繁殖を防ぐという間接的なものです。その点、イオンはカビ菌に直接作用して抑制するので、より効果が期待できるといえるでしょう

イオンを使った空気清浄機のデメリット

イオンを使った空気清浄機のデメリットは、

  • 有効範囲が狭い傾向にある
  • まだ研究段階の分野である
  • ほこりなどの大きな物質には向かない

の3点があげられます。

広い部屋で使いたい方、すぐに買い替える可能性がある方は、イオン搭載の空気清浄機は不向きだといえるでしょう

以下では、デメリットの詳細のほか、その対策や考え方も載せています。イオン搭載空気清浄機の選び方の参考にしてください。

△ 有効範囲が狭い傾向にある

イオンは変化しやすい性質から寿命が短く、2024年現在の技術では遠くまで飛ばすことが難しいのがデメリットです。

フィルターによる清浄効果が20畳ほどある機種でも、イオン自体の効果は10畳くらいしかない、といったものもあります。さらに清浄効率を求めるのであれば、空気清浄機の適用床面積は実寸の2倍はほしいところ。そう考えると、広い部屋でイオンをフル活用するには、今の技術ではいま一歩届いていないのが現状です。

イオンを有効活用したい場合は、

  • 狭い場所
  • 換気しにくい場所
  • 玄関

といったところで使うといいでしょう。また、よく使う机まわりやペットのお気に入りスポット周辺など、部屋の一部に限定して設置するのも効果的です

△ まだ研究段階の分野である

イオンを使った清浄機能の実験結果は、限定空間のものでしかありません。実生活での利用に対する開発にはまだまだ余地が残されています。今後もさらに効果のあるイオン搭載空気清浄機がつぎつぎと出てくるでしょう。空気清浄機本体の寿命は6~10年と長いので、新型が出ても買い替えには躊躇してしまうかもしれません。イオンはまだ成長途中だというのが、2つ目のデメリットです。

とはいえ、このような技術は一歩一歩進んでいくもの。突然画期的な要素が加わるということは少なく、現在の技術の上乗せを繰り返す傾向にあります。いま販売している機種の内容で満足しているのであれば問題はないので、後悔しないように性能をよくみて商品を選ぶようにしましょう。性能とリリース日は比例するので、迷ったときはできるだけ新しい機種を選ぶのがおすすめです

△ ほこりなどの大きな物質には向かない

イオンの効果のみを搭載したイオン式空気清浄機も販売されているのですが、こちらではフィルターがないのでほこりを除去する機能はありません。イオンは菌や有害物質などを無害化させて床に落とす効果しかないのです

空気清浄機を選ぶときには、フィルターとイオンがセットになった機種を選ぶのがおすすめです。イオンが除菌し、ファンが空気中のちりやほこりを吸い込んでくれるため、空気清浄として高い効果が期待できます。

【2024年版】イオン搭載空気清浄機のおすすめ機種12選

イオン搭載の空気清浄機はどのようなものがあるのか、実際の商品を見てみたくなった方もいるのではないでしょうか。

ここからは、2024年の最新機種を中心にメジャーな空気清浄機を紹介していきます。今回取り上げるのは、日本で多くのイオン搭載機器を販売している次の3社の製品です。

  • SHARP(シャープ)「プラズマクラスター」
  • Panasonic(パナソニック)「ナノイー」
  • ダイキン工業「ストリーマ」「アクティブプラズマイオン」

商品解説にはスペックも載せているので、購入を検討するときの参考にしてください。特に見ておきたいポイントは、適用床面積。空気清浄機を置きたい部屋の広さよりも2倍大きな数値を選ぶのがセオリーとなっています。

●SHARP(シャープ)「プラズマクラスター」

イオンを使った製品を大々的に広めたシャープ。その技術がプラズマクラスターです。効果が強力なものから、

  • プラズマクラスターNEXT
  • プラズマクラスター25000
  • プラズマクラスター7000

の3タイプが販売されています。

有害物質の除去や消臭など幅広く活躍できるプラズマクラスターは、3社のなかで一番使い勝手がいいといえます。静電気の抑制をしてくれるのもうれしいポイントです。

空気清浄機 プラズマクラスター25000 FP-S120-T

ひざ上ほどの比較的コンパクトなボディですが、最大風量が毎分12立方メートルと強力。ファンの力で53畳もの広さまで対応できるスペックを持っています。

大きなほこりを取るプレフィルター、ニオイを吸収する脱臭フィルター、非常に細かな粒子も取れる静電HEPAフィルターの3重構造で、集めた汚れをキャッチ。静電HEPAフィルターは花粉ウイルスといった極小の物質にも対応できるのが強みです。

イオンはプラズマクラスター25000を搭載しており、浮遊菌のほか付着したウイルス花粉にも効果が期待できます。

商品スペック
幅×奥行×高さ 333mm×330mm×578mm
重量 約11kg
適用床面積 53畳

(プラズマクラスター適用面積:24畳)

1時間の電気代目安 約0.15~2.3円
フィルター交換目安 10年(静電HEPAフィルター、脱臭フィルター)

 

除加湿空気清浄機 プラズマクラスター25000 KI-SD50-W

2024年4月に発売されたこちらの機種は、除湿と加湿もできる空気清浄機です。空気清浄機の効果に加え、冬は加湿、梅雨時期は除湿で活躍できます。

除湿機能は洗濯物の室内干しにも便利。早く乾かせるうえ、搭載されたプラズマクラスター25000と組み合わせれば、イオンの力で生乾きのニオイ対策もできます

価格も比較的求めやすくなっていますが、プラズマクラスターの適用面積が10畳とやや狭い点がネックです。イオンを有効的に使いたいなら、子ども部屋や寝室、一人暮らしの部屋での使用がぴったりでしょう。

エコ運転が優秀なので、電気代を抑えたい方にもおすすめです。

商品スペック
幅×奥行×高さ 350mm×285mm×656mm
重量 約13kg
適用床面積 21畳

(プラズマクラスター適用面積:10畳)

1時間の電気代目安 0.14~2.1円(空気清浄のみの場合)
フィルター交換目安 2年(集じん・脱臭一体型フィルター)

 

加湿空気清浄機 プラズマクラスターNEXT KI-SX100-W

加湿機能がついたイオン搭載空気清浄機です。

注目すべきは、新技術のプラズマクラスターNEXTが使われている点。プラズマクラスター25000の2倍のイオンを放出でき、付着ウイルスの抑制を約1.3倍のスピードで行えます。イオンの効果をより実感したいのであれば、こちらの商品を試してみるといいでしょう。

また、加湿機能としても優れているのもポイントです。1時間に1,000mLという大容量の加湿でスピーディに部屋の湿度を整えることができます。

適用床面積も46畳(プラズマクラスター適用は23畳)と十分な出力があり、広いリビングでもしっかり機能します。

商品スペック
幅×奥行×高さ 427mm×345mm×700mm
重量 16kg
適用床面積 46畳

(プラズマクラスター適用面積:23畳)

1時間の電気代目安 0.24~3円(空気清浄のみの場合)
フィルター交換目安 10年(静電HEPAフィルター、ガスもと~る脱臭フィルター)

 

空気清浄機 加湿器 プラズマクラスターNEXT KI-RX70-W

こちらは2022年に発売したモデルで、ひとつ上で紹介したKI-SX100-Wのダウングレード品です。

KI-SX100-Wと比べると最大加湿量が毎時1,000mL→750mL、適用床面積が46畳→31畳となっています。その代わり電気代が抑えられ、本体価格も半額以下と、お財布にやさしいのがメリット。KI-SX100-Wではオーバースペックと感じた方にぴったりの商品です。

イオンユニットは最新のプラズマクラスターNEXTを搭載。床や壁に付着した花粉・ウイルス・ハウスダストに対しても素早く効果を発揮してくれます。

キャスターがついているのも、実はかなり重要なポイントです。位置の変更が簡単にでき、掃除も楽になります。

商品スペック
幅×奥行×高さ 395mm×265mm×650mm
重量 約12kg
適用床面積 31畳

(プラズマクラスター適用面積:16畳)

1時間の電気代目安 0.2~2.1円(空気清浄のみの場合)
フィルター交換目安 10年(静電HEPAフィルター、ダブル脱臭フィルター)
≪実際に使ってみた方からの口コミ≫

◆子供の寝室用に加湿器機能のついてるこの機種を購入しました。今まで使用していたものに比べるととても静かで、稼働しているか不安になるほどです。

 

●Panasonic(パナソニック)「ナノイー」

イオンの特性から寿命が約600秒と長いナノイーには、次の4種類が登場しています。

  • ナノイーX(48兆)
  • ナノイーX(9.6兆)
  • ナノイーX(4.8兆)
  • ナノイー

ナノイーに比べてナノイーX(4.8兆)が10倍、ナノイーX(9.6兆)が20倍、ナノイーX(48兆)が100倍のイオン数を放出できます

パナソニックは、ナノイーが消臭できる例を多くあげている点で信頼を得ています。脱臭にはナノイーシリーズがおすすめです。

空気清浄機 ナノイー F-PXW60-W

2023年11月に発売された、シンプルな小型空気清浄機です。

コンパクトですが実力は十分。フィルターは花粉からウイルスまで絡めとる静電HEPAフィルターを採用しています。

空気中の除菌に対してはナノイーを搭載。ナノイーシリーズのなかではグレードが低く、効果を発揮するには長時間の運転が必要ですが、電気代は毎時0.2~1.4円と省エネ設計になっています。

価格も手に取りやすいものとなっているので、加湿機能が必要ないシンプルな空気清浄機がほしい方はこちらがおすすめです。

商品スペック
幅×奥行×高さ 340mm×208mm×550mm
重量 約5.9kg
適用床面積 27畳
1時間の電気代目安 0.2~1.4円
フィルター交換目安 10年(静電HEPAフィルター、スーパーナノテク脱臭フィルター)

 

加湿空気清浄機 ナノイーX(48兆)F-VXV90-W

花粉対策に最適な、加湿機能付きのイオン搭載空気清浄機です。

3方向から空気を送って集じんする「3Dフロー花粉撃退気流」や、センサー感度アップなどをワンタッチでできる「花粉撃退運転モード」があり、花粉撃退をコンセプトにした商品です。

最新のナノイーX(48兆)を搭載しているので、フィルターで吸い込む前の空気中に舞う花粉も素早く抑制できます。また、ナノイーシリーズは消臭も得意なので、ペット・料理・汗・加齢臭による部屋のニオイが気になる方にもおすすめです。

パワフルなファンのおかげで適用床面積が40畳と広いのも優秀。広い部屋でも余裕をもって設置できます。

商品スペック
幅×奥行×高さ 398mm×287mm×640mm
重量 11.4kg
適用床面積 40畳
1時間の電気代目安 0.2~2.8円
フィルター交換目安 10年(静電HEPAフィルター、スーパーナノテク脱臭)

 

加湿空気清浄機 ナノイーX(4.8兆)F-VXW55-W

先ほどのF-VXV90-Wではサイズも機能も大きすぎるという方は、こちらのF-VXW55-Wがおすすめです。

同じ花粉撃退モードが搭載されており、清浄可能な床面積は25畳、重さ8kgとコンパクトなモデルとなっています。

加湿機能は木造8.5畳、プレハブ14畳まで対応しており、湿度は40・50・60%の3段階まで切替可能です。

搭載されたイオンユニットは、ナノイーX(4.8兆)。ナノイーシリーズでは3番目のグレードですが、広い部屋向けの商品ではないのでちょうどいいバランスだといえます。

小型で使い勝手のいいサイズなので、ペットのいる室内や玄関、子ども部屋など、広い用途で使えるモデルです。

商品スペック
幅×奥行×高さ 360mm×238mm×562mm
重量 8.0kg
適用床面積 25畳
1時間の電気代目安 0.2~1.7円(空気清浄のみの場合)
フィルター交換目安 10年(TAFUフィルター、フュージョンフィルター)

 

●ダイキン工業「ストリーマ」「アクティブプラズマイオン」

ダイキン工業のイオン式空気清浄機にはストリーマアクティブプラズマイオンの2種類が搭載されています。

ストリーマは空気清浄機内部で有害物質を分解する役割があり、

  • ストリーマツイン
  • ストリーマ

の2タイプがあります。

アクティブプラズマイオンは他社のイオンと同様に、イオンを外に飛ばして浮遊するカビ菌やアレル物質を分解するものです。

ダイキン商品は日本に飛散する16種類の花粉を無効化したとの報告もされています。花粉対策や分解力を重視するのであれば、ストリーマが内蔵された空気洗浄機がいいでしょう

ストリーマ空気清浄機 コンパクト55タイプ MC554A-W

幅を取らずコンパクトに置けるデザインの空気清浄機です。除湿や加湿はついていないシンプルなモデルとなっています。

内部のフィルターはTAFUフィルターを採用。集じん能力は静電HEPAフィルターと同等で、水分や油分に強いため長持ちしやすいのが特徴です。

イオンはストリーマとアクティブプラズマイオンのダブル方式で、空気清浄機内外の有害物質を分解します。また花粉にも強く、ストリーマがアレルギーを引き起こしにくくしてくれるのが強み。花粉症で悩んでいる方にもおすすめです

商品スペック
幅×奥行×高さ 270mm×270mm×500mm
重量 6.8kg
適用床面積 25畳
1時間の電気代目安 0.19~1.43円(空気清浄のみの場合)
フィルター交換目安 10年(TAFUフィルター)

 

除加湿ストリーマ空気清浄機 うるるとさらら空気清浄機 MCZ704A-T

2023年10月に発売された、除湿と加湿の両方ができるプレミアムモデルの空気清浄機です。

利用可能な床面積も32畳(除湿のみ19畳)と広く、リビングへの利用にぴったり。季節に関わらず湿度のコントロールもできるので、美容やウイルス対策に強い機種となっています。

イオンに関しては、発生装置が2基備えつけてあるストリーマツインを採用。よりパワフルな脱臭、分解が可能です。

商品スペック
幅×奥行×高さ 415mm×360mm×690mm
重量 23kg
適用床面積 32畳
1時間の電気代目安 0.25~2.67円(空気清浄のみの場合)
フィルター交換目安 10年(TAFUフィルター、抗菌加湿フィルター)

 

加湿ストリーマ空気清浄機 加湿50タイプ MCK504A-W

価格を抑えたものがいいのであれば、こちらの空気清浄機はいかがでしょうか。10万円越えの空気清浄機もあるなか、加湿機能つきの新機種で3万円台という手の届きやすい価格設定の商品です。

TAFUフィルターではなく静電HEPAフィルターを採用し、イオン発生ユニットもストリーマツインではなく単基のストリーマにすることで、低価格を実現しています。だからといって実力がないわけではありません。22畳の部屋までニオイと汚れをしっかりサポートしてくれます。

商品スペック
幅×奥行×高さ 270mm×270mm×700mm
重量 9.5kg
適用床面積 22畳
1時間の電気代目安 0.19~1.77円(空気清浄のみの場合)
フィルター交換目安 10年(静電HEPAフィルター、抗菌加湿フィルター)

 

加湿ストリーマ空気清浄機 加湿90タイプ MCK904A-W

2023年11月に発売された、現在(2024年8月)のなかで最新のストリーマ空気清浄機です。

とにかくパワフルなハイスペック機種で、強力なファンによる風により41畳の空間をキレイにしてくれます。8畳を清浄するのに約7分で完了する(ダイキンの他モデルは9~13分程度)というハイスピードな捕集能力。さらに、加湿量が毎時1,050mLというパワーで、速やかに部屋をうるおすことができます。

ストリーマツイン搭載ウイルスやカビ菌、花粉、排ガスなどを分解アクティブプラズマイオンとともに部屋の環境を整える効果が期待できます。

広い部屋に使いたい方、強力なスペックを持った加湿空気清浄機がほしい方にぴったりの商品です。

商品スペック
幅×奥行×高さ 352mm×315mm×777mm
重量 14.5kg
適用床面積 41畳
1時間の電気代目安 0.25~2.6円(空気清浄のみの場合)
フィルター交換目安 10年(TAFUフィルター、抗菌加湿フィルター)

 

除加湿ストリーマ空気清浄機 うるるとさらら ACZ70Z-T

ふるさと納税を利用したい方におすすめなのがこちら。

2023年度のモデル(2023年3月発売)ですが、こちらも負けていません。床面積・集じん力・加湿力・除湿力は、上で紹介した2024年度モデルのうるるとさらら MCZ704A-Tと同様の実力を持っています。

イオン清浄もストリーマツインを搭載し、吸い込んだ物質を分解しながらフィルターもキレイに保てる空気清浄機です。ただし、アクティブプラズマイオンは実装されていないので、イオンの空気放出はできないようになっています。

除加湿機能で1年中使えるこちらのモデルは、大阪府堺市に寄附すると返礼品として受け取ることができます。

商品スペック
幅×奥行×高さ 415mm×360mm×690mm
重量 23kg
適用床面積 32畳
1時間の電気代目安 0.25~2.67円(空気清浄のみの場合)
フィルター交換目安 10年(TAFUフィルター、抗菌加湿フィルター)

※au PAY ふるさと納税のサイトにリンクします。

 

【生乾き対策】イオン搭載型の空気清浄機を使った裏ワザ

イオンを搭載した空気清浄機と送風を利用すると、生乾き臭を抑えることができます。

生乾きのニオイは、モラクセラ菌という細菌が原因です。この菌が水分によって繁殖し、排せつ物が蓄積することで独特のニオイを発します。イオンはモラクセラ菌を抑制する効果が期待できるため、生乾き臭に使えるというわけです。

 

ポイントは、次の2点。

  • 洗濯物の近くに置くこと
  • エアコン、扇風機、サーキュレーターなどの送風を一緒に利用すること

空気清浄機のイオンは寿命が短く、遠くまで届きにくいので、洗濯物のそばに置くことでイオンを当てやすくします。さらに、送風でイオンを飛ばすことで、洗濯物全体に行きわたらせることができるというわけです。

送風のおかげで洗濯物を早く乾かせるので、生乾きのニオイはより出にくくなります。

まとめ

イオンを扱った空気清浄機について解説してきました。イオンは空気中の雑菌や花粉、有害物質等に作用し、無効化します。近ごろではドアノブなどの付着菌への抑制も可能になってきました。消臭効果もあるので、部屋の環境を整えるのに最適な家電です。

現在も研究が進んでいる分野ですので、購入するのであればできるだけ新しい機種をおすすめします。

花粉症や体調管理に悩んでいる方、ペットを飼っている方などに役立つイオン搭載空気清浄機。今回紹介したモデル以外も見たくなったら、下のリンクから探してみてください。