蛇口直結型浄水器のメリットとデメリットを紹介!ウォーターサーバーとの比較も

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蛇口直結型浄水器のメリットとデメリットを紹介!ウォーターサーバーとの比較も

突然ですが、質問です。あなたは現在、どんな水を飲んでいますか?浄水器を使った水、買ってきたミネラルウォーター、それとも水道水をそのまま飲んでいるのでしょうか。

日本の水道水は基準が厳しく、身体に大きな影響を及ぼす成分が入っていることは考えにくいので、そのままでも十分飲めます。しかし塩素や鉄の臭いが気になり、ミネラルウォーターを買っている方もいますよね。

水は毎日の必需品。毎回スーパーへ買いに行くのは一苦労ですし、ウォーターサーバーのレンタルをするにしても、水の置き場や料金が気になります。

そこでおすすめなのが、蛇口に取りつけるタイプの浄水器です。水の費用は水道代だけですみ、蛇口をひねるだけでそのまま利用できるので、余計な手間がかかりません。

今回は、各種浄水器の解説から「蛇口直結型浄水器」のメリットやデメリット、選び方で注目すべきポイントなどを紹介していきます。購入の手間やコストがカットできるうえに、料理やお茶もおいしく作れる浄水器。ぜひチェックしてみてください。

浄水器の種類は主に5つ

浄水器というと、蛇口に直接つける手のひらサイズの機械を想像する方が多いのではないでしょうか。実際はもっと多くのバリエーションがあるのです。家庭用で使われる一般的な浄水器は、次の5つに分かれています。

  • 蛇口直結型浄水器
  • 据え置き型浄水器
  • アンダーシンク型浄水器(ビルトイン浄水器型)
  • 蛇口一体型浄水器(浄水器内蔵型)
  • ポット型(ピッチャー型)浄水器

詳しい解説の前に、それぞれの特徴を知っておきましょう。

蛇口直結型浄水器

「蛇口直結型」は、蛇口の吐水口に設置するタイプの浄水器です。多くの方が思い浮かべる“浄水器”はこちらになります。ほかの浄水器よりも小型なので場所を取らず、本体価格も2,000~1万円とそれほど高くありません。

浄水フィルターのカートリッジは2~6カ月で交換するものが一般的。交換頻度が増すほどランニングコストがかかるのですが、蛇口直結型のカートリッジは安価なものが多いので、それほど高額にならないのも特徴のひとつです。

蛇口の形に合えば自分で取りつけができるので、気軽に試すことができるものとなっています。今回紹介するのはこちらのタイプです。

据え置き型浄水器

「据え置き型は、水道の隣に浄水器本体を置くタイプです。蛇口にホースを取りつけ、そこから浄水器に水を組み入れることでろ過する仕組みになっています。吐水口に合うものであれば工事は不要。合わなければ、水の通り道を増やしスイッチできる「分水栓」を取りつけるなどの加工が必要になります。

据え置き型のメリットは、蛇口直結型よりも大がかりなので、不純物の除去力が高いこと。また、カートリッジの寿命が6カ月~3年と長いことがあげられます。カートリッジの持ちがよければ、コストの面はもちろん、交換する手間も減らせるので便利です。

ただし、浄水器本体の幅・奥行きがそれぞれ10~30cmあるものが一般的であり、場所を取ります。キッチンのスペースに置くことを考えると、調理場所を狭めてしまうのはデメリットでしょう。

アンダーシンク型浄水器(ビルトイン浄水器型)

「アンダーシンク型」据え置き型の浄水器本体をシンクの下に置くタイプで、ビルトイン浄水器とも呼ばれています。

大容量の浄水器なので浄水効果が高く、キッチンも広々と使えて景観を邪魔しません。カートリッジの交換は1年ごとの商品も多いため、頻繁に取り替える必要がないのもうれしいポイントです。

デメリットとしては、本体とカートリッジの値段が高めなことや、取付工事が必要な場合があることなどがあげられるでしょう。

水回りにお金をかけてスマートなキッチンを目指したい家庭におすすめです。

蛇口一体型浄水器(浄水器内蔵型)

「蛇口一体型」蛇口内部に浄水カートリッジが収まっているタイプです。浄水器内蔵型とも呼ばれています。蛇口そのものが浄水器になっているので、コンパクトで水回りをスッキリさせられるのが魅力です。

蛇口一体型のカートリッジは、浄水能力に応じて値段が大きく変わります。値段が高く性能がいいもの、安価で最小限の性能に収めているものなど様々なので、家計と要望に合わせて吟味するるがあるでしょう。

ほかの浄水器とは違い、家に取り入れるには蛇口ごと替える必要があるため、取付・工事費用が発生します。新築購入やリフォームの際に一考したい浄水器です。

ポット型(ピッチャー型)浄水器

冷水筒の形をしたポット型」浄水器で、ピッチャー型とも呼ばれています。麦茶入れのなかに浄水フィルターがついていると考えると想像しやすいでしょう。水を入れてから浄水されるまで10分ほど待つ必要があります

ポット型浄水器のメリットは主に、

  • 本体が安価な点
  • 水を入れて冷蔵庫に入れておくだけなので蛇口の加工が必要ない点
  • ほかの浄水器と違って冷やした水を飲める点

の3点です。1~2人分の飲料水やちょっとした料理の利用のみであれば、ポット型で十分まかなえるでしょう。「蛇口の取りつけがちょっと面倒だな」という方にもおすすめです。

浄水後の水は消毒成分が除去されているため、日持ちしませ。1~3日で飲み切る必要があります。また、カートリッジの寿命が短くコストがかかりやすい点にも注意しましょう。

蛇口直結型浄水器のメリット

今回紹介するのが「蛇口直結型浄水器」ですが、どのあたりがメリットなのでしょうか。蛇口直結型のおすすめポイントは以下の4つです。

  • 取りつけが比較的簡単にできる
  • ミネラルウォーターよりも水代が抑えられる
  • ほかの浄水器に比べて場所を取らない
  • 節水効果がある

浄水器のなかでもとにかくバランスがよく、手軽なところが今回伝えたい点です。細かく見ていきましょう。

取りつけが比較的簡単にできる

蛇口直結型浄水器は吐水口につけるだけで利用でき、取りつけ可能な形の蛇口であれば工事がいりません。取扱説明書を見れば比較的簡単に設置できるので、業者を呼ばなくても自分で完結できるのがメリットです。

たとえば、据え置き型は蛇口とホースと浄水器をつけるのですこし設置が複雑です。また、キッチンや水道の形によっては加工が必要な場合もあります。アンダーシンク型・蛇口一体型も配管工事や設置作業を依頼する可能性が高く、手間とお金がかかるでしょう。

その点で蛇口直結型の取付方法は、

  • 吐水口についている部品を手やコインで外して取りつける
  • そのままネジで固定する

のどちらかが一般的です。それほど難しい行程ではないので、コインもしくはドライバーがあれば、ひとりでもすぐに取りつけることができます

ミネラルウォーターよりも水代が抑えられる

ウォーターサーバーやペットボトルのミネラルウォーターを買うよりも、蛇口直結型浄水器を使うほうが水代が抑えられます。

24Lのウォーターサーバーや2Lペットボトル2箱を毎月注文すると、1年でおよそ3~5万円かかる計算になります。しかし浄水器の場合、水代は水道料金しかかかりません。

ちなみに、ウォーターサーバーのメリットのひとつに、お湯をすぐに出せる点があります。粉ミルクやカップラーメンなどを作る際にすばやく使えるのが魅力ですが、お湯を頻繁に利用しない家庭では、浄水器のほうがコストを抑えられるのでおすすめです。

ほかの浄水器に比べて場所を取らない

蛇口直結型は場所を取らないことも大きなメリットです。サイズでいえば蛇口一体型の次に小さいので、キッチンや収納場所、冷蔵庫のスペースを有効に活用できます

コンパクトさを順位で表すと、次のようになります。

  1. 蛇口一体型…スペースをまったく取らない
  2. 蛇口直結型…吐水口が長くなる程度
  3. ポット型…小さいものの、冷蔵庫内のスペースを使う
  4. アンダーシンク型…シンク下のスペースを使う
  5. 据え置き型…水回りに本体を置く必要がある
  6. ペットボトル…まとめ買いをするとかさばる。ひとつずつ買う場合はポット型と同位
  7. ウォーターサーバー…サーバーと換えボトルを置く場所、コンセントが必要

このように、蛇口直結型はサイズに関して非常に優秀です。ただし、シンクの浅いキッチンとは相性があまりよくないことに注意しましょう

節水効果がある

浄水器から出る水はフィルターを通すので水量が減るため、結果として節水効果があるのが特徴です。

また、浄水と原水を使い分けられる機種のなかには、原水側にも節水に対応しているタイプもあります。水量が減る分、シャワーの強さなどでカバーされ、洗い物も快適にできるよう工夫されているものも多いです。

毎月の水道料金だけでなくエコの観点で見ても、浄水器を選ぶメリットがうかがえますね。

蛇口直結型浄水器のデメリット

つづいて、蛇口直結型浄水器のデメリットを確認してみましょう。事前に考えておかなければいけない点は、次の4つです。

  • カートリッジの交換に手間がかかる
  • ランニングコストがかかる
  • 蛇口の形によっては使えない場合もある
  • 水量が減る

浄水器には、ウォーターサーバーやペットボトルとはまた違ったコストがかかるのがデメリットとなります。また、使い勝手の問題など、購入前に知っておきたい情報も以下で紹介します。

カートリッジの交換に手間がかかる

浄水器は定期的に浄水カートリッジを交換する必要があります。特に蛇口直結型の交換ペースはほかの浄水器よりも頻度がやや高めで、2~6カ月に1回といったものが多いです。

カートリッジ交換が高頻度になると、それだけ手間がかかります。面倒になってしまい、最終的にカートリッジを交換しなくなることもあるかもしれません。そのままでも危険性はないのですが、不純物の除去力は極端に減ってしまうので、浄水器をつける意味がなくなってしまうでしょう。

浄水器を取り入れるのであれば、定期的なカートリッジの取り換えが必要なことを知っておいてください。もし将来的にカートリッジの購入や交換をしなくなりそうな方は、ミネラルウォーターの定期購入を検討したほうがいいかもしれません。

ランニングコストがかかる

「カートリッジは交換が必要」と上で解説しましたが、そうなると気になるのが費用ですよね。水代だけ見れば安いものの、カートリッジが切れたら毎回購入しないといけないので、定期的な支払い=ランニングコストが発生します。

浄水フィルターは劣化していくので、浄水器を有効に活用するにはどうしても必要なものです。「浄水器でもランニングコストはかかる!」これは忘れないようにしておきましょう。

とはいえ、ウォーターサーバーやペットボトルを購入するのに比べれば半分以下の価格ですむので、おいしい水を手に入れる手段としてはかなりお得といえます。

蛇口の形によっては使えない場合もある

蛇口直結型浄水器の1番のデメリットがこちら、「蛇口の形によって使えない場合もある」です。多くの蛇口直結型浄水器で対応している形は次の4つになります。

  1. 丸型蛇口(先端が膨らんでいるタイプ)
  2. 内ネジ泡沫水栓(コインなどで先端の部品を外せるタイプ)
  3. 外ネジ泡沫水栓(回転させて先端の部品を外せるタイプ)
  4. その他ストレートタイプの蛇口(先端が1cm以上あるタイプ)

例外はありますが、これらのタイプならそれぞれ対応した専用の部品で取りつけられます。

取りつけられないタイプはシャワーやセンサー型の蛇口、角ばったもの、吐水口の直径が大きすぎたり小さすぎたりするものなどです。自宅の蛇口には取りつけられるか心配な方は、浄水器の説明を事前にチェックしておきましょう

水量が減る

浄水器は節水効果があるものの、その分使える水量が減ってしまうデメリットもあわせ持っています。特に料理で大量に水を使う場合や水を溜めたいときには、浄水のみだと時間がかかってしまうでしょう。

蛇口直結型浄水器のなかには浄水と原水を使い分けられる2WAYタイプがあるので、水をたっぷり使いたい方はそちらがおすすめです。

また、浄水器に表示されている「ろ過流量」の数字が大きいほど水量が多くなります。水を多く使う家庭では、1.8L以上のものを選ぶと便利です。ろ過流量は、据え置き型やアンダーシンク型のほうが大きくなる傾向にあるので、水量が減るのは困るという方は別のタイプの浄水器も検討してみましょう。

各浄水器・ペットボトル・ウォーターサーバーを比較!

実際に浄水器各種とペットボトル、ウォーターサーバーを使ったときの初期コストと年間金額をまとめました。よくある例をモデルにしているため、こちらに当てはまらない商品もありますが、ご了承ください。

一般的な浄水器商品の初期コスト、カートリッジの交換頻度、年間コストは以下のとおりです。

種類 初期コスト

(浄水器代)

カートリッジ

交換

年間コスト

(カートリッジ代)

蛇口直結型浄水器 約2,000~1万円 2~6カ月 約4,000~7,000円
据え置き型浄水器 約1~5万円

+

(工事費用)

6カ月~3年 約3,000~1万円
アンダーシンク型浄水器 約5~20万円

+

工事費用

1年 約5,000~2万円
蛇口一体型浄水器 約2~12万円

+

工事費用

2~6カ月 約3,000~2万円
ポット型浄水器 約2,000~5,000円 1~4カ月 約3,000~1.2万円

※「カートリッジの交換」「年間コスト」は1日10L使ったときの概算。

ウォーターサーバーとペットボトルのミネラルウォーターを定期購入した場合の年間コストは以下のとおりです。

種類 レンタル料

(年)

電気代

(年)

水代

(年)

ウォーターサーバー 0~1.5万円 6,000~1.2万円 約3~4.8万円

(月2,500~4,000円)

ペットボトル なし なし 45,600円

(月3,800円)

※ウォーターサーバーは毎月24L(ボトル2つ)、ミネラルウォーターは毎月32L(2Lを2箱)購入した場合の数値

ウォーターサーバーは、メーカーによってレンタル料がかかることがあります。さらに電気代もかかるため、意外と出費がかさむことがわかりますね。

ペットボトルは、浄水器に比べると水代が2~10倍近くかかってしまいます。ただし、機器の購入や契約が必要ではないので、気軽に始められること、量の調節や中止が簡単にできることが大きなメリットです。

「蛇口直結型浄水器の選び方」で気をつけたいポイント5つ

蛇口直結型浄水器を購入する際に気をつけたいポイントをまとめました。蛇口直結型で注目すべき点は、以下の5つです。

  • カートリッジの交換時期と価格をチェック
  • 交換時期を知らせる機能があると便利
  • 除去成分をチェック
  • 自宅の蛇口に取りつけ可能かを確認
  • ろ過流量をチェック

様々な特徴を持った機種があるので、間違えて買ってしまって後悔したくありませんよね。「今の家計に合っているか」「求めている機能が入っているか」を事前にチェックしておきましょう

カートリッジの交換時期と価格をチェック

浄水器は「年間コスト≒カートリッジの金額」です。カートリッジの交換を頻繁にする機種であれば、その分支払うお金が多いということになります。

ランニングコストを減らしたいのなら、カートリッジの寿命が長い浄水器を選びましょう。交換する手間も減るため、一石二鳥です。

また、カートリッジの値段は不純物の除去力が高いものほど高価になる傾向があります。蛇口直結型浄水器の場合はそこまで価格に差はありませんが、すこしでも節約したい方は除去成分が少なめのものを選びましょう。反対に、水の口当たりなどにこだわりたい方は、除去成分が多いものをおすすめします。

交換時期を知らせる機能があると便利

カートリッジの交換時期がいつかを毎回覚えておくのは大変ですよね。日付シールを貼っても濡れて汚れてしまうし、メモ帳に書いておいてもどこかへ行ってしまいがち。そこで、浄水器本体に交換時期を知らせてくれる機能があると便利です。

蛇口直結型浄水器のなかには液晶がついていて、カートリッジの寿命がわかるものがあります。また、色が変わるお知らせメーターがついている機種もあるので、好みに合わせて選びましょう。

もしお知らせ機能がなくても、フィルターを簡単にチェックできる形の浄水器なら、見た目で交換時期を推測できるものもあります。交換時期を忘れてしまいそうな方は、このあたりも注意して選んでみてください。

除去成分をチェック

日本における浄水器の除去成分は、記載が義務付けられた法定物質が12種類、記載が任意の物質が10種類の、合計22種類あります。(2024年1月現在)

単純に説明すると、除去成分が多ければ多いほど、クリーンでおいしい水が飲めるということです。ただし、日本の水道水は厳しい基準が設けられているので、それほど神経質になる必要はありません。

水の味をおいしくしたいのであれば、特に

  • 塩素(カルキ臭)
  • 鉄(金属臭)
  • 2-MIB(カビ臭)

などをチェックしてみましょう。

子どもがいる家庭では、「溶解性鉛」の項目があるものがおすすめです。鉛は子どもが体外へと排出しにくい物質なので、心配であれば確認してみてください。

自宅の蛇口に取りつけ可能かを確認

「蛇口直結型浄水器のデメリット」でも解説しましたが、特殊な形の蛇口には浄水器を取りつけられない場合があります。浄水器を買ったあとで取りつけ不可なタイプと判明してガッカリしないように、事前に調べておきましょう。

また、吐水口の形によって取付部品がそれぞれ違います。場合によっては取り寄せや別購入となることもあるので、自宅の蛇口に合った部品がついているかも商品説明で確認しておいてください。部品のタイプは、主に次の4種類の形別で分かれていることが多いです。

  • 丸型蛇口
  • 内ネジ泡沫水栓
  • 外ネジ泡沫水栓
  • その他ストレートタイプの蛇口

ろ過流量をチェック

水をろ過する過程で、浄水器を取りつけるとどうしても水量が減ってしまいます。特に蛇口直結型はその傾向がはっきりわかるほど。水が足りないと、洗い物や水を大量に使う料理などで不便になってしまいます。

そこで、浄水器に記載されている「ろ過流量」をチェックしておきましょう。数値が1.8L近くあれば、日常生活でそれほど困ることはないでしょう。

浄水器によっては原水と浄水を切り替えられるものもあるので、不安であれば2WAYタイプを探してみるのもおすすめです。

【実力派】効果の高い「蛇口直結型浄水器」の人気商品を紹介!

蛇口直結型浄水器がほしい方のために、浄水力や便利な機能が備わった「実力重視の商品」を紹介していきます。日本でも有名なメーカーの人気機種をピックアップ。それぞれの特徴やおすすめポイントの解説もつけているので、ぜひ参考にしてください。

蛇口直結型浄水器 TK-CJ23-H (メタリックグレー)|パナソニック

パナソニックの「蛇口直結型浄水器 TK-CJ23-H」は多機能で浄水力も高いハイクオリティ商品です。除去可能な成分が19種類と多いのが特徴。高性能なのにカートリッジの寿命も6カ月と、とても長持ちします。

浄水・原水・シャワーの切り替えはもちろん、カートリッジの交換時期がわかる液晶がついていたり、汚れが溜まりやすい吐水口のシャワー部分は掃除しやすいように取り外しもできたりと至れり尽くせり。

本体価格が蛇口直結型のなかでは高価な部類なのですが、それに見合った性能が備わった浄水器となっています。

蛇口直結型浄水器 TK-CJ12-W(ホワイト)|パナソニック

こちらはランニングコストを抑えることに焦点を置いた商品です。カートリッジ交換の目安はなんと1年。蛇口直結型でここまで持ちのいいものは珍しいです。

除去成分の数は17種類。ひとつ上で紹介した機種よりも除去能力は落ちてしまいますが、それでも高い性能を維持しています。

交換時期が確認できる液晶がついていない分、本体価格も安価です。コストパフォーマンスの高い製品といえるでしょう。

≪実際に使ってみた方からの口コミ≫

◆一年交換で良く、更年期世代でも取り付けが分かりやすく、買って良かったです一。

◆引越し後これまで、ペットボトルのお水買ってたんですけど、重いし空きボトルの処理考えるとやっぱ浄水器買おうと色々悩んで、実家では他社の浄水器なんですが、パナにしてみました。お水はまろやかで飲みやすいです。取付はカートリッジを外した状態でつけた方が楽にしっかりつけれます。カルキがきつい水質のマンションなので、これからは安心して水を使えます!コスパ良いのでおすすめです。

◆この浄水器にしたら鉄さびの味がしなくなりお水が美味しいです。安心して猫と犬にあげられます。

トレビーノ カセッティ207SLX MK207SLX|東レ

水の出による使い勝手のよさに着目したのが、東レの「トレビーノ カセッティ207SLX」です。ろ過流量はなんと3L。浄水でもたっぷり水が出てくれるので、忙しい朝の時間でもイライラすることなく支度や調理ができます。

原水(浄水器を通さない水)にも工夫がされている本商品。原水シャワーの出方が細くスムーズに出るよう設計されているため、水はねがしにくくなっています。さらに、浄水器を使わない場合に比べて30%節水できるように作られているのも注目ポイントです。

除去成分は17種類、カートリッジ寿命は5カ月と機能も十分。交換目安の液晶表示が大きいのも見やすくて使いやすいですね。

トレビーノ カセッティ206SMX MK206SMX|東レ

こちらの「トレビーノ カセッティ206SMX」は、ひとつ上で紹介した「トレビーノ カセッティ207SLX」の廉価版です。

ろ過流量などの使い勝手は一緒ですが、除去成分は17→16種類に減っています。「陰イオン界面活性剤」(食器用洗剤の成分)の項目がなくなっていますが、それでも十分な性能といえるでしょう。

気になる点としては、カートリッジの寿命が2カ月と短めなこと。ハイペースで交換する必要があるため、手間とコストがかかってしまうデメリットがあります。

その分、本体は求めやすい価格となっているので、ひとまず試してみたい方や長期出張でしばらくの間だけ使いたい方などにおすすめです。

≪実際に使ってみた方からの口コミ≫

◆ホームセンターで若い方々がよく購入されてるので、ネット検索で水道水の汚染を観て気になり購入しました。お米を洗う時に浄水にし安心アップして良かったです。残水量メーターがとても使いやすく良いです。

◆トレビーノは浄水がシャワータイプなので使いやすいと思います。 カートリッジを交換しつつしばらくはこちらを使おうかなと思ってます。

◆取り付けも簡単で使いやすいので母親が喜んでいました。自分達用にもまたリピする予定です。

クリンスイ CSP901 WT(ホワイト)|三菱ケミカル・クリンスイ

とにかく除去成分にこだわりたいのなら、三菱ケミカル・クリンスイ「クリンスイ CSP901」がおすすめ。20種類の成分が除去できる強力フィルターが使えます。カートリッジの交換頻度が3カ月とやや短めですが、今回紹介している商品のなかでは1番性能の高いものとなっています。

目に入りやすい大型液晶も特徴で、

  • ろ過水量
  • カートリッジ残量
  • 適正流量マーク
  • 液晶バッテリー交換マーク

といった表示がされるので、メンテナンス時期がわかりやすくて便利です。特にろ過水量が確認できるのは個性的ですね。

シャワーも飛び跳ねにくい設計になっているのも魅力。水が飛び散って服にかかることも減るでしょう。

クリンスイ CB073 W(ホワイト)|三菱ケミカル・クリンスイ

au PAY マーケットの口コミで好評なのが、こちらの「クリンスイ CB073」です。低価格なのに除去成分が13種類と比較的多く、味の変化を感じやすいのが人気の理由でしょう。

1番の特徴は、スライド式のカートリッジ。手前に引くだけでつけ外しができるので簡単に交換できます。フィルターだけでなく浄水口ごと交換できるため衛生的です。

カートリッジ交換目安は3カ月と短めですが、「1年分のカートリッジ」と「カートリッジ半年分がついている本体×2つ」の値段はそこまで変わらないため、半年ごとに買い直しても◎。

≪実際に使ってみた方からの口コミ≫

◆引っ越してから、水道水が不味くて、買いました。浄水器を初めて使いました。お水が美味しい!早く買えばよかった。

◆取り付けがとても簡単でした。水道が不純物除去されとても美味しいお水になりました

◆アダプターがサイズ違いで取り付け出来なかったからHPから商品送料無料で買えて取り付け出来ました。年末だから無理だろうと思ってたけど2日後には到着。迅速な対応に感謝です。飲んだ感じも前使ってた物より美味しく感じました。

小型浄水器 ウォーターボール ホワイト/グリーン WB600B-G|東レ

必要最低限の性能だけほしいのなら、東レの「小型浄水器 ウォーターボール」はいかがですか。小さいのでシンクを圧迫せず、2,000円前後で買えるので手に取りやすい商品です。

除去成分は5種類。カルキ臭やカビ臭のもとになる成分に対応しているため、おいしい水が飲めます

カートリッジの交換は2カ月に一度と、長い目で見ればコストがかかってしまう本商品。一度こちらで浄水器を使ってみて、水の違いが実感できたらほかの商品も試してみる、というのが賢い使い方です。

補足:浄水器の正しい使い方

浄水器からはカルキ(カルキは通称、実際は次亜塩素酸ナトリウム)を除去した水が出るため、菌が繁殖しやすくなっています。水道水よりも日持ちがしないので、出したあとは早めに飲むようにしましょう

使用後の浄水器のなかは、成分が除去された水が溜まっている状態です。翌朝使うときなど、使わない時間がしばらくつづいたあとは、数秒出して古い水を捨ててから使うようにしてください。また、長時間放置していた場合は、30秒ほど水を流したままにしておきましょう。

寒い土地に住んでいる方は、浄水器のなかが凍らないように夜は水抜きをし、できれば布などに包んでおくことをおすすめします

まとめ

今回は、不純物の除去力やコストのバランスがいい「蛇口直結型浄水器」を紹介しました。つけ外しがしやすいので、気軽に始められるのがおすすめポイントです。

長期間の利用を考えているのなら、ランニングコストもチェックしておきましょう。カートリッジ交換の間隔が長いほどコストが安くなっていきます。性能や初期費用に隠れて見落としがちですが、後悔しないように事前に調べておくのが選び方のコツです。

ウォーターサーバーやペットボトルのミネラルウォーターを買うよりもずっと経済的なので、水道水をおいしく飲みたいなら、ぜひ蛇口直結型浄水器を試してみてください。