ダッチオーブンのおすすめ19選!選び方や人気メーカーを解説

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ダッチオーブンのおすすめ19選!選び方や人気メーカーを解説

キャンプやアウトドア料理を楽しむ方たちの間で人気になっているダッチオーブン。
1台でさまざまな調理ができる万能鍋ですが、使い方やお手入れが難しそうに感じて購入をためらっている人もいるのでは?

この記事ではダッチオーブンの種類や人気メーカーを解説するとともに、使いやすいおすすめ製品をピックアップしてご紹介します!

用途や好みに合ったダッチオーブンをぜひ見つけてください♪

ダッチオーブンとは?特徴と魅力を解説!

ダッチオーブンとは、持ち手と蓋の付いた厚みのある金属製の鍋のことをいいます。
ヨーロッパの家庭で暖炉の上に置いて使用されていた伝統的な調理器具です。

その後、野外で使用するために炭火をのせられるよう、蓋にヘリを付けるなどの改良が施され、アメリカの西部開拓時代に北米を中心に広まっていきました。

1台でさまざまな調理ができる!

ダッチオーブンの最大の魅力は、これ1台でさまざまな種類の調理ができることでしょう。
焼く、炒める、煮るはもちろん、蒸す、揚げる、燻すなど複数の調理方法が可能なため、キャンプやバーベキューで重宝します。

火のついた炭をのせることで、オーブンのように上からも下からも満遍なく加熱できるので、パンやピザなども手軽においしく作れます。

さくらやりんごなど好みのスモークチップを敷いて、網の上に食材をのせて火にかければ、おつまみにもなるスモーク料理もかんたん。
また、焼き芋作りでは全体にムラなく火が通り、甘くホクホクに焼きあがります。

食材の旨味をギュッと閉じ込める!

ダッチオーブンは、無水鍋や圧力鍋のように、蒸気を外に逃しにくい構造になっているため、水分を中にギュッと閉じ込め、素材本来の旨味を引き出す調理が可能です。

シンプルな食材と調理法にもかかわらず、素材の味が凝縮されたワンランク上のキャンプ料理を作ることができます。

食材から出る水分のみで作る無水カレーや無水ビーフシチューもおいしく仕上がり、いつもと違った味わいを楽しめます。

ダッチオーブンの「種類」

ダッチオーブンを選ぶときは、素材ごとの違いに注目しましょう。
主な素材には、鋳鉄、黒皮鉄板、ステンレス・アルミ、ダクタイル鋳鉄の4種類があります。
ここからは素材別に製品の特徴を解説します。

鋳鉄製|本格キャンプにおすすめ

最も一般的なタイプが鋳鉄製です。

鉄を溶かし、型に流し込んで成形する鋳鉄製のダッチオーブンは、しっかりとした厚みがあり高い熱伝導性と保温性を持つのが特徴です。
使うほど油がよくなじみ、コーティングされて使いやすくなるごとに愛着もわいてきます。
長年使いこまれると黒光するようになり「ブラックポット」と呼ばれ、キャンパーたちの憧れです。

長く使うためには、適切なメンテナンスを行うことが大切。
初めに使う前には、出荷時に塗られたサビ止めワックスを焼き切り、食用油をなじませる「シーズニング」という作業が必要です。
また、サビに弱いので、使ったあとのお手入れも欠かせません。

洗剤を使うことができないためお湯を沸かしながらたわしで洗い、空焼きして水分を飛ばしたあとに本体と蓋に植物性オイルを薄く塗ります。

ただし、ヒートショックといって、高温に熱した状態のまま水を入れて急激に冷やすと割れてしまうことがあります。鋳鉄製は急激な温度変化や衝撃に弱いので、取り扱いに注意しましょう。

黒皮鉄板製|お手入れラクラク!初心者におすすめ

黒皮鉄板製のダッチオーブンは、1枚の鉄板をプレス成形したあとに1200℃くらいまで加熱することで、表面に酸化被膜を発生させていることが特徴です。

「黒皮」というのは表面の被膜のことで、この被膜が赤サビを防いでくれる効果があります。ヒートショックにも強く、鋳鉄製よりもかんたんに扱えます。

鋳鉄製と同様、最初の使用前にはシーズニングが必要ですが、その後のメンテナンスがしやすいので初心者におすすめ◎

なかには出荷時にすでに油をなじませてあり、シーズニングが不要の製品もあります。使用後は金たわしや洗剤でゴシゴシ洗っても劣化しにくく丈夫な点が魅力です。

ステンレス・アルミ製|軽い&メンテナンス不要!

ステンレスやアルミは丈夫で軽く、家庭用の鍋で一般的に使われています。熱伝導性と保温性に優れた特徴を持ちます。

ステンレスやアルミは鉄と比べるとサビに強く、サビ止めのワックスなども塗られていないため、シーズニングが不要です。

頑丈でキズが付きにくいことも魅力で、使用後は洗剤で丸洗いできます。
油をなじませる作業も必要ないので、お手入れの手軽さを求めている方におすすめです。

ダクタイル鋳鉄製|丈夫なのに軽量!

ダクタイル鋳鉄製は「強靭な」という意味の名前のとおり、ヒートショックや衝撃に強いのが特徴です。
さらに軽さと薄さを実現しており、鉄器だからこその蓄熱性と保温性も備えているため、食材の芯までしっかり火を通します。

価格は高めですが、大切にメンテナンスすれば長く使えるので、コストパフォーマンスとしては悪くはないでしょう。
ただし、ダクタイル鋳鉄製のダッチオーブンはあまり多くないのが難点です。

ダッチオーブンの「選び方」

ダッチオーブンの素材ごとの特徴を踏まえたうえで、選び方のポイントを「サイズ」と「シーン」に分けて解説します。

人数に合わせて「サイズ」を選ぶ

ダッチオーブンのサイズは主に8インチ~14インチで展開されています。人数や料理の内容に合わせて適したものを選びましょう。

例えば、丸鶏など大きめの食材を扱う場合は12インチ以上のものがおすすめ。
自宅での使用も想定し、少人数用なら8インチでもよいでしょう。以下にサイズと使用人数の目安を記載します。

8インチ(約20cm):1~2人(ソロキャンプや少人数用、2台目に)
10インチ(約25cm):4人(ファミリーキャンプ、家庭のコンロでの使用に)
12インチ(約30cm):4~5人(大きい食材を入れたり、大量に作ったりしたいときに)
14インチ以上(約35cm):6人以上(大人数でのキャンプに)

ダッチオーブンは本体の重量に加え、食材を入れるとかなりの重さになります。
持ち運びや取り回しのしやすさも考慮してサイズを選ぶことがポイントです。

使用シーンを考える

次に、ダッチオーブンを実際に使用するシーンとして、キャンプやアウトドアでのみ使うのか、家庭でも使うのかを考えて選ぶようにしましょう。

キャンプ・アウトドアで使う

キャンプやアウトドアでの使用がメインなら、蓋が平らでヘリの付いた炭がのせやすいタイプがおすすめ◎
ダッチオーブンならではの、上下から同時に加熱する調理方法を実践できます。食材の芯までじっくり火が通り、旨味をギュッと凝縮したおいしい仕上がりに。

また、焚き火台を使わずに薪や炭の上に直置きする場合、鍋が傾いてしまうことがあります。
脚付きのタイプを選べば、平らではない場所でも安定して使えます。
さらに、2段重ねにして複数の料理を同時並行で調理することも可能。

素材の面では、屋外では再加熱が容易ではないため、蓄熱・保温性が高い鋳鉄製などが適しています。
シーズニングなどメンテナンスに多少手間がかかりますが、その分自分だけのダッチオーブンに育てる楽しみがあります。

家庭でも使う

家庭のキッチンでの使用も想定している場合は、鍋底に脚が付いていないタイプを選びましょう。
最近はIHや電気プレート対応の製品も販売されています。対応する熱源を購入前にしっかりとチェックしましょう。
オーブンで使用する予定のある方は、庫内に収まるサイズかどうかの確認も忘れずに。

またお手入れのしやすさも大切なポイントです。
シーズニングや使用後に油を塗る作業が不要なステンレス・アルミ製なら、食器用洗剤で丸洗いでき、鋳鉄製などに比べて取り扱いがかんたんです。

ダッチオーブンの「おすすめ人気メーカー」

ダッチオーブンは、さまざまなアウトドア用品・キャンプ用品のメーカーから販売されています。メーカーによって異なる特徴があるので違いを押さえておきましょう。
ここではおすすめの人気メーカーを紹介します。

コールマン(Coleman)

年代を問わずアウトドアの愛好者から高い人気を誇るキャンプ用品の総合メーカーです。アメリカで生まれ、日本ではランタンの人気で有名になりました。

コールマンのダッチオーブンを選ぶなら脚付きタイプがおすすめです。炭火の上や地面、テーブルでもとびきりの安定感があります。素材は鋳鉄製がメイン。メンテナンスの手間はかかりますが、肉厚なボディが素材の旨味を十分に引き出してくれます。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG)

キャプテンスタッグは、日本のアウトドア・レジャー用品の総合ブランドです。
コストパフォーマンスに優れたアウトドアアイテムを多く展開し、キャンプ初心者から上級者まで幅広く人気があります。

キャプテンスタッグのダッチオーブンは、品質の高さが特徴です。大人数で本格的にアウトドアを楽しむためのモデルから、ソロキャンプで使用できるモデルまで、幅広いラインナップの中から自分の用途に合う製品を見つけやすいでしょう。

ロッジ(LODGE)

ロッジは1896年にアメリカで誕生した鋳鉄製品のメーカーです。
メーカーを代表するダッチオーブンをはじめ、バーベキュー用の鉄板やスキレットなど、ラインナップの種類は150以上。世界中のレストランやアウトドアシーンで愛用されています。

ロッジのダッチオーブンは、シーズニングが不要なことがうれしいポイント。出荷前に安全な大豆油でならし済みで、手に入れたその日から本格的に使用できます。

ユニフレーム(UNIFLAME)

ユニフレームは新潟県燕市に本社を構えるアウトドア用品の総合メーカーです。
ブランド名は「ユニークな炎(フレーム)を創造する」という理念に由来。自然に畏敬の念を抱く日本の地で、アウトドアの楽しさを引き出す炎を燃やし続けたいという願いが込められています。

ユニフレームのダッチオーブンは、黒皮鉄板製なのが特徴。1枚の鉄板で作られているからこその熱伝導のよさが魅力です。
ガス・IHに対応し、家庭での調理にも重宝するでしょう。
アクセサリのラインナップも豊富でキャンプの楽しみ方が広がります。メンテナンスがしやすいので、初心者の方にもおすすめです。

ソト(SOTO)

ソトは工業用バーナーの製造会社である新富士バーナーが手がけるアウトドア用品ブランドです。
主力製品は、カセットガスを燃料にした燃焼器具。バーナーやランタンを中心に、調理器具や燻製用品などを取りそろえています。

ソトのダッチオーブンは、すべてステンレス製。
お手入れがかんたんでサビにくく、耐久性の高さも備えています。家庭のガスコンロやIH、ハロゲンヒーターでも使用可能。多彩なサイズ展開に加え、底網やスタンドなどのアクセサリがあり、使用シーンにぴったりの製品が選べるでしょう。

スノーピーク(snow peak)

スノーピークは高品質なキャンプ・アウトドアアイテムを展開している日本のブランドです。
デザイン性に優れたアイテムが多く、見た目にこだわりたい方に支持されています。

スノーピークのダッチオーブンは、外でも家でも使いたくなる品質の高さが魅力です。
素材には新潟県・燕三条の極薄鋳鉄が採用されています。地元職人の高い技術に裏打ちされた製品は軽くて扱いやすく、火の通りも抜群。金額はやや高めですが、本格志向の方に愛用されるブランドです。

【鋳鉄製】人気のダッチオーブンおすすめ8選

ここからは、鋳鉄製のダッチオーブンのなかで特におすすめの製品を紹介します。

シーズニング不要で初心者に優しい『キャプテンスタッグ UG-3035(10cm)』


鋳鉄製ながらシーズニングが不要で、家庭用のオーブンにも対応しているため、初心者でも扱いやすい製品です。使い始めは洗剤で洗って、植物油を塗るだけで調理できます。サイズ展開が豊富で、用途に合わせて選択可能。UG-3035/10cm、UG-3036/14cm、UG-3040/18cm、UG-3037/22cmの4種類あります。

 

魚が調理しやすい角型スタイル『キャプテンスタッグ UG-3063(B5型)』


魚などが調理しやすい横長の角型ダッチオーブン。炊き込みご飯、パエリア、蒸し鶏なども作れます。蓋を裏返すと、焼肉のグリルプレートとしても使用可能。表面の凹凸が余分な脂を落としてくれるので、さっぱりヘルシーに焼きあがります。シーズニングは不要で、IHにも対応しています。

 

5mmの厚みで蓄熱力が抜群!『ロッジ L12DCO3(30cm)』

ロッジ L12DCO3(30cm)
こちらも初心者にうれしいシーズニング不要の製品。アウトドア調理器具の扱いに慣れていない方でも安心して使い始められます。鉄の蓄熱性を高める5mmの厚みが採用され、屋外での調理、保温に力を発揮。蓋の上に炭をのせて上からも下からも加熱が可能で、キャンプ料理のバリエーションが広がります。

 

おしゃれさ満点でインテリア映え!『ロッジ EC3D43(25cm)』


おしゃれでかわいらしいダッチオーブンを探している方におすすめしたいのがこちら。インテリアに映えるデザインと明るいカラーリングが目を引きます。機能性も申し分なく、重厚な鋳鉄の鍋にエナメルコーティング(2層ガラスコーティング)が施され、熱伝導と保温性に優れています。熱源はオーブン・直火・IH・ハロゲンヒーターに対応。食洗機で洗えるなど、お手入れのしやすさもポイントです。

 

丈夫な作りで長く愛用できる『コールマン 170-9392(25cm)』


丈夫で長持ちする鋳鉄製で、末永く愛用できる一品。10インチは4人家族で使用したい方におすすめのサイズです。コールマンの製品は植物性のオイルで仕上げてあり、シーズニングの手間がかかりません。届いた日から、パエリアやパンなどのアウトドアメニューを楽しめます。熱くなった蓋を楽に取り外せるリッドリフター付きで、屋外でも安心して取り扱えます。脚付きの安定性を求める方には、ワンサイズ上の12インチがおすすめです。

 

専用のキャリーバッグで持ち運びにとても便利!『ロゴス No.81062229(25cm)』


重量のあるダッチオーブンを持ち運びしやすいように、専用キャリーバッグが付いています。キャリーバッグの素材はポリエステルで、丈夫で油が染みにくく、周りの物を汚すことなく収納できます。ロゴスの「SLダッチオーブン」シリーズは、別売りの姉妹品を組み合わせることで囲炉裏スタイルになるなど、用途のバリエーションが豊富。こちらも他の製品と同様、シーズニングが不要です。

 

熱伝導性の高さで食材本来の旨味が生きる!『ペトロマックス ft12-t(39cm)』


優れたデザイン性とオリジナリティを兼ね備えたペトロマックスのダッチオーブン。ブランドロゴ入りの蓋は、スキレットやプラッターとしても使用可能です。鍋底に付いていた脚をなくすことにより、安定性が増しています。高品質の鋳鉄は熱をじっくり伝えるので、食材が持つ旨味を最大限に引き出してくれます。こちらは大勢での利用に適した大きさですが、サイズ展開が豊富で小型から大型まで好みに合ったものが見つかるでしょう。

 

充実した付属品で用途が拡大!『SIS D545S(25cm)』


アウトドアはもちろん、家庭用のコンロでも使えるシーズニング不要のダッチオーブンです。キーマカレーやラタトゥイユ、ライ麦パン、ローストビーフのレシピが付いて、製品にぴったりのアウトドア料理に挑戦できます。さらに便利な付属品3点(五徳、リッドリフター、収納袋)もセットに。五徳は蓋置き、蓋はフライパンとしても使用できる仕様で用途が広がります。リッドリフターを使えば火傷の心配なく蓋の移動が可能。さらに収納ケース付きで持ち運びもラクラクです。

 

【黒皮鉄板製】人気のダッチオーブンおすすめ3選

続いては、使い込むほどに味が出てくる黒皮鉄板製ダッチオーブンのおすすめ商品を紹介します。

まずはスタンダードな10インチから『ユニフレーム 660942(26cm)』

ユニフレーム 660942(26cm)
アウトドアからキッチンでの普段使いまで幅広く使いやすい定番のサイズ。ファミリーキャンプにおすすめです。1枚鉄で作られた黒皮鉄板製で、優れた熱伝導率を持ち全体をムラなく加熱できます。急激な温度変化にも対応する強靭性を備えているので、キャンプやバーベキューのシーンでの使用も安心。本体・蓋の接触面のかみ合わせは、精密な機械加工による均一でフラットな仕上がりのため、しっかり内部を密閉します。ムラなく火が通り、おいしくローストビーフやスープを作れます。

 


ユニフレームの商品には、フライパンの形をしたスキレットにも黒皮鉄板製のものがあります。本体の厚さ3.2mmの本格派で、ダッチオーブンのように炒め物から揚げ物、煮物、ピザ作りまでこなします。黒皮鉄板の特性である熱伝導率のよさは同様で、初心者にも扱いやすい点が魅力です。

 

手頃なサイズで2台目にも最適『ユニフレーム 660935(20cm)』


こちらもユニフレーム製品でやや小型の8インチ。底面は脚がなく平らになっているので、アウトドアでの使用はもちろん、家庭のキッチン(ガス・IHともに対応)でも手軽に使用できます。少人数の料理や2台目の利用にもってこい。重量は約4.2kgと軽いため女性でも楽に扱えます。

 

【ステンレス・アルミ製】人気のダッチオーブンおすすめ5選

続いて、軽くてメンテナンスが手軽なステンレス・アルミ製のダッチオーブンのおすすめを紹介します。

衝撃や温度変化に強い『ソト ST-912(30cm)』

ステンレス製のダッチオーブンでシーズニングは不要。家庭用の鍋と同じ方法でお手入れするだけで長く使用できます。使用後のサビ防止用油も不要で手間がかかりません。料理に油が浮かないので、ご飯や汁物などもおいしく調理でき、残った料理を入れたまま保管でき、またそのまま温め直しができます。また耐久性に優れ、お手入れや持ち運び時の不意な衝撃、急な温度変化で割れることがなく安心です。

 

蓋がスキレットになる2way仕様!『ソト ST-910DL(27cm)』

保温性が高く冷めにくい、厚さ4mmのステンレス鋼板が使用されたダッチオーブンです。アウトドアでの本格的なオーブン料理から家庭での鍋料理まで、さまざまな用途に対応した万能型。蓋の置き方で「ディープサイズ」「ハーフサイズ」の使い分けができ、調理の幅が広がります。さらに蓋単体でスキレットとしても使用可能に!シーズニング不要でお手入れもかんたん。IHにも対応しています。

 

スタイリッシュなBBQスタイル!『TSBBQ TSBBQ-029(20cm)』

高品質の製品を作るものづくりの街「燕三条」と「バーベキュー」の頭文字を取った、TSBBQブランドの製品です。ダッチオーブンでは世界で初めてアルミとステンレスの三層鋼を採用。約3.89kgと軽量化を実現し、鋳鉄製と比べて30%、オールステンレス製と比べて20%重さを抑えました。荷物が増えがちなアウトドアでも楽に持ち運べるでしょう。浅型の形状にもこだわりがあり、深型だと取り回しが難しかった炒め物もヘラや菜箸の入れやすさを考慮。アウトドアで便利なツルは、家庭でも使いやすいよう着脱式になっていて、普段使い&アウトドアの2wayで活躍します。

 

あと一品足したいときに!『TSBBQ TSBBQ-011(15cm)』

同じくTSBBQブランドが提供する、6インチのダッチオーブン。ソロキャンプやバーベキューでの一品足しに重宝するサイズです。アルミとステンレスの三層鋼の便利なところは軽さだけでなく、熱が伝わりやすいこと。アルミが中央に挟まれた構造で、鍋全体にムラなく熱が伝わり従来のステンレス製特有のデメリットを解消しています。鍋の形状にもひと工夫し、底面から側面にかけて滑らかな丸みがあることで対流が生まれ、吹きこぼれなどを防ぎます。

 

アウトドアコーディネーターが監修!『ベルモント BM-256(20cm)』

アウトドアコーディネーターとして著名な小雀陣二氏が商品企画監修に携わったダッチオーブンがこちら。手頃な8インチサイズで容量は2.87リットル、カレーなら6~8人前ほど作れます。
ひと回り大きな10インチのダッチオーブンの中に入れ調理や収納ができ、パンやラザニア、グラタンをおいしく仕上げられます。直火・IH対応で、アウトドアでも家庭でも手軽に使用できることも魅力です。蓋はスキレットとしても使用できる優れもので、裏返すとコンパクトに収納できます。

 

【ダクタイル鋳鉄製】人気のダッチオーブンおすすめ3選

薄くて軽量、衝撃に強いダクタイル鋳鉄製のダッチオーブンからおすすめ製品を紹介します。

薄く軽く進化した逸品!『スノーピーク CS-520(26cm)』

新潟・燕三条の技術力によってできた、薄く軽く進化したダッチオーブンです。火の通りがよく、肉はもちろん野菜も素材の味が引き出されておいしさがアップ。一生育てたくなる一品です。IH対応で家庭でも大活躍します。ハンドルは握りやすい形状で、持ち運びが楽ちん。蓋のフチには炭をのせたときに落ちにくいリブを備え、ポットのツルの中央は吊り下げフックなどをかけやすい仕様になっています。キャンプを愛する人のことを考え抜いた製品です。

 

コロダッチカプセルなら調理してそのまま器に!『スノーピーク CS-502R(25cm)』


ちょっとしたサイドメニューが欲しいときにおすすめなのが、スノーピークのコロダッチシリーズです。蓋と本体が重なるエッジ部分は、本体+本体、蓋+蓋の組み合わせも可能な精巧さで、食材のおいしさを逃しません。調理後に器としてそのまま食卓に出せるおしゃれなデザインのため、家庭でも大活躍!横長の形状が特徴的なコロダッチカプセルは、魚やアスパラなどの長い食材にも対応します。蓋の裏面には、肉や魚の脂を落とすのに便利な3mm厚のリブ加工が施されています。

 

楕円形がかわいいコロダッチオーバル『スノーピーク CS-503R(24cm)』

コロダッチオーバルは手軽に使える、小さいサイズのダッチオーブンシリーズです。大きさはキャベツ半分が入るくらい。深さがあるため、スープや炊き込みご飯など幅広い料理に対応します。コロダッチカプセルと同様に、蓋の裏面には焼き物に便利な3mm厚のリブ加工が施されており、食材の余分な油を落としながら食欲をそそる焼き目が付けられます。アウトドアでも家庭でも頼りになる使い勝手のよさから、多くのキャンパーから支持を得ている製品です。

 

レシピいろいろ!ダッチオーブンで作れる「人気メニュー」

お気に入りのダッチオーブンを手に入れたら、さっそく料理にチャレンジしてみましょう。ここからはダッチオーブンで作れる人気メニューのレシピを紹介します。

かんたんジューシーなローストチキン!

下処理をして焼き目を付けた丸鶏肉と、旬の野菜をたっぷり入れて加熱するローストチキンは、ダッチオーブンを使ったアウトドアの定番料理です。

炭火で豪快に焼いたジューシーな味わいを堪能できる肉料理は、キャンプ料理の醍醐味でしょう。

応用編としてローストビーフもおすすめ。少し材料費はかかりますが、家庭ではなかなか作ることのないローストビーフを外で食べられるのは、最高の贅沢ですよ。

■ローストチキンのレシピ
<材料>
丸鶏(下処理済みのもの)……1羽1.5kg
塩・粗挽きこしょう……適量
にんにく……2片
セロリ……2本
オリーブオイル……大さじ2
じゃがいも・にんじん・さつまいも(大きめに切り分ける)……適量

<作り方>
1.丸鶏に塩・粗挽きこしょうで下味を付ける。外側だけでなくお腹の中も忘れずに。
2.丸鶏のお腹の中に、皮を剥いてつぶしたにんにくと、葉と茎をざく切りにしたセロリを半分の量詰める。
3.温めたダッチオーブンにオリーブオイルをなじませたら、お腹側を下にして丸鶏を入れ、表面全体に焼き色が付くまで加熱する。
4.いったん丸鶏を持ち上げ、残りのセロリを鍋底に敷き、蓋をして中火で加熱する。
5.シューシューと音がしてきたら火を弱め、40〜50分加熱する。
6.蓋を開け、じゃがいも・にんじん・さつまいもを丸鶏の周りに並べ入れ、蓋をしてさらに約20分加熱する。
7.火の通りを確認するため丸鶏に串を刺して抜き、透明な脂があふれてきたらできあがり。

白米はもちろん、パエリアも!

ダッチオーブンは炊飯の機能も優秀です。白いご飯はもちろん、旬の食材を使った炊き込みご飯やピラフ、華やかな見た目が食欲をそそるパエリアまで幅広く対応しています。

普段から食べている銘柄米なら、ダッチオーブンと炊飯器との違いがはっきりわかるはずです。

■パエリアのレシピ
<材料>
鶏もも肉……200g
エビ……4尾
ハマグリ……8個
玉ねぎ……1/2個
にんにく……1片
オリーブオイル……大さじ1
米……2合
水……320ml
白ワイン……50ml
パエリアの素……2袋
コンソメ……1個
ハーブソルト……適量
こしょう……適量
ローズマリー……1本

<作り方>
1.鶏もも肉は2cm角ほどの食べやすい大きさに切る。エビは背わたを取る。
2.玉ねぎ・にんにくはみじん切りにする。
3.ダッチオーブンでオリーブオイルを熱し、にんにくと玉ねぎを入れ炒めて香りを立たせる。
4.鶏もも肉を加え、焼き目が付いたらいったん取り出す。
5.米を入れ、白く変化するまで炒める。
6.5に水・白ワイン・パエリアの素・コンソメ・ハーブソルト・こしょうを入れて全体をよく混ぜる。
7.4の鶏もも肉を戻し、エビ・ハマグリ・ローズマリーを加えたら、蓋をして15分ほど弱火で炊く。
8.火を消して、15分蒸らしたらできあがり。

生地を事前に用意して、ピザやパンを焼く!

前日にパン生地を仕込んでおき、翌朝にダッチオーブンで焼き上げれば、朝食に焼き立てのおいしいパンが食べられます。

ホームベーカリーとは違った香ばしさやふんわり感が楽しめるので、パン好きにはぜひチャレンジしてほしい一品。おやつ用にシナモンロールなどを用意するのもよいでしょう。

キャンプ場で手作りのピザをビールのつまみに焚き火を囲むのも最高ですね。

■ピザのレシピ
<生地の材料>
薄力粉……150g
牛乳または水……80ml
ベーキングパウダー……小さじ1
オリーブオイル……30ml
塩……少々
砂糖……少々

<作り方>
1.生地の材料すべてをボウルに入れ、手でよく混ぜ合わせる。
2.粉っぽさがなくなるまで混ぜ、生地の表面がなめらかにまとまってきたら、ラップに包んで15分常温で休ませる。
3.めん棒で生地をのばして成形し、具材をのせる部分にフォークでいくつか穴を開ける。
4.好きな具材をトッピングする。
5.熱したダッチオーブンに底上げのための網を入れ、その上にクッキングペーパーを敷く。
6.ピザを置いたら蓋をして、上に炭をのせて焼く。

カレーやシチューなどの煮込み料理も◎!

アウトドアの定番メニューといえばカレー。そのカレーも、ダッチオーブンで作れば一味違う豪華な味わいになります。

ダッチオーブンは無水調理に適した鍋で、圧力鍋のような感覚で調理できます。
カレー以外にも、ビーフシチューや豚の角煮など、いろいろな煮込み料理を楽しんでみるのはいかがでしょうか。

■手羽先のトマト煮込みのレシピ
<材料>
手羽先……300g
玉ねぎ(一口大に切る)……2個
トマト(湯剥きして四つ切りにする)……3個
アスパラ(斜め切り)……1束
オリーブオイル……適量
にんにく(おろす)……適量
コンソメ……適量
水……適量

<作り方>
1.熱したダッチオーブンにたっぷりのオリーブオイルとにんにくを入れ香りを立たせる。
2.手羽先を入れて焼き目を付ける。
3.玉ねぎ・トマトの順で加えて炒める。
4.手羽先が少し隠れるくらいまで水を入れる。
5.コンソメをたっぷりかけて蓋をし、約30分煮込む。
6.アスパラを加えて一煮立ちしたらできあがり。

燻製もラクラク!

燻製用のチップとアルミホイル、網を用意すれば、燻製もかんたんに作れます。

お手入れが面倒で重いというイメージがあるダッチオーブンですが、これ1台あればキャンプに大きな燻製鍋を持っていく必要もありません。

ダッチオーブンの上級活用者を目指して、燻製にもぜひ挑戦してみませんか。

■おつまみスモークのレシピ
<材料>
ホタテ……お好みで
たこ足(ボイル)……お好みで
うずら卵(ボイル)……お好みで
チーズ……お好みで
塩・こしょう……適量
好きな香りのウッドチップ……適量

<作り方>
1.ホタテ・たこ足・うずら卵に塩・こしょうをふって下味を付ける。チーズは網に当たる部分以外の包みをはがす。
2.ダッチオーブンにアルミホイルを敷いて、ウッドチップを入れて強火で熱する。
3.チップから煙が出てくるのを確認したら、網の上に食材を並べる。
4.蓋と本体の間に割り箸などを挟んで隙間を作り、弱火で5~10分加熱する。

おわりに

さまざまな調理法が楽しめてアウトドアでもインドアでも活躍するダッチオーブン。
ここまで素材ごとの特徴や人気メーカー、おすすめの製品などを紹介してきました。
使用するシーンや必要なサイズに合わせた自分好みのダッチオーブンを見つけて、豊かなアウトドアライフを楽しみましょう!