「パンプスが脱げる問題」対策と応急処置!脱げないパンプス選びのコツも解説

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「パンプスが脱げる問題」対策と応急処置!脱げないパンプス選びのコツも解説

パンプスはビジネスファッションのみでなく、普段のコーデとの相性もよくとても役立つアイテムですが、「すぐに脱げてしまってあまり得意ではない…」と感じている方も多いと思います。

そこでこの記事では、パンプスが脱げやすい原因を明らかにするとともに、脱げにくいパンプスを選ぶポイントを詳しく解説します。

また、おすすめの対策グッズや簡単な応急処置の手段もあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。パンプスへの苦手意識を克服して、おしゃれを楽しみましょう!

パンプスが脱げる原因は?

パンプスが脱げる原因は?

パンプスは足の甲部分が広く開いていることもあり、脱げやすい構造になっています。ただ、パンプスが脱げる原因はこれだけではありません。

脱げにくくするためには、まず「なぜ脱げやすいのか」を知ることが重要なので、原因を詳しく見ていきましょう。

【脱げる原因1】サイズが合っていない

足の甲をおおって紐で締めるスニーカーや、足をすっぽり包み込むブーツは、多少サイズが大きくてもすぐに脱げることはあまりないでしょう。しかし、履き口が広く、つま先とかかとのみで足を支えるパンプスは押さえる力が弱いので、サイズがぴったりはまっていない場合は脱げやすくなる傾向があります。

さらに、ヒールが高いパンプスは、歩いている途中につま先の方向へ足がずれてかかとに隙間ができやすいので、サイズが大きいと緩くて脱げてしまいます。

【脱げる原因2】横幅や甲の高さが合っていない

靴を購入するとき、靴のcm数しか確認しない方は意外と多いのではないでしょうか。しかし、たとえ足の長さと靴の長さがぴったりだとしても、足の横幅や甲の高さが合っていなければ、中で足が動いてしまい脱げやすくなると考えられます。

履いたときに足が横にずれたり履き口に隙間ができたりする場合は、横幅や甲の高さがフィットしていないということなので、しっかりと合うものを選びましょう。

【脱げる原因3】足がむくんだ状態で試し履きをした

足は、血行不良や長時間の同じ体勢、塩分や水分の取りすぎなどでむくんでしまうことがあります。足がむくんだ状態で試し履きをして購入したパンプスは、あとでもう一度履いたときに緩く感じ、脱げやすいです。

試し履きするタイミングには気を付けましょう。

【脱げる原因4】かかとが先に地面につく歩き方をしている

パンプスでの歩き方にはコツがあり、スニーカーと同じ歩き方をすると脱げやすくなることもあります。

スニーカーの場合、かかとが先に地面につくように歩くことが一般的ですが、パンプスの場合は、つま先とかかとが同時に地面につくように、足裏全体で着地します。この歩き方を実践すれば、パンプスが脱げにくくなる上に見た目もすらりと美しくなるのでおすすめです!

背筋を伸ばして全身を使うと、さらにスタイルがよくなる効果も期待できるので、ぜひ試してみてください。

パンプスが脱げるときのおすすめ「対策グッズ」

パンプスが脱げるときのおすすめ「対策グッズ」

「デザインは気に入っているけれど、脱げやすくて中々履いて出かけられない…」という場合でも、諦めるのはまだ早いです。パンプスが脱げないようにする対策グッズはたくさんあるので、いくつかピックアップしてご紹介します!

中敷き(インソール)

足の横幅や甲に隙間があると、歩いている途中にパンプスの中で足が滑って脱げやすいと感じることも。そんなときは、「中敷き」が役立ちます。中に入れて足との隙間をなくすことでパンプスを足にフィットさせ、中で足が滑ることを防いでくれます。

衝撃の吸収に優れているものや、自分で切って大きさを変えられるものなど、製品によってさまざまな特徴があるので、パンプスのフォルムや使用する目的を考慮した上で選ぶことをおすすめします。

脱げにくくするために平坦なものを選びがちですが、足のフォルムに合わせて立体的に作られたものが特におすすめです。前滑りだけではなく、横滑りの対策にもなります。

疲れ知らずのもちもちクッション!『疲れない魔法のインソール』

『疲れない魔法のインソール』

立体的に作られた「ふわふわ」「もちもち」のクッションが、パンプスの中での滑りを防いで脱げにくくします。薄めの中敷きの場合、中でずれたり丸まったりして履き心地が悪くなることがありますが、こちらの『疲れない魔法のインソール』はしっかり足にフィットする優れものです。包み込まれるような感触が病みつきになると、高い人気があります。

また、歩くときの足の疲れや痛みを和らげてくれるので、長時間歩いても辛くないというところもうれしいポイント。パンプスでのおでかけが楽しくなるでしょう。

 

パンプス

「パンプスを履いて歩くとすぐ疲れてしまう…」という方は、「20km歩ける!」と話題の疲れにくいパンプスを試してみると◎!おすすめを6点ご紹介しているので、仕事でよくンパンプスを履く方はもちろん、普段のお出かけでもパンプスを履く方はぜひチェックしてみてください。

 

シューズクッション

足とパンプスをぴったり合わせるために、隙間を微調整できるものが「シューズクッション」です。かかと用やつま先用などがあり、パーツごとに調整できます。中敷きを使うと全体的に底上げされてしまうので、脱げにくくなる代わりに甲が当たって痛みを感じることもあるかもしれませんが、シューズクッションを使えば部分的な調整が可能なので快適に履けるでしょう。

「履いてすぐのときはサイズが丁度よいのに、歩いている途中に緩くなり脱げやすい」という場合は、つま先用が便利です。かかとの隙間がなくなることにより、前滑りが改善されて脱げにくくなるでしょう。

かかとがぴったりフィット!『ジェル・ヒール・シールド(かかと用)』

ジェル・ヒール・シールド(かかと用)

かかと部分が緩くて脱げる場合は、こちらの『ジェル・ヒール・シールド(かかと用)』を試してみてください。かかとの内側に貼ると、目立たない透明なジェルが隙間を埋めて、脱げやすさを解消するだけでなく靴擦れの発生も防いでくれます。左右の足の大きさが異なり片方だけが脱げやすい場合は、緩い方にのみ貼り付けましょう。臭いや汚れが気になってきたら、ぬるま湯で洗って自然乾燥させれば繰り返し使えます。

 

やさしく前滑りをガード!『ジェル ハーフ・インソール』

『ジェル ハーフ・インソール』

衝撃の吸収力に優れたジェルがつま先をやさしく支えるので、前滑りだけではなく、痛みや底豆の発生防止も期待できます。ジェルは適度な厚みで足を押し上げて甲の隙間を埋めるので、足とパンプスをフィットさせて脱げにくくします。内側にしっかり粘着するので、中でずれる心配はありません。

何度も貼ったり剥がしたりできるタイプですが、粘着力はしっかりあります。位置を微調整しながら、足にぴったりフィットするようにセットしましょう。

 

シューズバンド

「シューズバンド」は、「シューズベルト」や「シューズストラップ」と呼ばれることもあるアイテムで、パンプスを履いた足のまわりに装着して使用します。足とパンプスが密着するので、脱げにくくなります。

ゴムや皮、シリコンなどの素材から、シンプルなバンドタイプやフックで留めるタイプなどのフォルムまで、種類はさまざまです。さらに、パールやビジューのついた華やかなものや、目立たない透明なものもあります。脱げるのを防ぐだけではなく、気分によって使い分ける楽しさも兼ねているところがメリットです。

ひとつのシューズバンドを使い回したい場合には、透明なもの、または白や黒などのベーシックな色のものを選ぶと、どのパンプスにも合わせやすいのでおすすめ!

足とパンプスがぴったり密着!『シューズストラップ』

『シューズストラップ』

かかと・足首・靴底の3点を押さえるシューズストラップは、パンプスが脱げないよう、しっかりと固定してくれます。12色ものカラーが豊富にそろっており、パンプスと同系色のものでなじませたり、異なる色のものをアクセントにしたりと、シーンによって使い分けることもおしゃれの醍醐味でしょう。細身ですっきりとした印象の上品なストラップタイプは、オフィススタイルにも活用できます。

フックで留めるので、脱げにくいのに中がきつくないところがうれしいポイントです。

 

目立たずホールド!『透明シューズベルト』

『透明シューズベルト』

パンプスが元々持つフォルムやカラーのイメージを変えたくない場合は、足とパンプスをしっかり固定してくれる透明のシューズベルトがおすすめです!細身な上に透明なので目立ちにくく、パンプスの印象に影響を与えません。

ひとつあれば、複数のパンプスに使い回せるところも◎!長さの調整も可能なので、「サイズが合わなくてきつい…」ということもないでしょう。

 

フットカバー・靴下

足の甲が浮いて脱げやすい場合、靴下を履くことで隙間を埋められます。また、素足やストッキングを履いた足でパンプスを履くと、汗をかいたときに中で滑ってしまうことがよくあります。その場合にも、靴下を履いておけば汗を吸収してくれるので、足が滑りにくくなるでしょう。

パンプスを履いたときに隠れるくらい丈の短い、「フットカバー」と呼ばれる靴下は、脱げるのを防ぐのに効果的です。フットカバーには、滑り止めがついた商品が多く出ており、足とパンプスをフィットさせて、さらに脱げにくく改善してくれるのでおすすめです!

脱げずに隠れてサポート!『フットカバー』

『フットカバー』

足底に滑り止めがついているので前滑りすることなく、歩いている途中でパンプスが脱げてしまう心配がありません。また、内側についているシリコンの滑り止めが足にぴたっとフィットするので、フットカバー自体もずれにくくなっています。

丈が短い浅履きなのでパンプスからはみ出さず、デザインやコーデを邪魔しないところも◎!

 

華やかにパンプス脱げを防ぐ!『花柄レースソックス』

『花柄レースソックス』

汗を吸収しやすいコットン素材を使用しているので、足の滑りを防ぐ効果が期待できます。どのパンプスにもなじむベーシックカラーで、透け感のあるデザインがコーデにアクセントを与えるでしょう。

華やかな花柄レースは女性らしさをアップさせるので、パンプスコーデにうってつけです。

 

パンプス

足の裏は特に汗をかきやすい部分なので、どうしてもパンプスが臭ってきてしまうこともあると思います。洗えない素材のパンプスの場合は、どうすれば臭いを落とせるのか分からず、諦めている方も少なくないはず。そんな方には、洗えない靴の消臭が簡単にできる便利アイテムがおすすめ!

メリットをたっぷりご紹介しているので、要チェックです。

 

パンプスが脱げるときの「応急処置」

外出中、歩くたびにパンプスが脱げてしまうときは、応急処置を施してピンチをしのぎましょう。コンビニなどで入手しやすいアイテムを使って一時的にパンプスを脱げにくくする、とっておきの手段を紹介します。

つま先部分に「ティッシュ」を詰めてサイズ調整!

つま先部分に「ティッシュ」を詰めてサイズ調整!

かかとが緩くて脱げやすい場合は、つま先にティッシュを詰めることでかかとの隙間がなくなって脱げにくくなります。細かく裂いて微調整できるところが、ティッシュのメリットです。

しかし、柔らかく水を吸収しやすいので、長時間歩いていると徐々に圧縮されて、再度隙間ができてしまいます。さらに、つま先がティッシュで圧迫されて、指が曲がったり痛くなったりするおそれがあるので、長時間の使用はおすすめできません。あくまでも、応急処置にとどめておきましょう。

パンプスの内側に「絆創膏」を貼って滑り止めに!

パンプスの内側に「絆創膏」を貼って滑り止めに!

緩くて脱げやすい場合には、パンプスの内側に絆創膏を貼れば、足が滑りにくくなります。土踏まずに貼って甲がフィットするように調整したり、かかとに貼って足がすっぽり抜けることを防いだりする使い方がおすすめです。1枚貼っても隙間が埋まらずずれてしまう場合は、何枚か重ね貼りしましょう。

ただし、絆創膏の粘着力が弱いと、汗の影響を受けて簡単に取れてしまうこともあるので、注意が必要です。

脱げにくいパンプスの選び方

対策グッズや応急処置も必要ない「脱げにくいパンプス」を選ぶために、押さえておきたいポイントがいくつかあります。自分の足にぴったりの脱げにくいパンプスを見極めて、おでかけが楽しくなるお気に入りの1足を見つけましょう。

「サイズ」や「形」が足に合ったものを選ぶ

サイズや形が足に合ったものを選ぶ

つま先とかかとのみで足を支えるパンプスは、足のフォルムとぴったり合うものを選ばないと、脱げやすくなってしまいます。

足にフィットするパンプスを選ぶには、足の長さや横幅、甲の高さなど、チェックすべきポイントがいくつかあります。靴を購入するときは、足の長さを表すサイズを確認することが一般的ですが、パンプスの場合はサイズだけではなく、「足囲」とも呼ばれる「ワイズ」の確認も欠かせません。

サイズは、一番長い足の指先からかかとまでを、垂直に測った値です。

一方、ワイズは親指と小指それぞれの付け根の骨が突き出している部分を通って、メジャーなどで1周を測った値を表します。㎝ではなく、アルファベットの「D・E・EE(2E)・EEE(3E)・EEEE(4E)」で表記されます。10段階あり、アルファベットのAに近いほど幅が狭く、Eの数が多いほど幅広です。

足の甲が高くて幅が狭い人と、足の甲が低くて幅が広い人では合うパンプスが異なりますが、ワイズの値は同じになる可能性もあります。なぜなら、ワイズは足の幅を表す値ではなく、足を1周して測った足囲を表すものだからです。つまり、ワイズの値のみで、自分にぴったり合うパンプスを見つけることは難しいと言えます。

足の幅や甲の高さは人によって異なるので、ワイズの表記を参考にした上で試着し、横幅が緩すぎず、履き口に隙間が生じないパンプスを選ぶとよいです。ヒールのあるパンプスは、歩いている途中につま先の方向へ足がずれる「前滑り」が起こるおそれがあるので、つま先の幅がきつくないかどうかも確認しましょう。

試し履きは「足がむくむ時間帯」を避ける

試し履きは足がむくむ時間帯を避ける

個人差はありますが、午後になるにつれて足がむくんで大きくなりがちです。足がむくむ時間帯に試し履きをして選んだパンプスは、むくみが治っているときに履くと、ぶかぶかと緩く脱げやすくなってしまいます。

脱げにくく、日中きつくならないパンプスを選ぶためには、午前と午後の両方に試し履きをするとよいでしょう。もし、午前か午後のどちらかしか時間が取れない場合には、むくみの少ない午前中の試し履きがおすすめです!

ストラップがついたパンプスを選ぶ

ストラップがついたパンプスを選ぶ

ストラップは、足をつなげてパンプスにフィットさせる役割があるので、脱げにくく歩きやすいところがメリットです。ストラップパンプスには、「甲ストラップ」や「アンクルストラップ」「Tストラップ」「バックストラップ」などの種類がそろっています。

甲ストラップは、履き口が広く開いたフォルムでも足が浮かないように、甲を押さえてくれます。

アンクルストラップは、足首を固定して脱げにくくするだけではなく、足首のくびれを強調するので足を華奢に美しく見せてくれます。

Tストラップは、足首を固定しつつ、甲を通ってつま先まで伸びたストラップがついており、正面から見たアルファベットのTのフォルムが特徴です。特に安定感が大きく、足首を華奢に見せるのはもちろん、甲を含めて足全体の美脚効果にも期待できます。

そして、バックストラップは、かかとが出ているパンプスに使われ、かかとが離れないように押さえてくれます。しかし、ストラップが緩んでずり落ちると脱げやすくなってしまうので、かかとにフィットするものを選びましょう。

 

お気に入りの靴が多い方の中には、シューズボックスがパンパンで収納に困っている方も多いはず。そんなときは、シューズボックスの収納力が約2倍になる便利アイテムを試してみてください!

今よりももっと収納できるようになるので、靴をよく買う方は必見です。

 

おわりに

緩くて脱げやすいパンプスでは不安定でずっと落ち着かず、おでかけが楽しめなくなってしまうかもしれません。今回ご紹介した「パンプスが脱げる原因」や「歩き方」「脱げにくいパンプスの選び方」を参考に、ぜひ快適な履き心地のパンプスを見つけてみてください。

また、これまで履いていたお気に入りのパンプスを履き続けたい場合は、中敷きやシューズクッションなどの対策グッズを活用することで、安定感を得られるでしょう。脱げやすさを解消して、おしゃれもおでかけも思いきり堪能してみてくださいね!