切れ味のよい包丁があるだけで、料理の腕はワンランクUP!なるべく長く良い状態を維持したいですね。
この記事では、包丁使用時にうっかりやってしまうNG行為と、切れ味をキープするためのお役立ちグッズを紹介します!
使用中についやっちゃうNG行為~ワースト5
急いで料理をしているとやってしまう以下のような行為は、包丁の切れ味を悪くする恐れがあります。覚えがあるもの、ありませんか?
【NG1】かたい食材を力ずくで切る
肉やイカなどの魚介類を冷凍保存している方は多いことでしょう。しかし、まだ解凍途中でかたいまま無理に切ろうとするのはNGです。自然にスッと切れる状態になるまで待ちましょう。
また、軟骨部分やカボチャなどを切るときも注意。切れないからと無理に力を入れると危険ですし、刃を傷める原因となります。
【NG2】かたいものの上で切る
まな板には包丁への衝撃を和らげる役割があります。片付けが面倒だからとまな板を使わず、かたいお皿の上などで食材を切ってしまうと、刃こぼれの原因になりかねません。
「まな板」といっても、ガラス製のものはNG。必ず木製または樹脂製の製品を使用しましょう。同じ理由から、キッチン台の上で直接切るのもダメです。
【NG3】直接火を当てる
ケーキなどを切る前、包丁を温めると切り分けやすくなりますよね。まさかガスコンロやキッチン用ライターなどで直接火を当ててはいませんか?これは包丁に大変よくないNG行為!
高温にさらされることで包丁内部の金属組成が変性し、切れ味が鈍くなってしまいます。研いでも元に戻らないので、買い換えることに…。包丁は蒸しタオルやお湯を使って温めましょう。
【NG4】激しく上下に叩く
アジのタタキを作るときやニンニクをみじん切りにするとき、力任せに包丁を叩きつけていませんか。まな板はある程度の衝撃は吸収してくれますが、あまり激しいと刃こぼれするかもしれません。
そもそも包丁の刃は、上から叩いても(押しつけても)うまく切れません。前後に静かに動かして切りましょう。
【NG5】野菜クズや切ったものを集める
まな板に残った野菜クズや細かく刻んだネギなどは、つい包丁で寄せ集めてしまいますよね。これも切れ味を悪くする遠因です。
包丁の刃ではなく背側を使うか、キッチン用のヘラやスクレーパーなどを利用すると便利です。
お手入れでやりがちなNG行為~ワースト5
包丁は使うときだけでなく、お手入れの仕方にも気をつける必要があります。知らないうちにやっているNG行為がないかチェックしてみましょう。
【NG1】食洗機で洗う
食洗機は面倒な後片付けの強い味方です。けれど、包丁をはじめ刃物は手洗いがベター。食洗機内部はかなり高温になり、金属が変性する可能性があるからです。
また、鋭利な刃物を食器などと一緒にしてしまうのも危険です。
【NG2】シンクに置きっぱなしにする
鋼を素材とする包丁はとても錆びやすいものです。水滴が残ったシンクに置きっぱなしにすることはNG!すぐに赤さびが浮いてきてしまいます。
「うちの包丁はステンレスだから大丈夫」という方もご注意ください。ステンレス製のように見えても、中身は鋼という(割り込み、三枚合わせ)包丁もよくあります!
【NG3】洗ってそのまま片付ける
包丁を洗ったあと、そのまま包丁立てに入れてはいませんか?
水分が残ったままでは雑菌が繁殖しやすく不衛生です。そして何よりも錆びの原因となります。洗ったあとは布やペーパータオルで水分を拭き取る習慣をつけましょう。
【NG4】刃をむき出しで引き出しに入れる
刃物類を引き出しにしまう方もいるかもしれませんが、包丁のためにはよくありません。刃先同士でこすれ合ってキズがついたり、刃こぼれしたりするかもしれません。
清潔な布で包むという方法もありますが、少し面倒ですよね。包丁立てなどを利用すると便利です。
【NG5】一度も研いだことがない
包丁は定期的に研ぐと寿命がグッと伸びます。というより、「研ぎ」は包丁の重要な手入れのひとつです。とはいえ砥石を使って研ぐのは、なかなかハードルが高いもの。へたに研いで、かえって刃先をダメにしたらどうしよう?という方には、市販の包丁研ぎ器がおススメです。
また、定期的に専門店に研ぎをお願いするのもいいですね。
ひとつで3役、切れ味キープにも役に立つ!
包丁のNG行為ワースト10を紹介してきました。ここで最後に、切れ味キープに役立つグッズを紹介いたします。
◆リトル・シェフクラブ スクレッパー
まな板の上に散らばった野菜クズを集めたり、刻んだ玉ねぎを寄せてすくい上げたりするのにとっても便利なアイテム!こういった作業を今まで包丁でやっていた方にはオススメです。
茹でた野菜を裏ごしするにも便利ですし、ほかにもバターと小麦粉を混ぜたりパン生地を切ったり、お菓子作りにも大活躍!
おわりに
今回ご紹介したNG行為、いくつ心当たりがありましたか?
切れ味のよい包丁は、使っていて気持ちがいいもの。料理の良きパートナー、包丁を大事にしていきましょう。