「子どもが本に興味を示してくれない」と悩む、小学生のお子さんをもつ親御さんは多いもの。もしかしたらそれは読書する環境が整っていないからかもしれません。
本記事では、読書が子どもに与える影響と、子どもが読書好きになる環境について紹介します。
読書が子どもに与える効果・影響とは?
『小さいうちから本をたくさん読ませるといい』と昔から言われますが、具体的に子どもが読書をすることで得られる効果や影響にはどのようなものがあるのでしょうか。
◆国語力が身につく
本とは「ことば=語彙」で成り立つものです。つまり、読書をするとたくさんのことばに触れられるため、自然と「語彙力」が身につき、さらに文章に関する知識や技能(国語力)も養われます。
とくに小学生であれば、正しい言葉づかいや言語能力を高めるのに役立ちます。
◆社会性が身につく
物語を楽しむということは、年齢や性格、性別の違う登場人物のやり取りや心情を理解する必要があり、想像力を豊かにしないとなりません。これらのことは、スムーズな人間関係を築く上でも欠かせない能力です。
実際、子どもの頃に読書をしていた人は、大人になってからも社会性やコミュニケーション能力が高いという研究結果があります。
◆集中力が身につく
読書をするということは文字を追い続けるため、集中力が養われます。実際、読書をしない小学生よりも読書をする小学生の方が、集中力があり、学力も高い傾向であることがわかっています。
読書習慣が身につく環境
では、小学校低学年の子どもが自分から読書をするように促すには、 どのようにすればいいのでしょうか。
一般的に子どもが本に興味を示さない理由は、「おもしろい本がない」「字を読むのがめんどう」「内容を理解するのが難しい」などとされています。 つまりこの理由を解消してあげる環境づくりが大切なのです。
◆子どもが楽しいと感じる本を優先する
親としては推薦図書や名作本を進めたいでしょうが、読みたい本は子どもに選ばせましょう。とくに子どもが選んだ本を親が拒否すると子どもは読むことへの興味が薄れます。
そのため、まずは活字に慣れさせることを優先するべく、漫画や絵本なども否定せずに読書のきっかけとして受け入れるといいでしょう。
◆本棚スペースを設ける
本に触れる機会が増える工夫をすることも重要です。
自然な形で読書に導くなら、子ども部屋よりもリビングなどに本棚スペースを設けましょう。本が出し入れしやすいように、子どもの目線よりも下に配置するのがおすすめです。
親子で読書を楽しむ
子どもは親がしていることをまねして学ぶものです。本を読まない大人が「本を読みなさい!」と言っても、子どもは反発を感じるだけです。また、子どもが小学生になると読み聞かせをやめてしまう親御さんも多いのはなないでしょうか。
しかし、小学校低学年くらいの年代の子どもは 文字が読めても本の内容をしっかり理解するのは難しいため、一緒に読んであげることが大切です。そして読む際は子どもを褒めたり、本について会話したりして、読書を楽しいものと意識させることが読書の習慣化につながります。
本に触れる機会が増える本棚!『Lampy ブックラック』
表紙が見えやすいディスプレイ棚が上部にあり、子ども自身が自分のお気に入り本を飾りやすくなっています。高さ80cmと小学校低学年の子どもなら、自分の目線よりも少し下になって、自然と好きな本が目に付く位置になります。
リビングや子ども部屋に置きやすいシンプルなデザインで、本棚の下は棚とキャスター付きの引き出しになっているので、子ども用品を入れるのにもぴったりです♪
まとめ
いかがでしたか。子どもを読書好きにさせるには、環境を変えることが有効です。ただし、すぐに読書好きになるわけではありません。親子で読書に触れながら、長いスパンで子どもの成長を見守りましょう。