冬の天敵・ささくれ。傷口は小さくとも、うっかり服の繊維に引っ掛けてしまうととても痛いですよね。俗説では親不孝の証なんていわれていますが、真偽のほどはいかに…?
この記事では、ささくれができる原因や予防・対処法、おすすめのケアグッズをご紹介します!
ささくれができる原因
ささくれができる原因は、大きく3つに分類されます。
◆寒さ・乾燥
寒くなり空気が乾燥してくると、皮膚の潤いを保つ水分と油分が失われて乾燥しやすくなり、手指や爪周辺の皮膚がめくれてしまいます。
◆水や洗剤など外部からの刺激
食器洗いやお風呂掃除など洗剤を用いる水仕事や、子どもの場合は泥遊びなどによる指先への刺激がささくれを引き起こすこともあります。
◆栄養不足
皮膚を作るたんぱく質やビタミン、ミネラルといった栄養素の不足もささくれの原因。栄養が足りなくなると指先の水分や油分も不足し、乾燥しやすくなったり、皮膚が薄くなったりして手荒れを起こしやすくなります。
ささくれは親不孝のしるし?
昔から俗に「親不孝のしるし」といわれているささくれ。なぜそんな俗説が囁かれているのでしょうか?由来には諸説あるようですが、「ささくれの痛みを理由に、洗濯や掃除など家事を手伝わない親不孝者」、「夜更かしや不摂生を続けた結果、体調を崩してささくれになり、親に心配をかける親不孝者」といった説が有力のようです。
ささくれができたときの対処法
ささくれの原因がわかっていても、忙しいなかで毎日保湿ケアをしたり、食事の栄養バランスに気を配ったりするのは大変ですよね。そこで今回は、できてしまったささくれへの対処法をご紹介します!
- 飛び出して引っかかりやすくなっている部位を爪切りなどでカットする
- 保湿成分を含むハンドクリームや軟膏を塗って皮膚を保湿する
- 絆創膏などで傷口を覆い、乾燥を防ぐ
一番やってはいけないのが、ささくれを指で無理に引きはがすこと。健康な皮膚まで傷つけてしまう可能性があるため、絶対にやめましょう。また、ささくれを放置したままにしておくのもNG。着衣の際に繊維に引っかかり、傷口を広げてしまうことがあります。傷が悪化すると外部から菌が入り化膿する恐れも…!
そうならないためにも、ささくれを発見したら初期の段階できちんと処置するのがベスト。ただし、傷口を湿ったまま密封することで治りを促進する「モイストヒーリング」タイプの絆創膏を貼る場合は、ハンドクリームや軟膏との併用を避けましょう。
ささくれの予防方法
実はささくれは、日々のちょっとした心がけで予防することもできるんです!普段の何気ない行動がささくれを助長している場合もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね♪
◆水仕事にはゴム手袋を着用
水仕事をする時には、できるだけゴム手袋を着用するのがおすすめ。皮膚の潤いを保つ油分を守るためにも、水仕事の際にはゴム手袋をつけることが大切です。
◆皮膚が濡れたらすぐに拭き取る
手が濡れたまま拭かないでいると、皮膚の水分まで一緒に蒸発してしまいます。水仕事の後は吸水性の良いタオルなどで優しく皮膚を押さえるようにして、水分をしっかり拭き取りましょう!
◆熱いお湯に注意
熱いお湯に長時間触れると、皮膚の油分が失われやすくなります。冬場は手洗いや食器洗いの際にお湯を使うことが多くなりますが、できるだけ33〜35℃くらいのぬるめのお湯を使いましょう。
◆こまめに保湿ケア
入浴や水仕事の後には、保湿性の高いハンドクリームや軟膏などをこまめに塗るようにしましょう。保湿成分を多く含んだものを選ぶのがポイントです!
ささくれの防止とケアに役立つ便利グッズ
ささくれを防ぐには普段の保湿ケアが大切。とはいえ毎日のように水仕事をしていると、どうしてもささくれができてしまうことはありますよね。そこで、ささくれ対策におすすめの保湿グッズと傷ケアグッズをご紹介します!
6種のオーガニックオイルで爪と甘皮を柔らかく
『カントリー&ストリーム ネイルトリートメントオイル』
こちらのオイルには、シアバターやホホバ油など6種のオーガニックオイルにハチミツを配合。豊富な保湿美容成分が爪と甘皮を柔らかく整え、乾燥を防いで健康的な指先を保ってくれます。
液だれしにくいジェルタイプで、カバンに入れておいても安心!使いやすい筆タイプなので、気になった時にいつでもさっと塗るだけで簡単に指先の保湿ケアができておすすめです。
しみない&剥がれない!貼るだけで水仕事中も安心
『バンドエイド キズパワーパッド 水仕事用』
貼るだけで自然治癒力を高め、痛みを和らげつつ、ささくれやあかぎれを早く直してくれるバンドエイド。さまざまな傷に合わせて開発された三日月型の特殊形状なので、指先にぴったりとフィットします。360°完全防水仕様で中に水が入るのを防いでくれるので、傷口にしみることなく洗い物ができますよ◎
おわりに
いかがでしたか?「ささくれは親不孝の証」の俗説はともかく、ささくれは原因を正しく理解し、適切な方法で対処・予防をするのが大切。
今回ご紹介した保湿グッズや傷ケアグッズもぜひ試してみてくださいね♪
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