掃除のプロ直伝!【洗えない家具】を簡単キレイにする方法!カーペットやソファも楽々♪

インテリア・生活雑貨

家の中には、カーペットやソファなど、キレイにしたいのに洗えないものがたくさんあります。

そこで今回は、洗えないものを洗わずにキレイにする方法をご紹介します。今年の大掃除のメニューに、是非このお掃除方法を加えてみてください。

洗いたいけれど洗えないものにはどんな汚れが付いている?

カーペット

実はカーペットの毛足の根元深くには、毛髪やペットの毛・食べこぼしたカスなどが絡みついています。また足裏の皮脂などが付着していたり、砂埃などが潜んだりしていることもあります。

ソファ

座面と背もたれとの隙間に、カーペットと同じような汚れが目立ちます。布製の場合、飲み物をこぼしたシミ汚れや、革製の場合は実はカビが発生しているということもあります。

マットレス

縁のミシン目の隙間に、布団や衣類の繊維クズが絡んで付いています。汗やよだれのシミなども見られます。そしてそれらの臭いなども付着しています。

ロールスクリーン

室内のほこり・油煙・カビから始まり、喫煙家庭ならたばこのヤニ・それらの臭いといった汚れが目立ちます。

洗いたいけれど洗えないものをキレイにする方法

カーペット

根本深くのゴミを取ろう

  • 毛足の根元深くに絡みついているゴミは、ゴム手袋をした両手の指を立ててカーペットの根元を引っ掻いて、ゴミを浮かび上がらせます。
  • そのあと掃除機を掛けるとキレイになります。
  • カーペットに掃除機を掛けるときは、掃除機を手前にゆっくり(3~4秒)引き寄せるとキレイに吸い取れます。

カーペットに潜んだゴミは、この掃除方法で解決するでしょう。

皮脂汚れと臭いの取り方

次は、皮脂汚れと臭いを取っていきます。ここで力強い助っ人、ベビーパウダーに登場して頂きます。赤ちゃん用と思っている人も多いと思いますが、実は汚れ落としにも優れています。

  • ベビーパウダーの紙の内蓋全体に小さな穴を15~20個ほど開けて、カーペット全体に振りかけます。
  • 手でカーペットに擦り込んで馴染ませてから、掃除機で吸い取ります。これだけで、皮脂汚れやニオイを取り去ってくれます。

このあとしばらく、部屋全体がベビーパウダーの優しい香りに包まれて幸せな気持ちになれます。

【注意】ベビーパウダーは、安全性が確認されているものを使ってください。国産のものがおすすめです。

ソファ

隙間のゴミやシミの取り方

  • 座面と背もたれとの隙間のゴミは、掃除機の隙間用ノズルを使って吸い取ります。
  • 布製のソファについたシミは、スチームクリーナーで取る事が出来ます。スチームクリーナーが無い場合は、アイロンのスチームでも代用することができます。
  • シミが浮き上がったら、乾いた雑巾で拭き取ることを繰り返すだけでキレイになります。
  • ダニが気になるなら、全体にスチームを掛けて退治しておきましょう。
  • そのあと、天日干しやドライヤーを使ってよく乾燥させてください。

革製のソファに発生したカビの取り方

  • 革製のソファに発生してしまったカビは、硬く絞った雑巾でカビを拭き取ります。
  • ミシン目に付いたカビは、歯ブラシを使うとカビがよく取れます。
  • 消毒用エタノールで全体のカビ菌を殺菌します。
  • 乾いた布で水分を取り除きしっかり乾燥させます。
  • 完全に乾いたら、皮革専用のクリームを薄くソファ全体に塗ってあげます。

これでソファのお掃除は完了です。

マットレス

マットレスについたホコリの取り方

  • 大まかなホコリはコロコロで取る
  • 縁のミシン目の隙間に付いている布団や衣類の繊維クズは、歯ブラシと掃除機で掻き出して吸い取りましょう。

マットレス全体にお布団専用の掃除機を掛けるのも良いですね。

汗やよだれのシミをキレイにする方法

汗やよだれのシミは下記のような方法がおすすめです。

  • スチームクリーナーかスチームアイロンで取りましょう。
  • 臭いには、ベビーパウダーを使いましょう。

マットレスは重くて扱いにくいですが、時々は立てかけて乾燥させるとなお良いです。

ロールスクリーン

ロールスクリーンにおすすめの掃除方法

  • まずすべて引き延ばして裏表両面に掃除機を掛けます。
  • 付いている汚れ(カビ・ヤニ・油煙)は全て酸性の汚れなので、アルカリ性洗剤で汚れを緩ませてキレイにしていきます。
  • 代表的なアルカリ性洗剤の「オキシクリーン」を40℃以上のお湯に溶かし、スポンジに含ませてロールスクリーン全体に塗り広げます。このとき、下部のバーを頑丈なテーブルなどに固定して、布面が宙に浮くようにしておくと作業がしやすいです。
  • 汚れが浮き上がってきたら雑巾で拭き取り、まだ汚れが残っていたらオキシ液を塗り、拭き取るということを繰り返します。

汚れを落とした後のケア

完全に汚れが落ちたら下記工程をしてあげるとさらに良いです。

  • まずオキシ成分が残らないように何度か水拭きを繰り返します。
  • 最後に乾いた雑巾で水分を拭き取ったあと、アイロン用スプレー糊を全体に吹きかけ、完全に乾燥したら巻き上げます。

こうすることで、次回のお手入れの際に汚れを落とすのが簡単になります(私はゴム手袋をして給湯器の最高温度60℃のお湯を使って簡単に掃除しています)。

まとめ

洗えないものをお手入れできるアイテムはたくさんありますが、それらの成分を見てみると、除菌をしたりハウスダストを固めて舞い上がりにくくしたりする効果があるものが多いです。

今回ご紹介したお手入れ方法は、あまりお金をかけずに洗えない家具のゴミ・汚れ・臭いの原因を取り去ることができるものばかりなので、ぜひ一度挑戦してみてください。

執筆者プロフィール

梶野智絵(整理収納アドバイザー1・2級 家事マイスター)

テレビ出演・ラジオ出演・民間企業や行政の男女共同参画事業からご依頼の家事講演・企業様の実習付き研修・Web記事執筆・新聞コラム一年間掲載などの活動を行っております。
 

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