この時期の熱中症対策はしっかりしたいものですが、トイレや脱衣所など家の中の熱中症対策もしっかりしていますか。実は熱中症による救急搬送は住居からが4割を占めており、屋外の公園や運動場よりも多いのです。
そこで本記事では、家の中の熱中症対策とおすすめの対策グッズをご紹介します!
屋内でも熱中症に注意!
熱中症と聞くと、「屋外で活動しているときに起きる」と思っている方も多いのではないでしょうか?しかし東京消防庁の「令和2年の熱中症による救急搬送状況」によると、救急要請時の発症場所は、なんと自宅などの住居が全体の44.7%を占め、道路や公園などよりも多いのです!
とくに体温調節が苦手な高齢者や幼児は、おうち時間が長くなると屋内で熱中症にかかりやすい傾向に。もちろん適切な熱中症予防をしなければ、健康な大人でも起こりますし、猛暑に限らず冷夏でも熱中症が発生するというデータもあります!
参考:東京消防庁「令和2年の熱中症による救急搬送状況の詳細」
熱中症の症状とは?
そもそも熱中症は、気温などが原因で体温が上がり体内の水分や塩分のバランスが徐々に崩れ、体温調節機能がうまく働かなくなることで起こります。症状は、「めまい」「立ちくらみ」「吐き気」「けん怠感」などさまざま。しかし最悪の場合、死に至ることがある危険なものです。万が一、自宅で熱中症になった場合には軽い症状なら涼しい場所で体を横にして冷やし、水分&塩分補給をして休みましょう。
ただし意識がもうろうとしている場合には、迷わず救急車を呼ぶか医療機関に受診してください。
とくにトイレでの熱中症に要注意!
夏の家では、エアコンを使っていても熱中症になることも。例えばキッチンで加熱料理しているとき、エアコンが効いて涼しいからと水分補給をし忘れると危険です。またベランダや庭での作業時や、入浴時も注意が必要です。
見逃しがちなのは、トイレや脱衣所(洗面所)です。これらの場所はエアコンがなく、狭い空間で扉を閉め切っていることが多いため、熱がこもりやすく熱中症になる危険性があります。とくに便秘症の方や高齢者の場合、長時間トイレにいることが多いため、熱中症にかかる危険性が高まります。
おうちの熱中症対策アイデア4選
では、エアコン以外に家の中でできる熱中症対策には、どんなものがあるのでしょうか。ここからはすぐにできる熱中症対策アイデアをご紹介します!ぜひ、参考にしてみてくださいね♪
風通しをよくする
あまり暑くなくい日は、窓を開けて風を通しやすくすると体感温度が下がって熱中症対策になります。ポイントは風の入り口と出口を作るために窓を二か所以上開けること。理想は、対面に位置している窓です。
とくに熱がこもりやすいトイレや脱衣所は窓があれば開けて、使用していないときにはドアを開けっぱなしにしておくと、風の通りがよくなって閉め切っているときよりも涼しく過ごせます♪
すだれやグリーンカーテンを取り付ける
炎天下の日差しをやわらげるために、窓や壁にすだれやグリーンカーテンを取り付けるのもおすすめです。または遮光遮熱機能のあるカーテンやシェードを取り付けるのもいいでしょう。
トイレや脱衣所も同様に小窓がある場合には、家の構造にあった方法で直射日光を避ける工夫をすると、温度上昇の防止につながります。
保冷剤や冷たいタオルで体を冷やす
自分の体を冷やすのも◎。保冷剤や冷たいタオルを用意して、首の両側にある頸動脈や脇の下、膝裏を冷やしましょう。
サーキュレーター・うちわを使う
室内の空気をかき回すのも効果的です。リビングであればエアコンの風をサーキュレーターや扇風機を使ってかき回すことで、下に溜まった冷たい風を部屋全体に行き渡らせてクーラー代の節約にもつながります。
トイレ・脱衣所・玄関などでは、ミニ扇風機を設置したりドアノブに紐でうちわをかけておくと、場所を取らずにすぐに使えていいでしょう。またサーキュレーターとシーリングライトが一体化した、最近話題の商品を使うのもおすすめです!
サーキュレーターとシーリングライトが1つに!『ドウシシャ CIRCULIGHT サーキュライト』
サーキュレーターとシーリングライトが一体化した優れもの。トイレはもちろん、脱衣所や玄関にも簡単に取り付け可能です。また、こちらのシリーズにはリビング用の大きいサイズもあります。
リモコン1つで光・風量・角度の調節ができ、電気を付けるのと同時に電源が入るので、無駄な電力がかからず一年中快適に使えますよ。
おわりに
いかがだったでしょうか。おうちの熱中症予防アイデアについてご紹介しました。
ぜひ自宅に合った熱中症対策をして、元気に夏を乗り越えましょう!
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