【検証】ふわとろ食感の台湾かき氷は本当に作れるのか?!実際に使ってみた感想

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【検証】ふわとろ食感の台湾かき氷は本当に作れるのか?!実際に使ってみた感想

暑い日に食べたくなるかき氷。中でも、近年注目されているのが「台湾かき氷」です。正式には「雪花冰(しぇーほあぴん)」と言い、既に味がついた氷や果物を使用して、特殊な削り方をすることで、雪のようにふわふわな食感が生み出されます。

今回は、そんな台湾式かき氷が自宅で作れる「電動 ふわふわ とろ雪 かき氷器」を使ってかき氷作りに挑戦。本当にふわりとした食感が出せるのか、実物を使って検証します!

「とろ雪」はどんなかき氷も思いのまま!?

電動 ふわふわ とろ雪 かき氷器

こちらのかき氷器は、一般的な電動かき氷器と同じく、セットした氷をモーターで回転させて刃で削る構造です。特徴的なのは、薄く細かく削ることができる刃の角度にしてあるので、ふわふわ食感を表現できること。さらに刃の高さを調節することで、削り具合を「細かい」「粗い」のどちらにも設定が可能。このかき氷器が1台あれば、雪のような台湾式かき氷と、昔ながらのシャリシャリ食感なかき氷を楽しむことができます。

また氷だけではなく、「冷凍フルーツ」を削ることもできるので、その日の気分に合わせてさまざまなレシピを楽しめる魅力があります。

それでは、本当に削り具合を調整できるのか、硬く凍ったフルーツは削れるのかを実際に使って検証してみましょう。

 

本体と付属品をチェック!

本体と付属品をチェック!

本体の大きさは幅14.5cm、奥行20cm、高さ35.5cm、重さは1.2kg。持ち上げた感じは軽くて、移動も簡単。さらに横幅があまりないので、使っていない時はキッチンのちょっとした隙間に収納できます。シンプルなデザインなので、どんなインテリアにも馴染みそうです。

本体と付属品をチェック!

本体上部を取り外して開けてみると「氷ケース」が現れました。中には鋭い歯があり、外した本体には氷をしっかり押さえるためのスパイクベースがあります。

本体と付属品をチェック!

蓋が付いた専用の製氷カップが付属品として入っています。Mサイズ1個と、ハーフサイズが4つも付いているので、一度にさまざまな味の組み合わせが楽しめそうです!

下準備を始めましょう!

下準備を始めましょう!

「電動 ふわふわ とろ雪 かき氷器」で使用できる氷は、付属のカップで作ったものだけです。まずは、製氷カップの約8分目程度を目安に凍らせたい液体を入れます。ハーフサイズタイプはうまく削れるように、両方とも均一になるようにしてくださいね。冷凍庫に入れるときは、倒れないように積み上げないで平置きで入れましょう。

凍るまでにどのくらい時間がかかるのか分からなかったので、1時間ごとに取り出してチェック!冷凍庫の温度や種類にもよりますが、氷は大体5時間ほどで完成しました。氷は作ってから時間が経過すると霜が付き、かき氷に適した氷ではなくなってしまうため、ストックする場合はご注意を!

凍ったことを確認したら蓋を外し、カップの底を押して氷を取り出します。長時間凍らせてしまうと、なかなか出てこないなんてことも。そんな時はカップの外側を少し温めて周りを溶かすと簡単に取り出すことができますよ。

氷をセット!

氷をセット!

まず、かき氷器を水平な安定した場所に設置します。スタンドをしっかり押さえて、最上部にあるつまみを回すと本体を簡単に取り外すことが可能です。速やかに氷を入れ、上から押してスタンドに本体をセットします。削る前に調整ネジを反時計回りの方向に止まるまで回して準備完了!

削り具合を調整!

削り具合を調整

上部にある電源ボタンを押して、早速削っていきましょう。先ほど止まるまで回した調節ネジを、理想の質感の氷が出てくるまで少しずつ回します。ふわふわなかき氷にしたいので、様子を見ながら調整。ちょうどいいかなと思う状態になり始めたら設定完了!

削り具合を調整

調整ネジを回してみると、氷を入れる部分の内側から見た時に刃の出る幅が変わるのを確認しました。「細かく」の方向に回すと出方が狭くなり、「粗く」だと刃の出る幅が広くなります。
氷の状態によって削れ具合が違ったり空回りしたり、一定のネジの位置では上手く削れない場合があるので、必要に応じて設定していきます。この調整が理想のかき氷を作るポイントです。

普通の氷を削ってみる!

普通の氷を削ってみる

かき氷を入れる器をセットしたら、早速スイッチオン!スイッチを押している間だけ運転する仕様になっており、自分の好きなタイミングでストップできるので安心して使えました。

冷凍庫から取り出したばかりの氷を「細かく」の設定で削ってみたところ、思ったより勢いよく氷が削れていくのでビックリでした!出てくる氷の状態をチェックしながら調整ネジを回していきます。

普通の氷を削ってみる

見た目は、台湾式かき氷の特徴であるピーラーで剥いた皮のような形状というよりは、サラサラした小さい粒という印象でした。しかし、スーパーなどで販売しているカップ入りのザクザクしたかき氷とは明らかに違った見た目。口に入れた感じはふわっとして口どけがよく、あっという間に消えてしまいました。

細かい粒の設定で作ったかき氷も粉雪のような食感で感動しましたが、本当に作りたいのは、台湾式かき氷独特の、薄く剥いた皮のような氷です。諦めずに調整ネジを回して刃の高さを変えて数回試してみると、見事台湾式かき氷のようなふわふわかき氷を作ることに成功しました!

普通の氷を削ってみる

削り出される氷は、今までの状態とまったく異なり、薄くて軽い氷がどんどん積み重なっていきます。薄い氷が何層にも重なり、口当たりは先ほど作った細かい粒のかき氷以上の滑らかさ。粒感は無く、積もったばかりの雪のようでした。口に含むとひんやり冷たくて、強い刺激は感じません。

ふわふわに作るためには、刃の調整は細かく削れるように設定し冷凍庫から出したばかりの氷は使わずに、少し溶け始めたぐらいの氷を使うのが丁度いい印象でした。

普通の氷を削ってみる

次は「粗く」に設定して削ってみることに。ひとつひとつの粒が大きめなかき氷ができあがりました!食感は、縁日の屋台で売られているような、馴染みのあるシャリシャリした感じに。

普通の氷を削ってみる

水だけで作った氷に、シロップをかけてシンプルに食べても十分楽しめます。今まで経験したことがない不思議な食感で、さまざまな種類を試してみたくなりました。

冷凍果物を削ってみる!

冷凍果物を削ってみる

今回使用する最新モデルは、冷凍フルーツもかき氷にできるのがポイント!フルーツは柔らかく削りにくい印象ですが、スパイクベースが氷をしっかりと固定してくれて、少し溶けた冷凍フルーツも綺麗に削ることが可能です。普通の氷同様、刃の長さを変えれば食感を変えることができます。さっそく、冷凍フルーツかき氷に挑戦!

冷凍果物を削ってみる

今回は、スーパーで販売されている冷凍ミックスベリーを使用します。冷凍フルーツを氷ケースに入れたら、なるべく底が見えなくなるまで敷き詰めましょう。

台湾式のふわふわ食感にしたいので、削り具合は「細かく」に設定。サラサラした細かな粒では無く、かつらむきしたような皮のかき氷を目指してスイッチオン。

冷凍果物を削ってみる

先程の水だけのかき氷とは違い、果物を薄くスライスしたような見た目になりました。付属されているMサイズの製氷カップの量の冷凍ミックスベリーで作ると、1カップ相当でもかなり多めな印象です。

冷凍果物を削ってみる

最初はシャキシャキした見た目で、少し溶けるとしっとりして滑らかな見た目に変化していきました。食べてみると、ふわふわでとろりとした不思議な食感。先程の水だけで作ったかき氷は、口に入れた瞬間に溶けてしまいましたが、冷凍ミックスベリーを使ったものは、薄くスライスしてあるにもかかわらず、しっかり果物の食感も感じられます。シロップをかけただけのかき氷より、歯ごたえもあり食べ応えがありました。

付属品のレシピを見てかき氷を作ってみた!

付属品のレシピを見てかき氷を作ってみた!

付属品として、料理研究家でメニュープランナーの坂口もとこさんが監修するレシピ本が付いています。紹介されているレシピは10種類!

今回はこの中から「いちごグレープミルク氷」と「マンゴー氷」を作ってみました。

付属品のレシピを見てかき氷を作ってみた!

まずは、「いちごグレープミルク氷」に挑戦。

ボウルにグレープジュースと練乳を混ぜて入れ、専用の製氷カップに入れ凍らせたら下準備完了。

付属品のレシピを見てかき氷を作ってみた!

次に、氷ケースに冷凍いちごをセットして削っていきます。削り具合を調整していると、量が少ない気がしたので少し多めに入れました。溶けてしまうとボリュームがなくなるため、少し多めに入れるのがおすすめです。

付属品のレシピを見てかき氷を作ってみた!

写真では伝わりきらないかもしれませんが、色合いがとても綺麗でお店で食べるようなかき氷ができました。グレープと練乳で作った氷の甘さと、冷凍いちごの酸味がマッチして、いくら食べても食べ飽きません!

付属品のレシピを見てかき氷を作ってみた!

続いて「マンゴー氷」に挑戦!レシピにはマンゴーピューレが必要と書いてありましたが、入手できなかったのでマンゴージュースで作ってみることにしました。まずは、下準備です。鍋にマンゴージュースとオレンジジュースと砂糖を入れ、火にかけます。砂糖が溶けてきたら粗熱をとり、冷凍庫で凍らせます。

付属品のレシピを見てかき氷を作ってみた!

こちらも、ふわふわな質感のかき氷に仕上がりました。レシピに「お好みでトッピングを」と書いてあったので、先ほど使用した練乳をかけてみました。程よい酸っぱさと練乳の甘さがバランスよく大成功でした。

このように少し自分でアレンジしてみたり、できあがりの味を想像しながらさまざまな食材を組み合わせたり、楽しみ方は色々。製氷カップは全部で5個あるので、複数のオリジナルレシピに気軽にトライできます。

お手入れ方法は?

お手入れ方法は?

今回、数種類の氷や果物を削りましたが、毎回お手入れがとても簡単でスムーズにかき氷を作ることができました。モーターが搭載された本体以外は、分解して水洗いが可能です。それぞれのパーツは簡単に取り外せ、とても洗いやすく何度も洗い物をしたものの苦になりませんでした!

お手入れ方法は?

冷凍フルーツを削った際に、刃の間に皮などが挟まる場合がありますが、付属品のブラシを使って洗い流せば簡単に取り除けましたよ。

使ってみて感じたこと

このかき氷器を実際に使ってみると、好きなジュースで作った氷に冷凍フルーツをトッピングできる楽しさと、かき氷専門店のようなふわふわでとろりとした食感と、ジューシーな美味しさが再現できることに衝撃を受けました。複雑な切り替えボタンや、パーツの交換などで削り方を変えるのだろうと思っていましたが、調整ネジを回して刃の幅を変えるだけで、細かくも粗くもできてとても簡単でした。そしてお手入れ方法も楽で、何度でも使いたくなりました。

そして、ハーフサイズの製氷カップを活用して、さまざまなレシピにチャレンジできるのも魅力のひとつ。味の組み合わせ方やフルーツの種類を変えてみたり、おしゃれなトッピングを乗せたりと、自分だけのレシピを考えられるので、市販されていない味を楽しむことができました。失敗したレシピもありますが、できあがりを想像して材料を凍らせ、実際に完成したかき氷を見て味わい、また別の味を試してみるという工程が楽しくてつい夢中に。短時間でたくさん作れるので、家族や友人とかき氷パーティをしたら盛り上がりそうです!

ドウシシャ 電動 ふわふわ とろ雪 かき氷器 DTY-B1 2021年版

ドウシシャ 電動 ふわふわ とろ雪 かき氷器 DTY-B1 2021年版

  • 商品名:電動ふわふわとろ雪かき氷器 DTY-B1
  • メーカー:ドウシシャ
  • メーカー型番:DTY-B1BK、DTY-B1GR
  • カラー:ブラック・グリーン
  • 本体サイズ:約W145×D200×H355mm
  • 重量:約1.2kg
  • 付属品:製氷カップMサイズ1個・製氷カップハーフサイズ2セット・レシピ

 

おわりに

台湾式のふわふわ食感から氷らしいザクザク感まで、簡単に自分好みのかき氷を作れちゃう夢のようなアイテム。今まで使っていたかき氷器に飽きてしまった人、自宅でお店のかき氷を再現してみたい人はぜひお試しください♪