シンクやお風呂場の鏡、シャワーの曇りやウロコ汚れ。丁寧に使っているつもりでも、知らないうちに汚れは蓄積していき、気が付いた時はカチカチの状態になってしまい、スポンジで擦った程度ではとても落ちません。
そんな悩みを解消してくれる便利なお掃除アイテムをご紹介します。軽く擦るだけできれいになるその実力、レポートしてきたのでご覧ください!
水だけで落ちる「激落ちくん」シリーズ
洗剤を使わず、水にぬらすだけで茶渋や水アカの汚れを落としてくれる「激落ちくん」。ステンレスや陶器、ガラスといったさまざまな素材に付着した汚れを落としてくれる、不思議なスポンジとして有名です。
「激落ちくん」にはサイズや用途の異なる10種類以上の商品があり、他にも水だけで汚れを落とすものや、カビ掃除に特化したシリーズなど豊富なライナップがあります。数ある「激落ちくん」シリーズの中から今回ご紹介するのは、ウロコ取りにぴったりの「ダイヤモンド ウロコ取り 酸プラス」。
窮屈なところもしっかりきれい!手にフィットするシートタイプ
「ダイヤモンド ウロコ取り 酸プラス」にはブロックタイプとシートタイプの2種類があります。今回取り寄せたのは、よく見かけるブロックタイプではなく、「激落ちくん 鏡・水栓の ダイヤモンド ウロコ取り 酸プラス(シートタイプ)(以下、「激落ちくん シートタイプ」)」です。
従来の「激落ちくん」では落としきれない頑固な水回りのウロコ汚れを、人工ダイヤモンドの研磨剤できれいにしようとするもの。そしてこのアイテム最大の特徴はシートタイプという点。洗浄力はもちろん、柔らかいスポンジベースのため、曲面に対して洗浄面がぴったりフィット!指さえ届けば蛇口の取っ手部分のような複雑な形状もきれいにできますよ♪
サイズと触った感触
パッケージをはがし開封すると、幅6.7cm、高さ8.5cmの薄いスポンジが出てきました。イメージはひと回り大きくなったクレジットカードに近く、ちょうど手のひらにすっぽり収まるくらいの大きさといったところ。
片方の面はスポンジのまま、もう片方がダイヤモンドコーティングされている掃除面で、触らなくてもパっと見るとわかります。この面は細かいでこぼこのある感触こそありますが、やすりのようにザラザラしているわけでもなく、肌や衣服に引っかかるようなこともありません。滑り止めのために、非常に細かいエンボス加工がされているような肌触りです。
握った感じは意外に弾力があり、握った状態から手を離すと一気に広がる程度の硬さといえば伝わるでしょうか。
酸で溶かしてダイヤモンドでウロコをキャッチ!
さらに酸を配合しウロコを溶かしますから、強く擦らなくても簡単に洗浄できるようになりました。
水回りに現れるウロコ状の汚れは、水道水に含まれるミネラルが固まってできたもの。これはアルカリ性のため、酸で中和してあげれば汚れがゆるんで落ちやすくなる性質を利用しています。
表面には人工的に作り出したダイヤモンドを散りばめ、研磨剤として使用。ご存じのようにダイヤモンドは地球上でもトップクラスの硬さを誇る物質ですから、酸で溶かしきれない頑固なウロコを、ダイヤモンドでしっかり落とすという仕組みです。
これなら、いままで諦めていた汚れが絶対落ちるような気がしてきませんか!?
掃除が楽しくなる♪水にぬらして軽く擦るだけでピカピカ
お風呂場のシャワーや鏡に付いているウロコ汚れは、きれいにしたいと思いつつも、お風呂に入っている最中は濡れているせいか、その汚れがあまり目立たないこともあり、ついつい掃除を後回しにしがちなもの。それよりも、毎日使うバスタブやカビが目立つ壁や床を優先してしまいますよね。さらに、一般的なお風呂用洗剤やカビ用洗剤では、ウロコ汚れが落ちないため、放置している人も多いのでは?
厄介なウロコを撃退すべく、早速届いた「激落ちくん シートタイプ」の効果のほどを検証してみました!
シートタイプの利点が発揮される蛇口まわり
多くの曲面で形成されている蛇口は、しっかりしたキューブ状の道具では、一部の面しか汚れに接することがないため、掃除に時間がかかってしまいます。「激落ちくん シートタイプ」の利点のひとつ、シートタイプというのが最も生きるのがこの蛇口まわり。
柔らかく曲面にもぴったりフィットしてくれますから、どれくらい汚れが落ちるのか期待が持てます。
【実践レポ】シャワーの金属部分を掃除してみた!
さて、まずはシャワーまわり。掃除前の現在はこんな感じです。
シャワーノズルを見ると、全体を覆うようにこびり付いている白いウロコと、まだら模様の黒ずみが全体に付いています。これでも定期的にきちんと掃除しているのですが…。
最初は蛇口まわりに付いている細かい砂やごみを洗い流します。とくに砂は残っていると擦った時に傷が付いてしまいますから、しっかり落としておきましょう。シャワーで蛇口まわりをよく流したら準備は完了。
続いて「激落ちくん シートタイプ」の掃除面をまんべんなく水でぬらし、この状態でウロコを落としていきましょう。
力を入れず水だけでツルツルのピッカピカに!
まずは軽く手を添えるようにして擦ってみると、かすかにザラッとした感触とともにスポンジが動きました。研磨剤があるということで、擦る時に引っかかるようなぎこちなさがあるのかなと予想を見事に裏切る、滑らかな動きにビックリ!
どれくらい落ちているのかが気になり、数回動かしただけで擦った面を見てみると…。ピカピカになっている!
掃除は何でもそうですが、きれいになるとやっていることが楽しくなり、つい夢中になってしまいます。この「激落ちくん シートタイプ」もその例にもれず、力を入れなくてもあっという間にウロコが落ちていきます。さらに、黒ずんだ部分も一緒に落としてくれるのです。
最後は水で掃除した部分を洗い流し、乾いたタオルで拭きあげれば、あんなにくすんでいた部分がまぶしく反射するほどです!ここで濡れたまま放置するとウロコ生成の原因となりますから、最後に拭くことをお忘れなく。
掃除した後にちょっと気になったので、表面をよく見てみました。細かい傷が付いていたら嫌だなと思い確認したものの、擦ったような傷跡はありません。もちろん、思いきり擦ると傷が付くと思いますが、そんなに力を入れなくても簡単に汚れが除去できますから、きれいになったのに傷だらけ、という心配は無用。
【実践レポ】お風呂場の鏡を掃除してみた!
お風呂場の鏡にウロコ汚れが付着するのは自然の摂理のように、なかばきれいにするのは諦めていました。普通のお風呂洗剤やカビ取り剤、水回りの汚れが何でも落ちる印象の重曹でも、すっきり気持ちいいほどの効果が得られないからです。
しかし「激落ちくん シートタイプ」は蛇口で驚くほどの効果を見せてくれました。きっと鏡のウロコも取り除いてくれるでしょう!
こちらの写真、手ぶれしているのではありません。掃除前の鏡は、なかば黒ずんでいるウロコが鏡の表面に付着しているため、それが鏡に映りこんで二重に見えているのです。
先ほどと同じように、鏡全体を水で洗い流し、余計なゴミ類を落としておきます。「激落ちくん シートタイプ」の研磨する白い面をぬらして、軽く手を添えて擦っていきました。
鏡のウロコもきれいさっぱり
みるみるウロコが落ちていきます。これまでいろいろ試したのがまるで嘘のように、いとも簡単に汚れが消えていく様子は夢のよう。掃除道具というのは適切なものを使うと、こんなにも簡単にピカピカにできるのだというのを実感した瞬間です!
手にちょうど収まるくらいのサイズなので、手のひらで包むようにして擦ると、短時間で広範囲が一気にきれいに。カピカピで頑固なウロコも力を入れることなく、ほんとうに軽く撫でているだけで落ちていく様子は感動的ですらあります。
落ちた汚れもカスがボロボロと落ちるわけではなく、洗い流す時に水が濁っている様子から想像すると、濡らした水分に溶け込んでいるような感じ。これなら排水溝に汚れがたまって、それを片付けなくてはいけないという手間もかかりません!
使ってみた感想
蛇口をはじめとするシャワーまわりのウロコと黒ずみ、鏡に広がってしまった硬そうなウロコ掃除に使った時に気付いたところをいくつかまとめてみました。使用する時の参考にしてくださいね。
繰り返し使える
掃除後の「激落ちくん シートタイプ」はよくすすいでおくだけで、何度でも再利用が可能です。2回目からはシートが硬くなった、洗浄力が落ちたなどということもありません。
鏡のウロコ掃除では汚れなかったのですが、シャワーの蛇口など金属パーツの部分にある黒ずみを掃除すると、シートに黒いススのような汚れが付着します。蛇口はピカピカになるものの、「激落ちくん シートタイプ」に付いた汚れはすすいでも落ちませんでした。とはいっても、洗浄力が落ちる印象はないのでご安心を。
もともとスポンジがベースになっているので、それほど時間をかけずに乾燥してくれます。また、ちょっと大きめのクレジットカードくらいというサイズのおかげで、キッチンや洗面台の隙間に置いておけば収納にも困りません。
塩素系と同時使用は厳禁!
パッケージにも書いてありますが、アルカリ性のウロコを溶かすため、「激落ちくん シートタイプ」は酸性の成分が配合されています。塩素系の洗剤と同時使用すると有毒ガスが発生するため、同時使用は絶対にしないでください。具体的には、お風呂場のカビを落とす洗剤が塩素系。プールの消毒液のような臭いのするアレです。
カビ取りをしながら待っている間にウロコをきれいにしたいから「激落ちくん シートタイプ」を使う、というのは危険ですからやめましょう!
水しか使わないので手が荒れない
効果の高い掃除道具を使う時に気になるのが、洗剤などによる手荒れ。食器の茶渋を落としたり、布巾の殺菌消毒に使用したりする酸性クリーナーは手荒れを防ぐために手袋を使用することがあります。「激落ちくん シートタイプ」は酸性成分を配合していますが、そんな心配はいりません。
さらに、洗剤を使わないことでコストも、洗い流す時間も節約!
酸のツンとくる臭いがしない
酸性の洗剤はお酢のようなツンとくるものや、漂白剤などの独特の臭いを発するものがあります。「激落ちくん シートタイプ」も酸性の成分が含まれているものの、りんご酸、柑橘類のクエン酸、ぶどうの酸味である酒石酸といったフルーツMIX酸を使用しているため、気になる刺激臭はありません。
また、研磨しているとありがちな金属を擦っている、錆びたような、はたまた焦げたような独特の臭いも感じることなくお掃除は終了。かといって、フルーツMIXが果物のような香りを発することもなし。換気扇を回していないと作業できない、しばらく窓を開けて喚起しないと臭いが取れないというわずらわしさもないのがうれしいですね。
シートタイプの便利さ!シンクの裏側も掃除できちゃう
固形タイプの道具とは異なり厚さわずか0.5cmですから、シンクの裏側や溝など狭い個所はもちろん、吹きかけるタイプの液体洗剤では届かない掃除しにくい部分も洗浄が可能でした。
パッケージの注意書きにもありますが、折り曲げると角が立ってしまい傷が付きそうなのでおススメしません。狭い面を掃除する時は、「激落ちくん シートタイプ」のヘリをうまく使って擦ると簡単に汚れを取り除いてくれます。
激落ちくん 鏡・水栓器具用ウロコ取り シートタイプ
プロが使用するような極めて硬質の高い人工ダイヤモンドを研磨材にしている、まさに期待を裏切らないお掃除アイテム。軽く手を添えて擦るだけできれいになっていく実力は、大げさな表現かもしれませんがまるで魔法のよう。「水回りのウロコ汚れを何とかしたい!」という方は、ぜひ試してみてくださいね♪
おわりに
いかがでしたか?
繰り返し何度も使えるうえ、洗剤やクリーナーを併用しなくても単体でしっかり汚れを落としてくれますから、かなりコスパが良いといって間違いありません。
手荒れの心配もなく、手軽に掃除ができるにもかかわらず驚きの洗浄力を発揮してくれる「激落ちくん シートタイプ」。水回りをきれいにするのが楽しくなる、おススメのお掃除アイテムです♪
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