【1分脳トレ】「試考錯誤」どこが間違っている?

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【1分脳トレ】「試考錯誤」どこが間違っている?

今回は難読漢字と算数の問題を2問集めてみました。どれも1分程度で解ける難易度になっています。脳トレ効果を上げるなら、制限時間内クリアを目指してください。

「試考錯誤」どこが間違っている?

「試考錯誤」どこが間違っている?

何度も失敗を繰り返しながら成功へと近づいていく様子を表す「しこうさくご」。漢字で「試考錯誤」という表記はものすごくあっていそうで実は間違っている字がひとつ含まれています。どの文字が誤りで、何という漢字を使うのが正解でしょうか?

【答え】 試錯誤

考えて試すと想像すると「試考」は違和感のない気がします。ところが「しこうさくご」は「試しに行ってみて」という意味のため「試行」という文字を使うのです。後半の「錯誤」は失敗や間違いということ。

試行錯誤は人間に限らず動物にもみられ、飼育員がバケツをたたくと餌がもらえると集まってくるのも、動物が試行錯誤して成功体験から学習しているからなのだそう。この行動は心理学などにも用いられ、さまざまな理論の基本になっています。

これだけの情報でわかるの!?わかります!xは何度?

これだけの情報でわかるの!?わかります!xは何度?

2問目は図形を使った角度を求める問題です。図形や角度はわからない、つまらないと決めてかからず、答えを見つけるパズルと暗算問題と思ってみましょう。それでも嫌だという人は、解説を読むだけでも構いません。なるほどと思えば、脳が活発に活動している証拠です!

では、上の図を見てください。四角形が描かれていますが、「>」や「>>」という記号により、この四角形は平行四辺形だということがわかります。この平行四辺形の中にあるxの角度を求めましょう!

【答え】 150°

xの求め方は2種類あり、xを含む四角形の内角の和から引く方法と、xと接するもうひとつの角度を先に求め引く方法の2種類があります。どちらも「平行四辺形の反対の角度は等しい」という決まりを知っていることが前提です。わかりやすいよう、図の3つ角に「a」「b」「c」と付けました。

最初は、xを含む四角形の内角の和を使った方法から見ていきましょう。まずxを含む四角形の、x以外の角度を計算します。「平行四辺形の反対の角度は等しい」ということは、角「a」は120°、角「b」は(360-120-120)÷2=60だとわかります。角「b」と左下の角度も同じで、左下の角度には「○」がふたつあり、この○のある角度はどちらも同じであることが示されているため、「○」1個の角度は60÷2=30になります。最後に全体から引くと、xの答えが出るというわけです。式は次のとおり。

x=360-60-120-30

x=150

次はもっと簡単な方法です。「○」の角度を求めるところまでは同じなので省きます。「平行な2直線と交わる直線によって作られる錯角は等しい」という定義があり、図形でいうと、左下の角「c」と、xの左にある角度が錯角。つまり、角「c」が30°なら、xの左の角度も30°になるため、xは以下の式で求められます。

x=180-30

x=150

まとめ

脳トレは挑戦することに意味があり、たとえ時間内に答えが出なくても、不正解だったとしても老化防止という目的に何ら違いはありません。

次回も楽しみながらさまざまな問題に挑戦してください!