今回は図形の角度や難読漢字など複数ジャンルの問題を3問集めてみました。どれも1分程度で解ける難易度になっています。脳トレ効果を上げるなら、制限時間内クリアを目指してください。
「ぎおんしょうじゃ」という言葉は聞いたことあるけど字は?
平安時代末期から鎌倉時代の初期、平家の栄枯盛衰を伝える「平家物語」。
「ぎおんしょうじゃのかねのこえ しょぎょうむじょうのひびきあり」という書き出しは、誰もが聞いたことのある有名なフレーズですよね。
そこで問題です。この「ぎおんしょうじゃ」、漢字で「祇園清舎」と書くのは間違い。どう表記すればいいのかわかりますか?
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【答え】 祇園精舎
「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響あり」と続く有名な冒頭に登場する「祇園精舎」。お釈迦様が説法を行った場所のことで、当然インドにあります。「精舎」は仏教の建物のこと。
平家物語で「祇園」「鐘」ということで、勝手に京都にあるお寺の鐘の音かと想像してしまいそうですが、まったくの別物です。
「祇園精舎」の守り神が「牛頭天王」であり、その「牛頭天王」を信仰する神社を「祇園様」などと呼び、京都の八坂神社も「牛頭天王」を祭神としていたことからその界隈が「祇園」に。そういう意味では、京都祇園は間違いではあるものの、まったく関係のない的外れとは一概にいえないようです。
え、これxの角度わかるの?はい、わかるんです!
2問目は小学校で習った図形の問題。図にあるxの角度を求めてください。
この問題は三角形が描かれているものの、xを含めた3つの角には何度という情報がまったくありません。この状態ですべての角度を求めることは可能なのでしょうか?
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【答え】 60°
どこにも角度に関する情報が記載されていませんが、図をよく見ると三角形の3つの辺のすべてに「||」という記号があります。これは同じ記号であるなら、その辺の長さは等しいという意味でした。
つまり、この三角形は正三角形ということがわかります。正三角形の内角はすべて60°という決まりがあるため、xの角度も60°と言えます。思い出しましたか?
あの動物を漢字で書くと「馴鹿」に!「鹿」から解き明かそう!
3問目は難読漢字の読み方問題。「馴鹿」の読み方を考えてください。
この漢字は、中国語圏で使われていたものがそのまま日本に持ち込まれたため、文字の読みからその名称を想像することは不可能でしょう。冬になると聞こえてくるあの有名な歌の主人公でもあり、空を駆けることも!雪道を走るのに適した生態をした、文字どおり鹿の一種です。
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【答え】 トナカイ
日本で使われる「トナカイ」は、もとはアイヌの言葉なのだとか。漢字で書く「馴鹿」の「馴」は、なれる・おとなしいという意味があり、家畜化された鹿、「馴鹿」という字が当てられたそうです。
当然ですがトナカイは空を飛びませんし、赤い鼻の種類もいません。ちなみに、日本語の歌詞には登場しませんが、原曲のトナカイには「ルドルフ」という名前があり、日本語で「♪トナカイさん」となっている個所に「♪ルドルフさん」を当てはめた感じの歌詞になっています。
大きく平たい蹄があり、これにより体重が分散され雪道も沈まずに走れるため、そりを牽引する役割を任されたのですね。
まとめ
図形の角度、四字熟語、難読漢字と、今回の1分脳トレは予備知識があればサッと解ける問題が多かったかもしれません。
知らなくても問題を考え、回答を見て納得すれば、その間は脳が一生懸命働いて活性化しているはずです。次回も思わず唸るような問題を用意してお待ちしております!