ここ最近、ハッキングという言葉を目にしたことはありませんか?ハッキングとは、もともとコンピューターに関する知識を生かし、システムやネットワークの弱点を指摘することを意味していました。
しかし、最近ではコンピューターに侵入して、データの盗用や改ざんなどの不正行為を指すことが多くなっています。この違法行為から自分のスマホを守る有効な方法のひとつがパスワードによるブロックです。
そこで今回は簡単に破られないパスワードの作り方をご紹介します!
これでハッキングを防止!安心してパスワードを使うためのヒント
安全なパスワードを作る前に、いくつか覚えておきたいことがあります。こちらで紹介するポイントを踏まえたうえでパスワードを設定すれば、安全性がより増すでしょう。
① パスワードの使いまわしをしない
さまざまなwebサービスで同じパスワードを使うのは非常に危険。なぜなら、ひとつのサイトがハッキングされた場合、他のwebサービスまで被害が及ぶ可能性があるからです。
最低限、重要度の高低によってパスワードは変えるようにしましょう。
② 2段階認証を設定しておく
2段階認証とは、アカウントへのログイン時にパスワード入力のほか、セキュリティコードを事前登録した携帯番号に送信して確認を行うシステムのこと。この認証の設定をしておけば、もしパスワードに不正なアクセスがあってもアカウントへの侵入を防いでくれます。
現在はGoogleやMicrosoft、Amazonなどで採用されていますので、必ず設定しておきましょう。
③ クラウドサービスには保存しない
クラウドサービスも不正アクセスされる可能性があるため、そこにパスワードを保存しておくのは危険です。
作ったパスワードを忘れそうでしたら、紙に書いて誰にも見られないところに隠しておきましょう。
ガードの堅いパスワード作りのテクニック
実際にパスワードを作る際「abcdefg」など、ありがちな文字列にするのは厳禁です。また、名前や住所、誕生日など個人情報に関するパスワードも読み解かれる可能性が高いと言われえていますので、やめておきましょう。
以下のポイントにのっとり、パスワードを考えると安全です。
- 個人情報と関係のない文字列にする。
- 最低でも10文字以上にする。
- 数字、記号、英語の大文字と小文字などを組み合わせる。
とはいえ、パスワードがあまりに複雑だと忘れてしまうという難点も…。
そこで、ネット上で入力するパスワードについては「ブラウザの自動パスワード生成機能」を利用するととても便利です。
例えばブラウザアプリのChromeでは、設定画面でパスワードの同期がオンになっている場合、以下の手順で自動でパスワードを生成してくれて、それ以降は保存されるのでログインがとても簡単になります。
- Chromeの設定で「同期を有効にする」をオンにします。
- ウェブサイトにアクセスしてパスワード入力欄をタップ。
- 「安全なパスワードを自動生成」という項目が出るのでそれをタップ。
- パスワードが生成されてプレビュー表示されたら「パスワードを使用」を選びます。
- これでアカウントに安全なパスワードが紐づけられました。
以降はChromeがパスワードを覚えているので、わざわざ入力することなくスムーズにログインができます。
自分でパスワードを作るのももちろん良いのですが、たくさんあって覚えきれないという人はぜひブラウザアプリの機能を頼ってみてはいかがでしょうか。
おわりに
パスワードを使用する機会が増えてきた現在、いかにしてハッキングからスマホを守るかが非常に大切になっています。
現在はスマホの使い方を徹底的に解説している本もありますので、ぜひ参考にしてみてください。