火を使わない料理レシピ！暑い夏にピッタリな、子供も作れる簡単メニュー

蒸し暑い夏は火を使って料理すると思うと、キッチンに行くのすら億劫になりますよね。

そこで今回は、火を使わずにサッと作れる簡単レシピをたくさんあつめてみました！
さらに暑い時期の調理に大活躍する、電子レンジの使い方のポイントや、おすすめ便利グッズもあわせて紹介します♪

料理で汗だく…。火を使わない簡単レシピで夏を乗り切ろう！

まずは火を使わないで簡単に作れるレシピを「主食」「おかず」「デザート」別に紹介します。

火を使わないので、料理で汗だくになることもなく、お子さんとも安心して一緒に作ることができますよ♪

お手軽ランチにも！火を使わない主食系レシピ

ワンプレートですむ主食系料理はランチにピッタリです。

加熱調理は電子レンジにおまかせでOK！食材を炒めたり、焼いたりする必要がありません♪

電子レンジでパラパラに？！簡単チャーハン

ご飯がパラパラとした、まるでお店のようなチャーハンも、電子レンジで手軽に作れます！
具材はカニカマやコーンなどを使ってもおいしいですよ♪

【材料（1人分）】

ご飯…200g
ハム…2枚
長ねぎ…1/5本
卵…1個

（A）

サラダ油…小さじ2
鶏ガラスープの素（顆粒）…小さじ1
しょうゆ…小さじ1/2
塩、コショウ…各少々

【作り方】

（1）ご飯はひと肌程度まで冷ます。ハムは1cm角に切り、長ねぎはみじん切りにする。
（2）大きめの耐熱皿にご飯を盛って卵を割り入れる。しゃもじなどでご飯に卵がからむように混ぜる。
（3）（A）とハム、長ねぎを加えてよく混ぜてから平らにならし、ラップをかけずに電子レンジ（500W）で2分加熱する。
（4）（3）を取り出し、卵のかたまりがなくなるように全体を混ぜ合わせ、ラップをかけずに再び電子レンジ（500W）で2分加熱する。
（5）（4）を取り出し、全体がパラパラになるように混ぜる。水分を飛ばすために、ラップをかけずにさらに電子レンジ（500W）で1分加熱し、塩・コショウで味を調えて器に盛る。

しっかり食べて夏バテ防止！しょうが焼きサラダ丼

味がしっかりしみ込んだ、しょうが焼きも電子レンジにおまかせ。野菜も一緒にとれるので、夏バテ防止にも役立ちますよ！

しょうがはチューブのものを使ってもOKです。

【材料（2人分）】

豚薄切り肉…200g
片栗粉…小さじ1
ごま油…小さじ1
水菜…1/4袋
ミニトマト…4個
ご飯…どんぶり2杯分

（A）

しょうゆ、酒…各大さじ1
砂糖、しょうがのすりおろし…各小さじ1

【作り方】

（1）耐熱皿に豚薄切り肉を入れ、（A）を加えてもみ込み5分ほど置く。
（2）（1）に片栗粉、ごま油の順に加えてさらによくもみ込み、ラップをかけて電子レンジ（600W）で1分加熱する。
（3）（2）を取り出し、豚薄切り肉をほぐしながらよく混ぜる。ラップをかけて再び電子レンジ（600W）で1分30秒～2分程度（肉にしっかり火が通るまで）加熱する。
（4）水菜は根元を切り落として4cm幅に切り、ミニトマトは8等分する。
（5）器にご飯を盛り、水菜、(3)、ミニトマトの順にのせ、肉汁をかける。

火を使わずに晩ごはん！メインおかず系レシピ

メインのおかずは作る手間も時間もかかります。
ですがここから紹介するレシピなら、電子レンジであっという間に作れますよ！

レンジでふっくらやわらか♪煮込みハンバーグ

マヨネーズをつなぎに使うことで、ふんわりジューシーなハンバーグに仕上がります。小さく作れば、お弁当のおかずにも最適です。

ひき肉は牛豚合いびき肉や鶏ひき肉に変更しても◎。

【材料（2人分）】

豚ひき肉…200g
たまねぎ…1/4個

（A）

パン粉…大さじ2
牛乳、マヨネーズ…各大さじ1
塩、コショウ…各小さじ1/4

（B）

ケチャップ…大さじ3
中濃ソース…大さじ2
ウスターソース…大さじ1
コンソメスープの素（顆粒）…少々
乾燥パセリ…適量

【作り方】

（1）たまねぎはみじん切りにする。
（2）ボウルに豚ひき肉、（1）、（A）を入れてよく練り合わせる。
（3）（2）を2等分して形を整えて、耐熱皿にのせ、ラップをかけて電子レンジ（600W）で4分加熱する。
（4）（3）を取り出し、ハンバーグを裏返して混ぜ合わせた（B）をかける。ラップをかけて再び電子レンジ（600W）で3分程度（肉にしっかり火が通るまで）加熱する。
（5）器に盛り、乾燥パセリをかける。

食欲がない日にも！レンジで豚しゃぶサラダ

豆腐を1丁使うので、ボリューム満点。
たれは市販のごまだれやポン酢、ドレッシングを使ってもおいしいですよ♪

【材料（2人分）】

豚薄切り肉…100g
酒…小さじ1
キャベツ…2枚
万能ねぎ…2本
絹ごし豆腐…1丁

（A）

みそ、すりごま（白）…各大さじ1
サラダ油…大さじ1/2～大さじ1
しょうゆ、酢…各大さじ1/2
砂糖…小さじ1

【作り方】

（1）豚薄切り肉に酒をからませる。
（2）キャベツはひと口大に切り、万能ねぎは小口切りにする。絹ごし豆腐はキッチンペーパーに包み込んで水気を切る。
（3）耐熱皿にキャベツを敷いて、その上に（1）を広げてのせる。ふんわりとラップをかけて電子レンジ（600W）で5分程度（肉にしっかり火が通るまで）加熱する。
（4）絹ごし豆腐を手でひと口大にちぎり、器に盛る。
（5）（3）を取り出し、キャベツと豚肉の水気を切り、（4）の上にのせ、よく混ぜ合わせた（A）をかけて、万能ねぎを散らす。

もう一品欲しい！火を使わない副菜系レシピ

あともう一品欲しいけど、手間はかけたくない…。そんなときにピッタリのレシピを紹介します。

ここでも電子レンジが大活躍しますよ！

やさしい甘さで子供も喜ぶ♪かぼちゃのバター煮

ホクホクとしたかぼちゃの煮物も電子レンジならすぐに作れます！
加熱後に蒸し汁をかぼちゃにかけることで味がしっかりとなじみます。

【材料（2人分）】

かぼちゃ…正味200g

（A）

塩…小さじ1/3
バター…小さじ2
水…大さじ4

【作り方】

（1）かぼちゃは皮を少しむいて2cm角に切る。
（2）耐熱皿に（1）の皮を下にして並べ、（A）の表記の順に加えて、ふんわりとラップをかけて電子レンジ（600W）で5分程度（かぼちゃにしっかり火が通るまで）加熱する。
（3）（2）を取り出し、蒸し汁をかぼちゃ全体にかけて器に盛る。

おつまみにもピッタリ！ピリ辛きゅうり

包丁もまな板も、電子レンジすら使わないお手軽サブおかず。お酒のおつまみにもおすすめです！

【材料（2人分）】

きゅうり…2本

（A）

しょうゆ…大さじ1
ごま油…小さじ2
豆板醬…小さじ1
いりごま（白）…小さじ1/2
塩…少々

【作り方】

（1）きゅうりはめん棒などでたたいて、ひと口大にちぎる。
（2）ポリ袋に（1）と（A）を入れ、よくもみ込む。
（3）ポリ袋の空気を抜き、15分以上漬け込んで器に盛る。

おやつやデザートに♪火を使わないひんやりスイーツ系レシピ

夏のおやつにはひんやりしたスイーツが食べたくなりますね。

ここからはヘルシーでおいしい簡単スイーツ系レシピを紹介します！

レアチーズケーキ風！爽やかなヨーグルトゼリー

ヨーグルトのカップを使って作るので、型も必要ありません。
ビスケットはお好みでココア味やチョコチップなどにしておいしいですよ♪

【材料(2人分)】

加糖ヨーグルトカップ（70g）…2個
牛乳…大さじ2
粉ゼラチン…5g
ビスケット…3～4枚

【作り方】

（1）小さめの耐熱容器に牛乳と粉ゼラチンを入れ、ゼラチンがふやけたら、ラップをかけずに電子レンジ（600W）で20秒加熱する。
（2）ヨーグルトに（1）を半量ずつ入れて、よくかき混ぜる。
（3）ポリ袋にビスケットを入れて細かく砕き、（2）の上にのせ、ラップをして冷蔵庫で1～2時間ほど冷やす。
（4）器に（3）を逆さにして置き、ゆっくりと容器のみを持ち上げる。

お豆腐でヘルシー！抹茶の和風ババロア

【材料（作りやすい分量）】

木綿豆腐…1丁（350g）
水…大さじ2
粉ゼラチン…5g
調整豆乳…3/4カップ
黒蜜、きな粉…各適量

（A）

三温糖…大さじ3と1/2
抹茶…大さじ1

【作り方】

（1）小さめの耐熱容器に分量の水と粉ゼラチンを入れ、ゼラチンがふやけたら、ラップをかけずに電子レンジ（500W）で20秒加熱する。
（2）木綿豆腐をキッチンペーパーに包み込んで耐熱皿にのせ、電子レンジ（500W）で2分加熱する。
（3）（2）を取り出し、キッチンペーパーを取ってザルにあけ、水気を切る。
（4）ミキサーに（3）を入れ、なめらかになるまで3分ほどかくはんし、（1）、（A）の順に加えてミキサーにかけ、色むらがなくなったら豆乳を加え、さらになめらかになるまでかくはんする。
（5）容器に（4）を流し込み、ラップをかけて冷蔵庫で2時間ほど冷やす。
（6）器に切り分けた（5）を盛り、黒蜜ときな粉をかければ完成。

電子レンジ調理のポイント＆おすすめ便利グッズ紹介！

紹介してきたように電子レンジは、さまざまな調理で活用できます。しかも、洗い物も少なくすみ、コンロや壁に油が飛び散ることもありません。

ここではそんな電子レンジ調理におけるポイントとおすすめの便利グッズを紹介します。

電子レンジ調理で失敗しないためには

火を使わずに加熱できる電子レンジは、暑い夏の必須のアイテムです。しかし一歩間違えると焦げたり、加熱にムラができたりと難しい部分もあります。

まずは、使い方のポイントを押さえて失敗を防ぎましょう。

分量＆加熱時間をしっかり守る

電子レンジは食品の温度や容器の種類によっても加熱時間が変わります。そのため、レシピの分量と加熱時間はしっかり守ることが大切です。
心配な場合は、レシピの加熱時間よりも少し短く設定し、少しずつ時間を足して加熱するといいでしょう。

また、レシピ工程でよく見かける「ラップをふんわりかける」などの表記は、ラップをしっかりかけてしまうと蒸気の圧力で食材が飛び散る可能性があるために書かれています。電子レンジ調理ではレシピの作り方に従うことも重要です。

電子レンジ対応の容器を使う

電子レンジは加熱すると急激に温度が上がるため、電子レンジ対応の容器を使う必要があります。耐熱皿や耐熱ボウルは、急激な温度の変化に耐えられる強度の容器です。対応していないものは、加熱中や冷却中に割れたり、溶けたりしてしまうおそれがあります。

一般的に陶器や磁器、耐熱ガラスなどは電子レンジで使え、金属容器や木製、漆器、ホウロウなどは使えません。容器や皿の購入時には、必ず電子レンジ対応かをチェックするようにしましょう。

加熱する材料にも注意する

卵やたらこ、ソーセージなどの殻や皮、膜で覆われている食材は、電子レンジの加熱で破裂する危険があります。殻付きのナッツや栗なども同様です。また、分厚い肉は熱の通りが悪く、加熱しすぎると破裂するため、気を付けましょう。
さらに、水分の少ないにんじんやいも類などの野菜も加熱しすぎると焦げたり、発火したりします。

水分の少ない食材を加熱する際は、水を加えて加熱しすぎないように注意してくださいね。