寝袋はどうやって選べばいい?災害時や車中泊などシーン別の選び方を紹介

スポーツ・アウトドア

寝袋はどうやって選べばいい?災害時や車中泊などシーン別の選び方を紹介

災害時の備えやキャンプなどのアウトドアにあると便利なのが「寝袋」です。

しかし、種類も形状も豊富にある寝袋は、どう選べばよいのか迷う方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、寝袋を探している方に向けて、寝袋の選び方とおすすめの寝袋を紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね!

寝袋の選び方の基本を紹介

寝袋

まずは寝袋を選ぶ際のポイントを確認していきましょう!

収納性

日常的に使うものではない寝袋は、収納した際の大きさが重要なポイントです。

できるだけコンパクトで軽量なものを購入したい方は、からだを包み込むように使う「マミー型」がおすすめです。

中綿に軽いダウンを使った寝袋であれば、保温性はもちろん圧縮性にもすぐれています。
たためばコンパクトに収納できるでしょう。

大きさ

大きさは使う人数やシーンなどを考慮して選ぶ必要があります。

1人で使用するのであれば、マミー型でも問題ありませんが、災害時やアウトドアで家族や友達などとシェアして使用するなら、ファスナーの開閉で布団のように使える「封筒型」がおすすめです。

シングル・ダブル・キングサイズなどサイズが豊富で、同じシリーズの商品であれば、ファスナーで連結させ、ひとつの大きな布団としても使えます。

中綿の素材

寝袋で多く使われている中綿は、主にダウンと化繊(ポリエステル)の2種類で、それぞれにメリットとデメリットがあります。

まず、ダウンは収納性や保温性にすぐれ、軽量で使いやすいのが魅力です。
しかし、価格が高い傾向があり、定期的にケアしないとカビが繁殖しやすいというデメリットがあります。

一方の化繊は、耐久性と速乾性があり、お手入れがしやすく、お手軽な価格の商品が多いのが特徴です。
しかし、ダウンよりも収納性や携帯性が劣ります。

2つの素材の特徴をよく把握し、自分が使うシーンに合わせて中綿を選ぶことが大切です。

使用場所と季節

寝袋には「快適使用温度」と「限界使用温度」という保温性の目安があります。

快適使用温度は「これぐらいの温度があれば、快適に使用できる温度」、限界使用温度は「ほかにも防寒対策があれば、なんとか使用できる程度の温度」を表しています。

野外・室内・車中泊など、使用場所に合わせて賢く選びましょう。

また、使うシーズンも重要なポイントです。

夏場だけに使うなら限界使用温度が5~10℃、冬場なら-5℃以下が目安ですが、冷え性の方などは+2~3℃暖かいものを選んだ方が安心です。

さらに災害用の寝袋を購入する場合は、使用する地域の気候に合わせて選びましょう。

災害時や車中泊に使える寝袋の形状は?

寝袋の形状にはマミー型や封筒型などがあり、それぞれに適したシーンがあります。

災害時や車中泊には、どの形状が最適か見ていきましょう!

災害時は人型とマミー型

マミー型寝袋

災害時には洋服を着るように使う「人型」の寝袋がおすすめです。

この寝袋の特徴は、入ったまま、手足を自由に動かせることにあります。

災害時の就寝中になにかあってもそのまま歩いたり、手を外に出して作業がスムーズに行えたりします。

また、災害用として寝袋をストックしておくなら、軽量でコンパクトなマミー型もおすすめです。

保温性が高く、冬の災害時でも安心して使えますよ。

 

車中泊なら封筒型

寝袋封筒型

車中泊を想定して購入するなら、布団のような感覚で使える、封筒型が最適です。

車のシートをリクライニングにして封筒型の寝袋を広げて使えば、ほかのタイプの寝袋よりも寝苦しさが少なく、快適に睡眠がとれるでしょう。

また、封筒型はサイズや素材も豊富なため、車の大きさや家族の人数などに合わせて購入することができます。

保温性やコンパクトさは、マミー型に少々劣りますが、車に収納しておくなら、それほど問題にならないでしょう。

備えあれば憂いなし!おすすめ寝袋6選をご紹介

ここからは、災害時の備えとしておすすめの寝袋を厳選して6アイテム紹介します!

ゆったり足元快適!

ISUKA(イスカ)エア 450X

ISUKA(イスカ)エア 450X

「ISUKA」は、寝袋(シュラフ)の専門メーカー。
こちらの「エア450X」は、最高品質のホワイトグースダウンを使用し、軽量で保温性が高く、冬の低山にも対応している寝袋です。

窮屈さを感じさせない立体構造で、冷えがちな足元にはダウンが多めに詰め込まれています。
ゆったりとした構造のため、快適な睡眠がとれることでしょう。

表面素材には、超撥水性能の「ナイロン66」が使われており、多少の雨や結露で濡れても心配ありません!

 

柔軟性と機能性を実現!

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)UB-11

CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)UB-11

こちらはキッチン用品などを扱う「パール金属」のアウトドア用品ブランド「CAPTAIN STAG」の寝袋です。

本体重量1.4kgと軽量で、人型タイプだから寝袋に入ったまま作業をしたり、移動したりすることができます。

汚れが気になったら洗濯機で洗うことができるのもうれしいポイントです。

柔軟性&機能性にすぐれ、災害時にうってつけです!

 

幅広い温度帯に対応!

Coleman(コールマン)マルチレイヤースリーピングバッグ

Coleman(コールマン)マルチレイヤースリーピングバッグ

アメリカの人気アウトドア用品メーカー「Coleman」。

こちらの商品はアウトレイヤー・ミッドレイヤー・フリースの3層構造で、季節や気温に合わせて組み合わせたり、1枚ずつ使ったりできるのが人気の理由です。

幅広い温度帯に対応しており、通年使用ができるだけでなく、朝晩の寒暖差にも臨機応変に対応できます。

また、アウトレイヤーはファスナーで連結ができ、家族みんなで使うことも可能です。

収納サイズはやや大きめですが、持ち運びに便利なキャリーバッグ付きで、使い勝手もバツグンです!

 

セパレートタイプで布団のような寝心地!

Snow Peak(スノーピーク)セパレートシュラフ オフトンワイド LX

Snow Peak(スノーピーク)セパレートシュラフ オフトンワイド LX

「Snow Peak」は新潟県に本社を置く、高品質な登山用品やレジャー用品を提供する、アウトドアブランドです。

こちらの寝袋は名前の通り、横幅がワイドで、まるでお布団のような寝心地を実現しました。

敷布団・掛け布団のように寝袋を分離ができるので、暑い日はおなかだけかけたり、寒い日はしっかり密閉して保温性にすぐれた寝袋として使ったりできますよ。

足元やサイドのファスナーだけを開けられるため、温度調節も自由自在。
快眠が期待できる寝袋です!

 

厳冬期でも暖かい!

NANGA(ナンガ)UDD BAG 810DX

NANGA(ナンガ)UDD BAG 810DX

「NANGA」は、滋賀県の老舗羽毛商品メーカーが手がけるブランドです。

高機能のダウン(770FP)を採用した「UDD BAG 810DX」は水ぬれに強く、快適使用温度-7℃、下限温度-13℃と国内の多くの厳冬期環境で使用できる高機能モデルです。

中綿が羽毛のため、コンパクトに収納できるだけでなく、強い反発力もあるため短時間でしっかりふくらみます。

カラーはレッド・イエロー・コバルトの3色展開です。

 

抗菌、防水加工!

Whiteseek(ホワイトシーク)封筒型 寝袋

Whiteseek(ホワイトシーク)封筒型 寝袋

「Whiteseek」は、2010年に誕生したアウトドア商品を取り扱うメーカーです。

こちらの寝袋の表面には、抗菌・防水加工が施され、ファスナーを開いて広げれば、レジャークッション代わりに使えます。

外側・内側から開閉可能なダブルファスナーで、生地をかみ込まないよう「防止パーツ」が付いているので、スムーズにファスナーの開閉ができるでしょう。

また、寝返りをしたときなどにファスナーが勝手に開いてしまうことを防ぐ「ファスナーガード」付きのため、寝冷えせずに朝までぐっすり眠れますよ!

 

まとめ

寝袋は防災用やレジャー用はもちろん、来客用としても使える便利なアイテムです。

とくに災害時に寝袋があれば、からだを暖かくして休むことができます。

ぜひ、自分の使うシーンに合わせた、快適な寝袋を探してみてくださいね。