朝の忙しいとき、夜疲れて帰ってきたときは、少しでも食事の準備時間を短縮させたいものです。
そんなときのために、おかずを作り置きしてはいかがでしょうか。
いつもより調理時間が短縮でき、毎食の支度もお弁当の準備もかなりスムーズになりますよ。
そこで今回は、食事の準備が楽になる簡単な作り置きレシピと、おかずの保存テクニック&保存に役立つアイテムをご紹介します!
簡単!誰でもできる作り置きレシピ5選
まずは簡単な作り置きおかずを5品ご紹介します!
サラダチキン
近年、人気のサラダチキン。
家で作り置きしておけば、おかずやおつまみはもちろん、細かく裂いてサラダにしたり、スープの具材などに活用したりできます。
乾燥バジルの代わりにカレー粉や粗びきこしょうを使うのもおすすめです!
【材料(作りやすい分量)】
- 鶏むね肉…大1枚(約350g)
(A)
- 塩麹…20g
- コンソメ(顆粒)…小さじ1
- 乾燥バジル…小さじ1/3~1/2
【作り方】
(1)鶏むね肉は皮と余分な脂を取り除いて、フォークで数か所穴をあけます。
(2)耐熱性ポリ袋に(A)を入れて、手でポリ袋をもんで調味料を混ぜ合わせます。
(1)を加え入れて、よくもみ込み、袋の空気を抜いて封をします。
(3)鍋にたっぷりの湯(分量外)を沸かして沸騰したら弱火にし、ゆっくりと(2)を入れます。
2~3分ほどゆでたら火を止め、鍋にふたをして1時間ほど放置します。
(4)鍋からポリ袋を取り出し、粗熱がとれたら完成です。
【保存方法・保存期間】
- 冷蔵保存の場合は、保存容器に鶏肉を肉汁とともに移して冷蔵室に入れます。
(保存期間:3~5日) - 冷凍保存の場合は、まず、鶏肉を食べやすい厚さに切ります。
冷凍用保存袋に切った鶏肉と肉汁を入れて袋を平らにならし、しっかり空気を抜いてから冷凍室で保存します。
食べる際は、肉がかたくなるので電子レンジは避け、冷蔵室に移して自然解凍させましょう。
(保存期間:約1か月)
きんぴられんこん
飽きのこない味わいのきんぴられんこんは、副菜やお弁当のおかずにぴったり!
卵焼きに入れたり、マヨネーズを加えてサラダにしたりして、アレンジするのもおすすめです。
【材料(作りやすい分量)】
- れんこん…200g
- にんじん…小1本
- ごま油…大さじ1
- 白ごま…適量
(A)
- しょうゆ…大さじ2
- 酒・みりん・砂糖…各大さじ1
- 輪切り唐辛子…適量
【作り方】
(1)れんこんは皮をむいて2~3mm厚さの半月切りにして水(分量外)にさらします。
にんじんは皮をむき、細切りにします。
(2)フライパンにごま油を中火で熱し、水気を切ったれんこん、にんじんを入れて炒めます。
(3)れんこんが少ししんなりしたら(A)を加え、汁気がなくなるまで炒め合わせ、白ごまを振りかけます。
【保存方法・保存期間】
- 冷蔵保存の場合は、保存容器に移して粗熱をとってから冷蔵室に入れます。
(保存期間:5~7日) - 冷凍保存の場合は、小分けにして平らにならしながらラップで包み、冷凍用保存袋に入れ、袋の空気をしっかり抜いてから冷凍室で保存します。
食べる際は、電子レンジで加熱するか、冷蔵室に移して自然解凍させましょう。
(保存期間:約1か月)
豆腐ハンバーグ
冷めてもふわふわの食感が楽しめる豆腐ハンバーグ。
ダイエット中の食事やお弁当のおかずにぴったりです。
シンプルな味つけなので、ポン酢をかけたり、ゆずこしょうを付けたりして食べてもおいしいですよ!
【材料(8個)】
- 豆腐(絹ごし)…200g
- 鶏ひき肉…300g
- パン粉…3/4カップ(30g)
- サラダ油…適量
(A)
- 卵…1個
- めんつゆ(2倍濃縮)…大さじ1
- 塩・こしょう…各少々
【作り方】
(1)豆腐はキッチンペーパーに包み、上から重しをのせて水切りをします。
(2)ボウルに鶏ひき肉、(1)(A)を入れ、粘りがでるまでこねます。
(3)(2)にパン粉を加え、さらによくこねたらラップをして冷蔵庫で30分ほど寝かせます。
(4)(3)を8等分して成形します。
(5)フライパンにサラダ油を熱し、(4)を並べ入れたら強火で2分ほど焼きます。
焼き色が付いたら裏返してふたをして、中火で6~8分ほど蒸し焼きにします。
【保存方法・保存期間】
- 冷蔵保存の場合は、保存容器に移して粗熱をとってから冷蔵室に入れます。
(保存期間:約3日) - 冷凍保存の場合は、1個ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れ、しっかり空気を抜いてから冷凍室で保存します。
食べる際は、電子レンジでしっかり加熱しましょう。
(保存期間:約3週間)
ポテトサラダ
傷みやすいじゃがいもを使ったポテトサラダも、しっかり作り置きできます。
ポイントは水気の多いたまねぎやきゅうりを入れずに、水気の少ない食材を使うことです。
紹介する材料以外にも、魚肉ソーセージやプロセスチーズ、ツナなど、水分が少なく、うま味が強い食材を使うとおいしいですよ。
【材料(作りやすい分量)】
- じゃがいも…4個
- スライスハム…4枚
- コーン(缶詰)…50g
- 塩・こしょう…各適量
(A)
- 粉チーズ…大さじ2
- マヨネーズ…大さじ4
【作り方】
(1)鍋に水(分量外)、洗ったじゃがいもを入れて火にかけ、沸騰したら弱火にします。
15~20分ほどゆでて、じゃがいもに竹串がスッと入ったら火を止めます。
(2)(1)のじゃがいもをザルに上げ、やけどに注意しながら皮をむきます。
スライスハムは細切りに、コーンは汁気を拭き取ります。
(3)ボウルに(2)のじゃがいもを入れてフォークでつぶし、スライスハム、コーンを加えて混ぜ、さらに(A)を加えてよく混ぜ合わせ、塩・こしょうで味を調えます。
【保存方法・保存期間】
- 冷蔵保存の場合は、保存容器に移して粗熱をとってから冷蔵室に入れます。
(保存期間:約3日) - 冷凍保存の場合は、小分けにして平らにならしながらラップで包み、冷凍用保存袋に入れ、袋の空気をしっかり抜いてから冷凍室で保存します。
食べる際は、冷蔵室に移して自然解凍させましょう。
(保存期間:約1か月)
ロールキャベツ
時間がかかる煮込み料理も作り置きしておけば、忙しい日でも温めるだけですぐにご飯が食べられます。
飽きたらチーズをのせて焼いてグラタン風や、ロールキャベツを刻んで、ゆでたパスタとあえて、なんちゃってナポリタンにしてもおいしいですよ。
【材料(8個分)】
- キャベツ…大8枚
- たまねぎ…1/2個
- 合いびき肉…600g
(A)
- 卵…1個
- パン粉…1/2カップ(20g)
- ナツメグ…小さじ2
- 塩・こしょう…各少々
(B)
- 水…3カップ
- コンソメ(顆粒)…大さじ2
- ケチャップ…大さじ4
【作り方】
(1)鍋に湯(分量外)を沸かし、キャベツを1枚ずつ入れて30秒ほどゆでたら取り出します。
水気を切って粗熱をとったら、キャベツの芯の部分をそぎ落とします。
(2)(1)のキャベツの芯の部分とたまねぎをみじん切りにします。
(3)ボウルに(A)を加えて混ぜ合わせたら、ひき肉と(2)を加えてよく練り混ぜます。
(4)(3)を8等分にして、たわら型に成形します。
(5)キャベツの真ん中に(4)をのせて、歯を左右から内側に折り、手前に向かって巻いていきます。
(6)深めのフライパンに(5)の巻き終わりを下にして並べ入れ、(B)を加えて火にかけます。
煮立ったら弱火にし、ふたをして30~40分煮込みます。
【保存方法・保存期間】
- 冷蔵保存の場合は、保存容器に汁ごと移して粗熱をとってから冷蔵室に入れます。
(保存期間:約3日) - 冷凍保存の場合は、冷凍用保存袋にロールキャベツを1個とスープ1/8量を入れ、袋の空気をしっかり抜いてから冷凍室で保存します。
食べる際は、電子レンジで加熱するか、冷蔵室に移して自然解凍させてから鍋で加熱しましょう。
(保存期間:約1か月)
作り置きは大変そう。そんな人は「下ごしらえ」だけでもOK!
食材の下ごしらえだけを済ませておくだけでも、食事の準備はかなり楽になります。
ここからは、「おかずを作っておくのは手間がかかって大変かも….。」という方にぴったりの下ごしらえ方法をご紹介します。
肉編
肉類のおすすめの下ごしらえ方法は、保存袋に好きな調味料と一緒に漬け込んでおくことです。
袋の空気をしっかりと抜いて、冷蔵庫や冷凍室に入れておけば、あとは火を通すだけで済みます。
(冷蔵保存:約3日、冷凍保存:約1か月)
味つけは、焼き肉のたれやめんつゆ、すき焼きのたれ、塩麹など、市販のたれを使うと簡単ですよ。
しょうが焼きやみそ漬けなど、好みの調味料を入れてもよいでしょう。
時間があれば、食べやすい大きさに切ったたまねぎやにんじん、きのこなどの野菜も一緒に入れておくと、さらに時短が叶います。
なお、冷凍保存したものは、朝、冷蔵室に移動しておけば、夕食の支度の際にしっかり解凍できているので、短い時間で夕食が作れます。
炒め物はもちろんのこと、ホイル焼きにしたり、片栗粉をまぶして揚げたりするのもおすすめです。
野菜編
にんじんやたまねぎ、ブロッコリーなどの野菜やきのこ類は、時間のあるときに食べやすい大きさに切っておくと、調理工程が少なく済みます。
ただし、野菜は水分が多いため、切ったら野菜の水気はしっかり拭き取りましょう。
ほとんどの野菜が、冷蔵保存で3~4日、冷凍保存で約3~4週間保存可能です。
なお、冷凍した野菜は、解凍すると余計な水分がでるため、できるだけ炒めたり煮たりするなど、加熱調理の際にそのまま加えて使うようにしましょう。
下ごしらえの保存にはジップロックが便利!
保存の際には、冷凍保存から電子レンジでの解凍までできる、ジップロックの商品が便利です。
ここでは、とくに下ごしらえや作り置きの際に大活躍する商品をご紹介します。
しっかり密閉できるファスナー付き!ジップロック フリーザーバッグ
冷凍から電子レンジでの解凍もできるファスナー付き袋タイプです。
しっかり密閉できるため、カレーや煮物など、汁もれが気になるおかずも安心して入れられるでしょう。
表面には内容物や日付が書き込める部分があり、なにをいつ保存したのかが一目瞭然です。
冷凍&電子レンジ対応!ジップロック コンテナー
軽量で丈夫なこちらの保存容器は、側面に目盛りが付いているのが特徴です。
内容量をすぐに確認できるのは便利ですよね。
また、冷凍保存から電子レンジで加熱することができ、さまざまな料理や食材の保存に活躍します。
容量480mlとほどよい大きさで、お弁当箱にもぴったりです。
作り置きを長持ちさせるポイント
作り置きをおいしい状態で長持ちさせるポイントはいくつかあります。
ここでは4つのポイントに分けて解説していきます。
保存容器は消毒して清潔に
料理を入れる保存容器は、清潔なものが大前提です。
料理を入れる前に洗剤できれいに洗い、耐熱容器なら煮沸消毒を、耐熱でない容器ならアルコール消毒液を吹きかけてから、キッチンペーパーでしっかりと水気を拭き取りましょう。
冷蔵庫に入れるときは冷ましてから
料理がまだ熱いうちに冷蔵室・冷凍室に入れると室内の温度が上がって、ほかの食材が傷む原因になりかねません。
また、料理が熱いうちにふたをすると、容器内に水滴がたまってしまい不衛生です。
早く冷ましたいときは、料理を器に薄く広げたり、保冷材を使ったりして、しっかりと料理を冷ましてから保存しましょう。
取り分け時の取り箸やスプーンの使いまわしはNG
料理を取り分けるときの取り箸やスプーンを使いまわしたり、直箸を使用したりすると雑菌が繁殖して、おかずの腐敗を進めることになります。
取り分け専用の箸やスプーンを用意し、一度使ったものは使わずに、再度洗って水気をよく拭き取ってから使うようにしましょう。
ラベルを付けて作った日を記録
おかずを入れた容器には、中身がすぐにわかるように料理名と作った日付を記載したラベルやマスキングテープなどを貼ってから、保存しておきましょう。
こうすることで食べ忘れが防げ、管理が楽になりますよ。
作り置きを長期保存させる!おすすめ保存容器
おかずなどを保存する際に欠かせない保存容器には、ニオイが移りにくく、油汚れが落ちやすいガラス製や琺瑯(ホウロウ)製などが最適です。
ここからは、そんなおすすめの保存容器をご紹介します。
かわいいロゴ入り!
WECK(ウェック)Mold Shape 145ml WE-760
1900年に創立された、ドイツの老舗ガラスメーカー「WECK」のかわいいロゴが入ったガラス製保存容器。
容量145mlと、お手製のドレッシングやタルタルソース、ジャムなどを入れるのに最適です。
見た目がおしゃれなので、キャンドルホルダーや雑貨入れとしても人気があります。
シンプルなおしゃれなキャニスター!
KINTO(キントー)CAST キャニスター 340ml
シリコンのパッキンが付属したこちらのキャニスターは、熱湯消毒ができるため、ピクルスやフルーツのコンポートの保存にぴったりです。
ふたとビン底に凹凸があるため、重ねて収納できます。
冷蔵庫の中でも邪魔になりにくいのもうれしいポイントです。
シンプルなガラスの容器は、見せる収納アイテムとして使うのもおすすめです。
使い勝手バツグン!
T-fal(ティファール) マスターシール フレッシュ レクタングル 550ml
キッチン用品を数多く展開する「T-fal」の密閉保存容器です。
ふたの中にパッキンが埋め込まれた一体構造で、汁もれや雑菌の繁殖の心配も少ないでしょう。
さらに30年の保証付きだから、長期間安心して使い続けられます。
冷凍保存・電子レンジ・食器洗浄機対応で、使い勝手もバツグンの保存容器です。
幅広い年齢層に支持されている!
野田琺瑯 White Series レクタングル深型 S琺瑯蓋付
熟練の職人が作る、洗練された美しさが魅力の「野田琺瑯」は、幅広い年齢層に愛される商品を数多く展開しています。
琺瑯は熱や細菌、酸などに強く、ニオイ移りもしにくいため、作り置きに最適です。
こちらは容量380mlの深めの容器で、あえ物や酢の物などの副菜の保存にぴったりです。
また、琺瑯容器は直火にかけることができ、おしゃれでシンプルなデザインのため、器としてそのまま食卓に出すこともできますよ!
まとめ
週末などに少しだけ作り置きしておけば、平日の食事の準備を短時間で楽に済ませられます。
ぜひ、市販のたれでお肉を漬け込んでみるなど、簡単なものからチャレンジしてみてくださいね!