シュワシュワした爽快感が心地よい炭酸水は、お酒の割り材として有名です。
近年は健康や美容効果が期待できると、若い世代を中心に水代わりに常飲する人が増えています。そのため、各メーカーからさまざまな炭酸水がリリースされ、炭酸飲料市場は年々拡大傾向にあります。
そこで今回は、炭酸水の魅力やおすすめの飲み方、選び方のポイントを詳しく解説します!さらに後半では、国内外のおすすめ炭酸水を8商品紹介しますので、炭酸水が気になっている方はぜひチェックしてくださいね!
炭酸水の魅力ってなに?
そもそも、炭酸水とは炭酸ガス(二酸化炭素)が水に溶け込んだものです。炭酸ガスが水に溶けずに気体になったものが、あのシュワっとした、きめの細かい泡になります。無糖でカロリーオフの炭酸水は最近の健康志向ブームも相まって、コンビニやスーパーでも多くの商品が並び、水代わりに飲む人も増えています。
このように多くの人から支持されている炭酸水には、いったいどのような魅力やメリットがあるのでしょうか。まずは、その魅力について見ていきましょう!
健康や美容によいとされている
無糖の炭酸水は、サイダーやコーラなどのジュースよりも糖分やカロリーが抑えられるため、ダイエット中のドリンクとしても注目されています。
しかも食前に300~500ml程度飲むと、ガスが胃の中に充満して満腹中枢を刺激し、満腹感を得やすくなるそうです。ただし飲む量が少ないと逆に食欲が増してしまう点は要注意。さらに、飲むと血行が促進されるといわれており、美容を気にする女性を中心に人気を集めています!
リフレッシュ感を気軽に楽しめる
炭酸水はシュワシュワとした飲み心地が楽しい飲み物です。
爽やかな飲み心地は、気分をリフレッシュしたいときにもぴったり♪そのうえ、あと味がすっきりしていて、アルコール分も含まないのもポイントです。一日中好きなタイミングで楽しめます。
種類が豊富
炭酸水には、炭酸の弱いものから強いもの、フレーバーがあるものやないものなど、さまざまな商品があります。
自分の好みやその日の気分、使う用途によって、飲み分けができるのも人気の理由です。
炭酸水おすすめの飲み方
そのまま飲んでも十分おいしい炭酸水ですが、ちょっとしたアレンジでよりおいしく飲むことができます。
ここからは、炭酸水のおすすめの飲み方と、番外編として料理やお菓子作りで使う際のポイントを紹介します!
シンプルにそのまま飲む
炭酸水は毎日の水分補給として、糖分やカロリーを気にすることなく、いつでも気軽に飲むことができます。
とくに起床時やお風呂上りに飲むと、心地よい泡の刺激が爽快感を与えてくれるでしょう。
ちょい足しでデザートのような味わいに
無糖の炭酸水はフルーツやアイスクリームをプラスすると、まるでデザートのようなドリンクに変化します。
フルーツやアイスをトッピングすれば味だけでなく見た目も楽しめます!
フルーツを使って
炭酸水にレモンを搾ると、簡単にレモンスカッシュのような味わいに早変わりします。レモン以外にもライムやオレンジなどのかんきつ類、擦ったリンゴやイチゴなどの好きな果汁を加えれば、いつでもフレッシュなフルーツソーダが味わえます。なお、お子さんに振る舞うなら、はちみつやガムシロップを加えるのがおすすめ。
パイナップルや白桃、みかんなどのフルーツ缶詰を缶汁ごと使えば、簡単フルーツポンチのできあがりです!
アイスを使って
炭酸水にアイスクリームを浮かべれば、あっという間にクリームソーダになります。さらにかき氷のシロップを入れると、自宅でインスタ映えしそうなカラフルなクリームソーダが楽しめます。
また、果汁を凍らせた市販のかき氷やアイスキャンディーと合わせるのもおすすめ。暑い日にもぴったりな見た目も涼やかなスイーツの完成です。
お酒やジュースの割り材として使う
炭酸水の定番の使い道といえば、やはりお酒の割り材です。ウイスキーを炭酸水で割ったハイボールは、お酒好きならだれもが知っている炭酸水の使い方です。
アルコール以外にもさまざまな飲み物の割り材に使えるので、その一例を見ていきましょう!
アルコールの割り材として
炭酸水はスピリッツや焼酎、リキュールなど、アルコール度数の高いお酒と合わせることで、自分好みの濃さでお酒を楽しめます。
梅酒や甘口のワインを炭酸水で割れば、泡の刺激が加わって飲みやすくなるでしょう。さらに、カットしたオレンジやレモンを添えれば、自宅でも簡単におしゃれで飲みやすいカクテルが作れます♪
ジュースなどの割り材として
100%フルーツジュースや野菜ジュース、乳酸飲料などと割って飲むのもおすすめです。ほかにも、黒酢やフルーツ酢、ゆず茶やジンジャーシロップに加えると、簡単においしいドリンクが作れます。
また、少し煮詰めて濃く淹れたコーヒーと割ってみてください。意外な組み合わせですが、クセになりそうな味わいと評判です!さらに、ミントやレモングラスなどのハーブティーと合わせると爽やかさが際立ちます。
番外編:料理やお菓子作りにも
炭酸水はドリンクアレンジだけでなく、料理やお菓子作りにも使うことができます。
料理やお菓子作りにぴったりのアレンジをチェックしましょう!
料理に使う
揚げ物の衣に炭酸水を加えるとお水で作るよりもサクサクの食感が楽しめます。さらに炭酸水で肉や魚、野菜などを煮ると、素材がやわらかくなり、味がしっかりと染みた煮物が作れますよ。
お米も炭酸水で炊くと、ツヤのあるふっくらとした仕上がりになりますよ。
お菓子作りに活用
パンケーキを作る際に牛乳の代わりに炭酸水を使うと、生地がふわっと焼き上がります。
また、炭酸水に砂糖またははちみつ、溶かしたゼラチン、好みのフルーツを加えて冷やせば、シュワシュワとした舌触りがクセになりそうな、おいしいゼリーのできあがりです。
炭酸水を選ぶときのポイント
ここからは多様にある商品の中から自分の好みの炭酸水を選ぶ際のポイントを紹介します。
種類で選ぶ
炭酸水には実は3つの種類があります。まずはこの違いについて確認していきましょう。
天然炭酸水
もともと炭酸ガスを含んでいる天然の炭酸水のことで、採れるエリアによって、炭酸の強さやミネラル含有量などが異なります。日本で採水できる場所は少なく、市販されているほとんどはヨーロッパ産です。
天然の個性ある味わいが楽しめますが、価格は比較的高めです。
天然水炭酸水
天然水に人工的に炭酸を加えたもので、採水地によって水の硬度やミネラル量が異なります。
炭酸の強さは弱いものから強いものまで豊富にあり、水の味と炭酸の強さにこだわりたい方におすすめです。
人工炭酸水
天然水でなく純水・ろ過水などに炭酸を加えたものです。
味にクセがなく、比較的リーズナブルなため、お酒の割り材や料理に活用するなど、日常的に飲んだり使ったりする方に向いています。
硬度で選ぶ
天然炭酸水と天然水炭酸水には、ミネラルウォーターと同じく「硬度」があり、飲み心地が異なります。硬度とは水に含まれるカルシウムとマグネシウム量によって区分されます。水1000mlあたり100mg未満だと軟水、100~300mg未満は中軟水、300mg以上は硬水です。
日本の天然水は軟水が多く、北米やヨーロッパの炭酸水は硬水がほとんどです。軟水は口あたりが軽くて飲みやすいのが特徴で、料理やお酒の割り材に向いています。硬水はミネラルが豊富なので、スポーツのあとやダイエット時に飲む人が多くいます。
炭酸の強さで選ぶ
炭酸の強さの好みは人それぞれですが、一般的に食事中や水代わりに飲むのであれば炭酸が弱いタイプを、刺激や爽快感を存分に楽しみたいときには炭酸が強いタイプを選ぶとよいでしょう。
炭酸の強さはシーンや好みによって飲み分けるのがおすすめです。
ノンフレーバーかフレーバーありか
市販の炭酸水にはノンフレーバータイプとフレーバータイプがあります。炭酸水を初めて飲む人はフレーバータイプの方が飲みやすく感じるでしょう。最近では、定番のレモンやライムなどのかんきつ類以外に、ベリーやグレープ、ピーチなど、さまざまなフレーバーのものが発売され、フレーバーを選ぶ楽しみも増えています。
もちろん、香りのみで糖分やカロリーはないため、ダイエット中のドリンクにも最適です!
おすすめ炭酸水8選
ここからは、おすすめの商品を紹介します。ぜひ、お好みのものを探す参考にしてみてください。
食事のお供にぴったり!
ペリエ(Perrier)プレーン 500ml
「ペリエ(Perrier)」は150年以上の歴史ある、フランスのナチュラルミネラルウォーターブランドです。きめの細かい泡が特徴で、ヨーロッパでは食前酒代わりに飲む人も多いとか。
ミネラル豊富な硬水ですがクセが少なく、食事のお供にぴったりです。レストランやカフェ、バーなどで好まれて取り扱われています。
炭酸は弱めですが、ミネラルウォーター代わりにゴクゴクと飲みやすいので、毎日の水分補給にも最適です!
きめ細やかな炭酸の味わい!
ゲロルシュタイナー(GEROLSTEINER)500ml
「ゲロルシュタイナー(GEROLSTEINER)」は、ドイツ西部のアイフェル火山が生んだ天然の炭酸水。採水からボトリングまでドイツの厳しい品質基準をクリアしたこちらの炭酸水は、硬水特有の飲みにくさがなく、マイルドな口あたりと爽快なのどごしが楽しめます。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルも豊富に含まれおり、ミネラルが不足しがちな、スポーツのあとやお風呂上がり、ダイエット時にもおすすめです!
あと味すっきり!
サンペレグリノ(S.PELLEGRINO)500ml
イタリアを代表する炭酸水として有名な「サンペレグリノ(S.PELLEGRINO)」は、イタリアアルプスのふもとのサンペレグリノ・テルメから採水されたミネラルウォーターを使用した天然水炭酸水。約30年の時間をかけて地層からゆっくり溶けだした水には、ミネラルがたっぷり含まれています。
微炭酸のやさしい口あたりとすっきりしたあと味は、料理のうま味を最大限に引き立て、ワインの口直しにも最適です。
のどごしを楽しみたい人に!
サントリー 南アルプススパークリング 500ml
サントリーの「南アルプスの天然水」に炭酸を加えたこちらの天然水炭酸水は、アウトドアブランドの「スノーピーク(Snow Peak)」との共同開発で生まれました。日本の南アルプスの良質な軟水に強い炭酸を加えたことで、すっきりとした刺激と爽快なのどごしが楽しめます。
ノンフレーバータイプのこちらは、そのまま味わうのもよいですが、お酒の風味をしっかり引き立ててくれるので、割り材にしても◎。
炭酸の刺激強め!
ウィルキンソン(WILKINSON) 500ml
「ウィルキンソン(WILKINSON)」は、イギリス人のジョン・クリフォード・ウィルキンソン氏が1889年に兵庫県宝塚市で発見した炭酸鉱泉が発祥の日本の炭酸水です。2010年頃に起きたハイボールブームをきっかけに人気に火が付きました。さらに、ペットボトル販売を開始したことで、無糖炭酸水の国内トップシェアに君臨しています。
軟水のやわらかい口あたりと非常に強めの炭酸で、炭酸の刺激が大好きな方におすすめの炭酸水です。炭酸の持続性があるので、お酒の割り材にも向いています。
レモンフレーバーが爽やか!
サントリー 天然水スパークリングレモン 500ml
「サントリー天然水」に、炭酸とイタリア製造の有機レモン果汁をプラスした商品。爽やかなレモンフレーバーが加わっているので、無味のものが苦手な方でも飲みやすい1本です。
炭酸はやや強めで、キリッとしたのどごしが楽しめます。
飲みきりサイズで便利!
キリン ヨサソーダ -yosa-soda- 炭酸水 190ml缶
コップ1杯分(190ml)のサイズが特徴のこちらは、炭酸強めのノンフレーバータイプ。量のあるボトルタイプと違っておいしい状態のまま飲みきれるでしょう。
自宅でソーダ割りを1杯分だけ作りたいときにもちょうどよいサイズです。冷蔵庫にもストックしやすい大きさで、しずくをイメージしたおしゃれなパッケージと、かわいいネーミングもポイントです。
コスパで選ぶならこれ!
サンガリア 伊賀の天然水 強炭酸水 500ml
三重県伊賀市の天然水を使用し、かなり強めの炭酸を加えたこちらは、強い刺激とクリアな味わいが楽しめる1本。ノンフレーバーでストレートでもおいしいですが、ハイボールなどの割り材に使用すると、シュワシュワとした炭酸の刺激をいかせます。
天然水炭酸水の割にリーズナブルで、強めの炭酸水を探している方におすすめです。
まとめ
シュワっとしたのどごしがたまらない炭酸水は、種類や炭酸の強弱、フレーバーの有無などで、細かく分けるとたくさんの商品があります。
ぜひ、さまざまな商品を試して、自分の好みに合う炭酸水を探してみてください。