サンシェードテントのおすすめ8選!ワンタッチとポップアップの違いとは?

公園でのピクニックやバーベキュー、運動会などのアウトドアイベントで気になることの一つといえば、日差しですよね。
強い日差しを直に浴びると日焼けしてしまいますし、かといって日焼け止めを小まめに塗りなおすのも億劫です。

ちょっとした日よけスペースが欲しいときはもちろん、荷物置き場や着替えのスペースが欲しいときは、「サンシェードテント」が役立ちます。

この記事では、サンシェードテントの種類や選び方、おすすめ商品をご紹介します!

サンシェードテントって何?

サンシェードテントとは、日差しを遮ることを目的とした、簡単に設置できるテントのことです。

普通のテントは野外での寝泊まりを想定しています。
そのため、快適な睡眠がとれるよう設計されており、防水対策や通気性、横になったときの心地よさなどを考慮されて作られているのです。
しかし、設置はやや難しく、初心者はうまくできなかったり、時間がかかったりするケースも珍しくありません。

一方、サンシェードテントは日よけが主な目的です。
普通のキャンプ用テントのように、長時間中で過ごすにはあまり適していません

しかし軽くてかさばらず、持ち運びに便利というメリットがあります。

設営も簡単なうえ、普通のテントに比べてリーズナブルなのもポイントです。

座るとお尻が痛いものや、屋根だけがあってシートがないものなど、本当に日よけのみを目的とした簡易的なタイプもありますが、中には普通のテントと同様に快適に過ごせる高機能な商品もあります

プライベートなスペースを確保できるので、着替え授乳用のスペースとして使えますし、災害時には避難所でのプライバシー確保にも役立ちます。

夏場などのアウトドアイベントなどでも活躍するでしょう。

サンシェードテントのタイプ

サンシェードテントには、主に「ポップアップ式」「ワンタッチ式」「組み立て式」の3タイプがあります。

それぞれ組み立て方やたたみ方、強度などに違いがあるので、購入の際はどのタイプなのかをしっかりと確認し、自分に合ったものを選びましょう。

また、ポップアップ式とワンタッチ式の定義はメーカーによって異なる場合があるので、その点も頭に入れておいてください。

ポップアップ式

とにかく組み立てが簡単なのが特徴です。
袋から出してポンと開くだけなので、初心者でも戸惑うことはないでしょう。

ポップアップ式はフレームがないため軽量で、持ち運びに便利です。

たたんだときは薄い円形になります。
面積はやや大きいものの、リュックのように背負える収納ケースや、手提げ袋のように持ち手が付いているケース付きの商品であれば、携帯するときもかさばりづらいでしょう。
総じて、お手軽さが売りのタイプといえます。

ただし、お手軽ゆえに小さめのサイズがほとんどで、大人数での使用にはあまり適していません

強度に関しても、ほかのタイプに比べればやや劣ります。

また、展開するのは簡単ですが、しまうのは少々慣れが必要です。
購入後、自宅で撤去作業の練習をしておくと、撤収時にたたみ方がわからないというトラブルを防げます。

ワンタッチ式

一見簡単そうな名前ですが、ポップアップ式よりも組み立てに手間がかかります
とはいえ、傘のように開く、フレームを合わせるなど手順そのものはシンプルで、高度な技術は必要ありません

こちらはフレームがあるため、強度はポップアップ式のものより高くなります。
その分重くはなりますが、コンパクトに折りたためるので携帯性もまずまずです。

広い意味ではポップアップ式もワンタッチと呼ばれることがあります。
中にはワンタッチという言葉を使用していないメーカーもあるので、購入の際は仕様までしっかりと確認しましょう。

組み立て式

文字通り、しっかりと組み立てるタイプで、通常のキャンプ用テントの設営に近いイメージです。

設営に手間がかかるうえ重量もあるので、一人で気軽に使用したい方にはあまり向いていないかもしれません。

しかし、組み立て式には、ポップアップ式やワンタッチ式にはないメリットがあります!

組み立て式は強度が抜群ゆえ強風に強く、中で子どもが動き回ってもびくともしません。

大きいサイズのものも多いので、大人数での使用に適しています

ベースキャンプとしてはもちろん、雨天時の避難スペースとしても頼もしい存在です。

サンシェードテントを選ぶポイント

ここからは、サンシェードテントの選び方について解説していきます。

重さ・サイズ

簡単に持ち運べるかどうかは、とても重要なポイントです。

一人で気軽に使うのであれば、ポップアップ式の小さなものが適しています。
ちょっとした休憩や、荷物置き場にぴったりです。

ポップアップ式であれば、重さが1kg未満の商品も珍しくありません。

大人数でくつろぎたい・着替えをしたいといった場合には、それなりのスペースを確保できる組み立て式がよいでしょう。
ポップアップ式では、大勢で中に入って座ったり、立ち上がって腕を伸ばしたりできない場合があります。

また、ワンタッチ式も、ポップアップ式に比べて重くはなりますが、大人数で入れるものが見つかるはずです。

重くてかさばるものを選ぶのであれば、車の有無も重要になります。
車がない場合は、重さだけでなく、たたんだときの形状運びやすさまで確認しておきましょう。

ゆったりとくつろぐには、メーカーが定める使用人数よりもワンサイズ大きなものがおすすめです。
ただし、あまり大きなものだと、混み合った会場や狭いスペースでは設営できない可能性もあります。
大きなものを購入するならば、商品選びは慎重に行いましょう。

デザイン

自分の気に入ったデザインを選ぶのはもちろんですが、目立つ覚えやすいといった点も重要なポイントです。
キャンプ場やイベント会場では無数のテントが立ち並び、どれが自分のものかわからなくなり、迷ってしまうおそれがあるからです。

サンシェードテントはカラーバリエーションが豊富で、おしゃれな柄物やちょっと変わったデザインなど、多彩なラインナップがあります。
自分の好みと見つけやすさを両立したデザインを探してみましょう。

サンシェードテントの機能・素材

サンシェードテントにはさまざまな製品があります。重さや組み立て方だけでなく、機能面や素材にもこだわりたいところです。

たとえば機能面では、クローズタイプオープンタイプの2種類があります。

クローズタイプとオープンタイプの違い

クローズタイプとは、入り口が完全に閉じて中が見えなくなるタイプのことで、着替え授乳に使うのであればこのタイプを選びましょう。
昼寝スペースとしても使えるうえ、災害時の避難所にも向いています。

デメリットとしては、入り口を閉じてしまうと空気がこもりやすい点が挙げられます。
中で長時間過ごすのであれば、通気口付きのものを選びましょう。

一方のオープンタイプは、一つの面が開いているため、とても解放感があります。
夏場のアウトドアで涼をとるスペースとして最適でしょう。

メッシュ素材を用いているものであれば、さらに風通しがよくなります。
中で食事をしても匂いが充満することもありません。ただし吹きさらしになるので、風の強い日には不向きです。

サンシェードテントは、どのタイプも下からの風が弱点です。
強風対策としては、砂袋ペグが付いたものがあります。
風が強い場所で使うのであれば、しっかりと固定することが重要です。
ペグが付属していない場合は、別途購入しておきましょう。

日よけ・防水・防寒機能も確認

そもそもサンシェードテントは日よけ用として作られたものです。
しっかり日差しを遮ってくれるかどうかも重要なポイントです。

海水浴などで日差しから逃れるつもりが、日焼けをしてしまったのでは意味がありません。
日焼けを防止したい方は、UVカット率の高い素材を採用したテントを選びましょう。

海水浴で使う場合は、砂よけ付きのものも人気です。
メーカーごとに砂を入れないためのさまざまな工夫が施されているので、色々な商品をチェックしてみてください。

山で使う場合は、突然の雨にも備えておきたいものです。
防水のものは耐水圧1500mmを目安に選ぶとよいでしょう。

加えては、夏場であっても雨天時や夜間に冷え込みやすいので、防寒対策としてフルクローズタイプのものもおすすめです。

手軽に使えるサンシェードテントおすすめ8選

ここからは、おすすめのサンシェードテントをご紹介していきます。

今回は女性でも扱いやすいポップアップ式とワンタッチ式を中心にピックアップしました。

使いたいときにすぐ使える!ポップアップ式サンシェードテント

まずは、最もお手軽なポップアップ式の商品からご紹介します。

一人でも簡単に持ち運べるので、近年流行のソロキャンプなどにも役立ちます。

Coleman コールマン テント クイックアップドーム

こちらは、アウトドア界の人気ブランド「コールマン」からリリースされた、クローズタイプのテントです。

日光を90%ブロックするためテント内の温度が上がりにくく、夏場でも快適に過ごせます。

日光を取り入れられるクリアルーフウィンドウが付属しているので、必要に応じて快適な空間を作れるのが魅力です。

コンパクトなうえ、キャリーケースにはショルダーストラップも付いており、携帯性にも優れています。

バーベキューやピクニックはもちろん、人気ブランドのテントは音楽フェスでも一目置かれそうです。

 

CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ CSシャルマンポップアップテント

解放感のあるオープンタイプのテントです。

2.7畳という広々としたスペースを、パッと広げるだけですぐに設営できます。

シルバーコーティングで日差しをカットできるうえ、高い防水機能も付いています。
海水浴などで大いに役立つでしょう!

ミントグリーンの涼しげな色合いは、夏のイベントにぴったりです。

 

LOGOS ロゴス シェード チェッカー ポップフルシェルター

おしゃれなチェック柄が印象的なクローズタイプのテントです。

組み立ては一瞬ですが、中のスペースは十分です。
数人程度であれば着替えもできます。

UVカット加工が施されているため、初夏の運動会や海水浴などでも使えます。

特徴的なデザインゆえ、大勢の人で賑わうビーチでも見つけやすいのがうれしいですね。

 

CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ シャイニーリゾート ポップアップ着替えテント

着替えに特化した商品で広さはそこまでありませんが、高さは190cmもあります。
立ったまま腕を伸ばせるので、かぶりものの服でも安心です!

海水浴にはもちろん、プライベートスペースの確保が難しいキャンプ場などでも重宝します。

価格もリーズナブルなので、メインテントとは別に用意するサブテントとしても検討の価値アリです。

 

耐久性を重視するなら!ワンタッチ式サンシェードテント

手軽に使いたいけれど、ポップアップ式では耐久性が心配な方は、ワンタッチ式がおすすめです。

手軽さと頑丈さを兼ね備えた、高品質な商品をご紹介します。

LOGOS ロゴス はらぺこあおむし Q-top フルシェード テント

世代を超えて愛される「はらぺこあおむし」のキュートなイラストが、全面にプリントされています。
特徴的なデザインゆえ他所のテントと被ることが少ないので、テントが乱立する場所でも一目でわかるのがポイントです。

「Q-TOP」とは、アウトドアブランドの名門「ロゴス」が独自開発したシステムで、設営と撤収を簡易化できます。
どちらもかかる時間は約30秒。
ワンタッチ式の問題点を改善した革新的なテントといえるでしょう。

広々としたクローズタイプなので、授乳や着替えにも適しています。

砂袋付きで風に飛ばされる心配もなく、とても安心感のある商品です。

 

CAPTAIN STAG キャプテンスタッグ リオーネUVワンタッチシェルター

名前の通り、設営の手軽さが魅力のテントです。
天井のロープを引き上げるだけで設営が完了します。

オープンタイプゆえ解放感があり、涼しげな見た目をしていますが、グラスファイバー製のポールを使用しているため頑丈です。
風が強い場所での日よけスペースとしても活躍してくれるでしょう。

紫外線を95%カットする「UV-PROTECTION」という生地を採用しており、夏場のビーチやピクニックなどにもってこいの商品です。

 

QUICKCAMP クイックキャンプ コンパクトサンシェード

こちらのテントは紐を引っ張るだけで、わずか15秒で設営できます。

ワンタッチ式でネックとなる撤去時も、傘をたたむのと同じ要領でしまえます。
慣れない方でも安心ですね。

日差しの当たる面積が少なくなるように、オープンタイプの中でも特に大胆に開いた形状設計が特徴です。

さらにUVカット加工とシルバーコート加工により、紫外線と熱をシャットアウトしました。

メッシュ付きの窓もあるため、真夏の日差しの下でも快適に過ごせるでしょう。

ちなみに、室内のフックにシートを取り付けると、簡易的な着替えスペースに早変わりします。

まさに至れり尽くせりの優れものです。

 

YAMAZEN 山善 パッとサッとテント TW-M15UV

ボーダー・海柄・山柄の3種類から選べる、特徴的なデザインのテントです。

独特な形状は、広げやすくたたみやすいように考慮し設計されており、設営と撤収を非常にスムーズに行えます。

UVカット加工が施されているうえ、コンパクトで持ち運びも簡単!
日差しの下のさまざまなシーンで活躍してくれるでしょう。

 

まとめ

サンシェードテントはタイプによって特徴や機能性が異なり、その組み合わせは無数にあります。

サンシェードテントを選ぶ際は、使用する人数や場所、用途などをしっかりと把握することが大切です。

自分に合った使いやすいテントを検討しましょう!

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