雨の日の通勤・通学や、雨天のお出かけ時にあると便利なレインウェア。
とくに、雨の日でも自転車に乗る方にとっては、必須といっても過言ではありません。
しかし、さまざまなブランドから販売されているレインウェアは、いざ購入しようと思っても機能性もデザインも豊富で、どれを買えばいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、レインウェアの種類や選び方を詳しく解説していきます。
また、日常使い&アウトドアにおすすめのおしゃれなレディースレインコートも一緒にご紹介します。
レインウェアにはどんなタイプがあるの?
レインウェアは主にポンチョタイプ・コートタイプ・上下スーツタイプの3種類に分けられます。
ここではまず、それぞれどのような特徴があるのか確認していきましょう。
ポンチョタイプ
近年、フェスやキャンプなどで使用している方が多いのがこのタイプ。
メキシコやペルーなどの原住民の民族衣装が原形で、袖がなく頭からかぶって着用するデザインです。
かぶるだけなので着脱に時間がかからず、洋服の形状も問いません。
リュックサックを背負ったままでも着られ、荷物が雨にぬれないのでお出かけの際にも便利です。
しかし、地面からの返し雨や風に弱く、強い雨や風の日にはあまり向いていません。
コートタイプ
丈の長いコートのようなウェアを指し、前はボタンやファスナーでとめるものが主流です。
近年はおしゃれなものも多く販売されており、日常的にも使いやすいファッションアイテムとして注目されています。
また、トレンチコート風も人気で、傘と一緒に使うフードなしタイプと、取り外しができるフード付きタイプがあります。
ただし、コートタイプもポンチョタイプと同じく、足元を完全にカバーすることはできません。
雨をしっかりシャットアウトしたい方は、レインブーツとの併用がおすすめです。
上下スーツタイプ
コートまたはジャケットと、ズボンが分かれているタイプの雨具で、動きやすく全身を雨からカバーできるのが特徴です。
アクティブに体を動かすアウトドアや登山、ゴルフなどのレジャーや自転車に乗るときなどに役立ちます。
しかし、着脱に時間がかかり、ボトムスがズボンに限られる点は覚えておく必要がありそうです。
レインウェアを買うときは防水機能もチェック
レインウェアは、洋服のようにデザインとサイズ、価格を見て購入すると失敗しやすいアイテムです。
なぜなら、雨を防ぐことを目的としたレインウェアは、防水機能性をチェックすることが必須だからです。
ここではとくに確認しておくべきポイントについてご説明します。
耐水性
耐水性は「耐水圧」という数値をチェックしましょう。
この数値は生地がどれだけの水圧に耐えられるかを示したもので、数値が高いほど浸水しにくく、防水性に優れています。
ちなみに耐水圧10,000mmなら、素材に縦10mm×横10mm×高さ10mの水柱を立てたとしても、その水圧に耐えられることを表しています。
一般的に小雨なら300~500mm、中雨なら1,000~2,000mm、大雨なら約10,000mm、嵐なら20,000mmの耐水圧があれば耐えられるとされています。
これを踏まえると、レインウェアを選ぶ際の耐水圧の目安は、以下のとおりです。
【レインウェアを選ぶ際の目安(耐水圧)】
- 通勤・通学などの日常使いの場合:10,000mm程度
- アウトドアなどで使用する場合:10,000~20,000mm
なお、耐水圧は繰り返しの使用や洗濯によって、機能が徐々に低下していきます。
透湿性
透湿性とは、レインコートの中にたまった汗や水蒸気を外に排出する機能のことです。
透湿性が優れていれば、蒸れにくく、夏場でも比較的快適に過ごせます。
生地に雨よりも小さい穴が開いており、そこから水蒸気を排出する仕組みです。
透湿性は生地の素材によっても異なり、24時間に素材1平方メートルあたり何gの水分を透過できるかを「透湿度(g/㎡・24h)」で表します(ブランドによっては「g/㎡」や「g」表記の場合もあります)。
レインウェアを選ぶ際の透湿度の目安は以下のとおりです。
【レインウェアを選ぶ際の目安(透湿度)】
- 通勤・通学などの日常使いの場合:約5,000~8,000g/㎡・24h
- アウトドアなどで体を動かす場合:10,000g/㎡・24h以上
- 登山などの本格的なアウトドアをする場合:20,000g/㎡・24h以上
蒸れにくいものが欲しい場合は、最低でも5,000g/㎡・24h以上のものを選びましょう。
汗でベトベトするのが嫌な方は最低でも10,000g/㎡・24h以上、可能なら20,000g/㎡・24h以上のものが目安になります。
撥水性
撥水性とは、生地が持つ水をはじく性能を指します。
繊維の1本1本をフッ素やシリコンなどの樹脂でコーティング加工、もしくは撥水スプレーでコーティングすることで、水が水滴となって生地表面からはじかれます。
撥水性があるとレインコートから雨を振り払いやすく、お手入れも簡単になります。
ただし、撥水力は長期間使用したり洗濯を何度も繰り返したりすると、徐々に失われていきます。
そのため、定期的に防水スプレーをかけてケアすることをおすすめします。
収納できるタイプだと持ち運びも便利
防水機能とともにチェックしておきたいのが収納性です。
多くのアイテムは収納ポケットやポーチが付属しており、コンパクトにまとめてカバンやバッグに入れておけます。
着用後のぬれたレインコートをしまっておくこともでき、とても便利です。
しかし、商品によっては、収納ポケットやポーチが付属していない場合があるので、購入する際は必ず確認しましょう。
おしゃれ&アウトドアにおすすめのレディースレインコート・ウェア8選
ここからは日常使いにぴったりのおしゃれなレディースレインコートと、お出かけやアウトドアにおすすめのスポーツブランドのレインコートやウェアを厳選してご紹介します。
通勤や通学など日常使いに!おしゃれなレディースレインコート・ウェア5選
まずは日常使い向けの、おしゃれなレインコートなどのレインウェアを見ていきましょう。
一見レインコートには見えないようなものから、豊富なカラー&デザイン展開している商品まであるので、ぜひチェックしてみてください。
ロング丈で防寒対策も!SOMETHING(サムシング)レインコート レディース
「SOMETHING(サムシング)」は、日本のジーンズブランド「EDWIN(エドウィン)」が女性のために展開しているファッションブランド。
こちらのレインコートは、ジーンズにもよく似合いそうなおしゃれなモッズタイプです。
軽量ながら防水性と耐久性のある生地を採用し、着心地バツグンで防寒対策にも最適です。
フードの深さを調節できるテープや夜道でも安心のリフレクター(反射板)など、装備も充実しています。
カラーはベージュとカーキーの2色展開で、同カラーの手提げ型収納バッグ付きです。
通勤・通学時にぴったり!because(ビコーズ)レインコート レディース トレンチコート 防水撥水加工 ポーチ付き
雨の日も晴れの日もすてきな日常を彩れるような、大人かわいいデザインのレインウェアを販売する「because(ビコーズ)」。
こちらの商品は、一見トレンチコートのように見えるレインコートです。
雨の日はもちろん、日常使いにもぴったりです。
また、フードの取り外しができるので、フードなしでお気に入りの傘と合わせるのもおすすめです。
ベージュやネイビーなどベーシックなカラー展開のため、合わせる洋服を選びません。
携帯ポーチも付いているので、おしゃれに通勤や通学、お出かけをしたい方に最適です。
軽くて丈夫!OUTDOOR PRODUCTS(アウトドアプロダクツ)無地 レインポンチョ
こちらはアウトドア好きに向けた日用品を手広く展開する「OUTDOOR PRODUCTS(アウトドアプロダクツ)」のレインポンチョです。
耐久性はもちろん、軽量なポリエステル生地にフッ素樹脂加工が施されているため、水をよくはじいてくれます。
専用の巾着型ポーチを使えば、コンパクトにまとめられます。
アウトドアやフェスにもおすすめです。
シックな印象のブラックやネイビー、さわやかなサックスなど好みに合わせてカラーを選べるのも人気の理由です。
お尻が隠れるすっきりシルエット!The North Face(ザ ノースフェイス)レディース レインコート アウター Woodmont Rain Jacket
「The North Face(ザ ノースフェイス)」は、あらゆるアウトドアシーンで使える商品を取り扱う、アメリカ・カリフォルニア生まれのアウトドアブランドです。
こちらの商品は、そんなThe North Faceの技術が詰まったレインコート。
撥水性のある生地を使用したレインコートのため、防水はバッチリです♪
お尻が隠れるくらいの丈で、すっきりとしたシルエットを実現しました。
首元のアジャスターを調節すれば、雨から頭をしっかりカバーしてくれます。
さっと羽織れるジャケットタイプ!Rains(レインズ)レディース レインコート アウター rain jacket Blue
「雨の日でも楽しく過ごせるように」という思いから、デンマーク出身の2人のデザイナーによって立ち上げられたブランドが「Rains(レインズ)」です。
北欧らしいミニマルで磨き上げられたデザインが人気で、機能性やファッション性にも優れています。
こちらの商品は、ブルーのシックなデザインが目を引く、ジャケットタイプのレインウェアで、気軽にさっと羽織って出かけるのにぴったりです。
XXSからXLまでサイズ展開が豊富なのもうれしいポイント。
雨の日の屋外に!アウトドア系ブランドのレディースレインコート・ウェア3選
ここらは雨の日にアウトドアを楽しみたいという方に向けて、機能性バツグンのアウトドア系ブランドのレインウェアをご紹介します。
機能性もさることながら、おしゃれなデザインのものも多いので、日常使いにもおすすめです。
日常使いもできるおしゃれなデザイン!Columbia(コロンビア)レディース レインコート
「Columbia(コロンビア)」はアメリカ、オレゴン生まれのアウトドアブランド。
このブランドが展開するレインウェアは、アウトドアメーカーならではの技術を用いた機能性バツグンのアイテムが多く、どれも高い人気を誇ります。
なかでもこちらの商品は、アウトドアでも日常でも使える、シンプルなデザインのレインジャケットです。
顔がぬれにくいハイネック仕様やドローコード付き。
付属のコートベルトをウエストで締めれば、スタイルよく見せられるのもうれしいポイントです。
自転車移動にもぴったり!LOGOS(ロゴス)トレッキング アウトドア レディースレインウェア
「LOGOS(ロゴス)」はキャンプやBBQなど、アウトドアに関連する商品を販売している総合アウトドアブランドです。
そんなLOGOSから販売されているこちらの商品は、動きやすさを重視した上下スーツタイプのレインウェア。
アウトドアはもちろん、雨の日でも自転車に乗る方におすすめのアイテムです。
耐水性と透湿性を兼ね揃え、雨の日でも快適に外に出かけられます。
レインスーツを入れられる収納バッグ付きで、サイズはS~XLの4サイズ展開です。
豊富なデザインで選ぶのが楽しい!kiu(キウ) レインポンチョ レディース AIR-LIGHT RAIN PONCHO
「大人の外遊びを応援するブランド」として、アウトドアシーンで活躍するさまざまな商品を販売している「kiu(キウ)」。
性別問わず着られるようなユニセックスなデザインが人気です。
ポンチョやコートなど、さまざまな雨具を発売しています。
こちらは、ポンチョタイプのレインウェアで、豊富な柄が展開されている商品です。
好みのデザインを選ぶことができ、デザインの違うものを購入して、その日の気分に合わせることもできます♪
生地表面は撥水加工、裏面はポリウレタンコーティングがされており、高い防水効果があります。
ポンチョと同じ柄の収納バッグも付いており、着用後もさっとしまっておけて便利です。
まとめ
レインウェアは雨具専門店やアウトドア専門店など、さまざまなブランドからおしゃれで日常使いしやすいものが多数販売されています。
デザインはもちろん、防水性などの機能性を確認して選ぶのがポイントです。
自分がどのようなシーンでよく使うのかを考えながら、ぜひお気に入りのレインコートを見つけてくださいね。
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