「持っている洋服をリメイクしたい」「子どもの通園グッズを手作りしたい」。
そんなとき、ミシンがあると役に立ちますよね。
しかし、いざ購入しようと思い立ってネットを検索しても、種類が多すぎてどれを買ったらいいか迷ってしまうかもしれません。
一口にミシンと言ってもメーカーもたくさんあり、搭載されている機能や価格帯もバラバラです。
そこで今回は、ミシンの種類や便利な機能を解説し、メーカー別に初心者向けのイチオシ人気機種をご紹介します。
「どんなことを意識して選んだらいいのだろう…」そんな疑問を解消するのに役立ちます。
ミシンにはどんな種類があるの?ミシンの特徴について紹介
ミシンは大きく分けて家庭用、職業用、ロックミシン、工業用の4種類あります。
それぞれのミシンの特徴によって、作れるもの、得意なものに違いがあります。
次の項目でどのタイプが自分の用途に合うのかチェックしてください。
家庭用ミシン
家庭用ミシンは、その名のとおり家庭向けのミシンです。
職業用ミシンや工業用ミシンとの大きな違いは汎用性です。
職業用や工業用は、直線縫い、ボタン穴かがり、ボタン付けなど工程ごとの仕事をこなすことに特化しています。
それに対して家庭用でできることはオールマイティーです。
仕上がりの精度やパワーは劣るものの、一台で薄地から厚地までさまざまな種類の生地を縫ったり、多様な縫い方をしたりできます。
もちろん家庭向けに設計されているので、初心者にも使いやすい製品が多数販売されています。
保管場所や持ち運びに困らないよう、比較的軽量でコンパクトなサイズで設計されているのも特徴です。
家庭用ミシンは、機能や制御の方法によってさらにいくつかの種類に分類されます。
コンピューターミシン
針の上下運動やスピードの調節、縫い幅、縫い目の長さをコンピューターで制御するミシンです。
ロースピードでもパワフルに駆動するため、縫い始めをゆっくりと縫製することができ、不慣れな方にも扱いやすいでしょう。
デニムなどの厚手の生地の縫製を得意とします。
液晶ディスプレイやボタンを操作するだけで、簡単に豊富な種類の縫い模様に切り替えができます。
機械駆動部品が少ないこと、誤った操作をすると制御機能が反応してミシンの動きをストップしてくれることから、故障が少ないのもメリットです。
以前はスペックの高さから高額な商品が多かったコンピューターミシンですが、現在では低価格帯の機種から高級機種まで幅広いラインナップが展開され、家庭用ミシンの主流となっています。
電動ミシン
電動ミシンは、電源から取り込んだ電気で直接モーターを動かすシンプルな構造が特徴です。
コンピューターミシンと異なり、ロースピードではパワーが出ないため、縫い始めにゆっくりと縫製することができません。
同様の理由から厚手の生地を縫製する用途には向かず、初心者の方には少し扱い方が難しいかもしれません。
現在では商品が減少傾向にあります。
電子ミシン
電子ミシンは電子回路で縫うスピードなどを制御するミシンです。
縫い模様の選択は、ダイヤルを回して行います。
縫い模様を出すための「カム」と呼ばれる糸の運動を変える精密部品が内蔵されています。
これにより、コンピューターミシンと比較して故障のリスクは高くなります。
以前は中級機種から高級機種が多かった電子ミシンですが、現在では低価格帯の商品の大半がこの電子ミシンです。
コストパフォーマンスに優れているので、初心者からミシン愛用者まで幅広い層に支持されています。
刺繍ミシン
ステッチ模様ではなく、本格的な刺繍ができるミシンです。
コンピューター制御によって、一般的な実用縫いに加えてオートで本格的な刺繍ができます。
刺繍する色を変える場合は、その都度糸を付け替える必要があります。
職業用ミシン
直線縫いに特化した単一機能のミシンが職業用ミシンです。
家庭用ミシンと比べるとスピードが出せて耐久性も高いのが特徴です。
縫い上がりが美しく、より厚地の生地を縫えますが、高価なので初心者にはおすすめできません。
ロックミシン
ロックミシンとは、布の端がほつれないようにするかがり縫いをするためのミシンです。
家庭用ミシンで行うかがり縫いよりもきれいに仕立てることが可能で、既製品同様の仕上がりとなります。
家庭用ミシンと組み合わせて使用すると作品づくりの幅が広がるでしょう。
工業用ミシン
工業用ミシンとは、主に縫製工場などで使われる専門的なミシンです。
工業用なので一般に個人が使用することはありません。
初心者が使うべきミシンは?
それでは、初心者はどんなミシンを使うのはいいのでしょうか?
ミシンの特徴とあると便利な機能をご紹介します。
初心者におすすめのミシンの特徴
まずは、初心者におすすめのミシンの特徴についてご紹介します。
ミシンを選ぶ際の参考にしてください。
操作がシンプルなもの
簡単で直感的な操作ができるコンピューターミシンや電子ミシンがおすすめです。
注意したいのは、これらのミシンは多機能なものも多く便利な一方、操作方法が複雑だとかえって使いにくくなることがある点です。
また、場所を取らず価格も安いコンパクトサイズのものは人気がありますが、小型ゆえに性能や作業スペースが制限されており、実は初心者には扱いづらいという欠点があります。
慣れないうちは多少値が張ってもある程度の大きさがある商品を選ぶといいでしょう。
準備が簡単なもの
不慣れなうちは準備に手間取りがちです。
特に糸のセッティングは、上糸を順番どおりにかけたり下糸を引き出したりと面倒に感じるものです。
初心者は上糸のかけ方のミスが非常に多いので、かけ方が簡単なものがおすすめです。
糸通しがワンタッチでできる機種を選べば、準備に労力をかけずに済むでしょう。
使用目的に合わせる
ミシンを選ぶ際は、まずミシンをどんな用途で使うかを考えることが大切です。
例えば、子どもの入園・入学アイテム作りたいなら、コンピューターミシンの好きな文字や数字を自由に刺繍できる機能が役立ちます。
一方、洋服のリメイクやお直しをしたい場合は、コンパクトサイズではなく、ロングサイズミシンやフルサイズのミシンを選んだ方が洋服を取り回ししやすく、生地の種類に幅広く対応できて作業がしやすいでしょう。
小物や人形を作りたいという方は、細かい作業が多くなるためフットコントローラーが使えるものを選ぶと作業効率が上がります。
小物や人形は、縫い目が大きいと完成時に目立ってしまうので、縫い目を細かく調節できる機種がおすすめです。
価格で決めるのはNG!
家庭用ミシンの価格は、1万円以下で買えるものもあれば、10万円を超える高価なものもあり、メーカーや機種によって大きな差があります。
一般的に価格の低すぎるものは壊れやすく機能性に乏しい傾向がありますが、高価であればあるほど良いのかというとそれも誤りです。
高価なミシンは壊れにくく多機能である反面、初心者には操作が複雑で使いこなせないこともあります。
価格だけで選ぶのではなく、自分に必要な機能をピックアップして、その機能が搭載されたミシンを比べて吟味するのが自分に合った商品を見つける近道でしょう。
ミシン初心者に便利な機能
ミシンを使う際に役立つおすすめの機能をご紹介します。
必要な機能を取捨選択して、自分に合った機種を選びましょう。
自動糸調子
縫い目をきれいにするために上糸と下糸のバランスを整えることを「糸調子を合わせる」といいます。
自動糸調子はオートで上糸と下糸の調子を合わせてくれるので、面倒な糸調子合わせの作業が必要ありません。
この糸調子を合わせる手順は慣れないうちは難しく、できれば自動糸調子機能が搭載された機種を選ぶことをおすすめします。
簡単上糸通し
準備段階で誤りやすいのが上糸通しです。
上糸通しを簡略化することができる機能を持った機種なら、レバーを操作するだけでスピーディーに上糸を通せるのでとても便利です。
自動糸切り
縫い終わると同時にオートで上糸と下糸をカットしてくれるのが自動糸切りです。
糸を切るためにいちいち生地を引っ張り出すことなくスピーディーな作業ができるので、頻繁にミシンを使う方にはおすすめの機能です。
仮に自動糸切り機能がなかったとしても、お手持ちの糸切りハサミなどでカットすれば問題ないので、たまにしか使う予定がない方には必要ないかもしれません。
自動針穴通し
ミシンに限らず針に糸を通すのは意外にてこずるものです。
小学校の家庭科の時間にイライラした方もいるのではないでしょうか。
この機能が付いている機種であればレバーを操作するだけで針穴に糸が通るので非常に便利です。
スピード調節
ソーイングのスピードを調節する機能です。
コンピューターミシンであればロースピードで縫い始められ、安定して作業ができます。
真っすぐ縫い進めるときは高速で作業効率を上げ、カーブではスピードを落としてていねいに縫うなど状況に合わせてスピードを自由に調節できるおすすめの機能です。
機種によっては、縫っている途中でもいったんミシンを停止させることなくスピードを調節できるものもあります。
縫い目の長さ調節
縫い目の針と針の間隔を調節する機能です。
作るものによって縫い目の間隔を調節できるので、きれいな仕上がりになります。
高価格帯では、細かく自由に縫い目の幅・長さを変えることのできる機種が多くあります。
刺繍モード
文字や数字、キャラクター、イラストなど、本体にインプットされている模様を縫う機能です。
初心者には難しい模様も簡単に縫えるため、本格的な作品を作れます。
なお、刺繍モードは刺繍ミシンの本格的な「刺繍」とは異なります。
液晶表示
液晶ディスプレイが付いていると、機種によっては誤った操作をしてしまったときのエラー表示や操作方法のサポートなどが表示されるので、初心者には大変役に立ちます。
縫い模様の選択、現在の縫い目の幅などがわかりやすく表示され、初心者のみならず多くの方に有用な機能です。
ミシン初心者におすすめ!ブランド別家庭用ミシン5選
ミシンのメーカー選びに役立つ、代表的なミシンメーカーの歴史と特徴をご紹介します。
おすすめの商品もあわせて5機種ご紹介します。
JANOME(ジャノメ)
ジャノメの歴史
1921年(大正10年)創業の、歴史ある日本を代表する国産ミシンメーカーです。
「パイン裁縫機械製作所」として東京都で設立されました。
何度か社名が変わったのち、1954年に「蛇の目ミシン工業株式会社」に社名が変更され現在に至ります。
2019年にはミシンの生産累計台数が7,000万台を突破しています。
ちなみに社名にあるジャノメとは、ミシンのカマ部と呼ばれる箇所に収められるボビンの形が「蛇の目」に似ていることに由来します。
「蛇の目」に似たボビンを使用する新型タイプのミシンは一般に「蛇の目ミシン」と呼ばれ、同社の製品ブランド名と社名に採用されています。
(参照元:https://www.janome.co.jp/company/com_history.html)
ジャノメの特徴
国内の老舗メーカーであるジャノメは、日本で根強い人気を誇ります。
高い精度の鋳造技術により優れた耐久性と抜群の使いやすさを実現しています。
初心者でも購入しやすい手ごろな価格帯の商品が多いのも特徴です。
ジャノメ電動ミシン JN508DX-2B ブラックエディション
低価格ではありますが、必要な機能が一通りそろったミシンです。
コンパクトサイズの商品で軽く、持ち運びに便利なハンドルが付いています。
電動ミシンは厚手の生地を縫うのが難しいことが多いですが、こちらの機種はある程度の厚手の生地も縫える優れものです。
上糸通しはガイドを見ながら簡単に行えます。
針穴通しはレバーを操作するだけで糸を通すことができるので、ミシンに不慣れでも安心でしょう。
ただし、電動ミシンは縫い始めたときのスピードが速い点に注意が必要です。
ストレスなく最低限の裁縫をしたいという方におすすめの商品です。
おすすめポイント
- フットコントローラー
フットコントローラーが付属しているので、手元で操作することなく作業ができます。
両手でしっかり布を押さえたままスタート、ストップとスピード調節が可能です。
- フリーアーム
補助テーブルを外すとフリーアームになります。
袖口やズボンの裾などの縫製、ふくろ物の口端を縫い付けるときに利用できます。
主な機能
- 自動糸調子:なし
- 簡単上糸通し:なし
- 自動針穴通し:あり
- 自動糸切り:なし
- スピード調節:あり(フットコントローラー)
- 縫い目の長さ調節:なし
- 刺繍モード:なし
- 液晶表示:なし
brother(ブラザー)
ブラザーの歴史
ブラザーは愛知県に本社を置く電気機器メーカーです。
ブラザーの歴史は深く、そのルーツはなんと100年以上前にさかのぼります。
1908年に名古屋市に安井兼吉氏が安井ミシン商会を設立。
当初は輸入ミシンの修理が主な業務内容でした。
1926年に安井ミシン兄弟商会と改称し、現在の社名ブラザーもこれに由来します。
1934年に日本ミシン製造株式会社、1962年には現在のブラザー工業株式会社に社名を変更します。
ブラザーグループの売上は80%以上をアメリカ・ヨーロッパ・アジアといった海外が占め、グローバルな企業としても知られています。
ブラザーの特徴
ブラザーのミシンはデザインの優秀さで知られ、時代の需要や潮流に合わせて魅力あふれるデザインのミシンが製造されてきました。
もちろんデザインだけではなく高い実用性をあわせ持ち、最新のテクノロジーを取り入れた隙のないミシンを製造しているメーカーです。
家庭用、工業用問わず高い水準で製品の研究・開発がされており、世界の市場で戦える商品展開をしています。
ブラザー PS202コンピューターミシン
本体重量4.5kgと軽量で持ち運びしやすく、使いやすい商品です。
液晶ディスプレイ搭載で操作がしやすく、知りたい情報が画面に表示されます。
糸通しも容易で、上糸通しから針穴通しまでたったの3ステップで準備完了です。
ボビンを入れ矢印にそって糸を通すだけで、下糸を引き出す必要がありません。
失敗しがちな下糸巻きは、糸をボビンに5~6回巻き付けて台座の溝に通し、スタートボタンを押すだけで完了します。
初めての方でも安心して使える商品です。
おすすめポイント
- 全自動ボタン穴かがり
付けたいボタンをセットすれば、ボタンにぴったりの穴かがりができます。
- ドロップフィード
送り歯を下げられるので、フリーモーションや手縫い風のステッチをするときに役立ちます。
- 押え固定ピン
押えを水平にキープすると、デニムなどの厚物もなめらか縫い始めることができます。
- LEDライト
手元を明るく照らします。
長時間の使用でも熱くなりません。
- ゆっくりぬい
最低速がとてもゆっくりなので、初めての方でも安心です。
少しずつ針が進むのでカーブ縫いにも便利です。
- 針停止位置切替
布をターンさせやすくなる針下停止と、布を取り出しやすくなる針上停止。
どちらにするかお好みで設定できます。
- 一針ぬい
ボタンを押すと一針分だけミシンが動きます。
あとひと縫いが欲しいときに便利な機能です。
- ゆっくりスタート
縫い始めはゆっくり動き、徐々に設定したスピードに近付くので安心です。
主な機能
- 自動糸調子:なし
- 簡単上糸通し:あり
- 自動針穴通し:あり
- 簡単糸切り:なし
- スピード調節:あり
- 縫い目の長さ調節:あり
- 刺繍モード:なし
- 液晶表示:あり
JUKI
JUKIの歴史
JUKIの誕生は1938年に東京都の機械業者が出資し、「東京重機製造工業組合」を発足したことに始まります。
1943年には株式会社に改組し「東京重機工業株式会社」と改称します。
1947年に家庭用ミシン第1号機完成、1953年には工業用ミシンに参入し、第1号機を発売。
1970年からは本格的にグローバル展開を開始し、JUKI初の海外販売会社を香港に設立します。
1988年には社名を現在のJUKI株式会社に変更しています。
自動糸切り装置を開発したのもJUKIで、ミシン業界に革命を起こしました。
JUKIの特徴
JUKIは工業用のミシンにおいて日本、世界の両方でトップシェアを誇ります。
JUKIは工業用ミシンで培った技術やノウハウを家庭用ミシンへフィードバックし、質の高い製品を数多く発売しています。
JUKIのミシンの特徴は、余計な機能を省き、基本性能を高めた質の高い製品が多いことです。
上級者向けのように感じるかもしれませんが、初心者でも使いやすいミシンが多数あります。
幅広くいろいろなものを作りたい方に特におすすめのメーカーです。
JUKI コンピューターミシン GRACE 100B ハードケース付き
JUKIの工業用ミシンの技術によって確立された、高い縫い品質と性能を実現した商品です。
従来品から送り機構を見直し、送り歯を水平に保ちつつ布を送ることで、縫い縮みや布ズレに対し効果を発揮します。
直進性や生地の縫い始めなどが快適な縫い心地で、極薄物も縫い縮みも防ぎます。
分厚いバッグの取っ手なども、布が送り歯に多く長く接するので、目詰まりがなくしっかりと送ることができます。
送り力がとても強く、ほかの商品では難しい折り目が重なる裾上げの極度な段部なども難なく乗り越えられます。
おすすめポイント
- 広いソーイングスペース
針位置よりも右側のスペースの高さと、横サイズが広く設計され、大きな作品づくりも快適に行えます。
- LEDランプ
針元を明るく照らし、作業を快適にしてくれます。
LEDのため長時間点灯させても熱くなりません。
- オートボタン穴かがり
付属の穴かがり押えにボタンをセットするだけで、自動でボタンの大きさにぴったりの穴かがりができます。
- 裁ち目かがり
ロックミシンのように、布端のほつれを防ぐ裁ち目かがりができます。
- ドロップフィード
レバー操作で送り歯を下げることができます。
フリーモーションキルトの作業に便利な機能です。
- 針停止位置切替
縫い終わったときの針の停止位置を上下どちらにするかボタン1つで切り替えられます。
主な機能
- 自動糸調子:なし
- 簡単上糸通し:なし
- 自動針穴通し:あり
- 簡単糸切り:なし
- スピード調節:あり
- 縫い目の長さ調節:あり
- 刺繍モード:あり
- 液晶表示:あり
シンガー
シンガーの歴史
シンガーはアメリカのミシンメーカーです。
世界で最も古くから知られるミシンブランドであり、その歴史は現在から160年以上前にさかのぼります。
1851年にアメリカでアイザック・メリット・シンガー氏が世界初となる実用的なミシンを開発し、I.M.Singer社を創立したのが始まりです。
1863年にはシンガー裁縫機械会社として法人化し、その後、スコットランドやカナダでも製造を開始して世界的なミシンブランドへと成長を遂げました。
日本との関わりは古く、1900年に神戸・横浜に店を構えています。
現在、日本においては株式会社ハッピージャパンが代理店として販売を担当しています。
シンガーの特徴
シンガーの一番の特徴は動作時の静音性にあります。
作業音が小さく、家族や同居人へ気を遣うことなく縫製に集中できます。
日本メーカーにはない海外メーカーならではの高いデザイン性も魅力です。
シンプルな操作性を大切にしながらも多機能な商品が多いため、初心者が挑戦しやすいのもうれしいですね。
シンガー SN778EX コンピューターミシン
十分な機能を備えていながら、簡単操作で使いやすいシンガーのミシンです。
最大の特徴は豊富な縫い模様。
ひらがな・模様・アルファベット・数字・漢字(17文字)と豊富な207種類のステッチが可能なので、子どもの学用品作りに最適です。
手作りのアイテムに名前を入れれば、よりオリジナリティが増すでしょう。
文字だけではなく飾り縫いの模様も65種類登録されているので、かわいらしい飾り縫いが楽しめます。
ダイレクト模様選択という機能が搭載され、ワンタッチで縫いたい模様を選ぶことが可能です。
取り外しできる大型テーブルを使用すれば、長さのある生地なども垂れ下げることなくフラットに縫い進められます。
静音設計なので夜間の使用も問題ありません。
おすすめポイント
- レバー1つでできる自動糸穴通し機能
- 下糸のセットが簡単
ボビンを入れたら、矢印に沿って糸をかけるだけで下糸を引き上げなくても縫い始められます。
- 自動ボタンホール
押えにボタンをセットすると、お好みの位置に穴かがりができます。
- メモリー機能付き
模様や文字を30個まで記憶して、連続して縫うことができるので名前付けなども簡単です。
- 反転機能
模様選択時に反転ボタンを押すことで、選択した模様を反転記憶し縫うことが可能です。
向かい合わせに縫えば、かわいいオリジナルの縫い模様がデザインできます。
- LEDライト
手元を明るく照らしてくれます。
- ドロップフィード
送り歯の上げ下げが可能です。
主な機能
- 自動糸調子:なし
- 簡単上糸通し:あり
- 自動針穴通し:あり
- 簡単糸切り:なし
- スピード調節:あり(スライド式無段階)
- 縫い目の長さ調節:あり
- 刺繍モード:あり
- 液晶表示:あり
ジャガー
ジャガーの歴史
ジャガーは1949年(昭和24年)創業の大阪に本社を置くミシンメーカーです。
1949年に「丸善ミシン株式会社」として設立。
1952年には家庭用ジグザグミシンの国産化に他メーカーに先駆けて成功しています。
1978年には国内販売部門を独立し「株式会社ジャガーミシン」を設立します。
幾度か改組や改称がされたのち、1999年に社名を現在の「株式会社ジャガーインターナショナルコーポレーション」とします。
それと同時に「ジャガー株式会社」より営業権譲渡を受け、ミシンの製造販売を開始しました。
ジャガーの特徴
ジャガーのミシンはユーザーの要望に応える多彩な機能性が何よりの強みです。
デザイン性が富んでおり、見た目にもこだわりたいユーザーにも人気のブランドです。
比較的安価な商品が多いので、初めての一台として購入しやすいでしょう。
ジャガー 電子ミシン MP-130
手ごろな価格のシンプルな電子ミシンです。
コンパクトなので持ち運びにも便利。
低価格ではあるものの7枚送り歯の採用により、確実で力強い布送りを実現してパワフルに動きます。
アクセサリーボックスを外すと、筒縫いなどに便利なフリーアームになるなどシンプルながら機能性も充実しています。
「取扱説明DVD」付きで、ミシンに不慣れでもすぐに使い始められるのもうれしいポイントです。
おすすめポイント
- 下糸のセットが簡単
静音設計で糸がらみも少ない全回転水平釜です。
- LEDライト
十分な明るさで作業性が向上するLEDを採用した手元用ライトです。
主な機能
- 自動糸調子:なし
- 簡単上糸通し:なし
- 簡単針穴通し:あり
- 簡単糸切り:なし
- スピード調節:2段階(はやい・おそい)
- 縫い目の長さ調節:あり(ダイヤル)
- 刺繍モード:なし
- 液晶表示:なし
まとめ
今回はミシンの種類や便利な機能を解説し、後半で初心者でも使いやすいミシンをご紹介しました。
一昔前と比較すると、高機能なうえに値段が抑えられた商品が多くなっていることがわかるのではないでしょうか。
自分の目的や用途にあったミシンを見つけて、ぜひ充実したソーイングライフを満喫してください!
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