新たな趣味としてガーデニングをはじめてみたい、と思っている方も多いのではないでしょうか。
植物を育てることにやりがいを感じたり、庭やベランダを美しく彩れる楽しさが魅力的な趣味です。
ただ、これからはじめるにしても何を用意すればいいのか、何からはじめればよいのかわからないという方も少なくありません。
そこで今回は、これからガーデニングをはじめたいと考えている方に向けて、基礎的な知識や必要なガーデニング用品などをご紹介します。
ガーデニングの基礎知識
何をはじめるにしても準備が大切です。
ガーデニングの基礎的な知識をマスターし、必要な道具を揃えてから本格的に取り組むとよいでしょう。
まずは基礎となる大切なポイントを押さえておきましょう。
ガーデニングにおいて重要となる土づくりをはじめ、水やりのタイミングや日当たり、スペースなどの知識を学ぶのはとても大切です。
土づくり
植物は土に根を張り、土から栄養を吸収して成長します。
そのため、ガーデニングにおいて土づくりは基本中の基本であり、最も重視するべきポイントです。
植えた植物がきちんと成長してくれるかどうかも、土台となる土にかかっています。
失敗してしまうと苗が育ちにくくなる可能性もあるので注意しましょう。
ガーデニングには、基本用土と補助用土を混ぜ合わせたものを用います。
基本用土は黒土や赤玉土などが代表的で、補助用土は腐葉土、堆肥などがあげられます。
これらを育てたい植物に合わせて配合し、使用します。
「初心者だから土の配合なんてわからない…」と不安に感じてしまうかもしれませんが、心配はありません。
現在では、ガーデニング用として最初からブレンドされた園芸土が販売されています。
さまざまな植物ごとに対応できる園芸土が販売されているので、育てたいと考えている植物に合ったものを選びましょう。
花ごころ 室内・ベランダ園芸の土
室内やベランダなどで植物を育てるときに使用できる園芸土です。
生花やブリザーブドフラワーなどで使われる、アクアフォームを配合しているのが特徴です。
細かくしたアクアフォームを配合することで吸水性が高くなり、保水力もアップするため植物がしっかりと水分を吸収できます。
また、乾燥させた泥炭を細かくしたピートモスも素材に含まれています。
こちらも同様に保水性が高いため、植物が根からしっかりと水分と栄養を吸収しやすくなります。
一方で、ヤシの殻を原料とするココナッツファイバーも素材として使用しています。
こちらは排水性が高い素材なので、水がいつまでも鉢やプランターに溜まらないよう適度に排水してくれます。
植物が健康に育ちやすい土の環境を保ってくれる優れた素材を利用した園芸土で、優れた3つの素材を上手に配合しているため、吸水と排水、保水のバランスがとれています。
初心者の方にもおすすめのアイテムです。
水やり
動植物が生命を維持するのに必要となるのが水です。
園芸の世界では水やり3年ともいわれるほど、重要かつ奥が深いといわれています。
基本的には土が乾いたタイミングで水を与えるのがよいとされており、目安としては土の表面が明らかに乾燥しているときがおすすめです。
目視でかまわないので、乾いているのが確認できたら水を与えるようにしましょう。
与える量は、鉢やプランターの底から水が出てくる程度が推奨されています。
このようになれば、全体に水がいきわたっている証拠です。
ポイントとしては、植物に水をかけるのではなく土にかけることが重要です。
水やりの目的は、根から水分と栄養を吸収させるためなので、植物の上からかけてもあまり意味はありません。
また、季節によって水やりの頻度は変わります。
春や夏は気温が高いため頻度は高くなり、秋や冬は逆に低くなります。
たっぷりと水を与えると受け皿に水が溜まりますが、そのまま放置してはいけません。
底の部分が常に加湿される状態にしておくと、根が腐ってしまう恐れがあります。
水をたくさん与えたあとは、受け皿に溜まった水をきちんと捨てることを忘れないようにしましょう。
日当たりやスペース
植物は光合成を行うことで成長します。
そのため、ガーデニングでは日当たりを考慮して鉢やプランターなどの置き場所を決めなくてはなりません。
庭に直接植える場合でも、長時間日陰になるようだと植物の健やかな成長は望めないでしょう。
周りに高い建物などがあるか、庭に日陰ができやすいかどうか注意しておくのがおすすめです。
一方で、植物の種類によっては日光が害となることもあります。
たとえば、アオキやユキワリソウなどは耐陰性があり、日陰でこそよく育ちます。
その反面直射日光には弱く、見た目が悪くなったり枯れたりするので注意が必要です。
育てる草花によって配置、植える場所などを考えましょう。
また、育てる植物によっては非常に大きくなるものもあります。
たとえば、テーブルヤシは人気の高い観葉植物ですが、最大で2mほどの高さにまで成長します。
同じくヤシ科のフェニックス・ロベレニーも、成長こそ遅いものの2mを超える大きさに育つことがあります。
苗のときはコンパクトで可愛らしいサイズでも、どんどん成長して大きくなるものもあるので注意が必要です。
あまりにも大きくなると置き場所に困るだけでなく、鉢を移動させるときも一苦労です。
あらかじめどれくらい成長する植物なのかを確認し、その上でスペースを確保してください。
肥料
ガーデニングで植物を育てるときには肥料が必要です。
自然界に自生している植物なら、腐った落ち葉や昆虫の死骸などを養分にできますが、鉢やプランターなどで育てている場合は十分な養分を得られません。
そのため、育てている人の手で養分となる肥料を与える必要があります。
肥料にはさまざまな成分が含まれていますが、中でも3大要素といわれているのが窒素とリン酸、カリです。
窒素は葉肥とも呼ばれ、茎や葉などを大きく成長させる働きを持ちます。
リン酸は実肥、花肥とも呼ばれ、実をつけさせる、花を咲かせるなどの働きがあります。
カリは根肥と呼ばれ、根の成長と植物そのものの抵抗力をアップさせる働きを持ちます。
また、肥料は元肥と追肥があり、それぞれ与えるタイミングが異なります。
元肥は苗を植え付ける段階で与え、追肥は文字通り成長に合わせて追加で与えます。
特徴としては、前者は即効性がないのに対し、後者は即効性があるという点です。
マイガーデン 植物全般用
草花はもちろん、ハーブや野菜、観葉植物などにも使用できる肥料です。
350gの容量で価格もリーズナブルなため、はじめて肥料を購入する方におすすめです。
こちらの肥料は元肥として使用できるだけでなく、追肥にも使えます。
腐植酸を配合しており、植物が根から効率よく栄養を吸収できるのも特徴です。
また、腐植酸は栄養の吸収促進効果だけでなく、植物が育ちやすい土の環境を保つ働きも持ち合わせています。
適度な保水性と通気性を与えられるため、植物の健やかな成長が望めます。
リリースコントロールテクノロジーを採用しているのも注目すべきポイントです。
樹脂によるコーティングを肥料成分に施しており、草花の成長や土の温度など、環境の変化に合わせて成分の溶出量がコントロールされます。
はじめる季節
ガーデニングに興味を持つ方の中には、「いつはじめたらよいのかわからない」と迷っている方もいるでしょう。
結論からお話しすると、自分がはじめたいと思った時期にはじめられるので、難しく考える必要はありません。
ただし、植物の苗には植え付けするのに適した季節があるので、育てたい植物の種類に合わせてはじめる時期を考えるのがおすすめです。
たとえば、三色スミレと呼ばれて人気の高いパンジーやスミレは、11月から3月の植え付けが適しているとされています。
蝶のような見た目で色も鮮やかなロベリアは3月から4月、印象的な紫の花を咲かせるトレニアは5月から7月に植え付けします。
植え付けに適していない時期に植えてしまうと、思ったように成長しないこともあります。
また、せっかく植えても最悪枯れてしまう恐れがあるので、苗を購入するときは植え付けに適した時期を確認してください。
また、屋外に植え付けるのであれば住んでいる地域のことも考えなくてはなりません。
たとえば、北海道と九州では1年を通した気温もまったく違います。
温暖な地域では1月に植え付けするべき植物でも、寒い場所だと4月や5月に植えた方がよいこともあります。
可愛らしい花を咲かせるスイートピーは、温暖な地域だと10月上旬~11月中旬が苗植えに適した時期ですが、寒い地域だと4月が適しています。
時期だけでなく、住んでいる地域にも配慮しましょう。
虫への対策
ガーデニングにつきものなのが虫の発生です。
虫が苦手な方だとつい放置してしまいがちですが、そのままにしておくと植物に悪影響を及ぼしてしまいます。
葉や花びらを食い荒らされ見た目が悪くなるばかりでなく、養分を横取りされることで最悪枯れてしまうことも考えられます。
こうした事態を回避するためにも、虫への対策は必須です。
害虫が発生する原因として、生育環境の悪さがあげられます。
日当たりが悪く、湿度が高いと虫が発生しやすくなるので注意が必要です。
鉢やプランターで育てているのであれば、太陽の光がしっかり当たる、風通しのよい場所に移動させましょう。
また、湿度が高すぎる場合だけでなく、乾燥しすぎている場合も同様なので注意が必要です。
遭遇しやすい虫としては、アブラムシやカイガラムシ、アオムシやケムシなどが代表的です。
アブラムシやカイガラムシは植物の成長に悪影響を与えるばかりか、すす病のような植物の病気を誘発する原因にもなります。
アオムシやケムシも同様に、葉や茎などを食い荒らして成長を衰えさせてしまいます。
被害に遭わないためには、虫が発生しにくい環境を整えなくてはなりません。
先ほどお伝えしたように、日当たりと風通しがよく、多湿と乾燥を避けた環境を整えてガーデニングを始めましょう。
ただ、どんなに注意していても虫が発生することはあります。
もし虫を発見したら即座に排除するのが鉄則です。
虫がいた場合、葉の裏側や茎などに卵が産み付けられていることもあるので、チェックしてください。
虫を取り除くときにはガーデニング用の殺虫剤、農薬などを使用します。
いつ発生するかわからないので、1つ用意しておくと安心です。
しかし、すべての虫が植物に害をなすわけではありません。
害虫を食べてくれる益虫と呼ばれる虫もいます。
代表的な益虫にはテントウムシが該当します。
テントウムシは害虫を食べて駆除してくれるので、そのままにしておくのがよいでしょう。
屋内でのガーデニングであればテントウムシとも縁がないかもしれませんが、屋外で育てるのであれば覚えておきたい知識です。
カイガラムシエアゾール
先述したように、カイガラムシは野菜や果樹、観葉植物などに害をなします。
こちらの製品は、ガーデニングにおける天敵ともいえるカイガラムシを駆除できる殺虫剤です。
クロチアニジンとフェンプロパトリンの2つの有効成分を使用しており、植物にダメージを与えるカイガラムシへ効果的にアプローチします。
高い殺虫効果を持つのはもちろん、効果の持続期間が約1か月と長いのも特徴です。
枝に有効成分がしっかりと浸透するため、噴霧したあとに害虫が発生しても効果を発揮してくれます。
ジェット噴射もできるため、背の高い植物に噴霧しやすいのも特徴です。
使用するときは、噴霧した液が葉に薄く乗る程度を目安にしましょう。
初心者が揃えるべきガーデニングの道具は?
苗植えや植物を育てるために必要な道具を揃えることが、脱初心者への第一歩です。
ただ、ホームセンターや園芸用品店にはたくさんの専用アイテムが売られているため、迷ってしまう方も多いでしょう。
そこで、続いてはこれから本格的にはじめたいと考えている方に向けて、揃えるべきアイテムをご紹介します。
また、はじめたばかりの方にも育てやすい苗もご紹介するので、併せて目を通してください。
スコップ
ガーデニングに絶対欠かせないアイテムの1つがスコップです。
シャベルと混同している方も多いかもしれませんが、サイズが大きくて、土をすくう部分に足をのせて力を入れられるものがシャベルです。
スコップは小さく、片手で握って使用するものが一般的です。
こちらは鉢やプランターなどに土や肥料を入れるときに使用するアイテムです。
また、苗の植え付けをしたときにできた隙間へ土を入れたり、土を掘り返したりといったシーンでも使用します。
スコップの形状は、先端が尖ったものと四角い形をしたものの大きく2種類に分けられます。
前者は土に刺さりやすいため、主に深く掘り返したいときなどに使用します。
後者は土をのせられる面積がやや大きく、先端も広いため土や肥料をプランターに入れるのに適しています。
どちらか片方でも特に大きな問題はありませんが、2種類あった方が作業も捗ります。
本格的にガーデニングをはじめたいのであれば2種類用意しておくのがおすすめです。
また、柄の長さや先端部分の素材、全体のデザインなどはさまざまなので、好みにマッチしたものをチョイスしましょう。
千吉 プランタースコップ SGT-24
先端が尖りすぎていない丸型タイプのスコップです。
刃物鋼を使用しており、程よく尖った先端が硬い土にもしっかりと刺さります。
横幅もあるため土をすくうときにも活躍するアイテムです。
柄の部分は木製なので、全体の重量も260gとそこまで重くありません。
女性や子ども、ガーデニングをはじめたばかりの方にもおすすめです。
柄の先端には穴があり、フックなどを使って吊り下げられる設計になっているため、収納性にも優れています。
先述したように、一般的にスコップは2種類用意すると作業が捗ります。
しかし、こちらは掘り返しやすく土もすくいやすいタイプなので、1つあれば十分でしょう。
ジョウロ
水やりのときに使用するアイテムがジョウロです。
水道の蛇口につないだホースから直接水やりもできますが、勢いが強すぎるためおすすめはできません。
特に、鉢やプランターで育てるのであればジョウロは必需品です。
さまざまなサイズで販売されているので、育てている植物の数や鉢・プランターの大きさなどに合わせて選びましょう。
3~6L容量の製品が多いですが、1Lほどの小さな容量のジョウロもあります。
一度にたくさんの植物に水を与える必要があるなら大容量がおすすめです。
1つや2つの鉢に水やりするくらいなら小容量で十分でしょう。
素材も多種多様なので、選ぶときにチェックしてください。
代表的な素材だと、プラスチックやステンレス、ブリキなどがあげられます。
ブリキ製のジョウロはオシャレなデザインを採用したものが多いので、見た目を重視したい方にぴったりです。
ステンレスはさびにくく、耐久性の高さが魅力です。
反対に、プラスチックは耐久性こそ低いものの、軽量なため女性やご年配の方におすすめでしょう。
ジョウロの先端部を蓮口と呼びますが、これを取り外せるものだと水やりの際に便利です。
蓮口がついていれば広範囲にわたり散水でき、蓮口を外せばピンポイントで水を与えられます。
重点的に水を与えたい部分があるときなどは蓮口を取り外せる方が便利なので、ぜひ覚えておいてください。
アイリスオーヤマ ブリティッシュウォーターポット
アンティークな見た目がおしゃれなジョウロです。
少なすぎず多すぎない3.6Lの容量は、これからガーデニングをはじめる方にぴったりです。
ステンレスとポリプロピレンが主な素材ですが、そこまで重くないので女性でも扱いやすいでしょう。
蓮口を取り外せる2way方式を採用しているのもうれしいポイントです。
蓮口を取り外せば水さしとしても使えるため、小さな鉢にピンポイントで給水したいときなどに重宝します。
蓮口は先端に挿しこまれているだけなので、片手でサッと取り外せます。
オシャレにガーデニングをはじめたい方には、ぜひ手に入れていただきたいアイテムです。
グローブ
素手でもガーデニングはできますが、そのまま土や植物を触ると手が汚れてしまいます。
虫や虫の卵などに直接触れてしまったり、植物のトゲでケガをしたりすることもあるでしょう。
そうしたリスクを軽減するためにも、作業時にはグローブの着用がおすすめです。
グローブを選ぶときは、自分の手に合ったサイズを選ぶことが大切です。
土の入れ替えや苗植えなどをするときは手先を使うため、窮屈なグローブだとうまく作業できません。
逆に、大きすぎるサイズを選んでしまっても、指先の部分が余ってしまうため作業の効率が悪くなります。
また、製品によって使用している素材や機能性もさまざまです。
ゴム製のものは防水性に優れているため、土や水を使う作業のときに重宝します。
一方で、布や革を使って厚地に仕上げたものならば、バラのようなトゲのある植物を扱うときにもケガのリスクを軽減できます。
作業内容によって使い分けられるため、複数そろえておくのがよいでしょう。
最近はグローブのデザインも多彩なので、見た目で選ぶのも楽しいものです。
好みのデザインなら気分も上がり、ガーデニングがさらに楽しくなるかもしれません。
華やかでオシャレなデザインを採用した製品もたくさんあるので、好みにマッチするものを探してみましょう。
ソフトガーデングローブ
華やかなピンクと落ち着きあるグレーの配色がかわいらしいグローブです。
手のひらの部分には合皮を使用しており、厚地に仕上げてあるためバラのトゲも貫通しません。
ガーデニングでバラを育てたいと考えている方、トゲやささくれのある植物を植えようと考えている方におすすめです。
トゲからしっかり守ってくれる防御力を備えていますが、柔軟な素材ならではの使いやすさも魅力でしょう。
指先も動かしやすいので、苗の植え付けや土を掘るなどの作業も問題ありません。
全長は約37cmあるので、手のひらや甲だけでなく腕までしっかり保護できます。
しかも、袖口はマジックテープで留められるため、虫や土などが入るのを防いでくれる優れものです。
トゲのある植物の剪定から土堀り、草むしりなど多彩な用途に使用できるため、1つ持っておけば重宝するアイテムです。
はさみ
はさみがあると、果物や野菜、花がらなどを収穫するときに役立ちます。
「工作用のはさみではダメなの?」と思う方もいるかもしれませんが、そもそも用途が異なるため、植物をカットすることに適していません。
やはり、ガーデニング用のはさみを用意するのがおすすめです。
工作用のはさみは主に紙を切るためのアイテムなので、植物に使ってしまうと細胞を押しつぶしてしまうおそれがあります。
一方でガーデニング用は、刃も薄くなるべく細胞にダメージを与えない造りになっています。
ガーデニング用にも、剪定ばさみや生花はさみ、植木ばさみ、芽切りばさみなどがあります。
剪定ばさみは柄の部分にスプリングが備わっており、手の力を緩めると自然に開いてくれるのが特徴です。
太い枝などを切るのに適したはさみといえるでしょう。
生花ばさみはコンパクトな見た目が特徴で、刃の付け根部分の持ち手にくぼみを設けています。
ここに人差し指をかけられるようになっているため、弱い力でも硬い茎や枝などをカットできる優れものです。
育てる植物によってベストなはさみは異なるので、育てる苗に合わせて選びましょう。
千吉 ラチェット式 剪定鋏 SGP-22R
ラチェット機能を搭載した剪定ばさみです。
ラチェット機能により、弱い力で硬い枝も楽々カットできます。
アルミボディの採用で重量も281gと軽く、長時間にわたる作業でも手が疲れにくい仕様です。
また、アルミ素材は丈夫さも兼ね備えているので、長く使用できるのも魅力的なポイントです。
刃はフッ素コーティングされており、サビにくく汚れにくいのが特徴です。
お手入れにも時間がかからないので、毎日使用する方には特に重宝されるでしょう。
グリップ部分には樹脂を採用し、しっかりと力を入れて握れるようになっています。
また、すべりにくいため、カットしにくい硬い枝を切るときにも安心です。
プランター、鉢
ガーデニングの必須アイテムとしてプランターや鉢は欠かせないものです。
さまざま形や大きさのものが販売されていますが、選ぶときには育てる苗を考慮しなくてはなりません。
大きく成長する植物だと、その分根も深く広く張るため、それなりのサイズが必要です。
一般的な形状には長方形や正方形、丸型などがあります。
長方形は奥行が少ないため、限られたスペースに設置したいときにおすすめです。
また、正方形は深さのあるものが多いため、深く根を張る植物を育てるときに適しています。
製品の種類が非常に多い丸型は、選択肢を増やせるのが魅力です。
使用されている素材も多種多様で、プラスチックや木製、テラコッタなどが代表的です。
プラスチックは軽量でサイズも豊富なのが魅力ですが、排水性があまりよくありません。
そのため、水やりに失敗してしまうと土に湿気がたまってしまい、根が枯れる恐れがあります。
木製は通気性や排水性に優れていますが、耐久性の面ではプラスチックに劣ります。
ただ、オシャレなデザインの製品が多いのも事実なので、インテリアとして好みのデザインを選ぶのもよいでしょう。
テラコッタは土を焼いて造られたものなので、比較的重さがあります。
通気性はよいものの、強い衝撃を与えると簡単に割れてしまうので注意が必要です。
ダックスプランター100型
木を組み合わせて造られたオシャレなデザインのプランターです。
最初から組み立てられている製品なので、購入後すぐに使いはじめられます。
ダークブラウンやナチュラル、グレイッシュグリーンなど全6種類のカラーバリエーションがあるので、好みの色を見つけましょう。
屋外で使用することを考えて造られたプランターなので、塗料には防虫防腐剤が混ぜられています。
しかも、油性塗料にありがちな特有の嫌な臭いのない優れものです。
月日が経つにつれて独特の風合いが出てくるのも魅力的なポイントでしょう。
全長は45cmあり、3号サイズのポット苗なら4個ほど並べられます。
作業服&帽子
屋内でのガーデニングなら問題ありませんが、屋外となると作業服や帽子も必要です。
夏場の強い日差しの中で作業する場合は熱中症の危険があります。
また、冬場の寒さをしのぐためにも、専用の作業着を用意したほうがよいでしょう。
作業着選びのポイントですが、気をつけたいのはサイズです。
窮屈なサイズは避け、動きやすさを重視しましょう。
また、真夏の炎天下で作業するときに日焼けの心配があるようなら、長袖を選んでおくと安心です。
冬の寒さ対策にも使うことができ、虫やトゲによる被害も回避できます。
通気性のよさも重視したいポイントです。
夏場に通気性の悪い作業着を着ていると熱がこもります。
また、汗もなかなか乾かないため、作業に支障をきたすこともあるでしょう。
通気性のよい素材を使用した作業着なら、夏場もガーデニングを楽しめます。
monkuwa(モンクワ)ヤッケ ウインドブレーカー
柔らかな印象のデザインを採用したレディース用の農作業着です。
パープルやミントグリーン、ピンク、ベリーなど7種類のカラーバリエーションなので、好みの色を選択できます。
撥水加工を施した素材を使用しているため、軽い雨ならしのぐことができます。
作業中に突然雨が降りだしても慌てずにすむでしょう。
ウインドブレーカーなのでしっかり風をシャットアウトしてくれますが、通気性にも配慮した造りになっています。
わきの部分に使用してあるメッシュ素材が内部の熱を逃すので、熱がこもりません。
また、UVカット加工も施しているため、紫外線が気になる真夏の屋外作業でも安心して着用できます。
monkuwa(モンクワ)Wガーゼ2WAY帽子
肌触りがよいだけでなく、吸水性にも優れているので汗をかいても安心の帽子です。
肩までしっかりカバーできる日よけも備わっており、使わないときは取り外しも可能です。
日差しの強い時期は日よけを付け、冬には外すといった使い方ができるのもポイントです。
UVカット機能付きの素材なので、紫外線もしっかりカットしてくれます。
さらに、日よけ布の内側にはポケットが付いており、保冷材を入れられます。
帽子の内側を冷やすことで、さらに快適にガーデニング作業ができます。
ベージュやチャコール、シードネイビーなどカラーバリエーションも豊富で、6色から選べます。
キュートさと実用性を兼ね備えた、女性にうれしいガーデニング用帽子です。
ガーデニング初心者でも育てやすい苗とは?
ガーデニングをはじめる準備ができたら、次は苗選びです。
種や球根から育てるのは初心者だと少々難しいので、芽の出ている苗がおすすめです。
ここでは、初心者の方におすすめできる育てやすい苗をピックアップしてご紹介します。
ハーブ
ハーブが初心者におすすめの理由として、必要最低限の世話だけでも増殖できる繁殖力の強さがあげられます。
多少放っておいても大丈夫なので初心者にぴったりの植物ですが、放置しすぎるとどんどん増えてしまい、雑草になるリスクもあるので注意しましょう。
また、ハーブは食べることもできるので、ハーブティーや料理に使用してさまざまな楽しみ方ができます。
ハーブの香りや効能などに興味がある方におすすめです。
フレッシュハーブ ミント 栽培セット
代表的なハーブ、ミントの栽培セットです。
ミントは100種類以上存在するといわれるハーブの中でも、特に強い繁殖力を持つ植物です。
そのため、ガーデニングをはじめたばかりの方でも気軽に育てられます。
ポットの下部から中を見られるため、給水のタイミングを把握しやすくなっているのもおすすめポイントです。
また、水を多くあげすぎた場合でも、カップが受け止める構造になっているので安心です。
初心者にとって水やりは最も頭を悩ませる部分なので、水の管理がしやすいのは大きな魅力でしょう。
価格もリーズナブルなので手を出しやすいです栽培セットです。
多肉植物
サボテンに代表される多肉植物も、はじめての方におすすめの植物の1つです。
肉厚な葉の部分にたっぷりと水分を含んでいるため、頻繁に水をやる必要がありません。
また、乾燥した地域に自生していた植物のため、暑さや湿気、乾燥などに強いのも魅力です。
かわいらしい見た目と手軽さを兼ね備えており、初心者にこそおすすめの植物です。
多肉植物 ハオルチア・レツーサ
肉厚に膨らんだ葉が印象的な多肉植物です。
とても不思議で個性的な見た目をしており、それゆえ高い人気を誇っています。
原産地は南アフリカで、同じ種類に属する仲間は500にも及ぶといわれています。
一般的に、サボテンは日光にあてる必要がありますが、ハオルチアは日光にあてずとも成長してくれるのが大きな特徴です。
また、乾燥に強いというのも多肉植物の魅力でしょう。
ぷっくりとした葉に水分を蓄えているため、こまめな水やりを必要としません。
小さな鉢に入れられた製品なので、そのまま窓際やデスクの上に飾ることもできます。
1000円を切るリーズナブルな価格もうれしいポイントです。
多年生植物
2年以上枯れずに生存し続ける植物のことを多年草と呼びます。
1年を通して花が咲いているため、植え替えの手間がかからないのが大きなメリットです。
ちなみに、多年草の中でも、地上に顔を出している部分が枯れるものを宿根草と呼びます。
宿根草 バコパ ダブル インディゴ
かわいらしい紫の小花がたくさん咲く苗です。
春から秋という長期間にわたり花が咲き続け、華やかな雰囲気を楽しめます。
ひと株でも、こんもりとしたボリュームに育ちます。
乾燥にも強い方なのでハンギングをしたり、寄せ植えにするのにも適しているでしょう。
野菜苗
初心者がプランターでガーデニングをはじめるのにおすすめなのが野菜です。
スペースが狭くても育ちやすく、成長のスピードも速いためガーデニングをしている実感も湧きやすいです。
鑑賞用にするのもよいですが、実がなったら収穫して食べられるのも魅力的です。
イチゴ 章姫 3号
9cmのコンパクトなポットのイチゴの苗です。
庭はもちろん、屋内でのガーデニングにもおすすめで、デスクや窓際を彩ることも可能です。
遅効性の高い有機性の肥料を元肥として混ぜ込んであるため、自分で混ぜる必要はありません。
しっかりと水を含む土を好むので、土の保水性には注意しましょう。
基本的には日光にしっかりとあてられる場所で栽培します。
土の表面が明らかに乾いたタイミングでたっぷりと水を与えてあげましょう。
自分で育てたイチゴを目の前で見られるだけでもワクワクしますが、収穫して食べられるのはもっと魅力的です。
そのまま食べる以外に、イチゴジャムなどに使用するのもおすすめです。
まとめ
基本的なポイントさえしっかり押さえておけば、はじめてでも失敗せずにガーデニングを楽しめます。
まずはしっかりと準備をして、初心者でも育てやすい苗を選ぶのが大切です。
慣れてきたら、育てるのが難しい植物に挑戦するのもよいでしょう。
ぜひ、自分だけの素敵なガーデニング空間を創造してください。
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