スノーブーツは凍えるような寒さの日でもぽかぽかと暖かく、雪の上も快適に歩くことができるので、冬の時期には欠かせないアイテムです。
ただ、スノーブーツは「雪が降っていない日には履いてはいけないもの」と思っていませんか?
最近ではスノーブーツとしての歩きやすい、滑りにくい、保温性が高いという機能性だけでなく、おしゃれなデザインや選べるカラーも増えています。
雪があまり降らない地域に住んでいる方も、冬のファッションとして普段のコーディネートに取り入れられるようなスノーブーツが次々に登場しています。
今回はスノーブーツの特徴と、選ぶときに知っておきたいポイントをお伝えします。
また普段のお出かけにもぴったりの人気ブランドの商品を紹介します。
普通のブーツと何が違う?スノーブーツの特徴とは
スノーブーツは雪山登山に使用できるような本格的なアウトドア仕様のものから、雪が積もらない街中で防寒のために使用できるものまで、さまざまなタイプがあります。
スノーブーツと普通のウインターブーツとの違いは、見た目だけではっきりとは分かりません。
まずは、スノーブーツの特徴を紹介します。
スノーブーツに使われる素材
スノーブーツは外からの冷気の侵入を防ぎ、保温性を高め、雪や氷の冷たい水分が染み込まない素材が使われています。
より防寒や防水の効果を高めるために、多くの場合ブーツのアッパー(上部)、ボトム(下部)、アウトソール(靴底)の部位ごとに、使用する素材を変えています。
それぞれの素材の違いを見ていきましょう。
アッパーの素材
冷気を通しにくいナイロン、レザーが一般的ですが、さらに防水透湿性を高めるためにゴアテックスなどの高機能素材が使われることもあります。
防寒性のためにスエード、フェイクムートン、ウール混のテキスタイル生地などを使用したデザインは防水・撥水加工がされています。
また、インナー素材もボアやダウン、起毛、フリース素材などが使われ、さらに防寒性を高めています。
ブランド独自の最新テクノロジー素材を使用したブーツもあります。
ボトムの素材
ボトムはアッパーと同じくナイロン、レザーを使用することが多いのですが、ブーツのつま先から水が染み込んで体が冷えないように、ラバー(ゴム)素材に切り替えたデザインもあります。
表に見える部分なので、同じラバー素材でもエナメルのようなツヤありタイプ、ツヤなしのマットタイプ、プリントタイプなどさまざまに加工されています。
インソール(中敷き)にはクッション性や通気性、保温性を考えた新素材も使用されます。
アウトソールの素材
雪の下は石ころや砂利道の場合もあるので、足元が見えなくても安心して歩けるように耐久性の高いラバーを使用します。
スノーブーツには、ある程度の厚みがあって滑りにくく加工したラバー素材が適しています。
滑り止めに金属製や樹脂製のスパイクを埋め込んだタイプもあります。
優れた防寒、防水性
スノーブーツは雪山や雪道でも寒さを感じず、快適に歩けることを目的に作られています。
そのため、普通のブーツより防水・防寒機能が高くなっています。
また、保温性を損なわないための透湿性も重要です。
それぞれの機能性を高めるためにどんな仕組みが使われているのでしょうか。
撥水・防水加工
雪道を長時間歩いても、水分がアウトソールから染みてこないように作られ、一般的にアッパー部分も撥水加工または防水加工がされています。
雪の中を歩いているうちに、ブーツの先やかかとが湿って体を冷やすことがないように防水性を高めています。
防水加工のレベルには日常生活防水と完全防水の2種類があります。
完全防水は水の中に長時間入っても水が染み込まないほど防水性能が高く設定されています。
日常生活防水は普通の雨降りに対応し、水溜まりに入っても水が染み込まないレベルの防水性があります。
インナー素材で防寒効果
スノーブーツはまず、高い防水機能で足全体が冷えるのを防ぎます。
さらにインナー素材は一般的にボアやダウン、フリース、ニット素材などを使用し、防寒効果を高めます。
その他にも各メーカーでさまざまな工夫がされています。
体温を反射させて効率的に保温する熱反射テクノロジー素材や、温度調整機能を持つ新素材などが登場しています。
防水透湿素材
外部からの防水性能と内部からの保温性能に加え、透湿性が高い素材を使用したスノーブーツもあります。
保温力が高くても足元が汗をかいて水分が逃げる場所がないと、せっかく保温しても足元が冷えてしまいます。
透湿性を高くすれば、内部から湿度を逃がしてくれるので、足元の冷えを防ぎ保温効果を高めてくれます。
ゴアテックスのような高機能素材の他、メーカー独自開発の防水透湿素材を採用していることもあります。
透湿性が高ければ、長時間履き続けても快適さを保つことができます。
滑り止めつきで雪道も安心
スノーブーツを履く元々の目的は、雪道や凍った路面でも安心して歩けるようにすることです。
そのためにはアウトソールの役割が大きくなります。
滑らずに安定して歩行できるようにするため、スノーブーツは通常のブーツよりも、アウトソールの素材開発や加工に力を入れているのが特徴です。
具体的な方法について見ていきます。
アウトソールの耐久性の工夫
一般的なスノーブーツは、雪道でも滑らず安定して歩けるように、アウトソールに耐久性が高いラバー素材のラグソールを採用しています。
ソールの溝を深くして凹凸を多くすることでグリップ力が高くなり、雪道や氷が張った道でもしっかり踏みしめながら、安定して歩くことができます。
車が雪道を走行するときに使用する、スタットレスタイヤの溝が深くなっているのと同様で、滑りにくい仕組みになっています。
一方で雪が解けた後の砂利道を歩くときは、ソールに小石が詰まりやすくなります。
小石が詰まると重くなるので、ときどき点検してみましょう。
スパイクの滑り止めも
滑り止めはラバーソールのようなゴム製の他、スパイクなどが使用されるタイプもあります。
冬期に路面が凍結しやすい寒冷地で使用する場合は、ラグソールのグリック力だけでは滑り止めには不十分です。
最初から金属や樹脂のスパイクがラバーソールの中に入っていれば、スパイクが外れる心配もなく安心です。
凍結した雪道での転倒を防ぎ、安全に歩くことができます。
一方、スキー場などに出かけるときは、取り外しができる簡易スパイクを持参し、必要なときに装着すると便利です。
スノーブーツを選ぶときのポイント
特徴や機能性が分かったら、実際にスノーブーツを購入するときに、どのようなポイントに注意して選べばよいのか見ていきましょう。
スノーブーツに機能性を求めている方、普段から足元のファッションに取り入れたい方、どちらも欲しい方と選ぶ基準はそれぞれです。
そこで一般的に押さえておきたい選び方のポイントを具体的にご紹介します。
使用シーンに合わせて、適したスノーブーツの長さを選ぼう!
スノーブーツの丈の長さはショート、ミドル、ロングがあり、丈の長さによって重量も変わります。
軽い素材を使用している場合もありますが、一般的にブーツ丈が長くなればそれだけ重くなります。
それぞれの特徴、メリットをご紹介しますので、使用シーンに合ったブーツ丈を選ぶようにしましょう。
ショートブーツ
一般的にスノーブーツはちょっとした外出には不向きに感じますが、ショート丈のスノーブーツなら印象が軽くなります。
履いたり、脱いだりもしやすいので普段使いにぴったりです。
ただ、足首までのサイズなので積雪が多いときや寒さが厳しい日には向きません。
カラーやデザインが豊富なので、カジュアルなパンツルックやロングコートなど、色んなファッションに合わせてコーディネートすることができます。
雪の降っていない日でもスノーブーツで足元のおしゃれを楽しめます。
ミドルブーツ
ミドル丈はふくらはぎぐらいまでの長さです。
ほど良い長さで防寒、防水性があります。
ロング丈より履きやすく、動きやすいメリットもあります。
アウトドア仕様のものが多いロングブーツに比べ、ミドル丈はデザインも豊富に揃っているので、シーンを選ばず履くことができます。
ショート丈のようにタウンユースなど普段使いできます。
ミドルブーツは雪や泥はねを避けることができ、なおかつロング丈のように重たくない、デザインの選択肢も広い、というのが特長と言えるでしょう。
ロングブーツ
積雪量も多い雪国地域で使用する場合は、膝下までしっかり覆うことができるロングタイプがおすすめです。
ブーツの中に雪が入って来る心配がなく、足元の冷えを防いでくれます。
ブーツの口が広めのタイプなら、ズボンを中にたくし込むことができるので保温性がアップします。
ショートやミドルと比べて着脱が少々面倒な反面、防寒性がとても高く、全体のボディラインをすっきり見せてくれファッション性にも優れています。
筒部分が軟らかい素材のロングブーツなら、二つ折りにしてミドルやショートブーツのように使用することもでき、応用範囲が広がります。
やっぱり防寒、防水機能は外せない!
スノーブーツの特徴である防寒・防水機能はもっとも需要な注目ポイントです。
どんな環境、シーンで使用するのかによって、防寒機能や防水機能のレベルを選ぶようにしましょう。
防寒性能のチェックの仕方、防水機能レベルの選び方をご紹介します。
素材の防寒性をチェック!
防寒性を確認するには、使用されている素材を商品仕様タグで確認します。
ブーツの表側に使用する素材はレザーやナイロン、ゴムなどが冷気を通しにくく、防寒性に有効です。
インナー素材はボアやダウン、起毛、フリース、ニットなどが使用されていれば、保温性が高く、履いたときに足が冷たく感じることもありません。
その他、体の熱を反射して効率的に保温するテクノロジー素材、温度調節をして暖かさをキープする新素材なども保温性を高めます。
完全防水か日常生活防水か?
防水性は使用環境によって日常生活防水と完全防水のどちらを重視したらよいのでしょうか。
日常生活防水は雨の日や水溜まりを歩く程度なら支障はありません。
防水性が完全でない分、湿気がこもりにくく汗を放出してくれるので足を冷やさずに済みます。
完全防水は防水性が高いため、大雪の日のアウトドアでも安心して使用することができます。
水中に浸かっていても水が染み込まないほど防水レベルが高いですが、その分、通気性は下がるので注意が必要です。
冬の間の普段使いにするなら日常生活防水で機能は十分です。
雪上のウィンタースポーツや雪山のアウトドアで使用するなら完全防水がおすすめです。
ただし、スノーブーツ全体の素材が完全防水されているとは限りません、「水深〇cmまで防水」などと書かれた商品説明をよく読んで参考にしましょう。
歩きやすさや履き心地もチェック!
スノーブーツは防寒性や防水性が高くても、歩きにくいと足が疲れてしまいます。
また、履心地もよくないと快適とは言えません。
スノーブーツを普段履きとして使用するなら、特に歩きやすさや履き心地も選び方の重要なポイントになります。
それぞれのチェックポイントを見ていきましょう。
アウトソールの素材と形状
雪道や凍った路面の上を歩きやすくするには、アウトソールに使用する素材が重要です。
滑りにくく耐久性があり、摩耗に強いのはラバー素材です。
他にはエチレンビニールアセテート(EVA)や登山用に開発されたビブラムソールなどもあります。
ソールの形状は凹凸が多く、かつ溝が深いラグソールが最適です。
溝が深いことで雪道や凍った路面をしっかり捉えるグリップ力が高くなり、滑りにくくなります。
滑らず安心して歩けるようにソールの形状をよく確認しましょう。
ブーツの重量
降雪地域で日常的に使用するなら、ロングタイプがおすすめですが、歩いているうちに雪の重みで歩きにくくなるため、なるべく軽量化されたものを選ぶとよいでしょう。
雪道や凍結した路面でも快適に歩けるように金属製や樹脂製のスパイクがついたタイプはしっかり滑り止めをしてくれる反面かなり重たくなります。
歩きやすさを重視するなら、目安として片足500g以下にすることです。
試し履きして、少し歩いてみることをおすすめします。
インソールのクッション性・断熱性とブーツのサイズ
履き心地はインソールのクッション性や断熱性の高さに影響を受けます。
クッション性が高ければ足裏が無理なくフィットし、断熱性が高ければ常に暖かさを保てるため快適な履き心地になります。
ブーツのサイズ
サイズ選びも履き心地に関係します。
普段履いているブーツのサイズで選んで構いませんが、サイズぴったりだと外気の冷えが足にダイレクトに伝わるので、できれば普段のサイズより0.5~1cm大きめを選ぶとよいでしょう。
少し大きめのサイズを選んでおけば、厚手の靴下を履いても窮屈に感じることなく、より暖かくなります。
海外ブランドのスノーブーツは、説明書に記載されているサイズが日本のサイズ仕様とは異なることがあります。
できるだけ店頭で試着するようにし、ネットで購入する場合は口コミを参考にしてサイズ感を確認するようにしましょう。
冬のタウンユースなら、見た目のデザイン性も大切です。
普段のファッションと合わせやすいものを選ぶと、おしゃれアイテムとしての出番も多くなります。
レディーススノーブーツの人気ブランド商品おすすめ10選!
レディーススノーブーツはアウトドアブランド以外からも発売されています。
高い機能性を持つ定番の人気ブランドや、デザイン性で注目されるおすすめブランドの商品をそれぞれご紹介します。
機能性もしっかり!定番人気ブランドのスノーブーツ5選!
ノースフェイスやコロンビア、ソレルなど有名なアウトドアブランドから発売されているスノーブーツは、防水性や防寒性など高い機能性を持ち、履きやすいという特徴があります。
中綿にダウンやボアを使用し、極寒の中でも寒さを感じることがなく、ジッパーやヒモを絞ることで足にフィットさせるなど、保温性を高める工夫がされています。
また、ラバーソールのグリップ力に優れ、雪道や氷の上を歩けるなどの特徴もあります。
機能性に優れたスノーブーツの定番人気ブランドから、おすすめ商品を5つピックアップします。
売り切れ必須の人気商品!THE NORTH FACE(ノースフェイス) ヌプシ ブーティ ウール V ショート
「Nuptse(ヌプシ)」は、機能性とデザイン性を備えたレディーススノーブーツとして毎年人気のシリーズです。
表面は撥水加工を施した圧縮ウールを使用し、軽い上に保温力が高いサーモライト@エコメイドインサレーションを内包しています。
アウトソールには雪や氷に覆われる低温の環境でも硬くなりにくい特殊素材のラバーを使用。
また、雪道や凍った路面でも歩きやすいように、特殊ラバーをオリジナルバターンで配置し、グリップ力を高め、安心して歩行できるようにサポートしてくれます。
「Nuptse(ヌプシ)」シリーズは無地だけでなく、毎年パターン柄も出ているので、デザイン性でも注目されています。
軽くてアウターに最適な機能性を備えたカジュアルなデザインは、ハリウッドセレブや日本の芸能人にも人気があります。
ノースフェイスは1968年にアメリカ・カリフォルニアで設立されたアウトブランドの老舗です。
厳しい大自然を相手にする人たちが着用するアイテムは、妥協せずとことん機能性を追求しています。
常に今現在のベストをスローガンに掲げる、世界のトップブランドです。
ジッパーで履きやすい!Columbia(コロンビア)チャケイピ2 オムニヒート
フィット感を持ちづらいスノーブーツの中で、足あたりのホールド力を高めた仕様が特徴のブーツです。
表面は水分の染み込みや汚れを防ぐ撥水機能を持つオムニシールドで加工し、内側は体温の熱を反射させるオムニヒート機能で保温力を高めています。
ブーツのアッパーはクッション材のボリュームで足が固定され、通気性も高いので長時間履いていても快適さを保つことができます。
もちろん雪道でも歩きやすいように、グリップ力を高め、安全性に配慮したアウトソールとなっています。
スノーブーツは着脱しづらいデザインもありますが、こちらはフロントジッパー仕様となっているので、スムーズに着脱できます。
コロンビアは1938年にアメリカで創業したアウトドアスポーツウェアメーカーです。
スノーブーツの他にバックパックやアクセサリーなども数多く取り扱っています。
熱反射保温機能素材オムニヒートが有名で、ソールに雪が詰まらないようにするアイテムなど機能性と耐久性に特徴があります。
一方でスノーブーツはデザインやカラーのラインナップが多いので、お気に入りのモデルを選ぶことができるでしょう。
普段使いもアウトドアにも!Coleman(コールマン) KENAI
耐水性と防寒性、高いグリップ力を備えたスノーブーツです。
アウトソールから水が染みにくいようにラバーシェルを使用し、耐水性を高めています。
靴紐を解いた後、中央に見える甲当て部分は泥や水、砂利が入らないようにガセットタンを使用。
アウトソールはグリップ力を高め、雪道や濡れた路面でも安定して歩くことができます。
内側はブーツの形を模った厚さ約7mmのインナーで寒さをしっかりガードし、足元を暖かくします。
内側のフェルトインナーブーツは取り外して洗濯できるので、お手入れしやすくいつも清潔に気持ちよく使用できます。
また、インナーブーツは取り出して室内履きとして使えるように、底に滑り止めもついています。
山小屋やテント内で履くのに便利で、室内で足元が冷えやすい方の部屋履きにもぴったりです。
雨や雪の日のタウンユースとしてだけでなく、アウトドアでも使いやすい高い機能性を持つスノーブーツは、リーズナブルな価格も魅力です。
コールマンは1900年にアメリカ・オクラホマで創業したキャンプ用品メーカーで、アウトドア用品やスポーツ用品を扱っています。
日本人向けに設計・製造された商品もあります。
ロング丈で防寒、防水対策バッチリ!SOREL(ソレル)ティボリ 3 ハイ
雪の日や雨の日でも心配なしの高い防水効果と浸水防止効果を持つ、スウェードスキンのスノーブーツ「ティボリ」。
ロングタイプで内部は高い機能を持つ中綿を使用しているので、凍えるような寒い屋外でも足元をしっかり暖かくガードします。
アウトソールはオリジナルのラバーシェルを採用し、雪道や雨降りの路面でも滑らずに安定して歩けます。
編み上げタイプでアッパーにファーやフリース素材を使用してファッション性を高め、ヒールも約5cmアップ。
色も2色使いで足元に注目を集めます。
機能的でちょっとクリスマスブーツを思わせるデザインは、厳しい寒さの冬のファッションをおしゃれに、楽しくしてくれます。
ソレルは1962年、極寒のカナダで誕生し、世界に先駆けて革新的なスノーブーツを発表してきました。
アッパーにレザー、アウトソールにラバーを使用し、取り外しできるインナーという現在のスノーブーツの原型を作っています。
さらにマイナス40℃まで対応できる優れた防寒性が特徴です。
シロクマのロゴがブランドの代名詞で、スノーブーツの定番ブランドですが、最近はファッションアイテムとしても注目され、セレクトショップでも取り扱いがあります。
軽量サイズで歩きやすい!Caravan(キャラバン)SHC_8S
シンプルな配色で大人っぽい履きこなしができるレディーススノーブーツです。
アッパーにナイロンソフトを使用し、つま先部分は合成皮革で補強して耐久性を高めています。
インナー全体はチェック柄のマイクロフリース、つま先と甲の部分は高機能中綿の新素材シンサレート、インソールには温度調整ができる新素材アウトラストを使用し、高い保温性で暖かさを保ちます。
アウトソールにブランドオリジナルのドットピンを追加し、雪面や凍った路面でも滑りにくく歩きやすい構造になっています。
着脱しやすいようにサイドファスナー仕様になっているところもポイント。
Sサイズで片足約400gととても軽いのが特徴で、普段使いでも歩きやすくタウンユースにおすすめです。
旅行バッグに入れて寒い土地の旅先で使用することもできます。
キャラバンは1954年に日本山岳会隊のマナスル登頂の登山靴を開発して以来、登山靴や多くの登山用品を送り出しています。
キャラバンシューズはトレッキングシューズの代名詞で、軽くて履きやすくて歩きやすいのが特徴です。
防寒対策だけでなく、雪上を歩きやすくするグリップ力に優れ、ソールが滑りにくいので人気があります。
おしゃれなデザインで普段使いにおすすめのスノーブーツ5選!
スノーブーツで大切なのは防水性や防寒性、滑りにくいなどの機能性です。
しかしそれだけで選ぶと、どうしてもデザインがメンズライクになりがちです。
こちらでは大胆にファーを使ったり、かわいいデザインだったりとアウトドアっぽくないスノーブーツを集めました。
冬の日のちょっとしたお出かけや普段使いにぴったりの商品5点をピックアップしています。
もこもこのファーがかわいい! UGG(アグ)アディロンダック ブーツ III
ファッション性と高い機能性を備えた人気ブランドUGGのスノーブーツ。
さらに厳しい寒さや悪天候でも対応できるように機能アップしたアイテムです。
ブーツ表面は防水レザー、防水スエードを使用し、内側はたっぷりしたファーと断熱効果の高い上質な中綿素材で非常に暖かくなります。
インソールはクッション性が高くて歩きやすく、アウトソールはマイナス20~32℃の寒さでも硬くならないスパイダーラバーを使用。
インソールは通気性や抗菌性を高め、湿気を逃しやすくしています。
これだけのハイテク機能を持ちつつ、動きやすくフィット感もあるのが特徴です。
防水レザーと防水スエードはコーディネートに合わせて筒部分を折り返しても使用できるため、タウンユースにも映えます。
UGGはアメリカのアウトドア用品会社、デッカーズ・コーポレーションのファッションブランドです。
シープスキンブーツの他、シューズやサンダル、ハンドバッグなども扱っています。
UGGのブーツに使用されるシープスキンはスエードとウール・フリースの2面構造で、羊の毛皮は表面に細かい穴がたくさんあるため、通気性と暖かさを兼ね備えます。
折り返してショートスタイルにも!crocs(クロックス) クロックバンド ウインターブーツ
履きやすいサンダルで知られるクロックスのスノーブーツ。
人気シリーズのデザイン性を高めたタイプです。
クロックス独自素材クロスライトをアウトソールとアッパーに使用し、ソフトで履き心地が軽いのが特徴。
ブーツの筒部分は、ナイロン製キルティング地を3段に分けて絞ったデザインで折り返しやすく、お好みでショートスタイルにすることができます。
履き口にはファーをトリミングしているので冷気をシャットアウトしてくれます。
ファーはかなり深めまで使用されているので、折り返しても寒さを感じません。
ナイロン製の筒は足首が固定されないので動きやすく、防水効果も高いのでレインブーツとしても重宝します。
肝心のアウトソールは滑りにくく丈夫なラバー素材を使用しています。
着脱しやすいように後ろにタブがついているのもポイントです。
クロックスは2002年、アメリカ・コロラド州でボートシューズメーカーとして創立されました。
サンダルで世界的に有名になりましたが、スノーブーツも取り扱っています。
リーズナブルな価格と、おしゃれでカジュアルな印象のデザインと機能性で人気があります。
スタイリッシュなデザインが特徴的!KEEN(キーン)ベレテア ウール
クラシカルでシックなデザインに、機能性をプラスしたキーンのスノーブーツ。
ポリエステルに天然素材の竹炭を加えたオリジナルの保温素材を使用し、マイナス4~20℃の厳しい寒さにも対応します。
竹炭による遠赤外線効果で保温性がアップ。
抗菌防臭効果もあると同時に湿気も吸収してくれるので、履き心地は常に快適です。
アッパーは軽くて防寒性が高いレザーとウール混素材を使用し、スニーカーのようにフィットして伸縮しやすくなっています。
水が染み込まないように、表面の縫い目はシームテープで塞ぐシームシールド防水加工を施しています。
アウトソールには耐久性とグリップ性に優れ、踏み跡が残らないラバーソールを使用。
履き口には暖かいフリースをトリミングしています。
タウンユースで履けるカジュアルでスタイリッシュなスノーブーツです。
キーンは2003年、アメリカ・オレゴン州で創業したフットウェアブランド。
つま先の保護機能を備えたオリジナルのサンダルで有名になりました。
快適性、機能性、ファッション性を同時に持つオリジナル・フットウェアを提供しています。
キーンのスノーブーツはまだ持っている人が少ないので、周りに差をつけたいおしゃれさんにもおすすめです。
スニーカーのようなすっきりデザイン!CONVERSE(コンバース)ネクスター1331 PM HI
スニーカーでお馴染みコンバースのスノーブーツ。
水深4cmの水に4時間浸かっても水が染みない防水性能を備えています。
ただし、アッパーまで水に浸かったり、長時間水中で使用したりする場合は、水が染み込む可能性があるので注意してください。
アウトソールは細かい溝を配置したラバーを組み合わせてグリップ力を高めています。
さらに外側は硬めのラバーで摩耗しづらくし、耐久性と安定感を向上させ、内側は軟らかく外側より厚みのあるラバーにすることで、滑りやすい路面もしっかり捉えます。
ショートブーツ丈の履き口にはふわふわのファーを使用し、防寒性を高めています。
通常のコンバースの、ハイカットスニーカーのような感覚で履けるため、冬のタウンユースに活躍するスノーブーツです。
コンバースは1908年、アメリカ・マサチューセッツ州でラバーシューズの製造会社として設立されました。
降雪量が多く湿地帯が続く地域だったため、雨や雪の中で作業できる品質の高いラバーシューズを生み出し、その後、バスケットボール専用シューズで世界的に有名になります。
コンバースのスノーシューズにはラバーシューズの耐久性や防水・防滑効果が活かされています。
-22℃でも使える!HUNTER(ハンター)WFS2066WWU ウインターブーツ
シンプルなデザインで、高い防水性と防寒性を備えた上質なスノーショートブーツ。
見た目はタウン仕様のファッションブーツですが、雪山や砂利道、岩場など過酷な自然環境下に対応できる優れた機能性があります。
アッパーにはキルトナイロンと断熱フリース素材を使用し、インソールには通気性と抗菌・防臭効果が高く、優れたクッション性が保てるオーソライトが使われています。
高い断熱性を持つ抜群の保温力でマイナス22℃の極寒の中でも、足元は暖かさを保つことができます。
雪が解けた路面でも滑りにくいグリップ力と耐久性を備えたブーツは、100%防水仕様により水が染み込む心配もありません。
履き口の後ろで開き具合を調節できるデザインになっているので、着脱もしやすくなっています。
ブランドロゴが映えるデザインも人気です。
ハンターは1856年にスコットランドで発足したレインブーツブランド。
英国王室御用達ブランドであり、セレブにも愛用者が多くいます。
高い機能性を持ちながら、カジュアルからスーツスタイルまで幅広いラインナップがあり、ファッション性を損なわないスタイルが大きな魅力です。
まとめ
今回はスノーブーツの特徴や選び方のポイント、定番の人気商品、普段使いできるレディーススノーブーツをご紹介しました。
普通のブーツより防寒効果が高く、防水機能もあるので寒い日のレインブーツとしても重宝します。
アウトドア仕様なので丈夫なこともメリットです。
普通のブーツより個性的なデザインやカラーも楽しめます。
これまでスノーブーツを履く機会がなかった方も、ウインターブーツの一つとして、冬のファッションに取り入れてみませんか?