イタリア産チーズの一種として知られるモッツァレラチーズは、そのままワインのおつまみにしたり、サラダやメインディッシュなど多彩な料理にも使える食材です。
その歴史は大変古く、18世紀のイタリア・サレルノで誕生しました。
この記事では、モッツァレラチーズに関する基本的な知識のほか、モッツァレラチーズを使ったおいしい料理のレシピをご紹介します。
そもそもモッツァレラチーズとは?チーズの基本をおさらい!
一口にチーズといってもさまざまな種類があります。
ゴルゴンゾーラやクレッシェンツァ、オルヴァルなど、たくさんのチーズが存在しそれぞれに特徴があります。
まずはチーズの種類を知り、そのうえでモッツァレラの特徴などを理解しましょう。
チーズの種類にはどんなものがある?
世界にはなんと1000種類以上のチーズがあるといわれています。
製法によってナチュラルチーズとプロセスチーズに分類されますが、さらにそのなかで細かく分けられています。
フレッシュチーズ
チーズを製造するときの最初のプロセスで完成させるタイプです。
出来立てならではの風味を楽しめる特徴があり、もちもちとした食感のものが多い傾向にあります。
クセが少ないため、チーズ独特の香りや味が苦手という方でもおいしく食べられるチーズといえるでしょう。
カプレーゼのようなサラダ、ピザなどの料理によく使われます。
代表的なのはクリームチーズ、マスカルポーネ、モッツァレラチーズです。
お菓子を作るときによく使用されるのもフレッシュチーズです。
例えば、日本でも一時期大ブームとなったティラミスにもフレッシュチーズであるマスカルポーネが使われています。
また、クリームチーズをスモークサーモンと一緒にベーグルに挟む食べ方も今ではすっかり日本で根付いています。
セミハードチーズ
プレスすることで水分量を38~48%ほどに調整したタイプで、硬めの歯ごたえが特徴的です。
チェダーやゴーダチーズなどが代表的で、なかには8ヶ月以上にわたり熟成させるものも。
クセがなく、日本人にもなじみの味です。
クセが少ないためさまざまな料理との相性も抜群で、ピザやグラタン、サラダなどに使われることが多いです。
セミハードチーズの大きな特徴として、保存性の高さが挙げられます。
長持ちするため、しっかりと保存すれば開封から1年後まで楽しむことも可能です。
また、味の変化が少ないのも大きな特徴といえるでしょう。
大きなサイズを購入したとしても、しばらく同じ味で楽しめるのは魅力的です。
ハードチーズ
セミハードタイプからさらに水分を搾り取ったタイプです。
長期間寝かせて熟成させるため、ほかのチーズでは味わえない深いコクを味わえます。
そのまま食してもおいしいですが、加熱して食べるのもおすすめです。
パンにのせる、料理の隠し味に使うなど多彩な使い方のできるチーズといえます。
熟成させた期間によって味や風味が大きく変化するのが特徴です。
そのため、ハードタイプのチーズは商品ラベルに熟成させた期間を明記していることがほとんどです。
長く熟成させた商品ほど深いコクと味を楽しめるので、価格も高くなる傾向にあります。
ハードチーズで代表的なのは、パルミジャーノ・レッジャーノです。
年単位で熟成させるチーズで、チーズの王様との呼び名も。
長く熟成させたものはかなり硬くなるため、専用のツールで切り分けます。
ドライフルーツとマッチするので、ワインのおつまみとして一緒に味わうのがおすすめ。
ミモレットも代表的なハードチーズの一種。
ダニの一種であるチーズダニの力を借りて熟成させるのが大きな特徴です。
パンにのせたり、日本酒にもよく合います。
白カビチーズ
チーズの表面を白カビが覆ったタイプです。
柔らかな食感と独特の風味が特徴ですが、そこまでクセは強くありません。
1000年以上の歴史があり、あの初代神聖ローマ皇帝とも言われるカール大帝も好物だったとか。
代表的なものにカマンベールがあり、日本人からも好まれています。
お酒のつまみ、パンに挟む、サラダに入れるといった食べ方があります。
もちもちとした食感とクリーミーな味わいが魅力的な白カビチーズ。
日本のメーカーからもカマンベールをはじめ、さまざまな白カビチーズがリリースされています。
白カビチーズの風味を左右する白カビは生きているため、熟成させる期間が長くなると味を大きく損ねる恐れがあります。
臭いも強烈になってくるので、商品を開封したあとはなるべく早めに食べきったほうがよいでしょう。
賞味期限の1~2週間前くらいが食べごろといわれていますが、チーズ通になるとわざと賞味期限ぎりぎりまで放置して臭いを楽しむ方もいます。
ブルーチーズ
内部に青カビを植え付け、内部から熟成させたチーズです。
2000年以上前から存在していたといわれ、非常に古い歴史があるチーズ。
塩味が強く、独特の香りを持つのも大きな特徴といえるでしょう。
特有の刺激もあるため、好き嫌いが分かれやすいのも事実です。
塩味が強いのでお酒のつまみにも最適で、リゾットやパスタにもマッチします。
代表的なのはゴルゴンゾーラやスティルトンです。
ババリア・ブルーは、初心者にもおすすめできるブルーチーズです。
見た目は白カビチーズのように見えますが、なかに青カビが入っています。
ただ、青カビの量は少ないため、どちらかというと風味は白カビチーズに近いです。
また、フルム・ダンベールも同じく癖が弱いので、ブルーチーズ初心者はこれらのチーズからチャレンジするとよいかもしれません。
ウォッシュチーズ
熟成させるプロセスにおいて、蒸留酒や塩水で幾度となく洗うためこのような名前がつけられました。
強い香りと深いコク、しっとりクリーミーな食感が魅力的。
エポワスやモンドール、マンステルなどがよく知られています。
強烈な臭いがあるため好き嫌いが分かれやすいのも特徴といえるでしょう。
赤ワインとの相性がよいほか、セロリや果物などあっさりした食材と合わせるとおいしくいただけます。
枯草菌と呼ばれる菌を使っているため、独特の強烈な臭いがします。
この菌は納豆菌の仲間でもあり、それゆえ日本でもウォッシュチーズを好んで食べる方が多いのだとか。
ただ、強烈な臭いは表面だけで、中身はそれほどでもありません。
あくまで表面に菌が繁殖しているだけなので、外皮を剥ぐと食べやすくなります。
数は多くありませんが、国内のメーカーからもウォッシュチーズはリリースされています。
海外で製造されたものよりも臭いがマイルドに仕上がっているのが特徴。
日本人好みの味になっているので、初心者はまずこちらから試してみるとよいでしょう。
シェーブルチーズ
フランス語ではヤギのことをシェーブルといいます。
シェーブルチーズとは、すなわちヤギの乳を原料としたチーズです。
独特のキツイ臭いを発するものもありますが、すべてのシェーブルチーズがそうではありません。
口当たりはよいチーズなので、ドレッシングに混ぜたり直接パンに塗るようにしたりして食べるのもおすすめです。
チーズといえば牛乳から作るイメージがありますが、実はヤギの乳から作るチーズの歴史がより古いという説もあります。
また、ヤギは肉も独特のクセがあるため苦手意識を持つ方も少なくありませんが、一方でその味に魅了されてしまった方も世界中にいます。
シェーブルチーズで代表的なものとして挙げられるのがヴァランセ。
フランスにあるヴァランセ村で製造されており、もっともメジャーなシェーブルチーズの一種です。
凝縮された旨味は深いコクがあり、ほかのチーズでは味わえない濃厚さも魅力的。
そこまで熟成させていないものだとクセも少ないので、初めての方でも食べやすいでしょう。
もう一つ代表的なものとして、セル・シュール・シェールが挙げられます。
周りにポプラの木炭粉をまぶしてあるのが特徴です。
シェーブルチーズのなかでも最高傑作といわれており、滑らかな口当たりと独特の酸味を楽しめます。
さまざまな食材とマッチするので、多彩な料理に使用できるチーズでもあります。
さて、ここまで代表的なチーズの種類をご紹介しました。
肝心のモッツァレラは、熟成させないフレッシュチーズに分類されます。
次からは、モッツァレラの特徴や保存方法などについてご紹介しましょう。
モッツァレラチーズの特徴
イタリアの南西部に位置するカンパニア州で誕生したチーズ。
クセのない淡白な味とつきたてのお餅のような柔らかい食感が特徴です。
多くのチーズは熟成させることで味わい深さを増していきますが、モッツァレラは新鮮なものほどおいしく食べられます。
製造過程でたくさんの水を含ませ、それが柔らかい食感を生み出しますが、それゆえに味の変化が起こりやすいのです。
そのまま食べても十分おいしいのですが、加熱すると味や食感が変わりまた違った魅力を感じられます。
トロリとした食感、クリーミーな味わいになるため、ピザやパンにのせて食べることも多いです。
スープに投入して味わうといった楽しみ方もあります。
特筆すべきポイントとして、ほかのチーズに比べて低カロリーなことが挙げられます。
高カロリーなイメージのあるチーズですが、モッツァレラに関しては100gあたり276kcal程度とそれほど高くありません。
これがカマンベールだと、100gあたり約310kcal、ブリーチーズだと約350kcalです。
また、たんぱく質は100gあたり約18.4gなので、高たんぱくな食べ物といえます。
カルシウムやミネラル、ビタミンB12などが豊富に含まれているのも特徴といえるでしょう。
低カロリーで栄養価が高いため、ダイエット中の食べ物としても適しています。
モッツァレラチーズの保存方法
基本的に生ものなので、長期保存には向いていません。
購入時には水の入ったパックのなかに浮いた状態になっていることが多いですが、この水こそが劣化を防いでくれています。
そのため、食べきれずに保存する場合には、パックに入っていた水をほかの容器に移し、そこにチーズを入れて保存してください。
きちんと密封して保存するのも大切なポイントです。
ボウルやお椀など別の容器に移したら、丁寧にラップをかけて保存してください。
空気を遮断することで酸化や乾燥を回避できます。
柔らかな食感や味もキープできるでしょう。
ただ、この方法ではそれほど長期間保存することはできません。
長期間食べない場合は、チーズを適当な厚さにカットし、ラップでくるんだ状態で冷凍保存しましょう。
解凍後は水分が抜けてしまうため、もとの食感は失われてしまいますが、加熱する料理には使えます。
保存は可能ではあるものの、一番おいしい状態でいただけるのは開封直後です。
鮮度が命なので、開封したあとはできるだけ早めにいただきましょう。
モッツァレラチーズを使ったアレンジレシピ&おすすめチーズ
ここでは、具体的なアレンジレシピをご紹介します。
前菜やサラダだと手軽にサッとできるメニューがたくさんあるので、作り方を参考にぜひチャレンジしてみましょう。
前菜、サラダ編
カプレーゼや生ハムを使ったサラダなどは定番のレシピ。
もう一品欲しい、というときにも重宝します。
モッツァレラを使ったサラダや前菜で、食卓を華やかに彩ってみませんか?
定番!トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ
手軽にできる定番のアレンジレシピです。
1人前を作る際の材料は以下の通りです。
- トマト 1個
- モッツァレラチーズ 1個
- エクストラバージンのオリーブオイル 大さじ2
- バジルの葉 適量(乾燥バジルでも可)
- 塩コショウ 適量
- 粗びきこしょう 適量
- レモン汁 適量
トマトは半分にカットし、やや厚めの半月切りにしましょう。
トマトの皮はそのままでも問題ありませんが、気になるようなら前もって剥いてください。
パックに入ったモッツァレラだと、なかに液体が入っているので、それを捨ててください。
取り出したチーズを半分にカットし、先ほどカットしたトマトの枚数に合わせて切ります。
用意したお皿の上に、チーズとトマトを交互に並べながら盛り付けてください。
次にソースを作ります。
エクストラバージンのオリーブオイルを小皿に入れ、塩コショウ、粗びきこしょう、レモン汁などを適量混ぜます。
できたソースを、皿に並べたトマトとチーズの上にかけ、バジルの葉を手でちぎって散らせば完成。
並べてあるトマトとチーズを斜めに倒して広げると、ソースのかかる面積が増えるのでよく絡みます。
バルサミコ酢がアクセントに!生ハムとモッツァレラのサラダ
バルサミコ酢をベースにしたドレッシングがほんのり甘く、素材の味をさらに引き立ててくれます。
1人前を作る場合の材料は以下の通りです。
- 生ハム 1~2枚
- ベビーリーフ 1/2袋(お好みでフリルレタスなどでも可)
- モッツァレラチーズ 25g
- トマト 1/2
- バルサミコ酢 適量
- 塩 適量
- 粗びきコショウ 適量
- オリーブオイル 大さじ1/3~1/2
ベビーリーフは使う前にしっかりと水洗いしましょう。
また、水にさらしてからしっかりと水気を切ると、シャキシャキとした歯ごたえを楽しめます。
生ハムは食べやすい大きさにカットし、モッツァレラチーズは一口大のサイズにカットしてください。
トマトも食べやすいサイズのくし形にカットします。
次にドレッシングを作ります。
小皿にバルサミコ酢を入れ、塩や粗びきコショウなどを適量混ぜ、オリーブオイルを加えます。
ベビーリーフをドレッシングにあえ、すでにカットしてある食材と一緒にお皿へ盛り付けましょう。
最後に粗びきコショウを少し振ってあげると、ほどよいアクセントになります。
メインディッシュ編
モッツァレラチーズと相性のよい料理といえばやはりパスタが挙げられます。
また、家族みんなで囲めるトマト鍋もおすすめです。
ここでは、メインディッシュになるアレンジレシピをピックアップしてみました。
初心者におすすめ!トマトとモッツァレラのパスタ
材料もそれほど多くなく、手軽に作れるので小腹が空いたときや休日のお昼にぜひチャレンジしてみましょう。
1人前を作るときの材料は、以下の通りです。
- 乾燥パスタ 100g
- トマト 1個
- モッツァレラチーズ 60g
- にんにく 1かけ
- バジルの葉 数枚
- オリーブオイル 適量
- 塩 適量
- コショウ 適量
トマトを3cm角ほどにカットします。
水分をしっかりと切ったモッツァレラチーズを1.5cm各ほどのサイズにカットします。
バジルは適当に手でちぎり、にんにくはみじん切りしておきましょう。
大さじ2ほどのオリーブオイルをボウルに入れ、そこに先ほどのにんにくも入れてください。
塩とコショウも少々加えて味をととのえ、バジルやモッツァレラチーズ、トマトも混ぜ合わせます。
次に、通常通りパスタを湯がいてください。
好みの硬さになったころ合いで火を止め、パスタの水気を切ります。
しっかりと水気を切ったら先ほどのボウルに移してしっかりと混ぜ合わせましょう。
あまり強く混ぜるとチーズやトマトが崩れてしまうので注意が必要です。
お皿に盛り付けたらバジルを散らして完成です。
トマトアレンジに飽きたらこれ!ミックスナッツのクアトロフォルマッジ
トマトと合わせるのはもう飽きた、という方におすすめしたいのがこちらのアレンジレシピです。
複数のチーズを混ぜ合わせることで独特の風味が楽しめるクアトロフォルマッジ。
覚えておいて損のないレシピです。
1人前を作るなら、以下の材料を用意します。
- 強力粉 260g
- ドライイースト 約5g
- 砂糖 大さじ1
- 塩 小さじ1/2
- プレーンヨーグルト 約200g
- オリーブオイル 大さじ2
- モッツァレラチーズ 50g
- カマンベールチーズ 50g
- ピザ用チーズ50g
- クリームチーズ50g
- ブルーチーズ50g(お好みで)
- ミックスナッツ 50g(お好みで)
- はちみつ 適量(お好みで)
- 粗びき黒コショウ 適量
大きなボウルに強力粉、ドライイースト、砂糖、塩を入れて混ぜます。
真ん中を少しへこませたら、そこにプレーンヨーグルトとオリーブオイルも投入しましょう。
全体をよく混ぜたら生地を取り出して作業台へ。
ボウルは一度洗い、軽くオリーブオイルを塗ってください。
作業台で生地をのばし半分に折りたたみます。
向きを変えてのばし、また折りたたんでください。
これを10回ほど繰り返します。
終わったら作業台に大さじ1ほどの打ち粉を振り、滑らかな状態になるまでこねます。
先ほど洗ってオリーブオイルを塗っておいたボウルに生地を入れます。
ラップをかけて約1時間放置すれば、生地が約2倍に膨らむのでそれを待ちます。
膨らんだら、天板にクッキングシートを敷き、20~23cmほどの円形に伸ばしていきます。
ピザの耳になるようふちに高さをつくりオリーブオイルを薄くのばします。
それを、約200度に予熱したオーブンの下段で焼いていきます。
約10分焼いてから取り出し、チーズ類を散らします。ら再び10分ほど焼きます。
最後に、粗びき黒コショウを振れば完成です。
食べる際にお好みではちみつをかけてください。
家族みんなで!モッツァレラトマト鍋
家族のだんらんにもぴったりのアレンジレシピ。
「鍋にトマトとモッツァレラチーズ?」と組み合わせに疑問を感じた方もいるかもしれませんが、実は相性ぴったりです。
濃厚なトマトとトロトロに溶けたチーズが奏でるハーモニーは最高。
以下は2人前の材料の目安なので、家族の人数に合わせて調整してください。
【鍋つゆ】
- 水煮トマト缶詰 300g
- 水 300ml
- 顆粒スープの素 大さじ1
- 砂糖 小さじ2/3
- 白ワイン 大さじ2
- にんにく 1かけ
- オリーブオイル 適量
- 塩 適量
- 粗びき黒コショウ 適量
【鍋の具】
- モッツァレラチーズ 1/2袋
- ソーセージ 6本
- エビ 6尾
- キャベツ 1/4個
- ブロッコリー 1/4株
- シメジ 1パック
まず、みじん切りにしたにんにくとオリーブオイルを鍋に入れ、白ワインも加えて炒めましょう。
アルコールをしっかり飛ばしたら、そこに水煮トマトを加えていきます。
しっかり潰しながら加えてください。
塩と粗びき黒コショウ以外の鍋つゆの材料をすべて入れて中火で煮込みます。
沸騰したら火を弱め、丁寧にアクをとります。
そこから5分くらい煮たら塩や粗びき黒コショウを適量加えます。
あらかじめ食べやすい大きさにカットしておいた鍋の具材も加え、煮えたら完成です。
お酒のおつまみ編
さまざまなお酒との相性がいいのもモッツァレラチーズの特徴です。
ワインだけでなく、ビールや日本酒との相性もバッチリ。
ここでは、お酒のつまみに最適で、なおかつ作り置きもできるアレンジレシピをご紹介しましょう。
意外な組み合わせがぴったり!モッツァレラチーズの味噌漬け
日本人になじみの深い調味料といえば味噌。
意外かもしれませんが、味噌とモッツァレラチーズの相性は抜群です。
どんなお酒にもマッチするので、普段から晩酌している方にぴったりのおつまみレシピといえるでしょう。
材料は以下の通りです。
- モッツァレラチーズ 1個
- 麦味噌 大さじ3
- みりん 大さじ1
- 砂糖 小さじ1
- 大葉 数枚(お好みで)
麦味噌とみりん、砂糖を容器に入れてしっかりと混ぜます。
パックから取り出したモッツァレラチーズはしっかりと水気を飛ばしておきましょう。
先ほど混ぜ合わせたものをモッツァレラチーズと一緒にビニール袋に入れます。
その状態で全体をしっかりと混ぜあわせ、袋の口を縛ってください。
ビニール袋を冷蔵庫に入れて24時間ほど放置します。
よりしっかり味をつけたいのなら24時間以上寝かせておきましょう。
食べるときには味噌をぬぐい、食べやすい大きさにカットします。
お好みで大葉を添えます。
かんたんなのに本格的!生ハムモッツァレラの唐揚げ
生ハムとの相性もいいモッツァレラ。
本格的なレシピに思えますが、生ハムで包んで揚げるだけなので実は手軽にできるアレンジレシピです。
1人前を作るときは、以下の2つを用意します。
- ボッコンチーニ(一口サイズのモッツァレラチーズ) 4個
- 生ハム 4枚
- 小麦粉 適量
- 揚げ油 適量
まずは生ハムでボッコンチーニを巻き、表面にしっかりと小麦粉をまぶしてください。
揚げ油は180度くらいに温めて揚げていきます。
きつね色になったら完成です。
あまり揚げ過ぎてしまうと、チーズが膨張して生ハムと衣が破けてしまいます。
きつね色になったタイミングでサッと取り出しましょう。
和風とイタリアンの合わせ技!小松菜とモッツァレラチーズの白しょうゆ和え
イタリアン風にアレンジしたおひたしです。
さっぱりしているので、夏の暑い日にもおすすめのおつまみ。
箸休めにもちょうどいいです。
1人前を作るには、以下の材料を用意します。
- 小松菜 約80g
- モッツァレラチーズ 約20g
- 白醤油 大さじ1/2
- オリーブオイル 大さじ1/2~1
- 白コショウ 適量
小松菜は軽く湯がき、水でしめてから水気を飛ばし3cmほどにカットしましょう。
モッツァレラチーズは5mm角程度に切ってください。
ボウルに白醤油、オリーブオイル、白コショウを入れます。
小松菜とチーズもボウルに入れて味付けしたら、お皿に盛り付けて完成です。
トマトや鰹節をトッピングすればさらにおいしくなるでしょう。
パーティ編
たくさんの人が集まるパーティに最適なアレンジレシピもいくつかピックアップしてみました。
見た目がかわいいレシピや、ボリューミーなアレンジレシピなどをご紹介しましょう。
見た目がかわいい!サーモンと野菜のカラフルキューブサラダ
野菜とサーモン、チーズを混ぜ合わせるだけのお手軽でかんたんに作れるサラダです。
パプリカを入れれば色合いも鮮やかで、パーティにぴったりの華やかなビジュアルに。テーブルを美しく彩ってくれるおすすめのアレンジレシピです。
1人前を作るときの材料は、以下の通りです。
- サーモン 100g
- ボッコンチーニ(一口サイズのモッツァレラチーズ) 5個ほど
- キュウリ 1/2本
- パプリカ 1/2個
- オリーブオイル 大さじ1
- ポン酢 小さじ1
- コショウ 適量
- 塩 適量
パプリカは赤と黄色それぞれ用意しておくと華やかさがアップします。
用意したボッコンチーニ以外の食材を1cm角にカットします。
ボッコンチーニはそのままで構いませんが、必要に応じてカットしても問題ありません。
味付けは、オリーブオイル、ポン酢、塩コショウで行います。
カットした食材と、オリーブオイルなどをすべて合わせてしっかり混ぜましょう。
ポン酢とオリーブオイルを合わせることで味がしっかりまとまり、思わず箸が止まらないほどのおいしさに。
見た目もとても華やかなレシピなので、パーティや誕生日会などにぴったりです。
カットして調味料と混ぜるだけなので調理時間も10分ほど。
早くてキレイでおいしいと、三拍子そろったアレンジレシピではないでしょうか。
大人数のパーティにぴったり!モッツァレラのオープンオムレツ
材料を増やせばかんたんにボリューミーになるので、大人数でのパーティに最適なアレンジレシピです。
お好みでケチャップをつければまた違ったおいしさに。
1人前を作るときの材料は、以下の通りです。
- ボッコンチーニ(一口サイズのモッツァレラチーズ) 約30g
- ベーコン 約2枚
- ジャガイモ 1/2個
- 玉ねぎ 1/4個
- トマト1/4個
- バジルの葉2~3枚
- 卵 2個
- 生クリーム 大さじ1
- 塩コショウ 少々
- サラダ油 大さじ1/4
ボッコンチーニはあらかじめ水気を取っておき、半分にカットしておきましょう。
ベーコンは幅1cmほどにカットします。
皮を剥いて処理したジャガイモは5mm角にカット、鍋に水を入れて強火で煮てください。
沸騰したら弱火にし、3分程ゆでてからザルにあげましょう。
玉ねぎは粗目のみじん切りにし、バジルは手で適度な大きさにちぎってください。
トマトも1cm角にきります。
熱したフライパンでまずジャガイモと玉ねぎを炒め、ベーコンも加えてください。
火が通ったらトマトを入れて煮込みます。
卵と生クリーム、塩コショウとサラダ油をしっかり混ぜ合わせます。
そこにバジルを一緒に加え、混ぜ合わせましょう。
耐熱の容器に炒めた野菜と卵液を移し、ボッコンチーニを載せてください。
200度に予熱しておいたオーブンで20分程度焼いたら完成です。
焼く目安ですが、表面に焼き色がつけば問題ないでしょう。
料理にぴったり!おすすめのモッツァレラチーズ5選
モッツァレラチーズもさまざまな商品が販売されていますが、ここでは料理にぴったりのおすすめをいくつかご紹介します。
気になる商品があればぜひ料理で使ってみてはいかがでしょうか。
ボリュームたっぷりで使い放題!花畑牧場 メダルモッツァレラ
調理用として販売されたモッツァレラです。
料理に使うためにもっと量を増やしてほしい、花畑牧場のチーズをもっと手軽に楽しみたいというユーザーの声から誕生した商品。
大容量1kgなので、思う存分料理に使うことができるでしょう。
大容量であるだけでなく、調理しやすいようメダル大にカットされているのも大きなポイント。
わざわざ包丁で切り分ける必要がないため、サッと料理に使えます。
また、業務用の簡易パッケージを採用しているのも特徴の一つです。
簡易パッケージを採用することでコストダウンを実現しており、1kgの大容量にもかかわらずリーズナブルな価格を実現。
価格こそ安いものの味や品質は変わらないので、オトクに花畑牧場の味を楽しめます。
チーズを使った調理をもっと楽しみたい方、モッツァレラを使ったレシピをたくさん試してみたい方にぴったりの商品です。
もちもち食感!クラフト フレッシュモッツァレラ
モッツァレラを使った定番の料理、カプレーゼにぴったりの商品です。
北海道産の牛乳を100%使用した贅沢な商品で、生で食べればモッツァレラならではのもちもちとした食感を楽しめます。
加熱して食べると独特のコクとトロリとした食感を楽しめるでしょう。
100gの容量なので、開封したあとも食べきりやすい量です。
アレンジしやすいひとくちサイズ!北海道日高 モッツァレラ ひとくちチェリータイプ
北海道産のフレッシュな生乳と塩だけを使い、丁寧に仕上げたチーズです。
小さく丸い形のチーズなので、さまざまな料理のデコレーションにもぴったり。
料理はもちろん、デザートのトッピングなど幅広く使える懐の深さが魅力的です。
使用しているのは北海道産の生乳100%ですが、製法は本場イタリア仕込みです。
本場の製法をしっかりと踏襲して作られたチーズはクリーミーでクセのない味わい。
まだ日本人がモッツァレラチーズになじみのなかった1995年に誕生して以来、20年以上多くの人々に愛され続けてきた商品でもあります。
チーズ特有のクセがないのも大きな特徴といえるでしょう。
そのため、小さなお子さんから高齢の方まで幅広い層に愛されています。
また、新鮮さにこだわるためチーズ製造の際にできる乳清を保存液として使用。
鮮度を保つと同時に柔らかなミルクの風味が漂う商品に仕上がっています。
一般的なモッツァレラは保存がしにくいのですが、こちらの商品は23日間の保存が可能です。
10度以下の環境下での保存が必要ですが、鮮度をなるべく落とさずに23日ものあいだ保存できるのは魅力的なポイントといえるでしょう。
イタリアの老舗チーズブランド!ガルバーニ モッツァレラチーズ
ガルバーニは、イタリアでもナンバーワンといわれる老舗のチーズブランドとして知られています。
130年以上の歴史を持つブランドであり、伝統的な製法にこだわったチーズ作りを続けています。
こちらの商品は、フレッシュなモッツァレラをパックしたもので、ほのかな甘みと爽やかな後味が特徴です。
塩やオリーブオイルをかけてそのまま食べてもおいしく、ピザやグラタンなどさまざまな料理にもマッチします。
濃厚な味わいが堪能できる!フィオルディマーソ モッツァレラディブッファラ
半放牧している水牛の乳を原料として使用した商品です。
搾乳してから12時間以内に製造することで、新鮮な風味を閉じ込めています。
滑らかな外皮とは対照的に、多重層になった生地はほどよい弾力が。
もちもちとした食感も楽しめるモッツァレラです。
搾乳した乳は16時間以内に工場へ届けなくてはいけないなど、製造に関しては徹底した管理体制が整えられています。
また、熟練の職人のみが受け継げるフィラトゥーラという伝統の技術を使って製造されています。
まとめ
チーズ特有のクセが少ないモッツァレラチーズは、さまざまな料理に大活躍してくれます。
ほかのチーズに比べて低カロリーで高たんぱく、栄養価も高いので、ダイエット中の貴重なたんぱく源にもおすすめです。
毎日の食事はもちろん、晩酌やパーティなど多彩なシーンにおすすめできるアレンジレシピもピックアップしてご紹介したので、ぜひチャレンジしてみてください。