火を使わずにあらゆる料理が作れる電気圧力鍋。
「簡単に凝った料理が作れる」と、主婦を中心に大人気です。電気圧力鍋は食材を鍋の中に投入してスイッチを押すだけ。
あとは時間がくるまで放置しておけば自動で調理されます。
献立づくりは任せておいて、洗濯物や掃除などの他の家事を終わらせたり、できあがりを待つ間にお風呂に入ったりしても大丈夫です。
便利な電気圧力鍋の魅力・選び方の解説と、オンラインで購入できる商品の中で人気の電気圧力鍋をまとめています。
電気圧力鍋とは?選び方と合わせて確認しよう!
電気圧力鍋が便利だと言われる理由と、圧力鍋とどう違うのかを詳しく見ていきましょう。
合わせて、家庭で使うのに最適な機種の選び方もご紹介します。
電気圧力鍋の特徴
近年人気の電気圧力鍋ですが、じつは1970年ごろに発売されてから多くの主婦に支持され続けているロングセラーの調理家電です。
もともとは玄米を上手に炊くことに焦点を当てた炊飯器のような立ち位置の家電でした。
ところが、玄米以外の料理もおいしくなることが分かったため、その技術を応用した末に生まれたと言われています。
圧力鍋といえば、普通の鍋のように火にかけて使うものもありますが、火を使うので目が離せずつきっきりになってしまうという欠点があります。
一方で、電気圧力鍋は電気を使って調理する家電です。
火は不使用なので、食材のセットだけしたら気になるテレビを見たり、子どもの世話をしたりなどその場を離れても大丈夫です。
また、多くの便利機能を活用すれば、凝った料理でも簡単に作れます。
悩ましい毎日の献立づくりが楽しくなる家電です。
電気圧力鍋は、煮込み料理・スープ・炊きこみごはんなどが得意です。
長時間食材を火にかけて味をしみこませるような料理を作るのに向いています。
おかずだけではなく、おはぎやスイートポテトなどの甘いデザートやジャムを作ることも可能です。
機能によってはプリンも作れます。
普通の鍋でも作れるのに、わざわざ電気圧力鍋を使う理由は、手間が軽減できるからです。
普通の鍋だと火加減が難しくて失敗しやすい料理であっても、電気圧力鍋を使えば手早くかんたんに作れることが強みとして知られています。
火加減をオート調整する機能が備わっているため、煮込みスープやシチュー、豚の角煮といった手間のかかる料理でも、スイッチ1つ押すだけで作れます。
さらに、圧力をかけるため、普通の鍋で作るよりも短い時間で料理ができあがります。
例えば、豚の角煮は通常約180分かかるところを、大体1時間で完成させられます。
また、密閉して調理を行うという仕組みで水分が逃げにくいため、普通の鍋では作るのが難しい無水カレーの調理も可能です。
通常では手間がかかってやる気になれない料理でも、気軽に作れるようになるのが人気の理由の1つです。
すごく手軽に調理できるため、献立のレパートリーが広がります。
凝った料理を短時間で作れるので、忙しい方にとても便利な家電です。
電気圧力鍋と圧力鍋の違い
2つのアイテムは似たような使い方ができますが、性能を比較してみると大きく異なる点がいくつかあります。
両者の違いについて順番に見てみましょう。
動力源
両者で大きく違う部分として動力源があります。
調理するときにガスと電気のどちらを動力源として使うかが異なります。
ガスを使う圧力鍋は、火を使って自分で調理するため、仕上がりを独自にアレンジしやすいのが特徴です。
しかし、それだけ手がかかるという見方もできます。
電気圧力鍋は、準備だけ済ませて時間が来るまで放置すれば完成するため非常に調理が楽です。
反面、機械の自動制御で料理を作っているため、家庭の味を出しにくいという欠点があります。
価格
価格面でも違いがあります。
圧力鍋は高くても3万円前後です。
電気圧力鍋は安いものだと1万円、高いものは10万円程度のものがあり、価格帯の幅が広いです。
機能やデザインなど、様々な要素によって価格が大きく違ってきます。
多機能さを重視する場合は、購入価格が高くなる可能性があります。
使いやすさ
圧力鍋の方が火加減や煮込み具合を自分で調整できるため、仕上がりまで細かく手を加えられます。
しかし、料理が苦手な方が使ったり、作り方を間違えたりすると上手く料理を作れないことがあります。
電気圧力鍋は、ほぼ自動で作るため、仕上がりの細かい調整はできませんが、調理に失敗する心配はほとんどありません。
また、手がかからなくて楽だという点は見逃せないポイントでしょう。
さらにもう一つ違いを挙げるとすれば、鍋につきっきりになるかどうかという部分が異なります。
圧力鍋は火を使うため、安全上目が離せません。
しかし、電気圧力鍋は火を使わずに調理するため、別のことをしていても大丈夫です。
調理に充てるはずだった時間を別のことに使えるため、完成までの間にほかの用事をこなすといったことが可能になります。
静音性
使ってみないと気付きにくい点として、使用中の音のうるささがあります。
圧力鍋は蒸気が噴き出るときのシューという音が結構大きいため、気になるという方もいるかもしれません。
しかし、電気圧力鍋の場合、静音性が高いです。
音の大きさの目安としては炊飯中の炊飯器と同じぐらいの静かさです。
安全性
大きな違いとしてもう1つ挙げられる点は、使用中の危険性です。
圧力鍋の場合、使い方を間違えると爆発する恐れがあります。
大きなケガを負う事故が想像できるため、爆発のリスクを考えると圧力鍋を使うのは気が進まないという人は多いでしょう。
しかし、電気圧力鍋なら圧力を自動で調整する機能がついているため、万が一の事故を防止できて安心です。
特に好奇心旺盛な子どもがいる家庭であれば、電気圧力鍋にしておく方がおすすめです。
他の方法に比べて、子どもが誤って触ってやけどを負ってしまったり、爆発の事故に巻きこまれたりといったリスクを心配する必要がなくなります。
圧力鍋を使いこなせるか不安な方や、料理の手間を減らしたいという方は電気圧力鍋が向いています。
料理好きで、自分の加減で楽しみたいという方は圧力鍋が向いているといえるでしょう。
電気圧力鍋の選び方
電気圧力鍋は、様々なメーカーから発売されており、搭載されている機能も多様です。
購入するとしたら、自分や家族が使いやすい機種を選びたいところです。
次では、使いやすい機種を選ぶために確認しておきたい重要なポイントについて紹介します。
容量、サイズで選ぶ
容量・サイズがちょうどいい機種を選ぶには、暮らしている人数を基準にすると決めやすいでしょう。
一人暮らしであれば1~2L、家族暮らしなら2L以上の容量があるタイプがおすすめです。
また、買うことばかりに気を取られて忘れてはいけないのが、置き場所があるかどうか確認しておくことです。
容量によりますが、炊飯器よりも少し大きめという点を考慮して、キッチンに置くスペースがあるかどうか確認してみてください。
機種によっては調理中に蒸気が噴出するタイプもあるため、スペースは上方向にも余裕がある場所を選ぶ方がよいです。
ほかに考慮すべき点は、電気圧力鍋の使用にはコンセントも必要だということです。
キッチン内でコンセントがある場所の近くに置くようにすると使いやすいでしょう。
加熱方式で選ぶ
加熱方式にはマイコン式とIH式の2つのタイプがあります。
2つの違いはヒーターの構造にあります。
マイコン式は、鍋底にある電熱ヒーターで中の食材を加熱するという仕組みになっています。
電力消費と販売価格が低いという特徴がありますが、底から温めるため加熱ムラが起きやすいという欠点があります。
IH式は、鍋の底と側面に加熱コイルが巻かれており、電磁誘導で加熱する仕組みになっています。
マイコン式よりも火力が高く、加熱のムラが起きにくいのが特徴です。
また、温度調整がしやすい特性を利用して、発酵食品を作れる機能が搭載されている機種もあります。
一台で様々なレシピを試したい場合や料理にこだわりがあって細かく手を加えたいという人におすすめです。
欠点として電力の消費が多めという面があります。
消費する電力は、マイコン式が約600~800W、IH式は1200W前後の機種が多いです。
ほかの家電で例えると、ドライヤーと同程度の電力を使います。
電力の消費量が比較的多めなので、ブレーカーが落ちないようにほかの家電とのかねあいを考えて機種を選ぶというのもポイントです。
組みこまれているヒーターのタイプによって、消費電力・食材に対する加熱のムラも違いますし、価格なども変わります。
迷う場合は、使いたい機能がある商品を選ぶのが一番よいでしょう。
デザインで選ぶ
本体のデザインは、箱型や筒型のような形をしているものが多いですが、最も違いがあるのはフタ部分の外観です。
フタの構造はプッシュ式とスライド式の2種類があります。
プッシュ式は片手だけでかんたんに開け閉めができるため、しゃもじや菜箸、盛り付け用のお皿を持ちながらでも操作しやすいのが特徴です。
スライド式の場合は、フタごと取り外せる構造になっています。
フタと本体を別々に洗えるなど、手入れがしやすいという特徴があります。
しかし、両手を使わないと開け閉めがしにくいことと、機種によっては開け方が一目で分かりにくいという欠点があります。
デザインの好みは人それぞれですので、自分の好き嫌いや使いやすさで選びましょう。
機能で選ぶ
電気圧力鍋にどんな機能がそなわっているかは商品によって異なります。
電気圧力鍋についていることが多い主な機能としては、保温・温めなおし・タイマー・圧力調整・自動調理などが挙げられます。
それぞれの機能の特色についてみてみましょう。
自動調理機能
機種に搭載されたプリセットメニューのスイッチを押すだけで、煮物や炊飯などを自動で作れる機能です。
食材と調味料を入れてしまえば、電気圧力鍋に調理を任せて自分はほかのことができるため便利です。
搭載されているメニュー数は機種によって異なるため、自分のよく作る料理のプリセットメニューがついている商品を探してみましょう。
タイマー機能
ちょうどいい時間に料理が完成するように設定できます。
例えば、食材だけセットしておき、食べたい時間に料理ができあがるようにタイマーを設定しておけば、できたての料理を堪能できます。
外出や用事をしている間に調理が進行するため、家に帰るころにはできたての料理が完成しています。
忙しい生活を送っていて料理にあまり時間が取れない方にとって特に便利な機能だと言えます。
保温・温めなおし機能
作り置きの料理の保温や再加熱をしたい場合に重宝します。
多めに料理を作っておいて翌日に食べる場合でも、ボタンを押すだけでかんたんに料理を温めなおせます。
おかずを作るほかに炊飯ができる機種も多いため、早めにごはんを炊いておいて保温しておくといった使い方も可能です。
圧力調整
何段階かに分けて圧力の強さを調整できる機能です。
圧力の強さを変化させることで具材の柔らかさを好みに調整できます。
機種によって様々な便利機能があるので、自分が必要だと思う機能が搭載された商品を選ぶとよいでしょう。
電気圧力鍋おすすめ人気メーカー&ランキング上位のイチオシ商品
時短や、調理の手間が減る電気圧力鍋はとても便利です。
商品は様々なメーカーから発売されていますが、実際に使うことを考えると初心者でも使いこなしやすい機種を選びたいものです。
ここでは、使いやすくて料理好きにも人気があるメーカーと通販サイトのランキングでも上位に入るおすすめの電気圧力鍋を紹介します。
siroca(シロカ)
sirocaはキッチン用の家電をメインに展開している国内メーカーです。
インテリアの邪魔をしないようなデザイン性の高い家電を取り扱っています。
siroca製の特徴は、「調理の手間を極力省いた3ステップ調理」、「場所を取らない省スペースサイズ」、「食材の柔らかさを好みに仕上げる圧力時間の自由な調整」、「料理の温かさを維持する保温機能」の4つにあります。
また、料理があまり得意ではない方でも簡単にプロのような味に仕上げられる点もsiroca製の注目ポイントです。
siroca(シロカ) 電気圧力鍋 SP-D131
sirocaの電気圧力鍋で特におすすめの機種はSP-D131です。
容量は1~3人暮らしに適した2Lとなっています。
1台に多様な調理機能がついており、圧力調理のほかには、カレーでおなじみの無水調理や茶わん蒸しなどの蒸し料理、炊飯が可能です。
煮物だけではなく、様々な料理を手間なくかんたんに調理できます。
圧力をかけて調理するため、長時間の煮込みが必要なシチューなどを時短で作ることも可能です。
また、スロー調理機能を使えば、煮物の煮崩れを抑えられます。
沸騰しない程度の温度でじっくり加熱することで煮崩れが起きにくくなるのです。
一台あれば様々な料理を手軽に作れるため、料理初心者や不得意な方にもおすすめです。
圧力時間の調整機能を使うと自分好みの仕上がりにできるため、料理にアレンジを加えたいという上級者の方でも使いやすい機種となっています。
Panasonic(パナソニック)
国内大手家電メーカーパナソニックも電気圧力鍋を販売しています。
もし商品選びで迷ったなら冷蔵庫などすでに持っているメーカーに合わせて決めるのもいいでしょう。
パナソニックが発売するSRシリーズは、2009年からロングセラーとなっており、圧倒的な技術力が詰め込まれている機種です。
ほかの電気圧力鍋と同じように、食材の準備ができたらほったらかし時短調理が可能です。
また、食材が持つ栄養やうまみを逃さないような構造になっており、毎日の食事で栄養をちゃんと取れているか気になる方や、子どもの体づくりに気を使っている家庭には特にパナソニック製がおすすめできます。
Panasonic(パナソニック )電気圧力なべ SR-MP300-K
コンパクトサイズでありながら、カレーを4~5人分作れるという大容量の電気圧力鍋です。
省エネなマイコン式ヒーターによって時短調理を行うため、消費する電力も少なめです。
高圧力による高温調理を行うため、時間のかかる煮込み料理が早く完成します。
本体は調理中の蒸気を逃さない構造になっているため、食材が持つ栄養や旨味を閉じ込めたままのヘルシーな料理が作れます。
調理コースの設定で無水料理を作ることも可能です。
メイン機能である圧力調理を使うと、骨がついている肉や魚を丸ごと残さず食べられるほど柔らかくホロホロに仕上がります。
自動調理メニューは7種類あり、カレー・肉じゃが・角煮・ヘルシースープ・玄米・黒豆・甘酒をほったらかしで作れます。
煮崩れが気になる方は、低温調理機能を使うと具材の崩れを抑えられて安心です。
調理が完了したら、料理が冷めないようにする保温機能で温かさを数時間維持できます。
鍋の内側はフッ素加工されているため、食材がこびりつきにくいです。
食べたあとの洗い物や手入れがしやすくなっています。
できるだけ家事の手間を減らしたい主婦にとっては嬉しいポイントです。
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマ製の電気圧力鍋は、調理モードが65種類と豊富に搭載されている点が最大の特徴です。
液晶画面に表示されるカテゴリーやレシピメニューから好きな料理を選択し、食材をセットするだけでかんたんにおいしい食事が完成します。
また、作れる料理レパートリーは煮物だけではありません。
温度調整機能を活用することで多様な献立が作れます。
温度調整は30~100度の範囲で加熱具合を調整でき、レシピ次第で発酵食品やローストビーフ作りが可能です。
また、低温調理機能なども備わっているので様々な料理に対応できます。
さらに、フタを開けて使用する鍋モードという機能がついており、卓上に置いて鍋料理やチーズフォンデュを楽しむという使い方もできます。
本体の背は低めに設計されているため、卓上に置いた状態でも使いやすいです。
鍋モードや温度調整といった機能により、多様な料理を作れる点がアイリスオーヤマ製の魅力です。
一台あればホームパーティをしたり、寒い日に家族で鍋を囲んだりといった、様々なシーンで利用できます。
アイリスオーヤマ 電気圧力鍋 PC-EMA3-W
毎日の献立から本格的な料理まで、一台で実現できる機種です。
煮込みハンバーグやロールキャベツ、サバの味噌煮、筑前煮などが作れます。
電気圧力鍋と言えば肉・米・魚を使った料理が作れるというイメージが強いですが、この機種はケーキなどのスイーツを作ることも可能です。
圧力調理以外では、無水調理や低温調理モードで凝った料理を作ることもできます。
温度調整を細かく設定できるため、朝食やおやつに嬉しいヨーグルトを自宅で作ることも可能です。
12種類の自動調理メニューが搭載されているため、献立がワンパターンにならず様々な変化をつけられます。
もちろん鍋料理用の卓上鍋としても使用できます。
調理後は清潔さを保つための手入れが欠かせませんが、鍋が分解できる構造になっているため掃除がしやすいです。
内側の鍋やフタ、その他のパーツを別々に洗浄できるのでしっかり洗いたいという方にはおすすめです。
T-fal(ティファール)
T-falはキッチン用品で有名なフランスの家電メーカーです。
電気圧力鍋としてクックフォーミーという機種を発売しており、一台あれば家庭で作るほとんどの料理に対応できます。
多機能なのが特徴で、煮込み料理だけでなく炒め物など様々な調理法に対応しています。
機器の構造上、調理中の蒸気は自動排気する構造になっているので安心して使えます。
一度に調理できる容量が6Lと大きめです。
最大6人分の量を一回で作れます。
作り置きをしたい場合や、食べ盛りのお子さんがいる家庭での使用に特に向いています。
機種に搭載されている内蔵レシピは100種類以上と多めです。
調理時に必要な材料や手順をナビゲートしてくれる機能も搭載されています。
一台あれば、食材の準備から料理の完成までの全工程をサポートしてくれるため、料理があまり得意ではない人でも楽しく食事を作れます。
T-fal(ティファール) 電気圧力鍋 クックフォーミー エクスプレス
150レシピに対応した豊富なメニュー数が内蔵されていて、季節や行事に応じたメニューにも対応しており、夏や冬などのシーズンに合った料理を調理できます。
さらに、マニュアルモードを活用すれば、必要に応じてレシピを無限に作ることも可能です。
圧力調理のほかには蒸し料理や炒め料理を作ることもできます。
クックフォーミーで作れる料理を具体的に挙げると、ビーフストロガノフや炊きこみチャーハン、蒸しケーキ、ピラフ、ナムルなど数え切れません。
和食や洋食はもちろん、中華や韓国風の料理も作れます。
また、おかずだけでなく和菓子や洋菓子作りにも対応しています。
忙しいけれど食事は手を抜きたくない、おいしい料理を毎日食べたいという方にとって魅力的な機種です。
予約機能が内蔵されているため、少し早めに材料をセットしておくことで、晩ごはんの時間に合わせてできあがるようするということも可能です。
再加熱機能を使えば、作り置きで冷めてしまった料理もすぐに温めなおしができます。
いつでも温かい料理を食べられるような配慮がされている機種です。
内側の鍋はセラミックコーティングされているので使ったあとも洗いやすく、手入れがしやすいのも嬉しいところです。
象印
便利な機能以外に、機械の操作のしやすさ・文字の見やすさを重要視するという人におすすめしたいメーカーです。
象印の電気圧力鍋は、液晶ディスプレイに表示される文字が大きくて読みやすいのが特徴的です。
本体のスイッチも大きめの文字で表記されているため、迷わず操作しやすいでしょう。
複雑な操作がなく、ボタンを押すだけで調理を済ませたい方に特におすすめしたいメーカーです。
電気圧力鍋の機種によっては、フタの開け方が分かりづらいものがあります。
しかし、象印製の電気圧力鍋のフタには大きなスイッチがついています。
一目で分かりやすく、開け閉めはワンプッシュするだけなので簡単です。
また、料理を作ると機器の内部に匂いがつくのが気になる方もいるでしょう。
本体搭載のクリーニング機能を使うと、匂いの付着を抑えられて便利です。
操作の分かりやすさや見た目の親しみやすさ、キッチンに置いても違和感のないデザインを求める方は象印製がおすすめです。
象印 煮込み自慢 EL-MB30-VD
ユーザーの使いやすさへの配慮が行き届いているのが特徴的な機種です。
文字が見やすいように工夫されたボタンと液晶ディスプレイが搭載されているため、操作が一目で分かりやすいです。
デザインは、炊飯器のような見覚えがあるフォルムをしています。
見た目の親しみやすさから、機械の操作が苦手な方でも抵抗感が少なくて使いやすいでしょう。
使う人をあまり選ばないデザインとも言えます。
マイコン式のヒーターが搭載されているため、温度は自動制御され、料理が焦げついてしまう心配がありません。
ガス調理のように鍋につきっきりになる必要もなく、できあがりまでのんびり待っていられます。
料理ができあがったらメロディーが鳴る仕組みになっており、調理が終了したタイミングが分かりやすいです。
音が流れたら完成の合図なのですぐに食べられます。
象印の「煮込み自慢」は名前の通り、煮込み料理を得意にしている機種です。
象印が追求した独自の圧力加減で調理を行うため、味がよくしみこんで具材の煮崩れが起きにくいです。
圧力調理のほかには無水調理や発酵食品も作れるため、一台あるだけで簡単に料理の幅を広げられます。
煮込み料理以外では、フォカッチャ・味噌・黒豆・パエリア・甘酒など、多様な調理レパートリーがあります。
献立に迷ったときは、付属のレシピブックが便利です。
今日の献立に迷ったときに開いてみるとよいでしょう。
レシピに載っている料理を作るときは、メニュー番号を入力するだけなので、とことん簡単に調理ができます。
時間がない日でも手をかけたような料理を手軽に食卓へ並べられます。
電気圧力鍋に調理の全てを任せることもできますが、圧力や温度を自分で調整できる手動調理モードも搭載されています。
食事の好みは人それぞれあるため、手動で調整して自分や家族が好む味になるようにアレンジすることも可能です。
SHARP(シャープ)
シャープから発売されている電気圧力鍋はホットクックです。
本体についている操作ボタンがとても少なくシンプルに収まっているのが特徴的です。
水なし調理で栄養を多く残したままの料理が作れます。
中に入れた食材は調理している間、内部でかき混ぜられるようになっており、食材に味がなじみやすいです。
本体には、温度と蒸気を感知するセンサーが搭載されており、微妙な火加減を機器側で自動調節するようになっています。
料理は火加減によっても味が変わるものなので、機器による微妙な火力調整によって、料理がおいしく仕上がります。
ほかの便利な機能として、本体に予約調理機能や無線LAN機能が備わっています。
液晶ディスプレイはフルドット仕様なので、文字が見やすいです。
また、手入れのしやすい構造になっているため扱いやすいのも嬉しいポイントです。
SHARP(シャープ) ヘルシオホットクック KNHW24EW
無線LAN機能などの便利機能が多く搭載されているのが特徴的な機種です。
無線LANを使ってクラウドサービス上からおすすめのメニューを取得して、ユーザーに提案する機能がついています。
献立を何にするか毎日悩むという方に便利です。
また、本体に搭載された音声発話機能と液晶ディスプレイを使い、料理の作り方を案内してくれる機能があります。
レシピの本やサイトを開く手間がなく、ホットクック一台あれば調理を進められます。
煮込み料理以外には、発酵食品やお菓子作りなどにも対応しているため、手間のかかるものでも気軽に作れます。
調理の途中でフタを開けて料理に手を加えることも可能です。
フタを開けた状態でも加熱が継続するため、普通の鍋で調理する感覚で味付けなどのアレンジができます。
また、自分で状態を確認しつつ、仕上がりを調整したい場合に便利です。
加熱の設定機能が充実しているため、まるでコンロを使うように火力や混ぜ方、加熱時間を自分で決められます。
日中に用事があるときは、なるべく晩ごはんの調理を時短で済ませたいという方も多いのではないでしょうか。
ホットクックには予約機能があるため、出かける前にセットしておけば、帰宅時や晩ごはんの時間に合わせて、できたて熱々の料理ができているようにしておけます。
作りすぎたときや作り置きを保管したい場合は保温機能により、最大12時間は温かく保ったまま置いておけます。
洗ったり手入れをしたりするときは、内鍋以外のパーツであれば食洗器で洗浄できます。
食洗器がない家庭でも、各パーツを分解して個別に掃除できるため、器具を清潔に保ちやすいでしょう。
コイズミ
コイズミは、調理家電のほかに美容や音響関係の商品を取り扱っている国内家電メーカーです。
電気圧力鍋と言えば肉や魚を使った和風・洋風の料理が思いつきやすいですが、コイズミ製なら生姜煮などの中華風の本格煮込み料理も作れます。
仕事や子どもの世話などで忙しい日々を送る人の負担が軽くなるような便利機能が多く搭載されています。
はじめてでも簡単に扱え、炊事を支える強い味方になるでしょう。
コイズミ マイコン電気圧力鍋 KSC-3501-R
圧力の5段階調整と加熱時間の設定で独自のアレンジを加えやすいのが特徴的な機種です。
ピラフや豚汁、手羽先など和洋中そろった幅広い料理のレパートリーに対応しています。
ガトーショコラなどのケーキ作りも可能です。
フタはキャップのようにひねって開け閉めする構造になっており、フタの取り外しにクセがなく片手でも掴みやすいです。
また、本体の容量は2.5Lと大きめですがコンパクトな形をしており、赤と黒のデザインはおしゃれな雰囲気があります。
ワンタッチキーが本体についているため、食材を準備したあと、スイッチ1つで自動調理が始まります。
圧力をかけない煮込みモードを使えば、煮物の汁を煮詰めて味をしみこませ、照りをつけたい場合に重宝します。
予約機能がついているため、外出前に食材をセットしておけば、帰宅時など都合のよいタイミングで完成するようにもできます。
調理後も保温機能により温かさが最大12時間持続します。
忙しい方、料理が好きで電気圧力鍋を試してみたい方におすすめの商品です。
まとめ
電気圧力鍋は炊事で大活躍する便利機能が満載の家電です。
使いやすい操作性の高い商品が多く発売されています。
圧力鍋よりも扱いやすいのもメリットです。
料理が苦手な方でもスイッチ1つで様々な料理を作れる点に大きな魅力があります。
商品やメーカーによってそれぞれの特色が異なりますので、自分の使いやすい機種を探してみてください。
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