歯の黄ばみや着色汚れを取るにはいくつかの方法がありますが、クリニックでの治療は費用や手間がかかるため、面倒だと感じる人は少なくありません。
そこで、この記事では、自宅で歯のホワイトニングをするために便利なデンタルグッズについて紹介していきます。
歯についた着色汚れを落として、美しくきれいな歯を取り戻しましょう。
歯の色で人の印象は変わる?
まずは歯の着色汚れの原因や、歯の色が与える印象について解説していきます。
歯が黄ばんでしまうのはなぜ?
歯が黄色くなる原因は、生活習慣や生理的なものなど、人によってさまざまです。
まずは思い当たることを突き止めて、汚れの発生を繰り返さないことが重要です。
主な要因を解説していきます。
ステインによるもの
ステインとは、食べ物や飲み物の色素が歯のエナメル質と結合して起きる着色汚れのこと。
蓄積したまま放っておくと歯が黄色くなります。
発生するメカニズムには、ペリクルというたんぱく質が関係しています。
ペリクルは歯の表面の膜として存在しており、エナメル質を守り、歯のダメージを修復する役割を果たします。
食後は口内環境が酸性に傾くため、ペリクルが剥がれてしまいます。
30分ほど経てば、唾液の効果で口内が中性に戻るため、ペリクルも復活します。
ですが、ペリクルが復活するときに、色素の濃いコーヒーのような成分が口内に残っていると、色素ごと歯の表面に貼りついてしまうのです。
一度だけ貼りつく程度なら気になりませんが、日常生活において習慣的に繰り返されるとやがて着色汚れになります。
こまめに歯磨きをしていれば簡単に落とせますが、磨き残しなどが多いと落とし切れずにこびりついてしまい、取るのが困難です。
ステインを予防するには、汚れを歯につけたままにしないことが大切です。
付着を防ぐには、食後の歯磨き・水で口の中をすすぐ・ガムで唾液を出すといった方法が効果的です。
すでに黄ばんでしまっている場合は、歯磨き粉などの市販のホワイトニング用グッズを使うのがおすすめです。
毎日の歯磨きに取り入れるだけで手間がかからず、自宅で簡単に歯をセルフホワイトニングできます。
年齢によるもの
年を重ねると歯のエナメル質が薄くなったり、象牙質の色が濃くなったりします。
象牙質は黄色味がかかった白色をしているため、人によっては歯が黄色くなっているように見えます。
加齢により歯の色や状態がどうなるかは個人差があるため、中にはあまり黄色くならない人もいるでしょう。
歯垢や虫歯によるもの
歯磨きで磨き残しが多いと歯垢が歯に残ります。
歯垢が残っていると歯のエナメル質が含んでいるミネラルなどの成分が溶け出し、表面の黄色がより目立って見えます。
ほかには、放置している虫歯がある場合にも黄ばみは起こります。
虫歯を治療しないでいると黒く変色しますが、さらに放置すると最終的に歯の神経が死んで褐色がかってきます。
服薬、そのほかの要因によるもの
薬で抗生物質を飲んでいる場合に、副作用で歯が黄色くなることもあります。
また、就寝中の歯ぎしりや食いしばりなどのクセがある人は、圧力で歯に細かなヒビが入って着色汚れの原因となるケースも。
それ以外にも、乾燥も歯を黄色くする原因になります。
日頃から口の中が乾燥気味な人は注意が必要です。
口呼吸をやめて鼻呼吸をすることを心がけましょう。
着色汚れが与えている印象とは
口は顔の中心にあるパーツなので、人に与える印象は無視できないほど大きいです。
一般的には白い歯と比べて黄色い歯はネガティブな印象を周囲に与えやすくなります。
黄色くなった歯に対する感じ方は人それぞれですが、老けて見える・清潔感に欠ける・だらしなさそうというマイナスイメージを感じる人が多いです。
そのため、毎日歯磨きをしていたとしても、歯が黄色いことで気づかないうちに、少なからず周囲に不潔さやネガティブな印象を与えていることもあるでしょう。
また、歯の黄色さが気になって思いっきり笑ったり、口を大きく開けたりすることができないという悩みを持つ人もいます。
逆に白い歯は人にポジティブな印象を与えやすくなります。
歯が白いと顔が明るく見え、3歳前後若返って見えるとも言われています。
そのほかにも、清潔感や爽やかさなどプラスのイメージが付加される場合も。
白い歯の方が人に好印象を与えやすく、自信を持って毎日を過ごせるため、笑顔もステキになります。
着色汚れが気になる人は、予防や除去を考えてみましょう。
黄ばみになりやすい飲食物とは
歯が黄色く変色する原因のステインは、飲食をきっかけにして発生します。
次では、ステインが発生しやすい飲食物などについて紹介します。
ポリフェノールが多い飲食物
ステインは特に色が濃い飲食物を摂取したときに発生しやすいです。
色の濃い飲食物には、苦みや色素の成分であるポリフェノールが多く含まれているため、それが着色汚れの原因にります。
ポリフェノールの多い飲食物の例を挙げると、緑黄色野菜・カレー・赤ワイン・コーヒーなどがあります。
紅茶・緑茶などに含まれるタンニンやカテキンもポリフェノールの仲間です。
チョコレートに含まれる、カカオ・ポリフェノールもステインに変わります。
また、にんにくやネギに含まれる硫黄は、着色を促進させる働きがあるため、色の濃い食べ物と一緒に食べる際は注意が必要です。
ほかには、かき氷の合成着色料など、口の中に色がつきやすいものも、放っておくと着色汚れに変わります。
酸性の食べ物も要注意
ステインは一度剥がれたペリクルが復活するときに蓄積されます。
ペリクルは口内が酸性に傾いたときに剥がれるため、酸性の食べ物や飲み物を摂取する機会が多いと、ステインの発生機会も同じだけ増えてしまいます。
特に色の濃いものと一緒に酸性のものを摂取すると着色しやすいため、食べ合わせにも注意が必要です。
炭酸飲料や白ワイン、柑橘系の果物などを日常的に飲み食いしているなら、たまに水を飲むなどして酸性に傾きすぎないようにバランスを取ってみると良いでしょう。
また、酸性の食べ物は歯のエナメル質を溶かす働きをします。
エナメル質が溶けると黄色っぽい象牙質が目立って見えます。
ホワイトニングの方法の中には、レモンや酢など酸性の液体を使って歯を磨くというものがありますが、酸性によりペリクルが剥がれるだけでなく、エナメル質を溶かして虫歯の原因にもなるため逆効果にしかなりません。
食べ物以外も着色汚れとなる
嗜好品であるタバコに含まれるヤニも歯が黄色く変色させる原因となります。
ヤニはステインより粘り気が強いため、より着色しやすいと特徴を持ちます。
特にコーヒーと併せてタバコを吸ったり飲んだりする場合は、より色がつきやすくなるため気をつけましょう。
また、女性なら化粧で口紅を塗ることがありますが、口紅も着色汚れの原因になることも。
塗っている最中に誤って歯についてしまい、そのまま放っておくと着色汚れとして定着することがあります。
ついてしまったら、必ずきれいにふき取るようにしましょう。
口に含む薬品で歯が汚れる場合もあります。
例えば、うがい薬や液体の漢方薬で起こりやすいです。
うがい薬は使ったあとに水ですすぐ、液体漢方薬はカプセルに入れて服用するといった対処をすることで汚れがつくのを防げます。
セルフケアで白い歯を目指そう
ここからは自宅でできるセルフホワイトニングケアについてご紹介します。
ホワイトニング歯磨き粉の選び方
市販された歯磨き粉には、歯を白くしたり、清潔を保ったりするためのさまざまな成分が含まれています。
しかし商品によっては、歯が傷つきやすくなったり、磨き残しが増えてしまう場合もあります。
歯磨き粉の成分について知っておくと、商品選びの際に便利です。
ホワイトニング歯磨き粉を選ぶときに重要になるポイントを紹介します。
成分で選ぶ
歯を白くする成分は、主に3つあります。
まず1つ目がポリリン酸ナトリウムです。
歯についた色素や汚れを落とす効果があり、歯の白さを保ちます。
また、歯をコーティングすることにより、汚れや着色の付着予防にも効果を発揮します。
ポリリン酸ナトリウムの良いところは、研磨剤に頼らないで歯を汚れや着色からガードできるという点です。
研磨剤入りだと歯の表面が削れてしまいますが、ポリリン酸ナトリウムなら歯を傷つけずにケアができます。
2つ目の成分はハイドロキシアパタイト。
人間の骨や歯を作る主成分ですが、歯磨き粉に添加されているのは、ほとんどの場合名前に『薬用』とつくものです。
人工的に作られた成分ですが、効果に大きな違いはありません。
アパタイトが入った商品を使うと、汚れのつきにくい歯になります。
ナノ粒子と呼ばれる細かな粒が、傷ついた歯のエナメル質部分を埋めていきます。
歯の表面がザラついている場合は、使い続けることで滑らかになるでしょう。
さらに、汚れを吸着し取り払う性質も持っているため、歯や口内を清潔に保ちやすくなります。
歯の再石灰化を促す効果も望めるため、知覚過敏で悩んでいる人にもおすすめです。
3つ目の成分はフッ素です。
フッ素は、歯の脱灰の防止と再石灰化を促す効果があり、虫歯の発生を抑えられると期待されています。
新しく発売される歯磨き粉には必ずと言っていいほど含まれているため、馴染みのある成分でしょう。
フッ素は前述した歯の黄ばみの原因となる虫歯を防ぐ効果が高い成分です。
食後、酸性に傾く口内を、酸の成形を抑えることで守り、虫歯を防ぎます。
以上3種類の成分に注目して歯磨き粉を選ぶのがおすすめです。
すべてが入ったものとなると探すのも大変ですが、フッ素をベースとしたプラスαの商品なら、ドラッグストアなどで見つけられます。
同時に汚れや虫歯対策もできるため、十分なデンタルケアになるでしょう。
研磨剤の量
研磨剤は歯についた汚れや着色を落とすために有用です。
しかし、研磨剤の量が多かったり、研磨剤の粒のサイズが大きかったりすると、歯や歯茎を傷つけてしまう恐れもあります。
研磨剤に利用される成分には、リン酸水素カルシウム・水酸化アルミニウム・無水ケイ酸・炭酸カルシウムなどがあります。
歯に傷をつけないように、なるべく研磨剤の量が少なくて粒の小さい歯磨き粉を選びましょう。
また、アメリカなど外国製の商品は、歯の色が白くなるものが多いです。
しかし、成分が強すぎることがあり、日本人の歯には合わない場合もあります。
例えば、研磨剤の量についても外国製の方が多く入っている可能性が高いため、歯が傷ついてしまう原因になりかねません。
歯にダメージを与えるだけではなく、状態の悪化も考えられるため、国内製の商品を使う方が安心です。
研磨剤でついた傷が、虫歯の原因になることもあります。
歯の状態を良好に保つことを考えるなら、できれば研磨剤の入っていない歯磨き粉がおすすめです。
そこで、代替品としておすすめなのが、ハイドロキシアパタイト入りの歯磨き粉。
研磨せずに汚れを取り去る効果を持つため、優しく歯を白くできます。
発泡剤の有無
発泡剤は歯を磨いたときに泡を出す成分です。
泡立ちをよくして汚れを取り除く補助のような役割をしています。
しかし、口の中が泡だらけになると、磨き残しがあることに気づきにくくなります。
歯をきれいに磨くという点で見れば、泡立ちの良さはデメリットなのです。
泡の効果で歯をよく磨けた気にもなれますが、汚れが残っていては意味がありません。
また、泡をよく洗い流そうとして口をすすぎすぎると、まだ定着していないフッ素も一緒に流れてしまうので、効果が弱くなってしまう可能性もあります。
歯をきれいに保ちたいなら、発泡剤の量が少ない商品を選びましょう。
歯磨き粉以外のホワイトニング用グッズ
歯磨き粉のほかにも歯を白くするグッズはたくさん販売されています。
次は歯磨き粉のほかによく使われている、歯を白くする主なグッズを紹介します。
液体歯磨き
歯磨きと言えば歯磨き粉を使う人が多いですが、液体歯磨きという種類もあります。
すすぐだけで洗浄できるマウスウォッシュと似ていますが、使い方は液体で口をすすいだあとにブラッシングを行うだけ。
歯磨き粉と変わりません。
液体歯磨きが歯磨き粉よりも優れている点は、研磨剤が入っていないことです。
そのため、歯に負担がかかりにくく、口内のすみずみまで成分が行き渡らせることができます。
液体歯磨きが浮かした汚れを歯ブラシで取り除くことで、歯を白く保つことができるのです。
歯磨き粉と同じで口臭ケアができるものもあるので、口の臭いに敏感な人にもおすすめです。
ステインクリーナー
歯の消しゴムとも呼ばれているステインクリーナー。
ゴムやスポンジ素材で作られていることがほとんどです。
歯ブラシや歯磨き粉を使わず、歯をこするだけで着色汚れを落とせるため、とても手軽に歯を白くできます。
ステインクリーナーは、歯のペリクルを一時的に剥がすことにより、着色汚れを取るというもの。
歯を守るペリクルを剥がした直後は、一時的に虫歯菌に対して無防備になってしまいますが、最短半日程度で復活します。
価格も安く、気になったときに使えば良いため、コストパフォーマンスに優れています。
ただ、歯を守っているペリクルを削って汚れを落としているため、使う際は力加減や使用頻度に注意しましょう。
電動歯ブラシ
歯磨き粉だけでなく歯の美白効果に力を入れた電動歯ブラシも存在します。
製品によって美白にする機能はさまざまですが、超音波で汚れを落とすタイプや、専用のブラシが付属しているタイプなどがあります。
電動歯ブラシを使うメリットは、磨く時間が短くて済むこと、手で磨くよりもきれいになりやすいこと、手を動かさないため疲れにくいことが挙げられます。
速さときれいさを求める人には最適なデンタルケアグッズでしょう。
注意点としては、磨く力が強いため、研磨剤入りの歯磨き粉は使わない方が良いでしょう。
歯を傷つける恐れがあります。
自分に合ったグッズを選ぼう
ホワイトニングは継続することが一番大切です。
そのため、自分が一番続けられそうだと感じるグッズを選ぶのが最適でしょう。
普段と変わったことをせず、今ある生活に取り入れたいのなら、歯ブラシと組み合わせて使える歯磨き粉や液体歯磨きを選ぶのが良いでしょう。
コストパフォーマンスを重視するなら、ステインクリーナーを選べば安価にホワイトニングが可能です。
ステインクリーナーは1000円以内で買えるものが多く、リーズナブルです。
ホワイトニングの楽さや仕上がりの良さを求めるなら、電動歯ブラシが最適でしょう。
機種の購入が必要になるため値段は少々張りますが、ホワイトニング効果はほかのグッズよりも感じやすいです。
購入後もヘッドの交換費用などがかかってきますが、白い歯にこだわりたい場合はおすすめです。
正しい歯磨き方法を知ろう
歯磨きで重要なことは虫歯や歯周病、着色汚れの原因にもなる歯垢を取り除くことです。
歯垢は粘着性が高く、水ですすぐだけでは取れません。
きちんと磨けてないとさまざまな歯のトラブルに繋がります。
歯の正しい磨き方を知って歯をトラブルから遠ざけましょう。
歯の正しい磨き方
まず知ってほしいことは基本となる磨き方です。
磨くところは歯の表面だけではなく、歯垢のつきやすい歯と歯の間、歯茎と歯の境目のほか、噛み合わせ面なども意識して磨きます。
1ヶ所につき最低20回以上は磨くようにしましょう。
歯をきれいに磨くには、力加減とブラッシングのやり方が重要です。
力をあまり力を入れないことがコツです。
歯ブラシを歯に押しつけるのではなく、歯ブラシの毛先が歯に軽く当たる程度の力加減で磨きましょう。
力が強すぎると歯ブラシの毛先が広がって適切に歯を磨けなかったり、歯茎を傷つけてしまったりしてよくありません。
自分が普段歯を磨いているときの力の強さを確かめたいなら、キッチンスケールなどの計量器で測定できます。
適切な力の強さは大体150~200gです。200g以上の力で磨いていた場合は、少し力を抜いて磨いてみましょう。
力加減は歯ブラシの持ち方でも変化します。
歯ブラシを握りしめて持っていると力が入りやすいため、鉛筆を持つような形にすると適度な力加減で磨けるようになります。
歯の汚れは軽い力でも十分に落とせるため、あまり強い力で磨かないようにしましょう。
そのほか、ブラッシングを小刻みにすることも重要なポイントです。
歯ブラシの動きが大雑把だと、磨き残しが出る場合があります。
小刻みに動かす方が、歯間や歯茎の隙間に溜まった汚れを落としやすくなります。
目安は1~2本ずつを丁寧にブラッシングするように歯ブラシを動かすことです。
さらに、押さえておきたいのは、磨きにくい歯をきれいにする方法です。
歯ブラシの使い方を工夫することで、磨きにくく汚れが残りやすい歯もきれいにできます。
工夫するポイントは、歯ブラシの角度や当てる面を変えることです。
例えば、歯と歯茎の間を磨くときは、毛先を45度程度の角度に向けるようにすると磨きやすいです。
また、奥歯の前後はブラシの先やかかと部分を使うと丁寧に磨けます。
ブラシの使い方を工夫することで、磨きにくい奥歯や歯並びがデコボコしている歯でも、問題なく汚れを落とせます。
適切な状態の歯ブラシを使う
正しく歯磨きをするためには、歯ブラシの状態も重要です。
毛先が開いている歯ブラシをいつまでも使ってはいないでしょうか。
毛先の開いたブラシは、磨きたい部分を的確に捉えられないため、歯垢が残りやすくなります。
毛先が開いてきたら歯ブラシの買い替えをしましょう。
おおよそ1ヶ月に1本が買い替えの目安です。
また、デンタルフロス・リンスを利用するのも効果的です。
生活習慣における正しい歯の磨き方を知る
最後に歯磨きの正しい生活習慣を持つようにしましょう。
例えば、昔は食後の歯磨きが正しいケアの方法として推奨されていました。
しかし、唾液の分泌を邪魔してしまうため、食後の歯磨きは控えた方が良いと現在では言われています。
また、歯ブラシを濡らしてから歯磨き粉をつけると泡立ちが良くなりすぎて磨き残しが出る可能性が高くなります。
もしフッ素入りの歯磨き粉を使う場合は、うがいしすぎると効果が薄まるため、3回以内に収めましょう。
歯磨きはする回数が多ければ良いというものではありません。
適度な回数で丁寧に磨くことを心がけることが大切です。
自分の口に合う歯ブラシを使おう
自分の口に合う歯ブラシを使うことは重要なポイントの1つ。
口の大きさや歯並びなどは人それぞれ違うもので、個人差があります。
だからこそ、自分の口に適切な歯ブラシを使って歯のケアをすることが大切なのです。
歯ブラシを選ぶ際に注目すべき点は、毛の硬さ・長さ、ヘッドの大きさ、持ち手の形などです。
歯ブラシの毛の硬さは主に柔らかい・普通・硬めの3種類に分かれています。
特に理由がなければ、普通の硬さを選ぶのがおすすめです。
歯茎が弱い人は柔らかめで、磨く力が弱い自覚がある人は硬めのブラシを選ぶとちょうど良いでしょう。
ヘッドの大きさは、毛束が縦に3列、横は親指の幅程度のものが目安です。
ヘッドが大きいと奥歯が磨きづらく、細部の磨き残しも増えるため、小さめの歯ブラシに変えると良いでしょう。
また、毛の先端は平坦なタイプの方が均一に磨けます。
持ち手の形はさまざまなものがありますが、基本的には自分が使いやすいものを自由に選ぶと良いでしょう。
どの角度で持っても使いやすいと感じるかどうかがポイントです。
ただし、持ち手が湾曲しているタイプは上の奥歯が磨きにくい傾向にあります。
ブラシのネック部は細いと必要以上にしなってしまうため、しっかりしたものを選ぶと良いでしょう。
補助用の歯ブラシも併用するのがベスト
普段用の歯ブラシのほかに、歯間ブラシやデンタルフロスも一緒に使ったケアがステイン対策に効果的です。
表面だけでなく、歯の隙間まで丁寧に汚れを落とせます。
歯間ブラシは歯同士の隙間が広い部分、虫歯治療を行ったばかりの部分、歯が抜けたままの部分をケアすることに向いています。
自分に合ったものを選ぶことが重要なので、かかりつけの歯科医に相談するのがおすすめです。
デンタルフロスは歯の間の歯垢を落とすことに向いています。
歯の間は歯ブラシが届きづらいため、デンタルフロスを使って掃除するのがおすすめです。
なお、使用時に引っ掛かりを感じる場合は、歯垢の蓄積や虫歯の可能性もあるため、歯医者にかかることをおすすめします。
歯ブラシの届きにくい奥歯をしっかり磨きたいなら、タフトブラシが適しています。
先の曲がった形状をしているため、奥歯の裏側まで簡単に磨けます。
親知らずを磨く場合でも問題ありません。
歯周ポケットを磨けるポケットクリーナーというブラシもあります。
歯周病による歯と歯茎の間の溝の掃除に適したブラシで、歯周ポケットに溜まった歯垢の掃除が可能です。
おすすめのホワイトニングアイテム10選
ホワイトニングの製品にはさまざまな種類があります。
製品によって含まれている成分が異なるため、自分に最適な製品を見つけるのはなかなか大変なものです。
そこで、次ではau Wowma!で人気のおすすめホワイトニング用歯磨きアイテムを10個紹介します。
自分に合ったホワイトニングの製品を見つけてみてください。
歯磨き粉
ルシェロ 歯磨きペースト ホワイト
ステイン除去率を高めるアルカリ性のペースト状歯磨き粉。
ホワイトニングと虫歯対策の両立が可能です。
特に注目したい成分はLime粒子と呼ばれる清掃剤。
歯質より柔らかくきめ細かな粒子で、ステインをしっかり落とします。
ヤニを落とすPEG400という成分も入っているため、タバコを吸っているせいで歯が黄ばんできたという人にもおすすめです。
効果を実感しやすい前歯からブラッシングするのがポイントです。
ピュアミントの香味で口内を爽やかに保ちます。
システマ ハグキプラスW
ホワイトニングと一緒に歯周病ケアもできる歯磨き粉です。
マイルドクレンジング処方でステインを落とすだけでなく、歯茎の血行を活発にしたり、出血を抑えたりする成分も含まれています。
殺菌成分配合で、歯周ポケットの細菌を取り除いて口内を清潔に保ちます。
歯の汚れ以外に色やハリ不足など歯茎の状態が気になってきた人におすすめ。
歯磨き粉にありがちな刺激の強い香りを抑えた、マイルドな使用感を得られるホワイトハーブの香味です。
オーラルケア アパガードリナメル
歯垢やステインをつきにくくする成分を含んでいる、ペパーミントの香りの歯磨き粉です。
ナノ粒子薬用ハイドロキシアパタイトの効果で、歯に着色汚れや歯垢が付着しにくくなります。
歯の表面の細かな傷を埋めるので、ざらついた歯も滑らかに。
汚れも吸着するので、虫歯や歯周病の予防にも効果的です。
さらに、商品の使用法として推奨されているトリートメントブラッシングを取り入れれば、より汚れのつきにくい歯に仕上がります。
HOKUEI 薬用シェルピカ
ホワイトニングに有用な成分と生薬の組み合わせで、歯のさまざまなトラブルの対策ができる歯磨き粉です。
ホワイトニングの成分としてハイドロキシアパタイトが35%も含まれており、歯を削らずに汚れを取り去れます。
歯の表面のデコボコを埋め立てる働きもあるため、虫歯や知覚過敏の対策としても有効です。
生薬として甘草を含んでおり、歯槽膿漏などの歯の炎症を防ぐのに役立ちます。
口内環境への配慮を重視して、香料には天然成分のハッカ油、洗浄成分として石鹸素地を使用。
歯を白くするだけでなく、歯茎ケアや口内環境に優しい成分が含まれていることを重視する人におすすめです。
Dr.オーラル ホワイトニングパウダー
天然アパタイトを使用した粉末状のホワイトニング用歯磨きです。
汚れや黄ジミを吸着し歯の美白化を促す卵殻アパタイトのほか、歯をコーティングするポリリン酸や宇和島産の天然パールが成分に含まれており、艶のある美しい歯に仕上がります。
天然成分の使用にこだわった、歯や口内に優しい無添加の歯磨き粉です。
歯垢除去・口臭予防にも効果があります。
100%天然由来成分。
とことん無添加の製品を選んで使いたい人におすすめです。
スマイルコスメティック ホワイトニングペースト センシティブケア
知覚過敏に重点を置いたホワイトニング歯磨きペーストです。
カリウムイオン配合により、歯神経への刺激を緩和し、しみるのを防ぎます。
イオンクレンジング成分は洗浄剤の役目を果たし、汚れを浮かして取りやすくすることでホワイトニング効果を促します。
ポンプ式ボトルで使いやすさもバッチリ。
通常の歯磨き粉と同じように歯ブラシにペーストを乗せて歯を磨くだけなので、特別なことは必要ありません。
歯の汚れだけではなく知覚過敏に悩んでいる人にもおすすめできます。
フレッシュライムミントの香りをお楽しみください。
液体歯磨き
プロポリンス デンタルホワイトニング用マウスウォッシュ
汚れを浮かせてホワイトニング効果を促すマウスウォッシュタイプの液体歯磨きです。
含まれているホワイトパウダーとフィチン酸が汚れを浮かし、ブラッシング効果を高めます。
口内をすすいでから歯を磨くことで、通常よりも汚れが取りやすい状態になり、ホワイトニング効果が促進されるでしょう。
色素沈着やヤニ汚れにうってつけです。
口内を清潔に保つ働きもあり、虫歯や口臭予防にも役立ちます。
天然プロポリスのほか、歯にも優しいキシリトール配合です。
BeANCA 雪輝麗
天然成分の働きによるホワイトニングにこだわった歯磨きエキスです。
口に含んですすいでから歯を磨くことで、ホワイトニング効果を期待できます。
エキスの成分に研磨剤は含まれておらず、テトラヘキシルデカン酸アスコルビルが汚れを包みこむようにして溶かします。
成分は17種類もの植物由来のエキスが中心になっているため、歯や口内環境をいたわりつつ、ホームホワイトニングができます。
口臭対策には天然のハッカ油を使用。
容器もおしゃれなデザインなため、外で歯磨きをする習慣のある人にも最適です。
ステインクリーナー・電動歯ブラシ
歯を白くする su・po・n・ji
歯の汚れを磨いて落とすクリーナータイプのホワイトニング製品です。
スポンジ素材のクリーナーを水に濡らし、汚れをこするだけで歯のホワイトニングができます。
例えば、コーヒーなど飲料の着色やタバコのヤニ、そのほかの黄ばみなどへの効果が期待できます。
自宅で気軽にホワイトニングがしたい方におすすめです。
マウスクリン スターターキット
口にはめて自動で口内の洗浄とホワイトニングができる電動歯ブラシです。
用途に合わせて4つのモードを用意しています。
歯ブラシを使うときと同じように、水ですすいでから歯磨き粉をつけて口にはめ、ボタンを押せば自動でブラッシング開始。
360度対応のマウスピース型ブラシの高周波振動により歯が磨かれ、わずか10秒ほどで洗浄が完了します。
ブラッシングの間はテレビや雑誌を見たり、スキンケアしたりなど、ながら磨きができて便利です。
機器には冷光ホワイトニング機能を搭載。購入時に3本付属している専用のジェルを使うことで、くすんだ歯の色を変化させられます。
ジェルは研磨剤を使っていないため、歯にも優しいです。
USB充電式で、付属の変換アダプタを使用すればコンセントからの充電も可能。
1度の充電で2週間程度使えるため、何度も充電する手間もありません。
歯磨きを手早く終わらせたい人、ながら磨きをよくする人におすすめの電動歯ブラシです。
まとめ
歯の黄ばみを放置していると、本来の印象よりマイナスなイメージがつきまといます。
クリニックに行くことを考えると費用や手間がかかることから気が重くなりますが、ホワイトニング製品を活用すれば自宅でも簡単にケアの実践ができます。
着色汚れができないように上手くケアグッズを使って清潔感のある白い歯を保っていきましょう。
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