インテリアショップやホームセンターに行けば、オシャレな棚を購入することはできます。
ただ、市販されている棚だとそれなりにお金がかかりますし、デザインも似たり寄ったりで、オリジナリティに欠けることも。
そこでおすすめしたいのが、DIY。
ここでは、賃貸物件に住んでいる方でも実践できる、オシャレな棚や壁をDIYするアイデアをお伝えするので、ぜひ参考にしてください。
まずは確認!DIYの基礎知識
近年では専門店ができるなど、DIYがブームとなっています。
ホームセンターに行けばDIYに使えるツールや材料もたくさん販売されているので、新たな趣味として取り組む方も少なくありません。
しかし、そもそもDIYとはいったいどのようなことをいうのでしょうか。
オシャレな棚や壁制作に取り組む前に、まずはDIYの基礎知識をおさらいしましょう。
DIYとは
DIYとは自分自身でやることを意味する「Do It Yourself」を略した言葉です。
もっともイメージしやすいのは日曜大工ではないでしょうか。
大工仕事というのは普通プロである大工さんに依頼しますが、日曜大工では自分自身でノコギリや電動ドライバーなどを使って作業をします。
棚を付けたりカーテンレールを交換したりといった作業を自分でやれば、これはもう立派なDIYといえるでしょう。
Do It Yourselfは、あくまで自分自身でやることという意味ですが、日曜大工やリフォームの意味合いで使われるようになったのには理由があります。
第二次世界大戦が終わったあとのロンドン。
そこは戦争による大いなる傷跡が深く刻まれていました。
廃墟と化してしまった街に立った元軍人たちは、「どんなことでも自分たちの手でやろう」を合い言葉に街の復興に力を注いだといわれています。
これが、DIYが日曜大工やリフォームなどのことを指して使われるようになった始まりだともいわれています。
賃貸でDIYをしてもいいの?
自分の持ち家なら、自由自在にカスタマイズすることは可能です。
戸建て住宅なら、床を張り替えるなど、自由度の高い大胆なDIYも可能です。
しかし、分譲マンションの場合、構造部に関わる部分は管理組合の許可が必要になることも考えられます。
また、基本的にはベランダや玄関先などの共有部分は変えることができません。
では、賃貸物件ではDIYはしてもいいのでしょうか?
ほとんどの賃貸物件はDIYや改装などを禁止しています。
ただ、程度によってはできることもあるので、一概に絶対NGというわけではありません。
このあたりは物件の貸主である大家さんの考え方次第といえるでしょう。
古すぎて借り手が見つからないような物件の場合だと、自由に手を加えていい、というようなケースもあります。
だからといって、勝手にDIYをしてしまうと契約違反となる可能性もあります。
最悪、退去を言い渡されてしまう恐れもでてくるでしょう。
そのようなことにならないためにも、DIYをする前に大家さんへ確認をしましょう。
その際、具体的にどのようなDIYを考えているのかを、できるだけ明確に伝えましょう。
事前の確認をきちんとしておくことで、原状回復義務が免除される可能性もあります。
賃貸物件を退去したあと、大家さんは次の入居希望者へ物件を貸すために原状回復をしなくてはなりません。
そのため、DIYを許可してくれた物件であっても、基本的には原状回復が可能な範囲内で行うことになるでしょう。
最近ではDIYがブームでもあることから、改装可能な物件も増えています。
どうしても新居でDIYをしたい、と考えているのなら、不動産会社でそのような物件を探してもらうとよいでしょう。
ただし、DIYが可能な物件でも、それがどこまで可能なのかは、やはり物件や大家さんによりけりです。
最終的な確認はきちんと行うようにしてください。
壁や床を傷つけないDIYもある
賃貸物件の場合、壁や床に傷をつけてしまうと原状回復が大変です。
ちょっとした傷なら補修程度で済むかもしれませんが、場合によっては大掛かりな張り替え工事が必要になることも考えられます。
壁や床を傷つけることのないアイデアを覚えておけば、原状回復で多大な費用を請求される可能性も低くなるでしょう。
何も大掛かりなことせずとも、ちょっとした工夫次第でDIYの可能性はどんどん広がります。
ここからは、賃貸住宅でもできるDIYのアイデアをご紹介していきます。
DIYアイデア【壁】編
住宅において壁は多くの面積を占めています。そのため、壁をオシャレにアレンジできれば、お部屋の見た目も大きく変えることができるでしょう。
壁紙を貼る
現代の洋風住宅の壁は、専用の糊を使ってビニールクロスを石膏ボードに貼るのが一般的です。
この専用の糊は石膏ボードにはよく接着しますが、ビニールクロスの上に新たな壁紙を貼ろうとすると接着力が著しく低下する特徴があります。
そのため、壁紙を換えるには今ある壁紙を剥がし、下地を調整したうえで石膏ボードに貼り直します。
この作業は技術が必要なのでプロに依頼しなくてはならない上、原状回復の費用も掛かります。
そこでおすすめしたいのが、DIY用に販売されている「貼ってはがせる壁紙」です。
ビニールクロスの上からでも付着できるシール式や、跡が残らない専用糊になっているので、現状の壁紙の上にそのまま施工でき、簡単に剥がせるのが大きなメリットです。
壁の大きさに合わせてカットし、貼るだけでお部屋の雰囲気をガラッと変わります。
壁紙の柄が豊富なのもうれしいポイント。
さまざまな色、柄の製品があるので、自分好みのお部屋を演出しやすいです。
「貼ってはがせる壁紙」で手軽に空間を彩ってみましょう。
rasch PREGO はがせる壁紙
ドイツ製のフリース壁紙です。
13色もの豊富なカラーが揃います。
DIYを前提として開発された壁紙なので、初心者でも作業しやすい工夫が施されています。
一般的なプロ仕様の壁紙は910mm、もしくは1000mm幅であることがほとんどですが、この製品は横幅530mmと幅が狭いため、扱いやすさはピカイチです。
幅が広いとどうしても空気を含んでしまいシワになりやすい壁紙ですが、そうしたリスクを低減できるでしょう。
専用の糊を使えば、もともと貼られていた壁紙を傷つけることなく、上から貼った壁紙だけをキレイに剥がせるので賃貸物件でも使用可能。
退去の際にはサッと剥がすだけなので、問題なくスムーズに原状回復できます。
剥がす際に少し残ってしまった場合でも、水拭きすれば簡単に取り除くことができます。
ホルムアルデヒド発散量の少なさは最高ランクの『F★★★★』と、日本の検査機関のお墨つき。
耐水タイルシート
キッチンやトイレ、バスルームなどを自分好みにカスタマイズしたい、という方におすすめしたいのがこの耐水タイルシートです。
耐水性能に優れているだけでなく耐熱性・防汚性にも優れているため、キッチンのコンロ回りにも使用可能。
汚れてもサッと拭くだけですぐキレイにできます。
防カビ加工も施されているので、カビが発生しやすい水まわりにおすすめのアイテムです。
一般的なタイルをDIYで施工しようとすると、専用のツールや高度な技術も必要となります。
素人ではなかなかキレイに仕上げることは困難ですが、シールタイプなら初心者でも簡単に水まわりを彩ることができます。
短時間で好みの空間に変えることができるでしょう。
平らなプリント壁紙とは異なり、本物のタイルのような立体感を持たせています。
そのため、パッと見はもちろん、手で触ってもまるで本物のタイルのような質感を楽しめます。
壁一面に貼りつけるのもいいですが、一部分にアクセントとして使うのもオシャレ。
レンガ調やメッシュタイルなど好みのタイルを探すのも楽しいでしょう。
ペンキを塗る
壁をペンキで塗る方法もあります。
市販の壁紙にはないオリジナルの色にしたり、あえて塗りムラを残して温かみを演出するなど、世界に一つだけの特別な空間にすることも夢ではありません。
しかし、賃貸物件の壁紙にペンキを塗ってしまうと、原状回復のときには間違いなく貼り替えが必要となります。
また、一度ペンキで塗ってしまうとそれ以上のカスタマイズは難しくなるもの。
そこで、まずは現状の壁紙に、上記で紹介したような方法で新たな壁紙を貼ることをおすすめします。
そうすれば、気兼ねなくその上からペンキでイラストを描いたり色を塗ったりすることが可能になります。
ペンキを使うときは、周囲の壁や床などに塗料がつかないように注意しましょう。
塗料によってはなかなか落ちないものもあるので、そうなった場合は掃除など余計な手間もかかります。
塗る場所以外に塗料をつけないようにするには、しっかりと養生を施さなくてはなりません。
市販の養生シートやマスキングテープなどを使用して準備をしましょう。
養生シートもマスキングテープもホームセンターに行けば販売しています。
養生シートはビニールタイプのものだと自由にカットできるので特におすすめです。
テープがついている養生専用のシートもあるので、塗料コーナーをチェックしてみましょう。
塗るときには複数の刷毛があるとデザインの幅も広がります。
また、塗料によってはシンナーなどの溶剤が使われていることもあるので、使用の際は窓をあけるなど換気に注意しながら塗りましょう。
Hip Paint mini
カラーバリエーションが豊富な水性の塗料です。
お部屋を明るく華やかにしたい方におすすめです。
200mlと少ない容量なので気軽に使いやすいのもポイントです。
ほんの少しだけこの色を使いたい、追加したいといったときに重宝します。
また、大きなボトル口を採用しているため、わざわざほかの容器に移し替える必要がありません。
そのため、刷毛を直接ボトルに入れて使うこともできます。
落ち着いたトーンの色も展開されているので、きっと好みの色も見つかるはず。
もちろん、混ぜて使ってもOK。
マーブル模様など、ほかにはない色使いも楽しめます。
ペンキ独特の嫌な臭いがないのもおすすめできる理由です。
『F★★★★』の安全環境対応型塗料で、小さなお子さんやペットを飼っている家でも気兼ねなく使えます。
200mlの容量だとちょっと少ないのでは、と思った方もいるかもしれませんが、2度塗りでも約1㎡を塗装することができます。
壁の他にも、2段のカラーボックスや窓枠約2枚分、大人用のチェア1脚程度なら十分に塗りつぶせるでしょう。
水性塗料で伸びもよいです。
Forestway 養生テープ
ペンキを塗ろうとして、必要ないところにまで塗料がついてしまった経験はありませんか。
塗装のプロでも作業をするときはきちんと養生をするもの。
素人なら、なおさらしっかりと養生を施さなくてはなりません。
この養生テープはプロの塗装業者も使用している本格派です。
50mmの幅広タイプなので、ペンキをつけたくない部分をしっかりカバーしてくれるでしょう。
普通のビニールテープでも養生テープの代用にすることは可能です。
ただ、一般的なビニールテープだと手でカットしにくく、その都度、ハサミやカッターで切らなくてはなりません。
これだと作業効率も著しく下がってしまいます。
この養生テープは手でも簡単にカットできるため、作業時間の短縮にも役立ちます。
コストパフォーマンスも抜群です。
ウォールシールやマスキングテープを貼る
DIYに初チャレンジという方にとって、壁紙を貼るのは難しいと感じるかもしれません。
また、施工する場所の大きさにカットして貼るのが面倒、という方もいるでしょう。
そのような方におすすめなのが、ウォールシールやマスキングテープを使ったお部屋のカスタマイズ。
手軽にチャレンジできるので、DIY初挑戦の方にもピッタリです。
やり方は簡単。
ウォールシールを用意して壁紙の上から貼るだけです。
植物や鏡など色んな形をしたシールがあるので、自分好みのものを見つけてみましょう。
また、マスキングテープを使えば、よりデザインの自由度は高くなります。
マスキングテープにもさまざまなデザインがあるので、複数を組み合わせて使うのもおすすめです。
ウォールシールやマスキングテープを使った方法は、時間や手間がかからないのが最大の魅力。
どのように壁をカスタマイズするか考える必要はありますが、ペンキを塗ったり壁紙を貼ったりする手間に比べれば、ずっとお手軽です。
時間をかけることなくお部屋の雰囲気を変えられるのは大きなメリットの一つでしょう。
Work Hard ウォールステッカー
オシャレな英文のウォールステッカーです。
壁の一部に貼るだけでアクセントになるので、短時間でお部屋の雰囲気を変えられるでしょう。
スタイリッシュでクールな空間にしたい、という方にもおすすめしたいアイテムです。
購入しやすい価格なので、もし貼るのに失敗したとしても気にせずどんどん使いましょう。
自信がない方は2枚購入しておくと安心かもしれません。
ビニールクロスの上はもちろん、プラスチックやガラス、スチール素材などの上に貼ることができます。
凸凹した面にはキレイに貼れないので、ある程度平らな面に貼りつけましょう。
mt decolfa マスキングテープ
デザイン性の高いマスキングテープです。
幅100mmの幅広タイプなので貼りやすいのも魅力的。
タイル/ダークブルーやタイル/ブルーイエロー、フラワー/レッド、フラワー/グリーンなど12種類ものバリエーションの中から、お部屋のインテリアにマッチしたものを見つけましょう。
しっかりとした粘着力があるので、ビニールクロスの上にも施工可能。
そのうえ、剥がすときにはスムーズに剥がせるので元の壁紙を傷つけることもありません。
まさに賃貸物件にはピッタリのコーディネートアイテムです。
壁を彩るだけでなく、余ったらほかの用途に使えるのも大きなポイント。
オリジナルのモビールやパーティーフラッグの制作、ラッピングのワンポイントとして使うこともできます。
いくつか持っておけば、ライフスタイルをより豊かなものにしてくれるでしょう。
ポスターや写真を飾る
学生時代など、壁にポスターや写真を飾った経験がある方もいるでしょう。
好きなアーティストや映画のポスターを貼るだけで、お部屋の雰囲気は大きく変わります。
また、家族や友人、旅先の写真などを飾るだけでも、シンプルかつ印象的な壁にすることは可能です。
フォトフレームなどを壁に飾るとき、ピンやビスなどを使うと壁に穴をあけることになります。
小さな穴ならまだしも、目立つほど大きな穴だと原状回復が心配になる場合もあるでしょう。
そこで活用したいのが貼ってはがせる両面テープ。
適度な粘着力があるので、フォトフレームなどを壁に穴をあけることなく飾ることができます。
アジアン・バリ雑貨 木製 フォトフレーム
オシャレな彫刻を施した木製のフォトフレームです。
ハガキサイズなので、複数用意してお気に入りの写真をいくつも壁に飾るのに最適です。
アンティーク調で適度なラフさがエスニックなバリの情緒を漂わせます。
天然の木材を使用しているため手触りもよく、ハンドメイドならではの味わい深さがあります。
アジアンテイストなお部屋のインテリアにもマッチしますが、北欧スタイルやナチュラルテイストの空間にも違和感なく馴染みます。
壁かけ用の金具も付属しているため、すぐにでもお部屋を飾りつけることができるでしょう。
背面には自立のためのスタンドが備わっているため、両面テープで壁に貼りつけるのなら、このスタンド部分にテープを使用しましょう。
スタンドの分の厚みがあるため、フレーム自体に直接両面テープを貼っても壁への固定はできないのでご注意を。
スリーエムジャパン 超強力あとからはがせる両面テープ
超強力タイプの両面テープです。
縦50×横15×厚さ1mmの細長サイズが1袋に8枚入っています。
プラスチックをはじめとするさまざまな素材に粘着力を発揮。
ビニールクロスの上にも使用できるので、フォトフレームなどを貼りつけるときにも重宝するでしょう。
最大の特徴は、強力な粘着力を持ちながらも、あとからキレイに剥がせるという点。
粘着力が強いタイプの両面テープだと、剥がすときに壁紙まで一緒にめくれてしまうことがありますが、この商品だとそのような心配もありません。
また、長い間貼ったままにしておいても、テープが壁に残ってしまうことも少ないので安心です。
仮に残ってしまったとしても、水を含ませたタオルなどで軽く拭いてあげると簡単に除去できます。
DIYアイデア【収納棚】編
収納スペースが足らずに、DIYで収納できる空間を増やしたいと考える方もいるでしょう。
ただ、賃貸物件に収納棚などを増やすとなると壁に穴をあけることもあります。
そのため、カラーボックスなどの置き家具を購入して解決を図ることがほとんどではないでしょうか。
賃貸でも、ちょっとしたアイデア次第で収納棚をDIYすることができます。
どのようなアイテムを使えばいいのか、どんな方法があるのかをまとめてみました。
ディアウォールを使う
天井や柱、壁などにダメージを与えることなく室内に柱を立てることのできるアイテムがディアウォールです。
壁際などにディアウォールを追加することで、そこに新たな収納棚を設けることができます。
柱にする木材をカットするときに工具が必要となりますが、ホームセンターなどで購入時に希望のサイズにカットしてもらうこともできます。
自分で柱を切り分けるなら、先端ができるだけ直角になるようにカットするのがポイント。
あらかじめカットするラインをペンなどでつけておくと作業しやすいでしょう。
電動ノコギリを使うとスピーディにカットできますが、このためだけに購入するのはおすすめできません。
素人が使うのはリスクもあるので、ハンドタイプのノコギリで十分です。
ディアウォールの仕組みはとてもシンプル。
柱にする木材の両先端をディアウォールの本体に差し込み、床と天井につっぱらせるだけです。
つっぱり棒をイメージすると分かりやすいかもしれません。
ディアウォールは2つのパーツで成り立っており、片方にはスプリングが内蔵されています。
スプリングの可動域がそのまま調整可能部分です。
スプリングの力で柱をしっかりとつっぱって固定します。
使用する木材のサイズによって使えるディアウォールが異なるので、購入の際はよく確認しましょう。
WAKAI 2×4材専用 ディアウォール
2×4(ツーバイフォー)材専用のディアウォールです。
市販の2×4材(断面サイズ:約38×89mm)を使用でき、立てた柱にネジやフックを使ってさまざまなものを固定可能です。
額縁やカレンダーの取りつけ、ハンガーかけにすることもできます。
この製品と2×4材のセットを2つと棚受け具を用意することで、しっかりとした収納棚を増やせます。
どなたでも容易に収納スペースを増やすことができるでしょう。
なお、ディアウォールは垂直方向にのみ使用することを前提に開発されています。
横向きに使用してしまうと落下する恐れがあるので、正しく使いましょう。
また、天井を押したときに上へ浮いてしまうような天井には使用することができません。
スプリングによる張力を十分に発揮できないうえ、転倒の可能性もでてくるので、このようなときは使用する場所を変えるなどしてください。
WAKAIディアウォール専用棚受け ホワイト
ディアウォールを使用して棚を作りたい、というときに重宝できるアイテムです。
専用の棚受けなので、しつらえたような棚を作ることができます。
収納棚を増やすことが目的なら、最初からこのアイテムも一緒にそろえておくとよいでしょう。
この棚受けを使用することで、ディアウォールのアレンジの幅を広げることができます。
いくつもの棚板を取りつければ、小物や雑貨などを収納しやすくなり、見せる収納も可能です。
2個使用時の耐荷重は5kg。
耐荷重以上のものを置いてしまうと棚板が落下する恐れもありますので注意しましょう。
つっぱり棒を使う
ちょっとした棚が欲しいだけなら、つっぱり棒を使ってみましょう。
つっぱり棒はホームセンターや100円ショップなどで購入でき、手に入れやすいです。
長さや太さによって耐荷重が変わるので、収納したいものに合ったものを選んでください。
つっぱり棒のメリットは何といっても手軽に棚を増設できること。
壁と壁をつっぱり、その上に板を載せれば完成します。
また、最初から棚として使用できるタイプのつっぱり棒もあります。
リーズナブルな価格で手に入れやすいので、ぜひ一度使ってみましょう。
デメリットとしては、壁と壁をつっぱっているだけなので、あまりに重いものを乗せてしまうと棚が落下する恐れがあるという点です。
トイレにトイレットペーパーや掃除用品を置くちょっとした棚が欲しい、といったケースでは、非常に使い勝手のよい棚ができておすすめですが、大量の本など重量物にはこの収納はおすすめしません。
極太強力伸縮棒 H-GBJ-280
強力な極太タイプのつっぱり棒です。
100円ショップで手に入るものに比べて耐荷重もありますが、その分、価格も高くなります。
伸縮幅は170~280cmなので、一般的なクローゼットの中などにもうってつけです。
クローゼットに渡すだけで新たなハンガーポールとして使用できます。
耐荷重は50kgと、かなりの重量に耐えられます。
もちろん、固定方法はつっぱるだけなので、壁に傷をつける心配もありません。
2本使用してその上に棚板を設置すれば、少々重いものでも収納できます。
そのほかにも、使い方はアイデア次第。
自分の生活に合った収納スペースをどんどん増やせます。
高い耐荷重性能を実現できたのは、パイプ先端に搭載した圧着板にスプリングを使用しているからです。
これによって張力がアップ、従来以上の安定感を発揮します。
また、取りつけ位置を固定できる専用のアダプターがついているので、1人で簡単に取りつけできるのも魅力的なポイントです。
取りつけアダプターには両面テープが付属しています。
使い方は簡単。
まず、固定したい場所にアダプターを取りつけます。
あとは、そこに合わせてつっぱり棒を固定するだけ。
使用している両面テープは弱粘着性のため、壁紙が剥がれるリスクもありません。
伸縮棚 つっぱり棚 EST-75
75~120cmまでの幅に対応しているつっぱり棒です。
4本のパイプで構成されているので、壁に取りつけるだけでそのまま棚として使用できます。
トイレや洗濯機の上など、デッドスペースを有効活用したいときにおすすめです。
耐荷重は25kgなので、洗剤、バスタオルなどを収納する程度なら十分でしょう。
わざわざ棚板を別途用意する必要もないので、コストパフォーマンスも抜群です。
ちょっとした棚を増やしたい、というときにはぜひ利用してみましょう。
有孔ボードを使う
有孔ボードとは石膏ボードの一種です。
小さな穴がたくさんあいた建築資材で、等間隔で穴が並んでいることからデザイン性にも優れています。
壁に有孔ボードを取り付けてショップのように、帽子や服などを収納できて人気が高いです。
一度は使ってみたい有孔ボードですが、高価格帯のものが多いのがちょっとしたネック。
場合によっては加工が必要になることもあり、設置までに時間がかかることもあります。
しかし、穴にフックを取りつけたり、棚を設置したりと自由にカスタマイズできるので、設置後もその時々の持ち物に合わせて楽しむことができます。
連結間仕切りパーテーション 有孔ボードタイプ
幅90cmの有孔ボード。
高さ201~260cm、天然木シナの積層合板です。
付属のフックを取りつければ、手軽に見せる収納が実現できます。
マガジンラックが上下二段についているので雑誌など表紙を見せて収納できますが、スリッパラックとして利用しても便利。
別途ハンガーバーなどを購入すれば、用途もぐっと広がります。
壁に沿って設置すれば、壁との間に収納スペースも作れます。
組み立てにかかる時間も約10分なので、DIY初心者でも安心。
合板なので、好みの色にペイントするのも楽しいです。
アジャスターは設置場所によって選べるので、賃貸物件でも困りません。
間仕切りになるので、ワンルームなので玄関をあけたら部屋の中が丸見えになって嫌、ルームシェアでもプライベートはしっかり分けたい、といった方におすすめのアイテムです。
ほかにもサイズがあるので、自分に合ったサイズを選べます。
有孔ボードタイプ用 フック10個組
有孔ボードに使用する専用のフックです。
ボードにあいている穴に差し込むだけで、アイテムをかけて収納できるようになります。
調理器具で散らかってしまうキッチンや、傘や鍵など玄関周りの細々した収納など、有孔ボードと組み合わせるだけで、さまざまなシーンに対応できます。
10個セットになっているので、必要に応じて購入し、収納力をアップしましょう。
穴のピッチも狭いため、収納するアイテムの間隔調整もしやすいです。
見せる収納にレイアウトは必須。
差したり外したりと試行錯誤して、楽しみながら収納しましょう。
ラダーラックを立てかける
ラダーとは「はしご」のことです。
ラダーラックは、はしごのようになった機能的な棚のことを指します。
造りが簡単なので、一から自分で作成することもできますが、DIYが初めてという方は市販品を購入して、部屋のインテリアに合わせて色を塗ってカスタマイズするのもおすすめです。
設置には特別な工具が必要ないのもラダーシェルフの魅力。
市販品なら、ドライバーが1本あれば組み立てられるようなものがほとんどです。
簡単かつ手軽にオシャレな収納スペースを作ることができます。
いろいろなタイプのラダーシェルフが市販されているので、好みに合ったものを選んでみましょう。
ラダーラック シェルフ ハイタイプ
60cm幅のラダーシェルフです。
前に向かって緩やかにせりだしながら描く曲線が、お部屋にオシャレな空間を作りだします。
下段になるほど棚板の幅が広くなり、小物や雑貨をうまくレイアウトすれば、お部屋がショップのような見た目に。
壁面をアートのように彩ることもできます。
カラーは2種類。
書斎やキッチン、リビングなど、場所を選ばず設置可能です。
最小限のフレーム構造なので、光を遮るものもなく、観葉植物を並べてもよいでしょう。
ラダーラック ラック ウォールシェルフ
モダンでスタイリッシュなデザインの80cm幅シェルフです。
背面の柱で床と天井をつっぱり、足元はL字型になっているので、倒れる心配もありません。
壁に穴をあける必要がないので、賃貸物件にぴったりのアイテム。
狭い玄関スペースやデスク回り、洗面所のデッドスペースなどにもおすすめです。
カラーバリエーションはホワイト×ホワイトとナチュラル×ホワイト、ブラウン×ブラックの3タイプ。
設置する場所を選ばずマルチに活躍してくれる優れものです。
同シリーズに45cm幅と60cm幅があるので、用途やお部屋のスペースに合わせて選ぶことができます。
まとめ
賃貸物件だからDIYができない、と諦める必要はありません。
ここでご紹介したように、ちょっとした工夫とアイテムを使うことで、棚を増やしたり、壁の雰囲気を変えたりすることは十分可能です。
ご紹介した内容を参考に、さっそく自宅のDIYにとりかかってみましょう。