香ばしい香りとさっぱりとした飲み心地が魅力のほうじ茶は、近年人気が高まっています。
おいしいのはもちろん、美容や健康にもいい効果が期待できるので、気になっている方も多いのではないでしょうか。
そのまま飲むだけでなく、ラテやスイーツなどのアレンジ商品も数多く販売されており、ついつい目移りしてしまうほど種類が豊富です。
この記事では、ほうじ茶の魅力を掘り下げるとともに、人気のほうじ茶ラテやお取り寄せスイーツを厳選してご紹介します。
実は奥深いほうじ茶の魅力を紹介
人気のほうじ茶ですが、その特徴や種類、体に嬉しい効能などについては、あまり知らないという方も多いのではないでしょうか。
ここではそれらについて詳しくご紹介します。
ほうじ茶の特徴
日本で飲まれるお茶と聞くと、多くの方は緑色のお茶が思い浮かぶかもしれません。
しかし、ほうじ茶は透明感のある飴色をしており、色だけでいえば麦茶に近い見た目をしています。
そのため、日本茶(緑茶)と違う種類のお茶だと思われがちですが、ほうじ茶も緑茶の一種です。
ほうじ茶は、茶葉を蒸して乾燥させた後、強火で焙じて(ほうじて)製造したお茶を指します。
では、ほうじ茶は、ほかの緑茶と何が違うのでしょうか。ここでは、その特徴を解説します。
ふんわりと広がる香ばしさ
第一に挙げられる大きな特徴は、その甘くて香ばしい独特の香りです。
お茶を入れるとき、あるいはペットボトル飲料のキャップを開けたとき、ふんわりと広がる香ばしさに癒やされた経験はないでしょうか。
ほうじ茶は「香りを楽しむお茶」ともいわれます。
高温で焙煎される過程で特有の香ばしさが生まれ、褐色の焼き色が付くのですが、これは茶葉に含まれるアミノ酸と糖が加熱によって結びついて起きる「メイラード反応」によるものです。
「アミノカルボニル反応」とも呼ばれ、食パンをトーストしたときや魚を焼いたときなどにでる香りも同じ現象によって生じています。
ほうじ茶のいい香りは気持ちを落ち着かせて癒やしてくれるため、お仕事中のブレイクタイムや、お休み前のリラックスタイムなど、さまざまな場面で楽しむことができるでしょう。
さっぱりとした味わい
ほうじ茶は一般的な緑茶と比べると、苦みや渋みが少なく、クセもなく飲みやすいお茶です。
そのため、お子さんや渋みが苦手な方でも気軽に口にすることができます。
味わいがさっぱりとして軽く、脂っこい食べ物などとよく合うため、食事と一緒に飲まれることも多いです。
飲食店で締めのお茶として出されることが多いのもほうじ茶です。
これは、食事で口の中に残った脂のべたつきを洗い流してすっきりさせるためで、飲食店の配慮といえるでしょう。
クセのない味からアレンジもしやすく、お茶屋や和スイーツのお店などのほか、有名なコーヒーショップなどからも、ほうじ茶を使ったドリンクやお菓子が販売されています。
こうした背景もあり、近年は人気がとても高まってきています。
いつでも飲みやすい
1日のうち、時間帯を問わず飲みやすいのもほうじ茶の特徴です。
例えば、朝起きたときにはお腹が空っぽになっているので、玉露や抹茶などの濃いお茶は刺激が強いです。
特に胃が弱っているときや体調が悪いときなどにはあまり向いていません。
一方、ほうじ茶であれば刺激が少ないため、体調を気にせず朝からゴクゴク飲めます。
クセのないお茶なので、昼間はお仕事や家事の合間の水分補給に、あるいは食事のお供として、いつでも手に取ることができます。
あっさりした料理、こってりした料理のいずれにも合いやすく、料理を選ばないのも利点でしょう。
いい香りでリラックス効果があるため、就寝前にほっと一息つきたいときにもおすすめです。
このように、ほうじ茶はシーンを選ばず飲める、身近で親しみやすいお茶だといえるでしょう。
お湯を沸かしたらすぐに入れられる
時間をかけずに入れられる点も魅力のひとつです。
一般的に、緑茶を入れるときは、お湯の温度を70~90度くらい(お茶の種類によって異なります)まで下げることでおいしくなるといわれています。
ポットや、やかんのお湯をいったん湯飲み茶わんなどに入れて湯冷ましをし、そのお湯を急須に入れるという方法で温度を下げるケースが多いでしょう。
一方、ほうじ茶を入れるときの適温は95~100度です。
湯冷ましが不要なので、時間をかけずにすぐに楽しめます。
お茶の種類によってお湯の温度を変える理由は、お湯の温度によってお茶に含まれるどの成分が出やすいのかが異なるためです。
温度が高いほど苦みや渋み成分が多く出ます。
温度が低くなるとうま味成分が出やすく、甘みのあるお茶になります。
ほうじ茶の場合、多くのケースではもともと硬くなった茶葉を使用すること、焙煎されていることなどから、低温のお湯だとうま味成分が出にくくなります。
したがって、高温のお湯を使った方がおいしくなります。
さらに、高温で入れるとふんわりといい香りが広がるというメリットもあります。
炒ってあることで苦み成分も減少しているため、高温で入れても苦くなりません。
低価格で手に入れやすい
お茶といってもその価格はピンキリです。
例えば玉露はおいしいですが、いわゆる高級茶にあたるため、そう頻繁に飲むことはできないものです。
しかし、ほうじ茶は一般的に二番茶や三番茶などの煎茶や番茶を炒って製造するため、低価格で購入することができます。
家計にやさしく、毎日の水分補給のために茶葉を常備し、飲みたいときに気軽に口にできる点が魅力です。
また、ひと昔前までは、ティーバッグといえば一般的な緑茶か紅茶くらいしか見かけませんでしたが、最近ではほうじ茶のティーバッグがスーパーやコンビニでも安価で売られていて、より簡単に手に入りやすくなりました。
こんなにある!ほうじ茶の種類
ほうじ茶とひとくちに言っても、以下のようにいろいろな種類があるので、飲み比べてお好みのほうじ茶を探してみてもいいでしょう。
棒茶、かりがね茶
棒茶とは、茶の茎の部分だけを焙煎したもので、石川県の金沢市が発祥とされています。
近年では石川県のお土産といえば加賀棒茶といわれるほど、県外の方からも人気が高まっているお茶です。
かりがね茶も同じように、茎の部分を焙煎したお茶で、棒茶、茎茶とも呼ばれます。
特に京都などでは、茎茶の中でも玉露や高級煎茶の茎を使ったものを、かりがね茶と呼ぶことが多いです。
茎のみを使用していることからあっさりと上品な味わいです。
炭火焙煎ほうじ茶
炭火を使って茶葉を焙煎したものが炭火焙煎ほうじ茶です。
炭火はガスよりも火力が強く、短時間で火入れができるため、より香ばしく仕上がります。
ただ、炭火は調整が難しく熟練の職人にしか扱えないので、炭火焙煎ほうじ茶は非常に珍しい種類です。
ほうじ煎茶、ほうじ番茶
煎茶とは、太陽の光を浴びて育てた茶葉を、蒸す、揉むといった過程を経て作られるお茶を指します。
茶畑に覆いをして作られる抹茶や玉露などと異なり、広く流通している一般的なものが煎茶です。
番茶も煎茶の仲間に分類されますが、番茶は煎茶の中でも大きく成長して硬くなった茶葉を使ったお茶です。
そして、煎茶を焙じたものをほうじ煎茶、番茶を焙じたものをほうじ番茶などと呼びます。
2つとも焙煎している点で同じほうじ茶ですが、どの段階の茶葉を使ったのかによって栄養価や風味が異なります。
女性に嬉しいほうじ茶の効能
緑茶が体にいいことはよく知られていますが、ほうじ茶もほかの緑茶と同じく多数の栄養価があり、体にうれしいさまざまな効果が期待できます。
ただし、焙煎するという工程を踏むため、ほかの緑茶とは栄養価や成分量が異なります。
ここからは、ほうじ茶に含まれる成分や効能をご紹介します。
免疫力アップ
緑茶の成分として有名なものに主に苦味成分である「カテキン」がありますが、これはほうじ茶にも含まれています。
カテキンはポリフェノールの一種で、多くの効能があることで知られています。
代表的な効能を挙げると、まずは抗菌・抗ウイルス作用です。
虫歯の原因となるミュータンス菌や食中毒菌、ピロリ菌の増殖を抑制する作用があるため、虫歯、食中毒、胃潰瘍の予防に効果が期待できます。
次に、抗酸化作用です。
体内の細胞を酸化させて老化や病気の原因となる活性酸素を除去する作用が働くため、アンチエイジング、風邪やインフルエンザなどの予防にもおすすめです。
さらにカテキンには脂肪の吸収を穏やかにする効果や、血中コレステロール値を正常に保つ効果も期待できます。
ほうじ茶をダイエット中のサポート飲料として飲むのもいいでしょう。
冷え性改善
秋冬になるとほうじ茶の人気がさらに高まり、コンビニなどでもホットほうじ茶のペットボトルがよく置かれるようになります。
これにはほうじ茶が体を温めてくれる点も関係しているでしょう。
ほうじ茶の最大の特徴は独特の香ばしい香りですが、これは「ピラジン」という香り成分によるものです。
ピラジンは緑茶全般に含まれていますが、火入れの過程で成分量が増えるため、焙煎するほうじ茶は特に豊富です。
ピラジンには血液をサラサラにし、血行を促進する働きがあります。
血行がよくなると体がポカポカと温まり、冷え性の改善に期待できます。
また、血流がスムーズになることで、肩こりの改善や自律神経を整える効果なども期待できます。
毎日の健康習慣のためにほうじ茶を取り入れてみてもいいでしょう。
お肌の健康をサポート
緑茶にはお肌の健康をサポートするのに欠かせないビタミンCが豊富に含まれています。
ビタミンCは、コラーゲンの生成を助けてハリのあるお肌にする、メラニン色素の合成を抑制して美白に導く、肌の新陳代謝を整えてくすみをなくすといった効果が期待できます。
免疫力や解毒力を向上させる効果もあるため、風邪の予防や回復にもつながります。
ところが、ビタミンCは体内で生成することができないため、毎日摂る食べ物や飲み物の中から摂取するか、直接塗布するしかありません。
そこで、日々の水分補給として用いる飲み物で摂取できれば効率的です。
またビタミンCは、カテキンと一緒に摂取することで吸収率が上がるため、緑茶はまさにビタミンCを摂るのにうってつけの飲み物といえるでしょう。
ただし、ほうじ茶の場合、焙煎の過程でビタミンC含有量は減ってしまうため、それほど多いわけではありません。
ビタミンCを目当てに飲むというよりは、こまめな水分補給で老廃物を排出する意味で飲むと、お肌の健康維持につながるでしょう。
リラックス効果
ほうじ茶を飲むと、ほっと一息つき、どこか心が緩まるような感覚になります。
これはほうじ茶に含まれる香り成分によるものです。
香り成分のひとつである「ピラジン」には、前述したように血行を促進するだけでなく、気分を落ち着かせてくれるなどのリラックス効果もあります。
また、ほうじ茶にはアロマオイルの成分でもある「ゲラニオール」や「リナロール」も含まれており、これも、鎮静、抗不安といった効能があります。
ストレスがたまると集中力の低下や不眠、頭痛といった症状を引き起こし、放置すれば病気になってしまうリスクがあります。
ほうじ茶のリラックス効果を利用して適度にストレスを解放することで、結果的に病気の予防につながるといえるでしょう。
むくみ改善
ほうじ茶には適度なカリウムが含まれているため、むくみを改善する効果にも期待できます。
味の濃い料理やファストフードなどはおいしいですが、頻繁に口にすると脳が体の塩分濃度を下げようと水分を取り込み、むくみやすくなります。
太っているように見られてしまったり、靴がきつくなったりするため、むくみを敬遠される方は多いのではないでしょうか。
ほうじ茶に含まれるカリウムには体内にあるナトリウムとのバランスを調整する役割があるため、不要な塩分を排出し、むくみの改善につながります。
ほうじ茶にもカフェインはある?
お茶を飲む際に「カフェイン」が気になる方は多いのではないでしょうか。
カフェインは神経を刺激するといわれている成分で、適切に摂取すれば健康効果も期待できるのですが、過剰摂取によるリスクはたびたび指摘されています。
カフェインは、コーヒーや栄養ドリンクなどのほか、緑茶全般にも多く含まれています。
ほうじ茶も緑茶のひとつなのでカフェインが含まれていますが、高温で焙煎される過程でカフェインが飛びやすくなっています。
したがって、緑茶の中ではカフェインが控えめなので、比較的安心して飲むことができます。
ただし、カフェインがある点に変わりはないため、妊娠中の方や赤ちゃんなど特にカフェインに気をつける必要がある方は、飲み過ぎには注意が必要です。
最近では赤ちゃん用のほうじ茶も販売されていますので、そうした商品を選ぶのもひとつの方法です。
カフェインが心配な方はかかりつけ医に摂取量などを相談された方がいいでしょう。
ほうじ茶はラテで飲むのがおいしい!
ほうじ茶はそのまま飲むのはもちろんおいしいですが、牛乳を加えてラテとして飲むのもおすすめです。
ほうじ茶ラテは、カフェラテや抹茶ラテとは一味違うおいしさを楽しめますよ。
コンビニやスーパーでも買える!人気のほうじ茶ラテ
最近はカフェやコーヒーショップでもほうじ茶ラテをよく見るようになりましたが、時間がないときには購入が難しいものです。
そんなときは、コンビニやスーパーで手軽に買えるほうじ茶ラテで一息ついてみましょう。
人気のほうじ茶ラテをご紹介します。
ミルクたっぷり! TEAS’TEA NEW AUTHENTIC ほうじ茶ラテ
「お~いお茶」で知られる緑茶飲料業界のパイオニア「伊藤園」からは、ミルクたっぷりのほうじ茶ラテが販売されています。
ほうじ茶ラテ専用の茶葉をドリップ抽出して仕上げたほうじ茶を使い、濃厚なのにすっきりとした後味が楽しめるほうじ茶ラテです。
「TEAS’TEA NEW AUTHENTIC」は、伊藤園が現代のライフスタイルに合ったお茶の新しいおいしさや、楽しみ方を提案しているティーブランドです。
ほうじ茶ラテは2016年に発売された商品ですが、2018年には茶葉の選定が見直され、ほうじ茶が持つ甘く香ばしい香りをより楽しめるようになりました。
パッケージにある「しあわせの香り」が感じられるよう、香料無添加でほうじ茶本来の香りを生かしています。
ほうじ茶ラテの2018年の年間販売数量は前年の2.5倍となり、女性を中心に人気を拡大してきたのもうなずけます。
金沢発祥の棒ほうじ茶を使用!加賀棒ほうじ茶ラテ
加賀の棒ほうじ茶を使ったのが「ポッカサッポロ」の「加賀棒ほうじ茶ラテ」です。
金沢では日常的に口にするお茶といえば“ほうじ茶“で、それも棒ほうじ茶を意味しています。
加賀棒ほうじ茶はやわらかくて栄養価の高い一番茶の茎のみを低温でじっくり焙じて作るため、お茶のうま味とほうじ茶の香ばしさの両方が楽しめます。
この商品は、希少な石川県産の棒茶を贅沢に使用したラテです。
茎の香ばしさとミルクの濃厚な味がマッチし、黒蜜が加わったことで「和」の甘さを感じられる、まさに「和ミルクティー」。
ちょうど1回で飲みきれる275mlのサイズも、女性にはうれしいポイントです。
ふんわり泡でほっこり!八女茶が薫る星のほうじ茶オーレ スティックタイプ
福岡県の奥八女地方にある自然豊かな星野村は、高級玉露の産地として知られています。
そんな星野村にある「星野製茶園」で作られた「八女茶が薫る星のほうじ茶オーレ」は、コーヒーにも負けない香ばしさとミルクのハーモニーが絶妙な、八女ほうじ茶のラテです。
カフェインが少なめなので、夜寝る前などに体を温め、一息つきたいときにもおすすめです。
スティックタイプは職場などで手軽に楽しめる点も魅力です。
ラテのふっくらとした泡も立つため本格的な一杯が楽しめます。
お湯に溶かしてそのままでも、少量のお湯で溶かした後に氷を入れて冷やしてもおいしくいただけるので、季節に合わせて飲み方を変えてみてもいいでしょう。
クリーミーな味わい!香るまろやか ほうじ茶ラテ
コーヒーで有名な「ネスレ」からも、コーヒーを使わない「香るまろやか ほうじ茶ラテ」が販売されています。
豊かなほうじ茶の香りにミルクのまろやかさが加わり、クリーミーなラテに仕上がっています。
一杯飲み切りの便利なスティックタイプなので、ペットボトルタイプだと量が多くて余ったり冷めたりして敬遠していたといった方にもおすすめです。
食後のコーヒー代わりにしてもいいでしょう。
1本あたり34kcalと低カロリーなので、ダイエット中の方でもカロリーを気にせず楽しめます。
お湯の量を少なめにすると濃厚に、お湯の量を多めにするとさっぱりと、自分好みに調整できます。
甘さしっかり!辻利 京ラテ 黒みつ抹茶ミルクとほうじ茶ミルク
国内外の有名食品ブランドから自社開発ブランドまで幅広く食品を展開する「Kataoka」からは、「辻利 京ラテ 黒みつ抹茶ミルクとほうじ茶ミルク」をご紹介します。
「辻利」は京都の宇治にあるお茶の名店で、1860年創業の老舗です。
店舗を訪れれば上質なお茶を手にできますが、近年ではコンビニやスーパーでインスタントティーやティーバッグなども販売されており、辻利のおいしいお茶が手軽にいただけるようになっています。
こちらは、「黒みつ抹茶ミルク」と「ほうじ茶ミルク」がそれぞれ3本ずつ入った箱で、気分に合わせてセレクトできる点も魅力でしょう。
「ほうじ茶ミルク」は、一番茶を中心に配合した茶匠厳選のほうじ茶にミルクが加わり、黒糖で甘みとコクが引き出された濃厚な一杯です。
お家で手作りほうじ茶ラテのレシピ
飲料やスイーツのフレーバーとして非常に人気が高まっているほうじ茶ですが、実は自宅で簡単にほうじ茶ラテを作ることができます。
材料や手順が少ないのでぜひ試してみましょう。
ほうじ茶のおいしい入れ方
まずは、ほうじ茶の基本的な入れ方を押さえておきましょう。
おいしい入れ方を覚えておくと、これに牛乳や練乳を加えるだけで簡単にほうじ茶ラテができます。
もちろん、ほうじ茶そのものをじっくり味わってもいいですね。
ほうじ茶の色は少し濃いと思うくらいがおいしいので、以下の手順でしっかり色がでるまで抽出させてからいただきましょう。
ご紹介するのは3人分の入れ方です。
- 急須に、ティースプーン山盛り4杯分の茶葉を入れる。
- ポットのお湯をそのまま急須に入れる。
※高温のほうがおいしいので湯冷ましはしません。 - 30秒ほどたったら湯飲み茶わんに注ぐ。
※最後の1滴までしっかり注ぎます。
ティーバッグを使ったほうじ茶ラテの作り方
次に、市販のティーバッグを使ったほうじ茶ラテの作り方をご紹介します。
わざわざ急須でほうじ茶を入れるのが面倒だと感じる方でも手軽に作れます。
【材料】1人前
- ほうじ茶のティーバッグ:4袋
- 牛乳:250ml
- 砂糖:大さじ1/2~2/3
【作り方】
- 鍋に牛乳と砂糖を入れて中火にかけ、沸騰直前まで温める。
- 火を止めたらティーバッグを入れて2~3分おく。
- ティーバッグをスプーンの背で押し付けるようにして汁気を絞り、ティーバッグを取り出す。
- 茶こしを使ってカップに注いだら完成。
粉末ほうじ茶を使ったほうじ茶ラテの作り方
粉末スティックタイプのほうじ茶なら飲む人数に合わせて量が調整しやすいので、そちらを使っても便利です。
以下、粉末ほうじ茶を使ったほうじ茶ラテの作り方です。
【材料】1人前
- 粉末のほうじ茶:大さじ1
- お湯:30ml
- 牛乳:140ml
【作り方】
- カップに粉末ほうじ茶とお湯を入れて溶かす。
- 鍋に牛乳を入れてかき混ぜながら沸騰直前まで温め、1に注いだら完成。
アイスほうじ茶ラテの作り方
暑い時期はほうじ茶ラテをアイスで楽しむのもいいですね。アイスほうじ茶ラテも簡単に作れます。
【材料】1人前
- ほうじ茶のティーバッグ:2袋
- お湯:100ml
- 牛乳:80ml
- 砂糖:小さじ2
- 氷:適量
【作り方】
- 鍋にお湯を沸かし、ティーバッグを入れ、ラップで蓋をして5分ほどおく。
- ティーバッグを取り出し、鍋に砂糖を入れてかき混ぜて冷ます。
- グラスに氷と牛乳を入れ、2を注いだら完成。
自宅でほうじ茶ラテを作るときのポイント
ご紹介したほうじ茶ラテのレシピはどれも失敗なく作れるものばかりですが、よりおいしく仕上げるために多少のコツがあります。
まず、ほうじ茶の原液は、普通に飲むよりもしっかりと濃い目に抽出しましょう。
牛乳や砂糖を入れてもほうじ茶の風味が失われず、濃厚なほうじ茶ラテになります。
次に、甘めが好きな方、さっぱりした味が好きな方など味のお好みはそれぞれですから、牛乳や砂糖の分量は調節しながら変えてみてください。
コクを加えたい方は牛乳と砂糖の代わりに練乳を加えてもおいしくいただけます。
さらに、お店で飲むような本格的なほうじ茶ラテを作りたい方は、牛乳の泡立てがポイントです。
少し面倒ですが、泡だて器で混ぜたり、シェーカーで振ったりするとふわふわになります。
ミルクフォーマーなども比較的安価で販売されているので、そうしたアイテムを使ってもいいでしょう。
ほうじ茶スイーツのお取り寄せギフト7選
ほうじ茶は飲むだけでなく、ほうじ茶を使ったスイーツも人気が高まっています。
和菓子はもちろん、洋菓子にもアレンジしやすいことから、最近ではおしゃれなカフェ、洋菓子店などでもよく見かけるようになりました。
ほうじ茶の素朴な香りはリラックスしたいシーンにぴったりなので、お取り寄せして大切な方と一緒に味わってみてもいいですね。
ここでは、ギフトにも最適なほうじ茶スイーツを厳選して7つご紹介します。
吉祥菓寮 京都ショコラ大福 ほうじ茶
「KISSHOKARYO KYOTO」(吉祥菓寮)は、京都で16代続く菓子茶房です。
2006年からは現在の形でお菓子作りを始め、自家焙煎したきな粉や、和素材を使ったスイーツの専門店として人気を博しています。
「京都ショコラ大福 ほうじ茶」は、吉祥菓寮オリジナルの雪平餅生地で生チョコレートを包んだ数量限定の逸品で、やわらかく優しい口当たりが特徴です。
ほうじ茶はパウダーと練状ほうじ茶が使用されており、ほうじ茶の香りと濃厚なチョコレートがマッチした豊かな味わいです。
1箱8個入りと4個入りがあり、1ヶ月ほど日持ちするので、自分へのご褒美として食べても、皆でシェアして食べてもいいでしょう。
和の雰囲気たっぷりのほうじ茶と雪平餅に洋のチョコレートの取り合わせは、外国の方へのギフトとしても喜ばれるはず。
黒と白のシックなデザインの手提げ袋やメッセージカードも付けられます。
なかほら牧場ぷりん ほうじ茶
岩手県にある「なかほら牧場」は、近年注目されている山地酪農の牧場です。
素材の味を堪能できるバターやヨーグルト、アイスクリームなどが自家製造されています。
なかほら牧場の牛は一年を通じて山地に放牧され、自然の力だけで育った野シバや木の葉を食べて自由に過ごしています。
牛種は乳脂肪分が高く濃厚な味わいで知られるジャージー牛です。
そんな牧場の牛と、同じく放し飼いで飼育された鶏の卵を使った「なかほら牧場ぷりん ほうじ茶」は、ひとつひとつ丁寧に手作りされた牧場自慢の一品です。
ほうじ茶は全国有数のお茶の産地で知られる静岡県の善光園が作った、農薬も肥料も使わない「自然栽培ほうじ茶」を使用しています。
おいしさだけでなく安心できる素材をとことん追求したこだわりのぷりんは、贈る相手をきっと笑顔にしてくれるでしょう。
伊藤久右衛門 宇治てぃらみす
伊藤久右衛門では、だいふくや生チョコレートなど和菓子から洋菓子までさまざまな商品が展開されています。
今回ご紹介するのは、イタリアンドルチェでお馴染みの「ティラミス」をお茶で仕上げた逸品。抹茶・ほうじ茶・玄米茶の3種の味が楽しめます。
お茶とチーズ?!と思われるかもしれませんが、香り高いお茶と、北海道産のマスカルポーネチーズが絶妙なハーモニーを織りなします。
茶壷をイメージしたという、可愛らしいコロンとした瓶に入っているので贈り物にもぴったりです。
きよ泉 ほうじ茶チョコレート
「京都・宇治茶匠 きよ泉」の「宇治ほうじ茶チョコレート【濃】」は、一番茶の最高級茶葉の一部である茎のみを使用した上質なほうじ茶でできたチョコレートです。
ベースとなるのは、きよ泉で数十年試行錯誤して作られた日本製のホワイトチョコレート。
抹茶チョコレートでも使用されている自慢のホワイトチョコレートですが、これを、ほうじ茶のよさを引き立てるための仕様に独自配合しています。
生地を成型するときの温度や、細かいだまの取り除きにも神経を注ぎ、徹底した衛生管理の下で作られています。
高品質のほうじ茶と組み合わせて仕上げたチョコレートは、きよ泉のこだわりが詰まった逸品です。
人気の抹茶チョコレートも楽しめるセットは、抹茶とほうじ茶がそれぞれ9枚ずつ入っています。
壱之庄 茶匠壱之菓
「壱之庄」は、日本緑茶発祥の地として知られる京都の宇治田原に店を構える、自家焙煎工場を持つほうじ茶のお店です。
「茶匠壱之菓」は、宇治田原産の玉露と自慢の自家焙煎ほうじ茶に、ベルギー産のホワイトチョコレートを加えて作ったガトーショコラで、食べやすいひとくちサイズ洋菓子店「京都ふたえ」とのコラボレーション商品です。
玉露のガトーショコラとほうじ茶のガトーショコラが各5個と、玉露、ほうじ茶、紅茶のティーバッグが各5袋入った豪華なセットです。
ティーバッグはメッセージ付きのかわいらしいパッケージに入っているため、贈り物にもおすすめです。
雅正庵 ほうじ茶まんじゅう
「雅正庵」は、静岡の製茶問屋である「おやいづ製茶」が展開する、静岡茶と静岡抹茶スイーツ専門店です。
さまざまなお茶のスイーツはいずれも人気が高い雅正庵ですが、ここでは季節限定の「ほうじ茶まんじゅう」をご紹介します。
まんじゅうに使われているほうじ茶は、抹茶を石うすでひく前の原葉である希少な「碾茶」を真っ黒になるまで焙煎して作られており、濃厚な甘みとうま味が特徴です。
これにミルク餡を合わせることでマイルドな味に仕上がっています。
餡だけでなく皮にもほうじ茶が練り込まれているため、芳醇な香りが口いっぱいに広がります。
ほうじ茶好きにはたまらないまんじゅうです。
RIKYUENプレミアムアイス黒ほうじ茶
江戸時代から約400年も続く老舗のお茶屋「京都利休園」(RIKYUEN)では、アイスクリームやパウンドケーキなど、さまざまな種類のお茶スイーツを展開しています。
なかでも「極濃」シリーズは、一般的なお茶のスイーツに物足りなさを感じている方でもきっと満足できる、お茶好きのためのシリーズです。
普段の時間を一気にグレードアップしてくれる特別感があります。
「プレミアムアイス黒ほうじ茶」は、濃いほうじ茶が口いっぱいに広がる、ほかにはない濃厚なアイスクリームです。
焙煎にこだわったオリジナルブレンドの「黒ほうじ」の茶葉をそのまま粉末にし、たっぷりと使用しています。
シックなブラックの箱に入っている8個入りのセットは見た目の高級感もあるため、大切な方への贈り物にもおすすめです。
まとめ
ほうじ茶はおいしいだけでなく、体にいい効果があります。
気軽に飲みやすいお茶なので、健康や美容のサポートとして手に取ってみてはいかがでしょうか。
ラテにすると牛乳によってまろやかになり飲みやすくなるため、ほうじ茶ラテにして飲むのもおすすめです。
人気のほうじ茶スイーツと合わせてチェックしてみてください。
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