新生児用オムツのサイズが合わない?!選ぶポイントを押さえよう
産まれたての赤ちゃんは小さくて、見ているとこちらまで笑顔になるほど可愛いです。
そんな産まれてすぐの赤ちゃんのオムツのサイズがゆるくて困っている、という方もいるのではないでしょうか?
新生児は、一般的に3000g前後の体重で産まれる子が多いといわれてきました。
しかし、近年では2500gを切る低体重で産まれてくる子も増えてきています。
そのため、新生児用のオムツは、~5000gまでのサイズと~3000gまでのサイズが販売されています。
例えば、3000gを切る赤ちゃんに5000gまでのサイズのオムツを穿かせてしまうと、ぶかぶかで横漏れが発生してしまうこともあります。
新生児育児は睡眠不足と疲労との戦いです。
そんな中、オムツからの横漏れで、洗濯物をする負担が増えてしまうのは避けたい事態です。
そんなことにならないように、新生児のオムツ選びは産まれた子供の体重に合ったオムツを選ぶようにしてください。
月齢別サイズの目安|新生児からよちよち歩きの赤ちゃんまで
待望の赤ちゃんが生まれてから育児に追われ、時間が経つのはあっという間です。
赤ちゃんの成長スピードはとても速く、新生児のうちは体重が1日に20~30gほど増加します。
そんな赤ちゃんの体形の変化は目まぐるしいものです。
そのため、ネットショップや赤ちゃん用品専門店のセールで同じサイズのオムツを大量に購入してしまうと、サイズアウトしたオムツが無駄になることもあります。
オムツを無駄にしないためにも、オムツを買い過ぎないように気を付けましょう。
「紙オムツ」月齢別サイズアップの目安
- 新生児用:生後1ヵ月
- Sサイズ:生後1~3ヵ月
- Mサイズ:生後3~15ヵ月
- Lサイズ:生後12~36ヵ月
- ビッグサイズ:36ヵ月以上
紙オムツは、一般的に新生児用のものからS、M、L、ビッグとサイズ展開されていて、基本的には体重と月齢を基準に選べるようになっています。
しかし、同じ月齢や体重でも、成長度合いや体型は赤ちゃんによって異なります。
そのため、商品のサイズ表記だけでは自身の子どもに合うオムツを選ぶことが難しいです。
赤ちゃんの身体にきちんと合っているかを十分に確認した上で、最適な商品を選ぶとよいでしょう。
同じサイズのオムツでもメーカーによって大きさが違うことも
同じサイズのオムツでも、各メーカーによってサイズが若干異なります。
そのため、サイズアップのタイミングもそれぞれのオムツによって違いが出てきます。
同じオムツでも、細身の子やふくよかな子など、その子の体形によっても背中漏れがしやすい・横漏れしやすいなどのトラブルが発生することもあるようです。
メーカーごとにオムツの形が異なるので、横漏れや背中漏れが起こった際には、オムツのメーカーを変えることで解消することもあります。
事前にお試しをしてからオムツのサイズアップやメーカーを変更することをおすすめします。
メーカーによっては、オムツのサンプルを配っている場合もあります。
また、赤ちゃんがいる知り合いから、大きいサイズのオムツや他のメーカーのオムツを1枚貰って試してみるのも良いかもしれません。
サイズアップをすることで、オムツの1枚あたりの単価が上がることになります。
同じサイズでもつくりが大きめなオムツメーカーに変えることで、サイズアップのタイミングを遅らせて、オムツ代を節約することも可能です。
ママも安心!失敗しない新生児用オムツの選び方
赤ちゃんのお肌は薄くて、とてもデリケートです。
少しの刺激で赤くなってしまったり、湿疹ができたりするなどのトラブルが発生します。
特に、産まれたての新生児のお肌はと非常に敏感で、肌に触れるもの全てに気を配ってあげる必要があります。
デリケートゾーンに1日中触れているオムツは、赤ちゃんにとって心地良いものを選んであげたいところです。
そんな新生児用オムツ選びで失敗しないための3つのコツをご紹介します。
1.肌触り〜新生児の肌に合ったものを選ぶ〜
オムツ選びをする上で肌触りは大切です。
大人でも肌触りが悪い下着や寝具を使用していると不快に感じるものです。
ましてや新生児ならば、余計に肌触りが良いものを使ってあげる必要があります。
各メーカーそれぞれのオムツの表面を触ってみると、肌触りに大きな違いがあることに気が付きます。
悪い例としては、触った瞬間にざらっとした毛羽立ちを感じるものや、オムツの表面に凹凸加工がなく、表面が硬めで摩擦を感じやすいといったものがあります。
逆に良い例としては、肌が触れるとふわっと柔らかく触り心地の良いもの、表面がさらっとしていて肌滑りが良いものなどです。
また近年では、オーガニックコットンを配合するなど、天然の素材にこだわったオムツも販売されています。
サンプルなどでオムツの表面を触って確かめてみてください。
2.通気性と吸水性〜おしっこの量は日によって変化〜
赤ちゃんのオムツによる負担を考える上で、通気性と吸水性は欠かすことができないポイントです。
まずオムツの通気性についてですが、湿度がオムツ内にこもることで、オムツかぶれが起こりやすくなります。
国内メーカーのオムツは、各社が通気性の良さを追求しているため、通気性に関しては大きく差がないともいわれています。
そのため、吸水性を重視して選ぶことをおすすめします。
赤ちゃんのおしっこの量は日によって異なります。たくさんのミルクや白湯を飲んだ日は、おしっこの量が多くなり、汗の量が多い日は、おしっこの量が少なくなるということもあります。
そのため、おしっこの量が多いときにも対応ができるように、オムツには高い吸水性が求められます。
吸水の容量については、オムツが分厚いから多くのおしっこを吸収できるということではなく、スリムなオムツでも十分な容量を吸収するものもあります。
3.使い勝手〜子育てが負担にならないように工夫〜
オムツ選びでは、オムツ替えが負担にならないよう、オムツの機能性も重要になってきます。
横漏れをしないような工夫がされているか、オムツテープははがしやすいか、オムツがかさばらないかといったこともチェックが必要です。
オムツの横漏れの原因は、足の付け根部分にあたるギャザーの性能によって左右されます。
ギャザーの収縮性が良いと、赤ちゃんの身体にしっかりとフィットし、横漏れを防ぐことができるのです。
おしっこやゆるゆるのうんちが足の付け根から漏れていると、洗濯物が増えることになり、ママの負担が増えてしまいます。
そんな悲しい思いをしないためにも、ギャザーのチェックは忘れないようにしましょう。
また、忙しい育児の最中のオムツ替えは、少しでも効率良く終えたいものです。
オムツのテープがはがれづらいと、オムツを脱がせるのに手間取ってしまいストレスがたまることも。
テープははがれやすく、はがす際に大きな音がしないものがおすすめです。
ママが赤ちゃんと外出する際には、オムツや着替え、母子手帳など持参するものがたくさんあります。
さらにミルク育児の場合は、哺乳瓶と粉ミルクなども持っていく必要があります。
外出が長時間になる場合は、オムツが複数枚必要です。
そんなとき、オムツは少しでもかさばらないものが良いと思います。
しかし、いくらかさばらないスリムなオムツでも、吸水性が悪いものでは横漏れの原因となってしまいます。
オムツの厚みと吸水性の良し悪しなどをチェックしてからオムツを選ぶことが大切です。
ママにおすすめ!新生児用オムツ13選
産まれたばかりの赤ちゃんに少しでも負担が少ないオムツを使いたい、と思う方が多いと思います。
しかし、国内に流通しているオムツの数はとても多く、初めての育児をするママにとっては、どのオムツを選べば良いのか悩ましいところです。
そんな新米ママに向けて、おすすめの新生児用オムツ13選をご紹介します。
国内製品だけではなく、海外メーカーのオムツもご紹介しています。
それぞれのオムツの特徴を把握して、オムツ選びの参考にしてください。
天然素材が魅力!ナチュラルムーニーテープ 無添加オーガニックコットン
日本で初めて表面のシートにオーガニックコットンを採用した商品です。
石油由来剤・ラテックス・合成着色料などが無添加で、赤ちゃんのお肌に優しいオムツです。
お肌に触れる部分にオリーブオイル・ライスオイル・ホホバオイルが配合されています。
「ゆるうんち吸収ゾーン」が、肌に強い刺激があるゆるゆるのうんちもしっかりキャッチ。
背中にあるギャザーでオムツの密着性が高まっていることも好評です。
ふんわり柔らか穿き心地抜群!グーン はじめての肌着 マシュマロ仕立て
商品名の通り柔らかな肌触りで、クッション性のある厚手のオムツです。
表面シートの密度を低くすることで、ふんわり柔らかい質感を実現しています。
ギャザーも柔らかいので、足の付け根の負担も少なく、穿き心地の良いオムツです。
ベーシックタイプの「グ~ン まっさらさら通気」にくらべて、おしっこの吸収量が多いのも特徴です。
通気性で選ぶならこれ!メリーズ さらさらエアスルー
ポコポコとした丸いエンボス加工が柔らかい質感で、肌に優しく触れるため、肌への負担が少ないのが特徴です。
エンボス加工の凹凸が、ゆるゆるうんちをしっかりキャッチしてくれます。
通気性が良く、「呼吸するオムツ」というキャッチフレーズで人気のオムツです。
夜の暗い部屋でも見えやすい緑色のテープも便利です。
産婦人科のお墨付き!パンパース はじめての肌へのいちばん
多くの産婦人科で使用されているオムツです。
産婦人科のプロが使用しているという点で安心感があります。
歴代のパンパースシリーズの中で最も柔らかい表面シートを採用しています。
「3D穴あきメッシュ機能」で柔らかいうんちの水分を素早く吸収し、肌への負担を軽減してくれます。
薄いのに抜群の吸収力があることもパンパースシリーズの魅力の一つです。
収縮性抜群のギャザーでぴったりフィット!ムーニーエアフィット
立体構造で赤ちゃんの身体に優しくフィットします。
サイドの「しなやかストレッチギャザー」は、オムツを広げると勝手にギャザーが立つ構造になっています。
わざわざ手でギャザーを立てる手間が省ける、ママにとってうれしい機能です。
柔らかく収縮性のあるギャザーで横漏れ対策も万全。
ムーニーは、背中にもギャザーがあるので、ぴったりフィットして背中漏れも安心です。
背中に隙間ができやすく、背中漏れしやすい細身の赤ちゃんにもおすすめです。
驚きの吸水性!パンパース さらさらケア
ふわっとしたコットンのような肌触りで、素肌と同じ弱酸性の表面シートを使用したオムツです。
おしっこを即座に吸収するほどの、薄手の見た目からは想像できない吸収性の良さが特徴。
最大で12時間お肌がサラサラな状態を保てるオムツです。
オムツ替えの頻度が低くなる夜間にもおすすめ。
薄手でかさばらないので、外出時に持っていくのにも便利なオムツです。
デンマーク政府公認!環境に配慮した BAMBO Nature プレミアム紙おむつ
デンマークのメーカーが製造している、デンマーク政府公認のオムツです。
表面シートはフラットで、触れると少しひんやりとした触感です。
原材料には天然木材パルプを使用しています。
化学物質の使用量を極力抑え、布オムツの質に近付けているのが特徴です。
環境保護にも配慮がされており、ほとんどの部分が土に還る仕様になっています。
環境に優しいオムツが良いというママにおすすめです。
国内トップレベルの肌触りを実現!ネピア Whitoテープ
国内トップレベルの肌触りの良さが特徴。
さすがは製紙会社の製品といった感じです。
オムツ自体は厚めで、フィット感を重視したつくりとなっています。
表面シートはキルト状の加工がされており、オムツの肌への接触面が少なくなっています。
キルト状の溝を空気が通り抜け、外に排出されるので、お肌はサラサラな状態をキープできます。
ギャザーは柔らかくしっとりとした触感で肌なじみが良く、足の付け根の肌への負担も心配もありません。
肌触りにこだわりたいというママにおすすめです。
赤ちゃんの穿き心地に配慮した新設計!メリーズ さらさらエアスルー 新生児用サイズ
メリーズシリーズの3000g以下の赤ちゃん用オムツです。
触り心地が優しい「ふんわりエアinクッション」が特徴です。
表面シート、2層目、3層目の間に空気の通り道があることによって通気性が抜群です。
おしっこは通さず吸収し、不快なムレを外に排出します。表面シートの凹凸が、ゆるゆるうんちの水分もしっかり吸収。
立体的なサイドギャザーで足周りにぴったりフィットし、横漏れを防止します。
ビタミンEを配合したお肌に優しいオムツ!グーン はじめての肌着 生まれてすぐの赤ちゃん用
グーンシリーズの3000g以下の赤ちゃん用オムツです。
産院でも使用されています。
表面シートに、肌荒れ改善や血行促進の効果が期待できるビタミンEが配合されています。
全面通気性シートがオムツの中の嫌な湿度を外に逃がして、ムレを防止。
3Dエンボス加工が肌への接触面を抑えることで、肌の負担を軽減しています。
消臭ポリマーがオムツの不快な臭いを防いでくれます。
小さめの赤ちゃんにぴったりフィット!パンパース はじめての肌へのいちばん 新生児小さめ
「パンパース はじめての肌へのいちばん 新生児」の3000g未満の赤ちゃん用オムツです。
小さめの赤ちゃんにフィットするサイズで、横漏れや背中漏れのリスクを軽減します。
赤ちゃんの成長はあっという間なので、小さいサイズのオムツはサイズアップの時期も考えて購入してください。
「まっさらさらシート」でおしっこを即吸収!グーン まっさらさら通気
オムツの足元の部分をウェーブ状にカットすることで、足にフィットしズレにくい構造になっています。
おしっこを瞬時に吸収し、オムツの表面に残らないようにする「まっさらさらシート」を採用。
ゆるゆるのうんちも表面シートの立体的なくぼみがしっかりキャッチして、広がりを防ぎます。
嫌な臭いを消臭する吸収体を使用しているので、臭いも気になりません。
アメリカ発!肌への優しさを追求した Seventh Generation
アメリカ発のメーカーのオムツです。
塩素系漂白剤が不使用で、肌への優しさを追求し、オムツかぶれで悩んでいるというママに支持されています。
海外のセレブが使用していることもあり、流行に敏感なママも注目しています。
素材自体が肌に優しいという反面、日本製のオムツに比べると、吸水性が劣るという意見もあるため、オムツかぶれ対策で使用する際には、頻繁にオムツの交換をすることをおすすめします。
オムツかぶれをしてしまったら?
赤ちゃんのお肌を健やかに保つためにも、オムツ選びはとても重要です。
しかし、どんなに性能が良いオムツを使用しても、お尻が炎症を起こしてしまう「オムツかぶれ」になってしまう場合があります。
それは「お腹を壊して水のようなうんちが数日続いている」「うんちをしてからオムツ替えまでに時間が空いてしまった」など、さまざまな要因でオムツかぶれになってしまうのです。
オムツかぶれを防ぐ方法と、オムツかぶれを発症した際の対処法をご紹介します。
オムツかぶれを防ぐ方法
オムツかぶれは一度なってしまうと、完治するまでに時間がかかってしまうこともある厄介な疾患です。
なので、オムツかぶれになってしまう前に予防することが大切です。
少しの工夫で予防することは可能です。
大事な赤ちゃんのために、オムツかぶれを防いであげてください。
〇おしっこやうんちをしたらなるべく早くオムツ交換をする
特にゆるゆるうんちは肌にとって刺激が強く、オムツかぶれの原因になりやすいです。
お腹を壊しているときは、いつもより頻繁にオムツ替えをするようにしましょう。
〇オムツ替えの際はお尻を乾燥させる
オムツ替えをしてすぐに次のオムツを穿かせてしまうと、肌が濡れたままの状態になり、オムツかぶれを引き起こす原因になりかねません。
お尻を少しの時間空気に触れさせて自然乾燥させるか、乾いたティッシュでお尻を軽く押さえて、水気を取るようにしましょう。
暖かい季節であれば、お尻をうちわであおぐことも有効です。
オムツ替えの際は、しっかりと乾燥させてから、次のオムツを穿かせるようにしてください。
〇テープをきつくし過ぎないようにする
背中漏れが心配で、テープをきつくしてしまうママもいます。
しかしテープがきつ過ぎると、空気が通りにくくなって、オムツ内の湿度が高くなります。
湿度が高くなるとオムツかぶれのリスクが高まってしまいます。
赤ちゃんにとって心地良いぐらいのきつさにするよう心がけてください。
オムツかぶれができてしまった際の対応
オムツかぶれになってしまうと、赤ちゃんはお尻の痛みが不快で、いつも以上にぐずってしまうことがあります。
少しでも早くオムツかぶれを治せるように、自宅でできる対処法をご紹介します。
〇オムツを外した状態でお尻を乾燥させる時間を取る
お尻が濡れた状態が長時間続くと、オムツかぶれが治るどころか悪化してしまうこともあります。
防水シーツなどの上に寝かせて、オムツを外した状態にし、お尻を乾燥させてください。
長時間オムツを外した状態にするとお腹が冷えてしまうので、お尻がさらっと乾燥するぐらいの短時間にするようにしてください。
〇白色ワセリンやオムツかぶれ用の軟膏を塗る
オムツ替えのタイミングで、お尻に白色ワセリンか、オムツかぶれ用の軟膏を塗ります。
白色ワセリンや軟膏が皮膚を保護して、おしっこやうんちの刺激からお肌を守ってくれます。
オムツかぶれができていないときにも、オムツ替えの際にお尻に白色ワセリンを塗っておけば、オムツかぶれの予防になります。
〇オムツの種類を変えてみる
オムツと相性が悪いことでオムツかぶれができている可能性があります。
オムツの素材や、表面シートの形状などが赤ちゃんのお肌に合わないこともあるので、オムツの種類を変えてみることもおすすめです。
〇お尻をお湯で濡らしたコットンやガーゼで拭く
お尻拭きの摩擦がオムツかぶれの原因になったり、治りが遅くなったりします。
既にオムツかぶれになっている場合や、お尻のお肌が敏感な赤ちゃんは、お尻拭きは使わないようにします。
ぬるめのお湯で濡らしたコットンやガーゼで、優しくお尻の汚れを拭くようにしてください。
※オムツかぶれの症状が数日経っても改善しない場合は、病院を受診してください。
まとめ
新生児のオムツのサイズ選びや、おすすめのオムツについて解説させていただきました。
この記事を参考に、それぞれの赤ちゃんのお肌に合ったオムツ選びをして、オムツかぶれなどのトラブルを防ぐようにしてください。
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