食用、薬用、化粧品、石けんなど多様な形で私たちの生活に役立っているオリーブオイル。
「エクストラバージンオリーブオイル」と「ピュアオイル」の2種類に分類できるのをご存知ですか?
今回は、「エクストラバージンオリーブオイル」の美容・健康効果、選び方、おすすめ商品をご紹介します。
エクストラバージンオリーブオイルとは
オリーブオイルは国際規格では細かく9種類に分類され、品質基準も詳細に決められています。
国内では現在のところ、日本農林規格(JAS)が、その製造方法によって「エクストラバージンオリーブオイル」と「ピュアオイル」の2種類に分類しています。
バージンオイルとは、オリーブの実を絞り、濾過しただけのオイルのことです。
それ以外の加工を施していないため、オリーブの実そのままの味わいや香りを楽しむことができます。
品質検査を行い、成分分析と官能評価において、遊離脂肪酸の割合を示す「酸度」が100gあたり8g以下かつ味や香りに欠点の無いものだけがエクストラバージンオリーブオイルと呼ばれています。
絞っただけのオリーブオイルは、「エクストラバージンオリーブオイル」が最高品質であり、以下、「バージンオリーブオイル」、「オリーブオイルランパンテ」の順となっています。
品質の悪いバージンオリーブオイルは精製され、酸度が 0.3% 以下になると精製オリーブオイルとされます。
エクストラバージンオイルは豊かな香りと風味を持ち、質が高いことから、ピュアオイルと比較して高級品として扱われています。
一方のピュアオイルは、香りや味のない「油」の状態にした精製オイルと「エクストラバージンオリーブオイル」もしくは「バージンオリーブオイル」を混ぜ合わせて出来上がります。
ブレンドの比率に規格はないため、およそ無味無臭のものもあれば、オリーブの風味を感じるものもあります。
ただし「ピュア」という形容詞は日本独自のもので、正式には「オリーブオイル」と呼ばれます。
エクストラバージンオリーブオイルのうれしい効果
オリーブオイルには、オレイン酸、ビタミンE、ポリフェノールなどの脂肪酸や有機化合物、植物成分などが豊富に含まれています
特にエクストラバージンオリーブオイルは脂肪酸だけでなく果実に含まれる多種多様な微小成分が溶け込んでおり、肌や髪などに良い影響をもたらし、美容効果があると言われています。
オリーブオイルの持つ美容・健康効果について注目してみました。
美容効果
オリーブオイルと言えばつい食べることを想像しがちですが、近年食べる以外に注目されている使い方が、スキンケアに取り入れることです。
最近ではオリーブオイル入りの化粧品やシンプルなオリーブオイル美容法が人気を集めており、身近で見聞きしたことや実際に買ったことのある方もいるのではないでしょうか。
エクストラバージンオリーブオイルは、スキンケアにおすすめです。
オイルに含まれる抗酸化作用は若々しさを保つのに役立つと言われています。
エクストラバージンオリーブオイルには、肌を保護するビタミンE、肌のハリと弾力を保つビタミンA、肌を健康的に保つポリフェノール、保湿効果を持つオレイン酸などが含まれており、これらの栄養素が加齢と共に失われがちな肌のうるおいを保ってくれるでしょう。
特にオレイン酸は人の皮質に近い成分のため、肌になじみやすく、乾燥肌や敏感肌の方が安心して使うことができます。
現在では乳液、化粧水、洗顔、石鹸からハンドクリームに至るまで、さまざまな商品が開発されています。
健康効果
オリーブオイルは身体に良い脂肪酸で組成されており、中でも一番多いのがオレイン酸です。
オレイン酸は一価不飽和脂肪酸であり、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールは維持するという働きを持ちます。
動脈硬化の主要な要因の一つである悪玉コレステロールを減らすことは、それによって引き起こされる生活習慣病の予防につながります。
脳の満腹中枢を刺激する作用もあり、食前にオリーブオイルを摂取することで暴飲暴食の予防が可能です。
オレイン酸は小腸で消化吸収されにくいため、腸を刺激し便秘改善にも効果があると言われています。
オリーブオイルの香りも消化によい影響を与えます。
食べ物の香りや風味が好ましいと、タンパク質をアミノ酸に分解するペプシンが増え、消化活動が活発になると言われています。
精製によってこの香りが消えてしまうこともありますから、エクストラバージンオリーブオイル特有の効果とも言えます。
しかし人によっては下痢を起こす場合もあるので注意が必要です。
オレイン酸の他に、人間の体内では生成できない必須脂肪酸である多価不飽和脂肪酸のリノール酸とα-リノレン酸も適度に含まれています。
これらの脂肪酸構成率は人乳の構成比率に近く、人間の体にとってより自然に近い割合だと言えるでしょう。
エクストラバージンオリーブオイルの選び方
オリーブオイルの品質基準は日本と世界とで異なります。
エクストラバージンオリーブオイルの基準については、国際オリーブ協会(IOC)が酸度0.8%以下のものとしているのに対し、日本農林規格(JAS)では、酸度2%以下のものとなっています。
酸度2%は国際オリーブ協会の規格ではバージンオリーブオイルの基準であるため、日本のエクストラバージンオリーブオイルには偽物が多いとの誤解を受けてしまいがちです。
より厳格な基準を満たした「本物の」オリーブオイルを選ぶために知っておきたいポイントをご紹介します。
ラベルに書かれている情報をチェック
良質のエクストラバージンオリーブオイルを見極めるにもっとも簡単な方法は、ラベルの確認です。
まずはJOA(日本オリーブ協会)認定マークなどの認証マークがあるかどうか探します。
商品に貼られたラベルには、生産国や原材料の品種、酸度、処理方法などの商品情報の他、製造された国のオーガニック認証マークなども記載されています。
このラベルを確認するのがもっとも確実ですが、すべての商品にマークがあるわけではありません。
品質等級規格は IOCの定めたものです。
IOC に加盟していない日本ではこれらの品質等級規格に沿った製品表示でなくとも法的には何の問題もありません。
しかし国内においては日本オリーブ協会がIOCに加盟しているため、IOCによる国際規格の品質検査を受けることが 可能です。
日本オリーブ協会は、この品質検査をクリアしたオリーブオイルには消費者にわかりやすいよう、JOA認定マークをつけて販売しています。
そのため、市場でも国際規格を満たした製品を見定めることができます。
酸度で見分けるならば、エクストラバージンオリーブオイルの国際規格である0.8%以下のものを選べば良いでしょう。
原産国に関しては実情に関する知識も重要です。
ギリシャ産オリーブオイルは生産量全体では世界第三位の11%ですが、本物のエクストラバージンオリーブオイルの生産比率は世界第一位のおよそ80%をも占めています。
生産量第一位のイタリアが65%、第二位のスペインが30%であるのと比較しても、ギリシャ産の品質の高さは飛びぬけています。
以前の輸入食品は最終的に加工された国を原産国として表示されていましたが、食品表示法に基づく食品表示基準が平成29年9月1日に改正 され、全ての加工食品(輸入品を除く)の重量割合1位の原材料について原料原産地の表示が必要になったため、確認が容易になっています。
ビンは保存に適したものかどうか
保存容器の選択にもコツがあります。
エクストラバージンオリーブオイルは酸化しやすい商品です。
酸素に触れた油は、「過酸化脂質」を生成します。
この過酸化脂質は体内での吸収が悪く、腹痛、下痢の原因となる消化不良を引き起こしたり、コレステロール値の上昇の原因となったりすると言われています。
光を通しにくい濃い色のボトル、酸素を通さないガラス瓶を使用した商品ならば、質の高い状態を保つことができます。
安価なプラスチック容器に入った商品もありますが、ペットボトルは酸素を通しやすく、劣化が進みやすいため、保存にはあまり向きません。
オリーブオイルに限らず、食品は一度開封すると中身が酸素に触れるため、劣化しやすくなります。
使いかけのものを長期間放置すると酸化が進んでしまうため、使用頻度や量に合わせて、短期間で使い切れるように容器の大きさを調節すると良いでしょう。
用途に合わせて使い分ける
同じオリーブオイルでも、エクストラバージンオリーブオイルとピュアオイルでは特徴が異なるため、料理によって使い分けられることを知っておくこと便利です。
エクストラバージンオリーブオイルの長所を最大限活かしたい、ということであれば、生での使用がおすすめです。
クセがない味わいのため、生のままサラダなどの料理にかけたり、パンにつけて食べるのがおすすめです。
香りや辛み、苦みといった味わいは高温加熱によって多かれ少なかれ失われてしまいますが、一概に加熱がいけないわけではありません。
エクストラバージンオリーブオイル独自の香りや風味は、時に料理にアクセントを加えてくれます。
一方のピュアオイルは香りや風味が少ないので、サラダ油のように炒め物や揚げ物に使う他、生のまま使う場合は他の調味料を活かすような味わいの、ドレッシングなどのベースに使うことができます。
加熱調理では、卵料理といった調味料の味や香りの影響が強く出るものを、さっぱりと仕上げたいときに使うのも良いでしょう。
オリーブの品種で選ぶ
世界には1,200~1,300種類の品種のオリーブがあると言われていますが、ここでは日本で手に入りやすい主要品種に絞ってご紹介します。
コロネイキ
コロネイキはギリシャのオリーブの種類で約半分を占めると言われており、主にクレタ島の北部、ペロポネソス半島で栽培されています。
果実もとても小さく、一般的なサイズの半分以下の1〜2グラム程度しかありません。
採れるオリーブオイルの量はわずかですが、安定した収穫量があり高品質なため、高級オイルとしてよく知られています。
オイルの含油率は約20%で味が濃く、フルーティな味わいです。
オレイン酸の含有量も多いため、特に美容に気を使っている人は利用してみたいオイルです。
チプレッシーノ
イタリアのシチリア島でよく見られ、プーリアを原産とするオリーブの品種です。
太陽を好み、果実は丸みを帯びた楕円形で2〜3.5グラムほどです。
香りはフルーティですが、少々香辛料のような風味があると言われています。
アルベキナ
スペイン北部原産のオイル用品種です。
屋内の観賞用としてもよく利用されています。
オリーブの原種に最も近いと言われているのがこの品種で、2.5~3gほどの小さな実が鈴なりにたくさんなるのが特徴です。
爽やかでフルーティ、かつまろやかで甘い、りんごとアーモンドのような風味のオイルです。
ルッカ
やや丸みを帯びた幅広の葉を持ち、果実は小ぶりで2〜2.5グラムほどですが、オイルの含有量は他種と比較して多いと言われています。
ルッカは日本の小豆島でもオイル専用としてよく栽培されています。
マンザニロ
世界中で栽培されているスペイン原産のオリーブ品種です。
「マンザニロ」は小さなリンゴを意味するスペイン語が語源で、まるで小さなリンゴのような丸い実をつけます。
小さく丸みを帯びた硬めの葉を持ち、オイル含量は低めです。
果実は3グラムほどで大きく、ピクルスやオリーブオイルのいずれにも加工されます。
ネバディロ・ブランコ
スペイン原産で、アンダルシア地方でよく栽培されています。
2〜2.5グラムの小ぶりな果実で主にオリーブオイル用として栽培されています。
赤い綺麗な実をつけ、観賞用としても生産されています。
ミッション
スペイン系オリーブ品種のミッションは、アメリカのカリフォルニア州で発見され、日本には明治41年に導入されています。
2.5グラムほどの果実は長円形で、ピクルスやオリーブオイルに加工される品種です。
アザパ
チリ原産の果実加工用品種です。
果実の大きさはミッションの倍ほどになる超巨大品種で、食べ応えがあります。
近年日本で栽培が始まった品種で、収穫時期が11月からと遅めですが、9~10月の早摘みアザパは、より上品な味わいを楽しむことができます。
エクストラバージンオリーブオイルの保存方法
エクストラバージンオリーブオイルは酸化の進みやすい食品です。
正しい保存方法を守らなければなりません。
夏に暑くなる窓際や、熱がこもりやすいキッチンのガスコンロ周り、冬に外気が直接当たってしまうような寒すぎる場所に長期間保存をすると、劣化を早めてしまいます。
保存温度は18度~22度が適切です。
直射日光及び高温多湿を避け、での保管が向いています。
冷やし過ぎると劣化が進むため、冷蔵庫で保存するのには向きません。
紫外線も悪影響を与えます。
直射日光が当たる場所での保存は避けましょう。
また緑や黒色がかった遮光性を持ち、酸素を通しにくいガラス瓶に保存されているものを購入するか、使いかけのオリーブオイルは、濃い色のガラス瓶に詰め替えて常温で保存しましょう。
また、一度封を開けたオイルは、なるべく短期間で使い切ることも品質の劣化を避ける方法です。
エクストラバージンオリーブオイルで健康食生活
数千年にわたって伝統的にオリーブ栽培が行われてきた地中海沿岸では、心臓病の発生率が極めて低くなっておいるため、オリーブオイルを食生活の中に取り入れる「地中海食」や「地中海式ダイエット」が近年世界中から注目を集めています。
2010年には、「地中海食」が、世界無形文化遺産にも登録されています。
オリーブオイルがこれほどまでに注目されたきっかけのひとつに、アメリカ、ミネソタ大学の生理学者であるアンセル・キーズ博士らが行った「7か国調査」があります。
これは、アメリカ・イタリア・スペイン・ユーゴスラビア・ギリシャ・フィンランド・日本の7か国を対象にした食生活と心疾患による死亡率の関係を、1958年から約10年かけて調査したものです。
この調査の結果、脂質の多くをオリーブオイルからとるギリシャ、イタリアなどでは、脂質の多くを動物性食品から摂るアメリカや北欧よりも虚血性心疾患の死亡(発症)率が低いことがわかったのです。
そのため、心臓病は食生活で改善できるということで地中海の食事法が注目され、今では多くの人が行っている地中海式ダイエットが世界中に広まったのです。
調査当時の地中海食は、穀類、野菜類、豆類、果物、オリーブオイルなどの植物性食品が中心でした。
お肉は貴重品であったこと、新鮮な魚介類を食べていたこと、保存食としてチーズなどの乳製品を摂っていたこと、ワインは食事中適度に摂っていたことも特筆すべき項目です。
その地中海食をベースにした地中海式ダイエットは、豆類や穀類を摂取し、野菜中心だった伝統的な日本の食生活との共通点も見られ、日本人には取り入れやすいダイエット方法ではないでしょうか。
地中海式ダイエットは、シンプルで、必要なのは体にいい食材を、バランスよくおいしく食べるだけです。 ポイントは7つです。
①いつも手の届くところにオリーブオイルを
調理用のオイルとしてはもちろん、食卓で料理にそのままかける調味料としてもオリーブオイルを使いましょう。
毎日の食事でオリーブオイルを使うことが、地中海式ダイエットの基本です。
日本では朝食のお味噌汁にオリーブオイルを数摘たらして食べる人もいます。
②穀物や豆類を毎日食べる
糖質や食物繊維を豊富に含んだ穀類や豆類は健康に重要です。
風味豊かなオリーブオイルで炒めたり、そのままかけるだけでも旨味が引き立ち、食べやすくなります。
③種類豊富な野菜やキノコ類をたくさん食べる
野菜はビタミンやミネラル、食物繊維の宝庫です。
サラダのドレッシングや炒め物にオリーブオイルを使いましょう。
オリーブオイルと醤油、お酢を混ぜるだけでも、日本人好みのおいしいドレッシングを作ることができます。
④魚介類も日常的に
動物性たんぱく質は、肉よりも魚、特に青魚から摂るようにするとよいでしょう。
オリーブオイルを使ってグリルしたり、パスタと組み合わせたりもすれば、バリエーション豊かに楽しめます。
⑤肉類は、鶏肉や赤身を中心に
脂身はできるだけ避けて、たんぱく質の豊富な鶏肉や赤身肉を中心に。
調理法も、グリル、ロースト、茹でるなど脂を落とす工夫をしましょう。
⑥果物や乳製品も欠かさない
新鮮な果物にはビタミン、ミネラル、食物繊維。
チーズやヨーグルトにはカルシウムやたんぱく質が豊富に含まれています。
⑦時にはワインも
赤ワインにはポリフェノールが含まれています。
飲みすぎに注意して適度な量を飲んでいれば食欲も増し、食事もおいしく楽しむことができます。
オリーブオイルを使った料理のレシピ
オリーブオイルを使った料理は、少し難しいような印象を持っている方もいるかもしれません。
今回は簡単にオリーブオイルを楽しめる料理のレシピをご紹介します。
定番キャベツとベーコンのペペロンチーノ
〇材料(二人分)
キャベツ…1/4個
ベーコン…5枚
ニンニク…2片
輪切り唐辛子 …適量
オリーブオイル …大さじ3
塩こしょう…少々
パスタ…2束
塩…大さじ1
作り方
- ①キャベツとベーコンを適当な大きさに切る。
- ②フライパンにオリーブオイルをひき、みじん切りにしたニンニクを香りが出るまで炒める。
- ③輪切り唐辛子、ベーコンを加え炒める。
- ④キャベツを加え炒め合わせる。
- ⑤塩こしょうで味付けをする。
- ⑥沸騰したお湯の中に塩大さじ1とパスタを入れる。 茹で時間は表示より一分短くする。
- ⑦茹で上がったパスタを具材と混ぜ合わせる。
ペペロンチーノはオリーブオイルを使った料理の定番。
キャベツは季節に合わせてきのこ類などに変えてもおいしくいただけます。
簡単トマトのオリーブオイルがけ
〇材料(一人分)
トマト…半玉
塩…適量
オリーブオイル …大さじ1
作り方
- ①トマトを薄くスライスする
- ②皿に乗せてまんべんなく塩をふり、10分程おいておく
- ③食べる直前にオリーブオイルをかける
塩を振ってから時間をおくことで味がなじみ、トマトの甘みが引き立ちます。
時間がない時もささっと作れて、手軽にオリーブオイルを楽しめます。
自宅でつくれるバーニャカウダ
〇材料(四人分)
にんにく…1個
牛乳…1カップ
オリーブオイル…1/2カップ
アンチョビ…5切れ
お好みの野菜…適量
作り方
- ①牛乳に皮を剥いたニンニクを入れる。強火にし、煮立たせる。
- ②煮立ったら弱火にし、蓋をして15~20分煮る。
- ③にんにくに竹串をさし、スッと通れば引き上げる。
- ④フードプロセッサーに、にんにく・アンチョビ・オリーブオイルを入れる。
- ⑤ペースト状になるまで攪拌する。
- ⑥フライパンに湯を少し張り、皿を乗せる。お好みの野菜をのせ、⑤を盛る。
- ⑦蓋をして、野菜に火が通るまで蒸す。
生野菜、蒸し野菜をおいしく食べられるバーニャカウダは、「温かいソース」という意味で、イタリア北部の名物料理であるアンチョビのソースです。
余ったらパンにつけたりパスタソースにして、最後まで無駄なく楽しめます。
手作りオリーブオイルドレッシング
〇材料
オリーブオイル…60cc
サラダオイル…60cc
米酢…60cc
タマネギ…8分の1個
レモン汁…3cc
塩…小さじ1
胡椒…少々
砂糖…小さじ1/2
粒マスタード…小さじ1/2
醤油…小さじ1/2
作り方
- ①玉ねぎをすり下ろし、すべての材料を容器に入れて振り混ぜる。
- ②自宅にハンディーブレンダーがある場合は、粒マスタード以外の材料をハンディーブレンダーにいれ、最後に粒マスタードを加える。
オリーブの香りを存分に感じられるエクストラバージンオリーブオイルが本領を発揮します。
グラニュー糖を使うと、よりすっきりした甘味になるでしょう。
おすすめのエクストラバージンオリーブオイル
au Wowma!で人気のエクストラバージンオリーブオイルをご紹介します。
有機JAS認定!テッレデルカステッロ社・有機エクストラバージンオリーブオイル
イタリアのつま先に位置するカラブリア州で作られたオリーブオイルです。
有機栽培のため安心・安全で、数あるオリーブの品種の中でも、特に優しい味わいのドルチェ・ディ・ロッサーナ種を90%以上使用しています。
オリーブの種はすべて除いてから加工しており、そのため苦みの少ない滑らかなオイルに仕上がっています。
黄金に輝くオイルはフルーティな味わいで、口内に甘みが残ります。
イタリア・プーリア州で開催されたオーガニックオリーブオイル国際品評会 「BIOL 2014, 19th International Prize」 にて、金賞を超える最高金賞 (EXTRA GOLD) を受賞しており、品質はまさに折り紙付きです。
ディーボ エクストラ バージン オリーブオイル
イタリア語で「神」を表す「ディーボ」の名に恥じない高品質を誇ります。
原料のオリーブはすべて南イタリア産で、歴史あるオリーブオイルの聖地ならではの、ほのかにスパイシーでフルーティな口当たりと、絶妙な余韻が特徴のオイルです。
シンプルな食べ方によって明確にわかる質の良さと、どんな料理にも合う柔軟な汎用性が魅力です。
まずはそのままのオイルをバゲットにつけて素材本来の味を試してみるのがおすすめです。
山のオリーバ エクストラバージンオリーブオイル
高品質オリーブオイルの産地として名高いギリシャ・ペロポネス半島南部の山間地方が生んだオリーブオイルです。
山の雪どけ水と地中海の太陽が育んだオリーブのフルーティな甘みと香りを奥深い味わいが特徴です。
肉・魚料理やバーニャカウダなどの温かい料理に特に合いますが、もちろんそのままパンやサラダにかけるのもおすすめです。
オーガニックエクストラバージンオリーブオイル
スペイン南部アンダルシアの広大なオリーブ農園で栽培されたオリーブの実を使用したエクストラバージンオリーブオイルです。
夏はまばゆい太陽が輝く情熱の州アンダルシアが育てたオリーブはスパイシーな香りを携えます。
化学溶剤を使わず、30度以下で低温圧搾した、新鮮な味が特徴です。
ヴィラブランカ オーガニック エクストラバージン オリーブオイル
ヴィラブランカは1840年創業、スペイン有数の植物油脂メーカー、アセイテス デル スル社の製品です。
世界最大のオリーブオイルの生産地、スペインのアンダルシア州に広がる広大な自然の中で有機栽培され、芳醇な香りと深い味わいが特徴です。
パスタや炒めものなどの料理用だけでなく、そのままパンにつけたり、サラダやカルパッチョに合わせてもおいしくいただけます。
有機JAS認定食品です。
まとめ
高品質で栄養豊富、健康や美容の観点からも注目されているエクストラバージンオリーブオイルは、普段の食生活に取り入れることで、私たちの日常に新たな彩りをもたらします。
オリーブオイルの種類はたくさんあるので、メーカーや品種にもこだわって、お気に入りの一品を見つけてみてくださいね。