通勤・通学・街乗りなどで使用する自転車を、おしゃれでスポーティなクロスバイクにしてみたいと考えている方も多いのではないでしょうか?
しかしながら、クロスバイク初心者の方で具体的なメリットを知らない場合、どのようなモデルを購入すれば良いのか、困ってしまうこともあるでしょう。
そこで、クロスバイクをこれから購入しようとお考えの初心者の方に、ぜひとも知っておいていただきたいクロスバイクの基礎知識、選び方、おすすめの人気メーカー、メンテナンス方法などを詳しくまとめました。
このコラムを読めば、もうクロスバイク選びで迷うことはありませんよ☆
1.クロスバイクとは?
クロスバイクとは、簡単にいえば、ロードバイクとマウンテンバイクの中間に位置する自転車のモデルです。
ロードバイクのように快適に舗装道路を走ることができ、マウンテンバイクのようにオフロードにもある程度対応することができるため、非常に万能で人気が高いです。
クロスバイクとロードバイクの違い
クロスバイクとマウンテンバイクの違いは、街乗りメインと、オフロードメインという明確な違いがありますが、ここでは、意外と知らないクロスバイクとロードバイクの違いについて見てみましょう!
クロスバイクとロードバイクはパーツの形状が違う
クロスバイクとロードバイクの大きな違いは、パーツの形状にあります。
特に、ハンドルとタイヤにその違いが見られますので、チェックしておいてください。
- ハンドル
クロスバイクとロードバイクの違いでもっともわかりやすいのが、ハンドルの形状です。
クロスバイクはフラットバーと呼ばれるストレートなハンドルを使用していますが、ロードバイクはドロップハンドルというラウンド(婉曲)した形状のハンドルになっています。
そのため、乗車時の姿勢がロードバイクは前傾姿勢のレース仕様のポジションとなります。
一方、クロスバイクはフラットバーであるため、体への負担が少ない自然な姿勢でこぐことが可能です。
- タイヤ
クロスバイクのタイヤは30mm前後の太さが一般的で、比較的太めのタイヤです。
その点、ロードバイクのタイヤは23mm〜28mm前後の太さとなっており、やや細めになっています。
タイヤが太い方が安定した走りができるため、クロスバイクのほうが普段の街乗りには適しているといえるでしょう。
一方のロードバイクは細いタイヤであるため、路面抵抗が少なく、重量も軽いので、スポーツサイクリングやレース向けとなっています。
2.クロスバイクを初心者におすすめする3つの理由
ここでは、クロスバイクを初心者におすすめする3つの理由をお伝えしていきます。
クロスバイクは入門としてとっつきやすい
クロスバイクはシティサイクル(いわゆるママチャリ)に近い使用感があり、価格帯もロードバイクやマウンテンバイクに比べて比較的安いので、スポーツバイクの入門として、気軽に乗り始めることができます。
10km〜20km前後の初心者向けサイクリングや街乗りなどに使用するならば、丁度良い乗り心地であるといえるでしょう!
クロスバイクはシティサイクルよりも機動性が高い
クロスバイクはシティサイクルに比べて、機動性が高く、軽快にサイクリングを楽しむことができます。
太めのタイヤであるため、グリップの効いた安定した走りも実現します。
通常の自転車に乗り慣れている方は、クロスバイクに替えることで、サイクリングの奥深さを味わうことができるでしょう♪
クロスバイクは乗り方の幅が広い
クロスバイクは、以下の通り、様々な用途で使用することができます。
通勤、通学
クロスバイクは、通勤、通学にも便利な自転車です。
15km〜20km程度の自転車通勤も、1時間程度で非常に快適に走り切ることが可能です。
街乗り
クロスバイクは、ショッピングなどの際の街乗りにも最適です。
シティサイクルとほとんど変わらないような取り回しで、街中でのサイクリングを楽しめます。
自転車散歩(ポタリング)
サイクリングロードや河川敷などを自転車散歩(ポタリング)する際に、クロスバイクを使用するのもおすすめです。
アップライトな乗車姿勢だから、景色を満喫できます。
1dayサイクリング
1日がかりの1dayサイクリングも、クロスバイクであれば無理なく楽しめます。
車で行くような距離の移動も、クロスバイクを利用すれば可能です。
輪行サイクリング
クロスバイクを輪行袋に収納して、車に積み込んだり、電車で持ち運んだりすることもできます。
旅先で思う存分、輪行サイクリングを楽しんでください。
数泊のロングライド(長距離)ツーリング
クロスバイクは、長距離を移動するロングライドツーリングにも対応できるため、バックパックに宿泊用の荷物を積んでアウトドア旅行に出かけるというような楽しみ方もできます。
トレーニング、ダイエット
トレーニングやダイエットにクロスバイクを使用するという方法も注目されています。
日頃の運動不足が気になる方は、移動手段を電車や車からクロスバイクに替えてみるのも良いでしょう。
3.知っておきたいクロスバイクの3つの特徴
クロスバイクとは一体どのようなものか、3つの特徴をチェックしていきましょう♪
握りやすいフラットハンドル
冒頭でも説明したとおり、ロードバイクとは違って、クロスバイクはフラットバーのハンドルを標準装備しています。
ハンドルの幅が広いので取り回しやすく、細やかなハンドル操作ができます。
人通りが比較的多い市街地でも、良好な操作性を実現します。
アップライトな乗車姿勢
前出のとおり、ロードバイクは前傾姿勢のレース仕様のポジショニングとなりますが、ロードバイクはアップライトな乗車姿勢になるため、顔が下向きではなく前向きになり、視界を広くとることができます。
自然な乗車姿勢の維持が、街乗りにも適している理由となっています。
細すぎないタイヤで乗りやすい
ロードバイクと違い、クロスバイクは細すぎず、適度な太さのタイヤを使用しているため、舗装道路でもスピード過多にならず、多少荒れたオフロードも走破できる安定性を持っています。
また、よりスピーディな走りを体験したい場合は、細めのタイヤに交換・カスタマイズするという方法もあります。
4.クロスバイクの選び方
ここでは、クロスバイクを選ぶときのおすすめの選び方を、価格帯や素材、機能面など、様々な切り口でチェックしていきましょう♪
クロスバイクを価格帯・予算で選ぶ
1万円〜3万円のクロスバイク
クロスバイクに乗ってみたいけれど、あまり予算がなく、とにかく安い種類があれば乗ってみたいという初心者の方には、1万円〜3万円のクロスバイクがおすすめです。
しかしながら、この価格帯のクロスバイクはほとんどシティサイクルと変わらない仕様であるため、耐久性や操作性は特筆して良いとは言えない点には留意しておきましょう。
5万円前後のクロスバイク
初心者のクロスバイクのエントリー(入門)モデルとしておすすめしたいのが、5万円前後の価格帯です。
10km〜20km程度の移動に最適なつくりになっているので、通勤や街乗り、サイクリングに使用するなら、この価格帯のクロスバイクで十分に満足できるでしょう。
10万円前後のクロスバイク
中級者〜上級者で、より本格的なロングライドサイクリングや、街乗り以外の舗装道路でのスピーディな走行性、オフロードも含めた走破性を探求したい場合には、10万円前後のクロスバイクの購入をおすすめします。
車体の強度もあるため、長く愛用することができ、パーツを組み合わせることで自由にカスタマイズが可能です。
機能や特徴で選ぶ
フレームサイズは体に合っているか
フレームサイズとは、サドルの下部分から、ペダルのついている部分までの長さのことです。
このフレームサイズが体に合っているかどうかを、まずは確認してください。
サイズの相違があると、身体に負担がかかる危険性があります。
フレーム素材は何か
フレームの素材をチェックするのも重要な選び方のひとつです。
以下では、代表的なフレーム素材を紹介します。
- スチール
スチールの主成分は鉄であり、丈夫で強度が高いうえ、他のフレーム素材と比べて価格が安価である点が特徴となっています。
ただし、重くて錆びやすいため、メンテナンスが面倒であるという欠点があり、クロスバイクのフレーム素材としては使用されるケースが比較的少ないです。
- クロモリ
クロモリは、スチール素材にクロムとモリブデンと呼ばれる成分を混ぜた合金の素材です。
耐久性・振動吸収性・柔軟性に優れているため、長持ちするフレーム素材として人気があります。
アルミやカーボンと比べると錆びやすいですが、スポーツサイクリングのプロ選手などにもクロモリファンは多いです。
- アルミ
アルミは現在のフレーム素材の定番です。
柔軟性はやや低いものの、軽さと耐久性を備え、錆びが発生しない素材であるため、メンテナンスも楽で、価格も比較的安いのでコストパフォーマンスにも優れています。
このような特性から、多くのクロスバイクのフレーム素材に採用されています。
- カーボン
カーボンはフレーム素材の中で、もっとも軽く、振動吸収性も良いため、乗り心地が抜群に良いです。
ただし、カーボンフレームは高級素材として知られており、フレーム全体にカーボンを使用したクロスバイクは数十万円クラスのものもあります。
また、耐久性が低いので慎重に取り扱う必要もある点には留意しましょう。
タイヤの太さはどれくらいか
タイヤは太いほど走行時の安定性を高めることができ、細いほど軽快な走りを実現することができます。
以下では、クロスバイクで代表的な太さのタイヤサイズを紹介します。
- 32C
32Cの「C」は「mm」を意味しています。
このサイズのタイヤは太くてグリップ力が強く、坂の上り下りなどが楽にできるので、オフロードも含めたアウトドアでの使用に向いています。
- 28C
通勤・通学・街乗りに最適なタイヤサイズが28C。
平均的な走りを実現してくれるので、シティサイクル替わりに使用することが可能です。
タイヤに適度な太さがあるので、多少の凸凹や、障害物を乗り越える走破性も期待できます。
- 25C
25Cほどの細いタイヤになると、地面との接地面が少なくなり、ロードバイク並みの軽快な走りが可能となります。
一方で、走行の安定性は削がれるため、スピードサイクリングを楽しみたい中級者以上向けであるといえます。
ディスクブレーキは搭載しているか
クロスバイクには、制動力の高いディスクブレーキを搭載しているモデルもあります。
ディスクブレーキには、ワイヤー式・油圧式の2種類があり、特に油圧式は指1本程度の非常に軽いタッチでも着実なブレーキが可能です。
ディスクブレーキがあれば、雨の日や坂道での走行の際にも、確実かつ繊細なブレーキングをすることができます。
ディスクブレーキは存在感があって見栄えも良いため、昨今、人気の高いパーツのひとつです。
ギアの変速段数は何段まであるか
クロスバイクのギアの変速段数がいくつあるのかを確認するのも選び方のひとつです。
通勤・通学など、普段の街乗りなら7~9前後の変速段数、サイクリングなどの用途の場合なら21以上の変速段数のモデルを選ぶと良いでしょう。
特に、長距離の走行を目的としていたり、時速30km以上の高速走行を行うことを視野に入れていたりする場合には、多くのギアがついた変速段数モデルを選んでください。
重量はどれくらいか
クロスバイクは、重量によって乗り心地が大きく変化します。
軽量な場合には、加速しやすく軽快な乗り心地となり、重量がある場合には、安定したタフで頑丈な走りを楽しむことができます。
サイクリング用ならば10kg前後、通勤・通学・街乗りならば11kg前後、アウトドア用ならば12kg以上のモデルがおすすめです。
5.クロスバイクを買うなら用意したい付属パーツやアイテムとは
クロスバイクはシティサイクルと違って、街乗りで使用する際に必要なパーツが不足している場合があります。
そのため、クロスバイクを購入するときに合わせて装着しておきたい付属パーツや、手に入れておきたいアイテム類をご紹介します♪
ヘルメット
クロスバイクはヘルメットの着用義務はありませんが、通勤・通学・サイクリングなどで車道を走る場合や、ある程度のスピードが出る走り方をする場合には、ヘルメットの着用は安全性確保のためにも必要でしょう。
カゴ
クロスバイクには、シティサイクルのようにカゴが付いていません。
そのため、通勤・通学・ショッピングなどの荷物入れでカゴを使用したい場合には、後付けする必要があります。
フロント(前)またはリア(後ろ)のいずれかに設置できますが、リアにカゴを設置した方が安定性は良いです。
泥除け・フェンダー
クロスバイクには泥除け・フェンダーが装着されていない場合があるので、街乗りする際に雨のしずくや泥が衣服に飛ばないように、購入する必要があります。
泥除け・フェンダーには前輪用・後輪用があり、着脱式のタイプが管理しやすいのでおすすめです。
スタンド
クロスバイクにはセンタースタンドが付いているタイプのものもありますが、そもそも装着されていないケースもあります。
なお、スタンドにはリアスタンドタイプ、チェーンステータイプ、センタースタンドタイプの3種類があり、この中でもセンタースタンドタイプはコンパクトに収納が可能で、安定性も高いので人気です。
ライト
無灯火は道路交通法違反となるため、クロスバイクにライトは必須。
雨の日の使用にも備えて、防水機能が付いているタイプを選ぶのがおすすめです。
できるだけ光量が強いものが良いほか、バッテリーが長持ちする機種を選択するのも、選び方のポイントだといえるでしょう。
鍵
通勤・通学・街乗りなどでクロスバイクを使用する場合、盗難防止のための鍵は必ず用意しておきたいアイテムでしょう。
鍵の開閉システムについては、ダイヤル式やキー式などがあり、鍵のタイプは剛性が高くて扱いやすいワイヤーロック・ループワイヤー錠などがおすすめです。
6.初心者にもおすすめ!クロスバイクの人気メーカー8選
ここでは、初心者におすすめしたい人気のクロスバイクメーカーを8つ、厳選してご紹介していきます♪
GIANT(ジャイアント)
GIANT(ジャイアント)は台湾に拠点を置く世界的な自転車ブランドで、街乗り用のシティサイクルから、「ツール・ド・フランス(世界一過酷とも言われるサイクルロードレース)」の優勝車両の開発に至るまで、あらゆるタイプの自転車を網羅的にラインナップしています。
クロスバイクの種類も豊富であるため、エントリーモデルをお探しの初心者の方にも、おすすめしたいブランドです。
TREK(トレック)
TREK(トレック)はアメリカ・ウィスコンシン州に本拠地があるスポーツバイク専門メーカーです。
アメリカ合衆国が定めている基準よりも、さらに厳しい安全基準で製造を行っているため、車体の剛性が非常に高いのが特徴。
安全性の高いクロスバイクをお探しの方はぜひともチェックしてみてください。
Bianchi(ビアンキ)
Bianchi(ビアンキ)は1885年創業のイタリアの老舗ブランド。
ロードバイクをはじめとするレーシングバイクが有名であり、「ジロ・デ・イタリア」「ツール・ド・フランス」「オリンピック」などの出場経験もあります。
街乗り用のクロスバイクにも注力しており、走行性・機能性の高い魅力的なラインナップを揃えています。
ミラノの青空を模した「チェレステカラー」が代名詞です。
Fuji(フジ)
1899年に日本人の岡崎久次郎が開業した自転車輸入販売店が歴史の始まりであるFuji(フジ)は、ロードレーサーの黎明期を担った老舗ブランドです。
2000年代に入ってからも、メッセンジャーブームなどを牽引し、数々のクロスバイクをリリース。
スタイリッシュで機動性の良いクロスバイクをお探しの方におすすめです。
MERIDA(メリダ)
MERIDA(メリダ)は、台湾の自転車メーカー「メリダ・インダストリー」のスポーツバイクブランドです。
ロードバイク由来の機敏な走りを実現できる、性能の高いクロスバイクのラインナップを誇っています。
お値段も5万円前後からの機種が揃っているため、通勤・通学・フィットネス用など、初心者にも最適なクロスバイクだといえるでしょう。
GIOS(ジオス)
GIOS(ジオス)は1948年創業のイタリア出身のメーカーで、イタリア国内には「ジオスブルー」と呼ばれる色が存在するほどに、知名度の高いブランドです。
クロスバイクでは定番となっている「ミストラル」をはじめ、ロードバイク寄りの軽快な走りを実現することができるモデルも多数リリースされています。
MARIN(マリーン)
MARIN(マリーン)は、1986年にアメリカ・カリフォルニア州・マリンカウンティーで創立された自転車メーカーです。
「デザイン性に優れ、軽量で、長く乗れるバイクを作る」というコンセプトのもと、クロスバイクでは「SEモデル」など、耐久性が強く、扱いやすいバイクが発売されています。
AEON(イオン)
日本ではショッピングモールなどで有名なAEON(イオン)ですが、なんと自転車専門店を出店しており、オリジナルの「イオンバイク」ブランドを展開しています。
クロスバイクのラインナップも充実しており、リーズナブルな価格で本格派の乗り心地を楽しむことができるので、初心者にはおすすめです。
7.クロスバイクのメンテナンスはどうすれば良い?
クロスバイクに長く、安全に乗り続けるためには、各パーツのメンテナンスは欠かせません。
それでは、クロスバイクのメンテナンスは、どのようなことを行うべきなのでしょうか。
最後に、クロスバイクのメンテナンス方法や用意しておきたい道具などを詳しくチェックしていきましょう。
日常的なメンテナンス方法
以下のメンテナンスは、毎日のようにクロスバイクに乗るならば、週に1〜2回程度は行っておきたい内容です。
日常レベルなので、この程度のメンテナンスは自分で行うようにしておくと安心できるでしょう。
空気調整
タイヤのチェックを行い、空気入れを使用して、空気調整を行います。
クリーニング
走行時の汚れを取るために、ボディやチェーンのクリーニングを行います。
グリース(オイル)アップ
マシーン部分が円滑に稼働するように、グリースオイルを塗布します。
消耗品交換
クロスバイクの消耗品としては、「タイヤ」「ブレーキシュー」「グリップ」「ブレーキワイヤー」などが挙げられます。
消耗品交換の頻度は、年に1〜2回程度です。
これらの交換には専門的な知識が必要となりますが、自分でできるようになれば、専門店へ持ち運ばなくてもよくなるので、コストパフォーマンスが向上します。
タイヤ交換
前輪(フロントタイヤ)と後輪(リアタイヤ)を着脱し、新しいタイヤと交換します。
着脱の際には、タイヤの空気を抜いておきましょう。
その後、タイヤレバーを挿入してホイールからタイヤを外し、新しいタイヤを履かせます。
ブレーキシュー交換
ブレーキシューは溝が残り1mm以下になっていたり、均一に減っていなかったりした場合には交換が必要となります。
ブレーキシューを六角レンチで外し、新しいブレーキシューを調整・固定して、ブレーキレバーと接続させれば完了です。
グリップ交換
グリップは時間の経過とともに、溶けたように劣化してくるため、交換が必要になります。
古いグリップを取り外し、新しいグリップに交換します。
純正グリップのほか、様々なデザインのカスタマイズグリップがありますので、好みで選んでください。
ブレーキワイヤー交換
ブレーキワイヤーは、長く使用していると伸びてきて必要なテンションがかからなくなってしまい、ブレーキの効きが悪くなります。
古くなったブレーキワイヤーを取り外し、新しいブレーキワイヤーを調整して取り付けます。
あると便利なクロスバイクのメンテナンス道具
空気入れ(メーター付き)
クロスバイクで採用されているタイヤは、適正な空気圧が指定されています。
そのため、空気入れは必ずメーター付きのものを用意しましょう。
パーツクリーナー
パーツクリーナーにはシートタイプとスプレータイプの2種類があるため、使いやすいほうを用意しましょう。
フレームやチェーンの汚れなどをクリーニングするときに使用します。
なお、スプレータイプは汚れを噴射で吹き飛ばすため、ビニールシートなどを敷いて使用するのが望ましいでしょう。
コーティング剤
パーツクリーナーを使用した後の仕上げに、コーティング剤を使って、汚れをつきにくくします。
コーティング剤を使用すると見栄えが良くなるほか、その後のメンテナンスも楽になります。
なお、コーティング剤にはワックスタイプやスプレータイプなどの種類があります。
チェーンオイル
チェーンの動きのスムーズさを持続させるために、1ヶ月に1回ほどの頻度で、メンテナンスの際にチェーンオイルをさしましょう。
なお、オイルをさす前にパーツクリーナーでチェーンの汚れを落とすことを忘れないようにしてください。
グリース(グリス)
グリース(グリス)とは、チェーンオイルのような潤滑油ではなく、もっと粘度の高い潤滑剤を意味します。
使用方法としては、各パーツを固定するネジに塗布しておくことで、ネジが固まって着脱できなくなってしまうのを防ぎます。
また、サビ予防としても使用することができます。
ウェス(雑巾)
ウェス(雑巾)はクリーニングやオイルの塗布など、全般的な作業で使用する布のことです。
着なくなった衣類などを代用することもできますが、毛羽立ちが作業の邪魔になることもあるので、市販の製品を買うほうが便利でしょう。
タイヤレバー
タイヤレバーは、タイヤをリムから取り外す際に使用する工具です。
プラスチック製のタイプや、ドライバーのようにグリップがついているタイプなどもあります。
初心者の場合は、プラスチック製のタイプのほうがリムを傷つけにくいため、おすすめです。
六角レンチ
六角レンチは、クロスバイクの各パーツを固定しているネジを締めたり、調整したりするときに使用します。
数種類の六角レンチがひとつにまとまっている工具を購入しておくと便利です。
ワイヤーカッター
ワイヤーカッターは、ブレーキワイヤーを交換するときに使います。
自転車専門のカッターを使用するのが望ましいですが、ブレーキワイヤーの交換はそもそも難易度の高い作業であるため、初心者にはおすすめできません。
専門知識がない初心者の場合はクロスバイクなどを取り扱う専門店へ
メンテナンスに関する専門知識がない初心者の場合は、クロスバイクなどの自転車を取り扱う専門店へ、バイクを持ち込んで作業してもらうようにしましょう。
自分で難易度の高いメンテナンスを無理に行うと、パーツを破損してしまったり、未完成による事故につながったりする可能性もあります。
自信がない場合には、専門店にメンテナンスをお任せすれば安心です。
8.まとめ
ここまで、初心者にもおすすめできるクロスバイクの選び方、基礎知識、メンテナンス方法などを詳しくチェックしてきました。
クロスバイクに興味のある方は、ぜひともこのコラムを参考に、自分好みの一台を選んでみてくださいね♪
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