人気&おすすめのドライブレコーダーの選び方!取り付け方もご紹介

家電・デジタル・カメラ

人気&おすすめのドライブレコーダーの選び方!取り付け方もご紹介

愛車に取り付けることで万が一の事故や防犯の対策を行うことができるドライブレコーダー(ドラレコ)に今、注目が集まっています。特に昨今問題となっている「あおりり運転」の抑止力としても、ドラレコの取り付けは不可欠です。

しかしながら、今までドラレコを使ったことがない方はどんなモデルを選べば良いのか迷ってしまうのではないでしょうか。

そこで今回は、ドラレコについての機能説明や大まかな価格帯、おすすめの選び方、人気のメーカーなどについての情報を一挙にご紹介していきます。このコラムをチェックすれば、ご希望の機能やスペックを備えたドラレコを簡単に選ぶことができるでしょう!

1.ドライブレコーダー(ドラレコ)とは?

ドライブレコーダー(ドラレコ)とは、簡単に言えば、運転中の映像・画像を記録することができる車載装置です。
ドラレコを取り付けることには以下の3の目的が挙げられます。

ドライブレコーダーを取り付ける目的

事故現場の記録用

事故現場の記録用

万が一の交通事故が起こったとき、どのような経緯で事故になってしまったのかをドラレコによって記録することで、状況を説明する証拠として残すことができます。
保険会社警察に提出すると、資料として採用されることがあり、任意自動車保険ではドラレコを設置することで優遇措置を受けられる場合もあります。

 

防犯用

防犯用

ドラレコを設置して撮影をすることによって、車上荒らし当たり屋の記録を撮ったり、昨今問題となっているあおり運転の対策もできたりするなど、防犯対策にもなります。

なお、ドラレコステッカーを貼ることで、防犯中であることを周りにアピールでき、一定の効果を期待することもできます(詳しくは後出)。

 

旅行やドライブなどの思い出の記録用

旅行やドライブなどの思い出の記録用

ドラレコは、走行中の映像を録画することができるので、仲間やパートナー、家族での旅行やドライブなどの思い出を記録するために利用することもできます。
綺麗な景色を撮影したドライブ動画を、YouTubeなどの動画共有サイトにアップロードして楽しむのも良いでしょう♪

2.ドライブレコーダー(ドラレコ)のタイプ

ドライブレコーダー(ドラレコ)には、大きく分けて4つの種類があります。

単眼型

単眼型ドライブレコーダー

ドラレコの中で、もっとも簡易かつポピュラーなタイプが単眼型です。
フロントウィンドウに取り付けて使用します。

簡易型から機能重視型まで、種類が豊富であるため、選択肢が幅広いのが特徴です。

 

2カメラ型

2カメラ型ドライブレコーダー

2カメラ型は、ミラーのあるフロント部分で前方リアウィンドウ部分で後方をそれぞれ記録できる前後対応型のドラレコです。
車の後ろの映像も記録することが可能であるため、煽り運転の対策にもなり、人気の高いおすすめのタイプとなっています。

 

全天球型(360度型)

全天球型(360度型)

全天球型は、360度の映像を1台で記録できるタイプのドラレコです。
前や後ろに加えて、左右の映像も記録できるので、側突にも対応可能となります。

ただし、このタイプだと、ウィンドウから離れたポジションに設置する関係上、車外の様子が鮮明には記録しにくく運転手や同乗者の姿も映り込みますので、好みは分かれるところです。

 

カーナビ連動型

カーナビ連動型ドライブレコーダー

カーナビ連動型は、ドラレコ本体で記録をした映像を、カーナビの画面に表示・再生することができるタイプです。

GPSの位置情報と連動して記録されるため、撮影した場所をカーナビのマップで確認することも可能となります。

 

3.ドライブレコーダー(ドラレコ)の価格帯とは

ドライブレコーダー(ドラレコ)の価格帯の相場については、どれくらいなのでしょうか。
ここでは、おおまかな価格相場についてお伝えしていきます。

単眼型は数千円〜3万円前後

1,000円~3万円 ドライブレコーダー

ドラレコはもっともスタンダードな単眼型の場合、数千円〜3万円程度まで幅広く用意されています。
値段が上がるほど機能面が充実していたり、高画素数の映像を記録できたりする傾向があるため、ニーズに合わせてセレクトしてください。

具体的には、「映像素子のセンサーのグレード」「液晶のサイズ」「レンズのFPS値」「駐車監視・防犯機能」「音声記録」「最大記録解像度」「地デジ干渉の抑制」などの機能の有無によって、価格は前後します。

 

2カメラ型・全天球型・カーナビ連動型などは3〜5万円前後

3万円~5万円 ドライブレコーダー

2カメラ型・全天球型・カーナビ連動型など、単眼型以外のドラレコについては価格が上がり、値崩れも少ない傾向があるため、3〜5万円前後がスタンダードな価格帯となっています。

基本的に、高画質・高機能・国産ブランドのドラレコについては値段が上がる傾向があります。
コスパを重視するか、製品の機能レベルを重視するかによって、希望の価格帯は変わってくるかと思われますが、相場感でいえば2〜3万円前後の製品が、人気も高く、おすすめの価格帯だと言えます。

4.ドライブレコーダー(ドラレコ)の選び方とは

ここでは、ドライブレコーダー(ドラレコ)の選び方について、注目の機能ごとに詳しくみていきましょう♪

画質で選ぶ

画質で選ぶ

ドラレコを選ぶ基準として、画質で選ぶという着眼点は大切です。
なぜならば、ドラレコを証拠資料として保険会社や警察に提出する際には、事故の相手側のナンバープレートや、事故直後の状況を鮮明に映せているかどうかが重要となるからです。

画質についてはフルHD(FHD)、画素数については200万画素以上を選ぶようにすると良いでしょう。
なお、画質については、高い順にWQHD(2560×1440)フルHD(1920×1080)HD(1280×720)となっていますので、参考までに覚えておいてください。

画角で選ぶ

画角で選ぶ

画角とは、撮影できる視野のことを意味します。

事故というのは、どの方向から起こるかわからないものですから、出来るだけ広い範囲を記録できる画角を持つドラレコを選ぶことが重要となります。

ドラレコの画角では、横の撮影範囲を表す「水平画角」、縦の撮影範囲を表す「垂直画角」、斜めの撮影範囲を表す「対角画角」があります。
具体的には108度〜120度以上水平画角50度以上垂直画角112度以上対角画角を持つモデルを選ぶようにすると安心できます。

あらゆる方向の画角を捉えたいならば、全天球型を選べば、360度の映像を記録可能です。

FPS値で選ぶ

FPS値で選ぶ

FPSとは、「Frames Per Second」の略称であり、1秒あたりに処理することが可能な映像のコマ数を表します。

つまり、FPS値が高いほど、なめらかな動きの映像を記録することができるのです。
より繊細な動きを記録したい場合は注目したい機能といえます。

LED信号機

また、昨今ではLEDを用いた信号機が増えており、LED信号機の点滅周期とドラレコの撮影周期が同期してしまった場合、信号機の光の色合いなどが映らなくなる可能性があります。
そのため、FPS値がLED信号機と同期しないように調整された「LED信号機対応モデル」のドラレコを選ぶと安心できます。

HDR/WDRに対応しているかどうかで選ぶ

HDR/WDRに対応しているかどうかで選ぶ

高画質・高機能のドラレコを選んだとしても、逆光や白飛びなどの現象によって映像を残すことができなければ、意味がありません。
そうした事態を防ぐためにも、HDR(ハイダイナミックレンジ)およびWDR(ハイダイナミックレンジ)に対応しているかどうかをチェックしましょう。

これらに対応していると、光の干渉を受けやすい快晴の日などでも、明暗差を自動調節し、鮮明な映像を問題なく記録することが可能です。

駐車監視機能付きの有無で選ぶ

駐車監視機能付きの有無で選ぶ

ドラレコを設置する目的は、運転中の記録を残すことばかりではありません。
駐車監視機能付きのドラレコを設置することによって、車上荒らし当て逃げなどの悪質な犯罪の対策にもつながりますので、機能の有無はチェックするようにしてください。

普段から交通量の多い道路に面した場所に駐車している場合や、公共のパーキングなどに駐車する機会が多い場合などは、駐車監視機能付きのドラレコがおすすめです。
なお、駐車監視機能には、「衝撃感知録画タイプ」「常時録画タイプ」「動体検知録画タイプ」などがあります。

2カメラで前後撮影可能かどうかで選ぶ

2カメラで前後撮影可能かどうかで選ぶ

近年、あおり運転による交通事故の被害が多発しています。
特に、2017年に東名高速道路で起こった悪質なあおり運転による悲惨な交通事故は、時が経った今でも覚えているという方は多いことでしょう。

このような事故を抑制するために、前後撮影が可能な、フロントカメラとリアカメラが同梱された2カメラ型のドラレコかどうかをチェックしてください。

スタンダードな単眼型に比べて、やや価格帯は上がりますが、あおり運転を記録でき、その他の思わぬ方向からの事故などにも対応しやすくなるため、安心を買うという意味合いでは、2カメラ型がおすすめだと言えます。

ドライブアシスト機能の有無で選ぶ

ドライブアシスト機能の有無で選ぶ

ドラレコの中には、ドライブアシスト機能が搭載されているタイプもあります。
この機能が実装されていると、ドラレコが道路標識に記載されている内容を自動で読み取って速度超過の警告や、車線のはみ出しを知らせてくれます。

このように、最先端の安全を促す機能であるドライブアシスト機能ですが、あくまでも補助的な能力であるため、全面的に信頼するのは過信につながります。
誤作動などの可能性も加味して、運転の際は目視での確認も怠らずに使用するようにしましょう。

GPS機能の有無で選ぶ

GPS機能の有無で選ぶ

カーナビ連動型のGPS機能付きのドラレコを使用するメリットは、万が一の事故の際に、映像のみならず、日時場所走行速度などの各種データを残すことができることがメリットとして挙げられます。
証拠となる情報が多く残せるので、保険会社や警察に資料として提出するときに有利にはたらく可能性が高まります。

ただし、カーナビ連動型のGPS機能付きのドラレコは機能面が充実している反面、お値段も高めとなる場合がありますので、その点には留意しておいてください。

イベント記録の有無で選ぶ

イベント記録の有無で選ぶ

ドラレコの中には、「イベント記録」と呼ばれる、あらかじめ設定された事象が起こることによって自動的に録画を行うことができる機能を持っているタイプがあります。

具体的には、車に大きな衝撃が与えられたり、ハンドルやブレーキが急に操作されたりした際に、自動的に上書き禁止のデータとして録画・保存してくれるというものです。

事故というのは予想外に起こるものですから、イベント記録の機能は、万が一の備えとしておすすめの機能であるといえるでしょう。

Wi-Fi搭載の有無で選ぶ

Wi-Fi搭載の有無で選ぶ

ドラレコは、スタンダードな機種では記録の方法として、microSDカードを採用しています。
ただし、この場合だと、映像を見たいときにはカードを取り外すか、本体ごと取り外してPCなどに接続し、データを確認する必要があるため、手間がかかります。

その点、Wi-Fi搭載のドラレコであれば、PCだけでなく、スマートフォンやタブレットなどに専用のアプリをインストールしておけば、いつでも映像の読み出しが可能で、すぐに録画した映像をチェックすることができます。
録画した映像をマメに確認したい場合には、Wi-Fi搭載のドラレコを選ぶと便利です。

5.ドライブレコーダー(ドラレコ)のスペックの見分け方

ドライブレコーダー(ドラレコ)のスペックの見分け方はどのような方法があるのでしょうか。
ここでは、記録媒体としてメインで使用されているmicroSDカードに注目してご紹介していきます。

microSDカードの容量

microSDカードの容量

ドラレコのmicroSDカードの容量は、8GB〜16GBが主流となっています。
フルHDの画質で1時間〜3時間程度の記録ができるようになっているのが一般的な容量です。

「1時間〜3時間程度の記録は少ないのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、ドラレコは上書き保存が基本で、万が一の事故が発生した場合のみ、上書きされない別フォルダに映像が記録されるようになっています。
そのため、microSDカードの容量は8GB〜16GBあれば十分でしょう。

なお、microSDカードの容量は以下のような表記で表されていますので、選ぶ際の参考にしてください。

  • microSD:2GB
  • microSDHC:4〜32GB
  • microSDXC:64GB〜2TB

また、ドラレコが対応していない容量のmicroSDカードについては、購入しても使用できない場合がありますから、その点は注意しましょう。

microSDカードの仕様

ドラレコのmicroSDカードの仕様としては、スムーズな映像を記録するためにも、スピードクラスが高いものに対応しているタイプを選ぶのがおすすめです。

具体的には、「CLASS10」以上のmicroSDカードに対応している仕様のドラレコが良いでしょう。
スピードクラスが高いほど、カードに書き込む転送速度も速くなります。

また、ドラレコは前出のとおり、常時上書きを繰り返している状態となります。
そのため、経過時間に伴うエラー発生率を下げるためにも、高耐久のmicroSDカードを使用するようにしましょう。

Wi-Fi搭載ならmicroSDカードの抜き差し不要

前出のとおり、Wi-Fi搭載のドラレコならば、microSDカードを抜き差しする必要がなく、データをインターネット上のクラウドに保存することができるタイプもあるため、microSDカードの容量を気にする心配もありません。

より手軽な映像データの管理を求めているならば、Wi-Fi搭載のドラレコをおすすめします。

6.人気&おすすめのドライブレコーダー(ドラレコ)メーカーとは?

最近はあおり運転や事故に遭遇した際に役立つよう、より多くの情報を記録できる前後撮影可能な2カメラ型や全天球型などの高性能モデルの売れ行きが伸びています。

それでは、ドラレコの人気メーカーといえばどのようなメーカーなのでしょうか。ここからは、日本国内で人気の高いドラレコメーカーをご紹介していきます。

ドラレコメーカーの3強は?

3メーカーで日本国内シェアの7割を占めるというCOMTEC(コムテック)Yupiteru(ユピテル)JVC KENWOOD(JVCケンウッド)がドラレコメーカーの3強だといえるでしょう。それでは、各メーカーの特徴をご紹介します。

COMTEC(コムテック)

COMTEC(コムテック)

COMTEC(コムテック)はドラレコの販売数量2年連続No.1を獲得しており、「BCN AWARD」のドライブレコーダー部門で最優秀賞を受賞している、国内最大手のドラレコメーカーです。

高画質フルHD、HDR機能、駐車監視機能、全天球型(360度型)、前後2カメラ型など、最新のドラレコモデルを多数リリース。

製品3年保証もあるから安心して使用できます。

 

Yupiteru(ユピテル)

Yupiteru(ユピテル)

Yupiteru(ユピテル)は国内2番手のシェアを誇るドラレコメーカーです。

日本マーケティングリサーチ機構が実施した「ドライブレコーダーお客様満足度調査」では、3部門で1位を獲得するなど、ユーザー評価は好評です。

夜間・暗所での撮影に強いSUPER NIGHTシリーズをはじめ、2カメラシリーズ、ハイグレードプレミアムシリーズ、シンプルシリーズなど、様々なニーズに合わせたラインナップを用意しています。

 

JVC KENWOOD(JVCケンウッド)

JVC KENWOOD(JVCケンウッド)

JVC KENWOOD(JVCケンウッド)は、国内No.3のシェアを誇るドラレコメーカーです。

フルハイビジョン以上の高精細動画の録画を可能とするWQHD画質、明暗差にも耐えうるHDR/WDR機能などを搭載したドライブレコーダーは、ハイクオリティな映像を記録してくれるので安心して使用できます。

カーナビ連動型、スタンドアローン型などのドラレコのラインナップが充実しているのも特徴です。

 

その他、おすすめのドラレコメーカー

Pioneer(パイオニア)

Pioneer(パイオニア)

Pioneer(パイオニア)のドラレコは、暗闇に強く、駐車中も監視が可能なモデルをリリースしており、24時間365日、安心してドライブを楽しめるように工夫されています。

前後の映像記録が可能な2カメラ型はもちろんのこと、スタンダードな単眼型や、ドライブアシスト機能も備えたカーナビ連動型のモデルもリリースしています。

 

Panasonic(パナソニック)

Panasonic(パナソニック)

大手電機メーカーとして名高いPanasonic(パナソニック)のドラレコも人気です。

カーナビ連動型のドライブレコーダー「CA-DRO02D」シリーズや、155度という広視野角を実現する「CA-XDR72GD」シリーズなどがあります。
特に、「CA-XDR72GD」シリーズは約408万画素の超高画質を録画可能であるほか、LED信号機対応モデルであるため、LED信号機の映像もFPS値と同期することなく、しっかりと記録することができます。

また、地デジやETCの干渉ノイズを防ぐ対策もとられている優れものです。

 

7.ドライブレコーダー(ドラレコ)ステッカーについて

ドライブレコーダー(ドラレコ)ステッカーについて

ドライブレコーダー(ドラレコ)のステッカーをご存知でしょうか?

「ドライブレコーダー搭載車」「ドライブレコーダー録画中」などの文言が書かれたステッカーですが、どのような効果をもたらすものなのか、貼り付ける義務はあるのかなど、詳しく見ていきましょう。

ドラレコステッカーの効果と注意点

後続車両にドラレコを認知させることが可能

ドラレコステッカーを車に貼り付けておくことで、「ドラレコで録画を行っている車である」ということを、周囲の車や後続車両などに認知させることができます。
これによって、あおり運転を行ってくるような悪質な車や、車上荒らしを行っている犯罪者に牽制をすることが可能です。

車にプライバシーガラスを使用していたり、窓ガラスにスモークを貼り付けていたりする場合には、車載しているドラレコが車外からは見えにくくなることがありますので、ドラレコステッカーでアピールすることで、危険を未然に防ぐことができる可能性が高まります。

ドラレコステッカーの過信は禁物

ドラレコステッカーを貼り付けていると、周囲の安全意識が高まるという一定の効果がありますが、過信は禁物です。

ドラレコを搭載しているからといって、あおり運転や車上荒らしの被害をゼロにすることができるわけではありませんから、運転の際は常に注意を怠らないようにしましょう。

映像を安易にSNSへ投稿しない

映像を安易にSNSへ投稿しない

ドラレコを取り付けていて、実際に危険なあおり運転の被害にあったり、当たり屋のような被害にあったりしたらどうしますか?

まずは保険会社や警察に相談して、録画した映像を資料として映像を提出するのが一般的ですが、中には怒りのあまり、映像をTwitterやYouTubeなどのSNSに投稿してしまう方もいます。
しかしながら、これは名誉毀損で逆に訴えられる可能性もありますので、ドラレコで録画した事故や犯罪に関する映像は安易にSNSへ投稿しないようにしましょう。

ドラレコステッカーの貼り付けは義務ではない

車検標章ステッカーや車庫証明シールは車に必ず貼り付けないと違反となります。

しかしながら、ドラレコステッカーの貼り付けは義務ではありません。
そのため、必ずしも貼り付けの必要はありませんが、周囲にドラレコを車載していることをアピールして安全意識を高めたい場合には、活用するのも良いでしょう。

なお、ドラレコステッカーを購入する際には、視認性の良い大きめのステッカーを選ぶことをおすすめします。
貼り付ける箇所はリアガラスまたはリアゲートで、車の右側に貼り付けると目立ちやすいです。

 

8.ドライブレコーダー(ドラレコ)の取り付け方とは

ここでは、ドライブレコーダー(ドラレコ)を自分で取り付ける場合、どのように行えばよいかをみていきます♪

フロントガラス上部に取り付け

フロントガラス上部に取り付け

単眼型の取り付けを例にみていきます。

まず、フロントガラス上部に説明書に沿って取り付けを行っていきましょう。

ドラレコの取り付けには、両面テープを使って取り付けるタイプや、吸盤で取り付けるタイプなどがあります。

なお、取り付けの際には、視界を確保するためにも、フロントガラスの上部20%以内の箇所に設置してください(理由などは後出)。

電源を確保

シガーライターから電源を取る

シガーライターから電源を取る

ドラレコの電源の確保については、12Vシガーライターから電源を取るタイプが一般的となっています。

ただし、シガーライターの電源は車1台につき1箇所しかないため、スマートフォンや他の電源ですでに活用している場合には、市販の三つ又タイプなどの電源を利用しなければなりません。

また、電源の影響でETCや地デジにノイズが入る場合もありますので、ノイズ防止機能がついたドラレコを選ぶ必要が出るケースもあります。

配線も目立たないように天井の内張に沿って格納するなど、工夫が必要です。

 

ヒューズから電源を取る

ヒューズから電源を取る

アクセサリー電源のヒューズからドラレコの電源を取ると、配線コードが目立たずにすっきりと装着することが可能です。

ヒューズボックスはダッシュボードとエンジンルームの間にあることがほとんどであるため、工具を用いてそこから電源を取ります。

アクセサリー電源以外に、ルームランプ用のフューズ電源を使用する方法もおすすめです。

 

オーディオから電源を取る

カーナビ

オーディオカーナビの裏側にも、アクセサリー電源のコードがあるため、そちらをドラレコ用の電源として使用する方法もあります。

この方法も配線コードが目立ちにくいという利点がありますが、一方で、簡単にカーナビが外せなかったり、樹脂フレームを破損する恐れがあったりする場合があるので、注意が必要となります。

 

ドライブレコーダーの取り付け方の例

ここで、人気の高いスタンダードな単眼型ドライブレコーダーであるYupiteru(ユピテル)のDRY-mini50cの取り付け方法を見てみましょう。

Yupiteru(ユピテル)のDRY-mini50c

  • ステップ1 

ブラケットの両面テープから、保護フィルムを剥がしたうえで、フロントガラスにしっかりと貼り付けます。

  • ステップ2

DRY-mini50cの本体をブラケットに装着します。

  • ステップ3

DRY-mini50cのレンズを、進行方向の撮影したい角度に向けて微調整し、ナットを締めて固定すれば設置は完了です。

なお、設置の際には運転者の視界を妨げないように、フロントガラス上部から20%以内の位置への取り付けを心がけるようにしましょう。

Yupiteru(ユピテル)のDRY-mini50c

 

配線などが不安な場合はカー用品店でドラレコ取り付けを依頼

配線などが不安な場合はカー用品店でドラレコ取り付けを依頼

ここまで、単眼型のドラレコの取り付け方を見てきましたが、前後にカメラを取り付ける2カメラ型や、天井に設置する全天球型、カーナビ連動型などは、それぞれ取り付けの方法が異なります。

複雑な取り付けが苦手だったり、配線の方法に不安があったりする方は、無理に自分で取り付けを行わずに、カー用品店でドラレコ取り付けを依頼することをおすすめします。

9.ドライブレコーダー(ドラレコ)の取り付けで注意したいポイント

最後に、ドラレコの取り付けを行う箇所について、事前に知っておきたい注意すべきポイントをご紹介しておきます。
ドラレコを取り付ける際には、以下のルールを守ったうえで行うようにしましょう。

知っておきたい「道路運送車両の保安基準(第39条)」

前出のとおり「運転手の視界を妨げないようにフロントガラスの20%以内の位置に設置する」というルールがあったと思いますが、実はこれは、ドラレコの取り付け位置が法律によって定められているからなのです。

道路運送車両の保安基準(第39条)」によれば、「道路および交通状況に係る情報を入手するためのカメラ(=ドラレコ)」については、「ガラス開口部の実長20%以内の範囲」または「車室内後写鏡により遮蔽される全面ガラスの範囲」に取り付けることを規定されています。

取り付け位置はルームミラーの裏側がベスト

取り付け位置はルームミラーの裏側がベスト

先ほどの法律に沿ってドラレコを設置する場合、具体的にはどの位置に設置すれば良いのでしょうか。
簡単に言えば、フロントガラスの上部から20%以内の場所、つまり、ルームミラーの裏側あたりに取り付ければ良いということになります。

規定にあるフロントガラスの上部から20%以内の場所というのは、ほぼルームミラーのある高さと同等なので、ルームミラーがある箇所を基準にして考えれば問題はありません。

ただし、規定内の範囲にドラレコを設置していたとしても、車検ステッカーなどの検査標章重なって見えなくなる場合には違反となってしまいますので、注意が必要です。

その他、法律以外に気をつけるべきなのは、より綺麗で鮮明な映像をドラレコで録画するためにも、設置する位置はワイパーの可動範囲内に収まるように取り付け、ガラスに着色があるような場合は、着色部を避ける工夫も行うこともポイントとなります。

10.まとめ

ドライブレコーダー(ドラレコ)について、おすすめの選び方や人気のメーカー、ドラレコステッカーの基礎知識、取り付けの方法まで、ここまで詳しく見てきました。

万が一の交通事故への備えや、煽り運転・当たり屋・車上荒らしなどの犯罪の対策のためにも、ドラレコがいかに有用なアイテムかをお分かりいただけたかと思います。

ぜひとも、このコラムを参考に、ご自身のニーズに合ったドラレコを選んで設置し、安全運転を楽しんでくださいね♪