みなさん、ブーツ探してますか?
ブーツって春夏秋冬オールシーズンで活用できるし、コーデにプラスするだけで武骨でワイルドな男性らしさを演出してくれるスグレモノですよね!
この記事を見ているみなさんは、きっとブーツが欲しいと思いながらも『どんな種類があるんだろう?』とか『どこのブランドのブーツが人気?』『いつもの自分のコーデに合うブーツってどんなブーツだろう?』なんていろんな疑問を抱えているのでは?
ここではそんなお悩みを解決して、お気に入りの1足を見つけてもらえるように
【代表的なメンズブーツの種類】【定番人気のメンズブーツブランド】【ファッションスタイル別おすすめメンズブーツ】
をご紹介していきます!是非ブーツ選びの参考にしてみてください!
メンズブーツの代表的な種類7つ
メンズブーツって、本当にたくさんの種類があってどんなものを選んだらいいのか混乱してしまいますよね。そこで、まずはメンズブーツの基本的な種類についてご紹介していきます!
【1】ワークブーツ(ラインマンブーツ・エンジニアブーツ・ペコスブーツ)
ワークブーツとはその名の通り労働者が作業用に履くブーツの事です。
作業用に履く事を目的としてつくられたのがそもそもの発祥ですが、現在ではファッションアイテムとしても定着しています。
ワークブーツと一口に言ってもいろいろな種類がある為、ここでは代表的な3種のワークブーツをご紹介します。
ラインマンブーツ(モンキーブーツ)
ラインマンブーツは20世紀初頭に電線工(ラインマン)が作業時に履いていたブーツ。
高所で作業する際に足がずれにくいよう、フィット性を高める為につま先までシューレースが施されているのが特徴です。別名モンキーブーツとも呼ばれています。
エンジニアブーツ
エンジニアブーツは工場で作業をする人(エンジニア)が履いていたブーツで、機械や足元のものに紐をひっかけないように、シューレースが使われていないのが特徴です。
バイクの運転に適している事からバイク乗りの愛用者も多く、バイカーファッションに欠かせないアイテムでもあります。
ペコスブーツ
ペコスブーツは牧場や農場で作業をする際に履くブーツとしてREDWINGがつくったブーツの商標で、シューレースの無いウエスタンタイプのワークブーツです。
現在は他のブランドでもこのタイプのブーツが展開されていて、ペコスという呼び名も定着しています。
【2】マウンテンブーツ・トレッキングブーツ
マウンテンブーツ・トレッキングブーツは両方とも登山用に履くブーツの事を指します。
マウンテンブーツ・トレッキングブーツは混同されがちですが、違いがあります。それぞれの特徴をお伝えしていくので比較していきましょう。
マウンテンブーツ
マウンテンブーツは防水性や耐久性に優れた登山用のブーツ。
雪や雨にも強く、タフさが魅力です。ソールが固く、アッパーにレザーを使用しているものが一般的。
トレッキングブーツ
対してトレッキングブーツ(トレッキングシューズとも呼ぶ)は軽登山に適しているブーツで、柔軟性の高いソールが特徴です。
他の登山靴よりも軽いので、タウンユースしやすいという点も。
【3】ミリタリーブーツ
ミリタリーブーツは軍隊で使用されていたブーツの総称。軍隊にはさまざまな活動がある為、シーン(環境)ごとに適したさまざまな種類のブーツがあります。
戦闘用のコンバットブーツや、動きやすく軽量なタクティカルブーツ(サバゲ―でもよく使われるブーツがこれにあたります)、熱に強く砂漠地帯での活動時に使用されたデザートブーツなどがミリタリーブーツの代表例。
画像は熱帯地域で使用する事を目的としたジャングルブーツ。ジャングルブーツは一般的に革とコットンが用いられていて高温多湿な環境にも適応できるつくりになっています。
【4】カントリーブーツ
紳士のアウトドア(狩りなど)用に使用されたイギリスのブーツがカントリーブーツ。
足首をしっかりとホールドする長めの丈と、メダリオンが施された上品なデザインが特徴です。
【5】サイドゴアブーツ(チェルシーブーツ)
履き口の両サイドにゴア(ゴムを織り込んだ素材)を配置したブーツがサイドゴアブーツ。
シューレースや留め具がなく、シンプルなデザインなのでスーツスタイルとの相性も良く、オンオフ問わず使える万能さが魅力です。別名チェルシーブーツとも呼ばれています。
【6】チャッカブーツ・デザートブーツ
ローカットシューズ感覚で何にでも合わせやすいアンクル丈のショートブーツ2種。
丈や形が似ている事から混同されがちなチャッカブーツ・デザートブーツのそれぞれの特徴をお伝えしていきます。
チャッカブーツ
1890年代のイギリスでポロ※という競技用のシューズとして履かれていたチャッカブーツ。
くるぶし丈で2~3組の紐穴・はと目を持つデザインとラウンドトゥが特徴。アッパーにはスムースレザー、スウェード、ヌバック、オイルドレザー、コードバンなどさまざまな素材が用いられ、ソールはレザーである事が一般的です。
※ポロ=馬に乗って行うホッケーのような競技。
デザートブーツ
イギリスのシューズブランド【クラークス】が1950~1960年代にチャッカブーツの一種として発売したデザートブーツ。
アッパーにはスエード、ソールにはレザーではなくラバーが用いられる事が特徴で、比較的カジュアルな印象なのでブーツ初心者にも使いやすく人気です。
【7】ムートンブーツ(シープスキンブーツ)
1930年代からオーストラリアで農作業用として着用されていたムートン(シープスキン)ブーツ。
その名の通り羊毛を用いたブーツで、暖かさにおいては右に出るものナシ!(北海道出身の筆者は学生時代、通学時にも履いていました。びっくりされるんですけど北海道の女子高生は制服にムートンブーツを履くのがスタンダードなんです)
女性が履くイメージの強いアイテムですが、最近では男性にも人気ですね。
絶対押さえておくべき!メンズブーツ定番人気ブランド5選
ここからは『ブーツの購入を検討しているけれど、どこのブランドのブーツが良いのかわからない!』という方の為に、押さえておけば間違いナシの定番人気ブーツブランド5選と、それぞれのブランドからおすすめのモデルをご紹介します!
定番中の定番!REDWING(レッドウィング)
言わずと知れたメンズブーツの大本命ブランド【REDWING】。
木村拓哉さんがドラマなどで着用※していた事もあり大ブームに。当時『キムタクに憧れてREDWING買った!』というアラフォー男子はもちろん『キムタクよりもkokiの方が興味ある!』というミレニアル世代まで、現在も年代問わず不動の人気を誇る定番ブランドです。
キムタクキムタク連呼し過ぎましたが、REDWINGは100年以上もの歴史を持つワークブーツブランドのパイオニア的存在で、クオリティの高さもお墨付き。本物志向のワーカーやバイカーからも長く愛され続けている正統派ブランドなのです。
本格的な品質でありながら、このあとご紹介するWescoなどと比べても比較的リーズナブルな価格で購入できるので、どこのブランドにしようか迷った時はREDWINGを選べばまず間違いないと言っても過言ではないでしょう。
※ブームの火付け役となった代表的なキムタク着用モデルは9111(クラシックワーク)。アラフォー男子が涙ちょちょぎれるやつ。
クラシックワーク(アイリッシュセッター)
REDWINGを語る上でハズせない代表モデルと言えばアイリッシュセッター!(現在は名称が変わってクラシックワークと呼ばれています)
こちらはヴィンテージ好きも唸らせる伝説の犬タグが施された復刻版です!
ベックマン
こちらはREDWINGの創始者であるチャールズ・ベックマン氏の名を冠したモデル。
ワークブーツならではの耐久性はもちろんの事、クラシックなたたずまいでキレイめスタイルにもハマるデザインが魅力です!
アイアンレンジ
アイアンレンジの最大の魅力は鉱山で働く人々の為につくられたタフなつま先の構造。
つま先の皮を二重にして強化したキャップドトゥは、外反母趾も起こしにくいと言われています。
※この他にもロガーやスーパーソール、エンジニア、ペコスなど、REDWINGのブーツは名品揃い!種類豊富なので、必ず欲しいブーツが見つかります!
一生モノの価値あり!男の憧れブランドWesco(ウエスコ)
ワークブーツ好き・アメカジ好きなら1足は持っておきたい憧れブランドが【Wesco】。
REDWING同様100年以上もの歴史を持ち、アメリカの伝統的な製法である『ステッチダウン製法』を用いて丁寧につくられる、機能性・耐久性に優れたタフなプロダクトが魅力です。
上質なブーツなので値は張りますが、その価格で購入するだけの価値は充分にあります。
ユーズドブーツ好きも『Wescoなら新品で買って、一から自分で育ててエイジングを楽しみたい』と言うほど!
ボス
Wescoの大定番モデルと言えばボス!エンジニアブーツの最高峰との呼び声も高いこちらのモデルは、武骨なデザインと唯一無二の堅牢なつくりが魅力。
丁寧に手入れしながら何十年も履き続けてクタっと味の出たボスは最高にかっこいい!まさに、ワークブーツ好き・アメカジ好きの男性の永遠の憧れです。
ジョブマスター
ボスと並んでWescoを語る上でハズせないモデルがジョブマスター。
デザイン性と機能性を兼ね備え、タウンユースからアウトドアまでさまざまなシチュエーションで活用できる使い勝手の良さが最大の魅力です。
レース・トゥ・レースを採用した抜群のホールド感で、ブーツなのに重さを感じさせない履き心地は一度履いたらやみつきに。
ツウ好みな選択をするならCHIPPEWA(チペワ)
1901年創業のアメリカの老舗ワークブーツブランド【CHIPPEWA】。
代表的なアイテムにエンジニアブーツがあり、機能性・安全性・ファッション性の高さからバイカーに人気のブランドです。
ツウな雰囲気が出せるのもCHIPPEWAの魅力で、『定番過ぎるブランドは避けたい…』と思っている方にもおすすめ!
11インチ エンジニアブーツ
ブランドを代表するアイテムである11インチのエンジニアブーツ。1930年代から販売開始され、今もなお愛され続けるロングセラーモデルです。
ワーカーやバイカーだけにとどまらず、ファッションアイテムとしての人気も高い名品。
6インチ ユーティリティーブーツ Dワイズ プレーントゥ
エンジニアに次いで人気の6インチのプレーンブーツ。こちらは1939年に誕生した6インチ サービスブーツをベースに作られたユーティリティーブーツです。
無駄なデティールのないシンプルなデザインで、カジュアルなスタイルにはもちろんセミドレスシューズとしても活用できる一足。
アメカジ路線と一線を画すDr.Martens(ドクターマーチン)
アメリカンブーツで有名な3つのブランドをご紹介してきましたが、こちらはイギリス生まれのブーツブランド【Dr.Martens】。
本国イギリスで1960年代以降にスキンヘッズやパンクスから支持され、現在では日本でもUKカルチャー好きだけでなく幅広い層から人気のブランドです。
ロック系のファッションはもちろん、キレイめのファッションにも合わせやすいので1足持っておいて損ナシ!
1460 8ホールブーツ
Dr.Martensを代表する8ホールブーツ。ブーツ好きではなくとも一度は目にした事があるのでは?
発売以来多くの労働者から若者まで、幅広く支持されてきたUKブーツの真髄。
ブーツ初心者にも取り入れやすいアイテムなので、初めてブーツに挑戦しようと思っている方にもおすすめです!
2976 サイドゴア チェルシーブーツ
Dr.Martensと言えばレースアップ(編み上げ)ブーツのイメージが強いという方が多いと思いますが、こんな隠れた名品も。
上品なフォルムのサイドゴアブーツですが、独特のソールやプルタブなどDr.Martensらしいカジュアルさとの融合で、他のサイドゴアとはひと味違う雰囲気を演出できます。
人気再燃!Timberland(ティンバーランド)
【Timberland】と打つと関連検索ワードに『ダサい』って出てくる?失礼過ぎるだろおお!!!
という事で、『ティンバー履いてたらダサいと思われるのではなかろうか』とご心配のみなさん!実は今、Timberlandの人気が再燃してるんです!
Timberlandって90年代後半から2000年代にかけて日本でめちゃくちゃ流行りまくってみんなこぞって履いていたのでそのイメージが強すぎて『ダサい』と言われがちなんですが、世界初の完全防水ブーツを誕生させたスゴいブランドなんですよ!
最近ではサステナビリティの実現に注力していたり、90年代ファッションのリバイバルブームの影響もあり再注目されています。
Timberlandと言えばこのイエローブーツ。もはやこのブーツを見た事がないという人はいないのではないでしょうか。
このブーツの知名度たるやいわずもがなですが、本当の実力を知っている人は少ないかと思います。
こちらはソールを溶かして圧着する【射出成型法】と、シリコンを染みこませた防水レザーを用いた非の打ち所のない完全防水仕様のブーツで、本格的なアウトドアユースに打ってつけの一足なんです!
イエローブーツはどうしても大流行した頃のイメージが強すぎてやっぱり抵抗が…なんて方におすすめしたいのはこちら。
最近はモカシンやトレッキングブーツなどでTimberlandを取り入れるお洒落な男性が急増中なんですよ!
コーデがキマる!ファッションスタイル別おすすめメンズブーツ9選
ここからは、ファッションスタイル別におすすめのメンズブーツをご紹介!
『自分の服装に合うブーツがわからない!』とお悩みの方は是非参考にしてみてください。
こなれ感が重要!ワークスタイル
デニムやサロペット、チノパンなど、アメカジを代表とするワークスタイルファッションに合わせるブーツはこなれ感が重要!
ワークスタイルファッションは足元のコーデを一歩間違えると途端に安っぽくなってしまいます。
風格漂うワークスタイルファッションを楽しむ為の味のあるおすすめブーツはこちら。
WHITE’S(ホワイツ) スモークジャンパー 6
一世紀以上に渡って一足一足丁寧にハンドクラフトでワークブーツをつくり続けてきた歴史あるワークブーツブランド【WHITE’S】のスモークジャンパー。
熟練した職人の手によりつくり上げられた逸足が、ワークスタイルコーデを格上げしてくれます。
ALDEN(オールデン) インディー ブーツ 405
こちらはその名の通り、映画『インディージョーンズ』で主人公が履いていたあの伝説のブーツ!
アメカジ色の強いワークブーツながら、キレイめスタイルとの相性も良好な上品デザインはさすがの【ALDEN】です。
武骨な男らしさを演出するバイカースタイル
ワイルドで武骨なバイカースタイルは男性なら一度は憧れるファッションではないでしょうか?
そんなバイカースタイルを最高にかっこよく仕上げてくれるブーツがこちら。
RED WING(レッドウイング)#2990 エンジニアブーツ
ブランド紹介の項目では掲載しませんでしたが、【RED WING】はエンジニアブーツも秀逸。アイリッシュセッターに並ぶ看板モデルです。
グッドイヤーウェルト製法を用いたエンジニアブーツは、履きこむほどに足に馴染んで何度でもソール交換が可能。エイジングを味わう為の一生モノのブーツを探している方にぴったりの一足です!
WOLVERINE(ウルヴァリン)W05295 ストックトン
ワークブーツファンに有名な、1883年創業のワークブーツブランド【WOLVERINE】。
【WOLVERINE】と言えば1000マイルブーツが有名ですが、その中でも特におすすめはエンジニアブーツ。
その名の通り1000マイル歩いても壊れないほどの堅牢さと、重厚感のある武骨なデザインがたまりません!
トレンド大本命のアウトドアスタイル
近年はグランピングやフェスなどが盛り上がりを見せ、空前のアウトドアブーム真っ只中。それに付随してファッションもアウトドアスタイルがトレンドです。
流行のアウトドアスタイルで、タウンユースもキマるブーツがこちら。
Danner(ダナー)ライト 30440
【Danner】はアメリカで初めてビブラムソールを使ったシューズを発表したブランド。
こちらのモデルは1979年に靴業界で初めてゴアテックスを使用したブーツなんです!(今でこそゴアテックスはアウトドア用品の定番ですが、79年から取り入れていたなんて今考えるとスゴイですよね!)
アウトドアブーツに迷ったら、ダナーライトを押さえておけば間違いナシです!
sorel(ソレル)カリブー NM1000
本格的なウィンターブーツを探しているなら、【sorel】のカリブーが断然おすすめです。
吸湿放散効果と保温性の高さでブーツ内の快適さを保ち、なんとマイナス40度まで対応できる頼れる一足。
機能性だけでなく、40年以上変わらないクラシックでファッション性の高いデザインも魅力です。
スーツにも合う!セミドレススタイル
『ブーツ=カジュアル』と思い込むのはもったいない!
ちょっとキレイめのファッションやスーツスタイルにもブーツを合わせるのがお洒落上級者のなせる業。
いつものジャケパンスタイルを格上げしてくれる特別なブーツはこちら。
SANDERS(サンダース)BUCHAREST 1554TD チェルシーブーツ
すっきりとした細身のシルエットでスーツやキレイめスタイルとの相性が抜群な【SANDERS】のサイドゴアブーツ。
細身のスーツスタイルに合わせて60年代のモッズみたいに履きこなせば、周りと一歩差のつくお洒落上級者コーデの完成!
デニムなどのカジュアルスタイルに合わせてももちろん◎
ALDEN(オールデン)チャッカブーツ 1340
ドレスシューズと言えば【ALDEN】。ブーツスタイルでもその上品さは健在です。
側面の飾りステッチと重厚感のあるアッパーが絶妙なバランスで、他ブランドとは一線を画す気品が漂います。
このブーツをお洒落に履きこなしている男性、かっこよすぎます…。(完全なる主観)
TRICKER’S(トリッカーズ)ストウ 5634 10
英国王室御用達ブランドとして知られ、カントリーブーツの代名詞的存在である【TRICKER’S】。
その風格漂うたたずまいと堅牢さは唯一無二で、新品のうちは皮が硬いことで有名なTRICKER’Sのブーツですが、履きこめば履きこむほどに味が出て型崩れする事もなくエイジングを楽しめるのがこのブーツの魅力です。
是非大切に育てて自分だけのエイジングを楽しんでみてください。
~まとめ~
【代表的なメンズブーツの種類】【定番人気のメンズブーツブランド】【ファッションスタイル別おすすめメンズブーツ】をご紹介いたしました。
ブーツは値の張るアイテムだからこそ、本当に気に入ったものを見つけて長く履き続けていきたいですよね。
この記事を参考に、是非自分にぴったりのブーツを見つけてみてください!