夏は暑く冬は寒い日本では、多くの人にとってエアコンは生活に欠かせない家電の1つです。
加湿機能や自動清掃機能が付いていたり、最近では高精度のセンサーで体温の変化を感知し快適な風を送り出すシステムが付いていたりする高機能モデルも発売されています。
エアコンは設置工事の手間もかかるほか、一度購入したら買い換えるまでの平均年数は約13年と長いため、自分や家族、部屋の広さに合った製品をしっかり見極めて購入することが大切です。
そこで今回は各メーカーの特徴と、2019年最新のおすすめモデルをご紹介します。
エアコンの失敗しない選び方ポイント3つ
失敗しない選び方をするために確認しておきたいポイントが3つあります。
それは、使いたい部屋の広さ、使う部屋の目的と種類、機能・性能です。
エアコンを利用する部屋の広さで選ぶ
エアコンは使う部屋の広さに合わせて選ぶ必要があります。
当然、広い部屋ほどハイパワーの機種が必要です。
空調設備の出力パワーは「畳数」で表しますが、適用できる畳数は木造建築とコンクリート建築、冷房運転と暖房運転で異なります。
木造家屋は熱効率が悪いので適用畳数が小さく、また冷房に比べて暖房の適用畳数は小さくなります。
カタログやメーカーのWebサイトに掲載されている早見表などに適応畳数の目安が書かれているので、参考にしておきましょう。
畳数の見方は、「11~17畳」と表示されている製品なら「木造の和室で11畳、鉄筋マンション洋室で17畳」です。
11畳から17畳の広さの部屋で使えるという意味ではありませんので注意しましょう。
リビングや子ども部屋など、エアコンを設置する部屋で選ぶ
リビングは面積が広く、1日で最も長い時間を過ごす部屋になる場合が多いので、省エネ効果に優れたできるだけ高性能の機種を選ぶと良いでしょう。
高感度センサーで人の動きや体温を感知して自動で運転調整できる高性能な冷暖房を行えば、電気代の大きな節約にもつながります。
南向き・西向きの場合や、窓が大きめのリビングでは、日当たりが良すぎて冷房が効きにくいことがありますが、その場合はワンサイズ上の畳数の機種を選ぶと安心です。
また、カウンターキッチンやオープンキッチンなどキッチンがリビングとつながっていて臭いが気になる場合には、消臭機能が効果を発揮します。
さらに、衣類乾燥機能や空気清浄機能があれば、リビングで洗濯物の部屋干しをしたい場合に便利です。
電気代を軽減するエコ機能や花粉対策など、エアコンの機能性で選ぶ
部屋全体を認識できるカメラを搭載したり、室内の明るさと人を検知する高性能センサーを使って室温を自動調整したり、人の手先や足先の温度を検知して自動で風向きの切り替えを行う製品など、最上位モデルには各メーカーがそれぞれ独自の技術を詰め込んでいます。
部屋の臭いや空気の汚れが気になる場合は、空気清浄機能付きが効果を期待できます。
特に花粉やPM2.5対策のために洗濯物を部屋干ししたい方には空気清浄機能と衣類乾燥モードがある機種がおすすめです。
空気清浄機がすでにある場合でも、空気清浄機能付きのエアコンと併用することで相乗効果も期待できます。
エアコンを決める前に知っておくべきこと
エアコンは室内に置く本体と室外機に分かれており、どちらも大型で重量があります。
購入するモデルを決める前に、設置場所などでいくつか確認しておきたいポイントがあります。
1.エアコン対応畳数は建物の構造によって異なる
エアコンは使う部屋の広さに合わせて選ぶ必要があります。
「出力」のパワーは「畳数」で確認が可能です。
広さが同じ場合でも和室と洋室、一戸建てとマンション、南向きと北向きの部屋ではそれぞれ効き具合に差があり、鉄筋マンションの洋室は木造一戸建ての和室に比べ気密性が高く冷暖房が効きやすくなるなど特徴があります。
そのため、カタログには和室と洋室の数値が両方記入されています。
「6~9畳」と表示されている製品の場合は「木造一戸建ての南向き和室なら6畳、鉄筋コンクリートマンションの南向き洋室なら9畳」という意味です。
同じエアコンでも、鉄筋コンクリートの洋室と木造の和室では最大畳数が異なるのでよく確認しておきましょう。
2.エアコン専用電源とコンセントの位置は
エアコンに使う電圧も確認しておきましょう。
100V電源の製品と200V電源の製品があり、20畳以上の広いリビングなどに向いたハイパワーの製品では200V電源が一般的です。
電圧はコンセントの表示か、ブレーカー(分電盤)がある配電盤の表示で確認できます。
屋内に引き込まれる電線の方式には単相2線式と単相3線式がありますが、200Vの電圧が使えるのは単相3線式です。
ブレーカーに赤白黒の3本の線が引き込まれている単相3線式なら、エアコン近くのコンセントが100Vの場合でも、コンセントの切り替え工事を行うことで200V製品の取り付けが可能になります。
同じメーカーの同じエアコンのモデルでも100V用と200V用の両方が用意されていることがありますので、合わせてよく確認しておきましょう。
普通の電源コンセントから延長コードなどを使って電源を取ると、発煙や発火などの事故につながる可能性もあるため、非情に危険です。エアコンを設置する場所の近くの壁に専用のコンセントが設置されているのが普通ですが、
コンセントがない場合は配線工事が必要となります。
エアコンを購入する前に設置したい部屋に専用コンセントがあるかどうか必ず確認しましょう。
また専用コンセントには電圧により4種類の形状があります。
こちらも購入前に確認しておきましょう。
専用コンセントが100Vの場合は通常のコンセントと同じ形をしていますが、200Vの機種などは電源プラグの形状が通常と異なります。
その場合は別途取り替え工事が必要です。
3.ブレーカーの電気容量は問題ないか
購入する前にブレーカーを見て契約電気容量を確認しましょう。
最低でも30A以上の電気容量が必要です。
契約電流が20A以下の場合は30A以上に契約を変更しておきましょう。
ブレーカーに「エアコン専用回路」があると、より安定した動作が期待できます。
4.室内機と室外機の設置スペースは確保しているか
エアコンは室内に置く本体と室外機に分かれています。
部屋の中に置く本体の周りには、冷暖房の効率を良くしたり、クリーニングや修理を行ったりするためのゆとりの空間が必要です。
目安になるスペースはエアコンの上方が5~10cm以上、左右が5cm以上です。
本体の吹き出し口付近にタンスなどの収納家具や、大型のシャンデリアなど風の流れを止めるものが置かれていると風が部屋全体に行きわたらず、冷暖房の効果が下がったり、センサーが室内温度を誤認識して自動温度調整を妨げたりすることもあります。
本体の風の吹き出し口付近は空気が循環するようにスペースを広く取りましょう。
また、エアコンは平均して10kg前後の重さがありますので、壁には十分な強度や、お手入れのしやすさも重要です。
天井が高い場合など本体を高い場所に設置すると掃除がしづらくなりますので、設置したい場所の長さを事前に測り、製品の寸法と据え付けスペースをよく確認して決めましょう。
正面のパネルやフラップ(羽根)が動く範囲も必ずチェックして、部屋全体の見栄えも考慮した上で高さや位置を決めてください。
室外機の設置スペースの確認も必要です。
エアコンは製品により適した配管の長さと室外機との高低差があります。
配管が長すぎたり、高低差が適切でなかったりすると効きが悪くなったり、故障したりすることがあります。
室内機にできるだけ近い場所に設置するのがおすすめです。
また、効率の良い運転のために室外機は直射日光が当たらず風通しの良い場所に、正面と左側を開けて設置することが推奨されています。室外機のスペースの目安は正面側が25cm以上、背面側は5cm以上、左右5cm以上空けることが必要です。
室外機はエアコン本体よりも重量があるので、地面に置く場合は地盤が安定している場所、壁や屋根に取り付ける場合は室外機の重さに耐えられる場所を選ぶ必要があります。
また、引越しで取り外しや、故障した場合に点検や修理がしやすいかを考えて、作業しやすい場所に取り付けることも大切です。
設置場所や設置方法について分からないことがある場合は、販売店や取り付け工事を行う業者に確認してみましょう。
エアコンの人気メーカーの特徴を評価
いろいろなメーカーが特徴のあるモデルを各種発売しています。
ここでは各メーカーの特徴を解説します。
シャープ(SHARP)
空気を清潔に保つための独自の機能「プラズマクラスター」が他社にはない特徴です。
機械が動いていないときでも、プラズマクラスター単独で自動運転をしてくれるモデルもあります。
またフィルターが細かく、内部にホコリが侵入しにくい構造になっており、フィルター両面のおそうじ機能や付着した汚れを取る機能もあります。
東芝(TOSHIBA)
空気清浄機能の開発に力を入れています。
「大清快」の「プラズマ空清」はイオン放出方式、フィルター集じん方式、熱交換器に吸着させる電気集じん方式の3つで徹底的に汚れを除去します。
自動清掃でダストボックスにたまったホコリを掃除機で吸い取ることができるので、お手入れも簡単です。
PM2.5やカビなどの微細な粉塵を除去できる機能があるモデルを探している方におすすめ。
小さめの部屋で使う場合は空気清浄機がいらないほど優秀です。
日立(HITACHI)
「白くまくん」で知られる日立のエアコンは、フィルターやルーバーなどにステンレスが採用されています。
上位モデルには「くらしカメラAI」が搭載されています。
人間が部屋にいる時間と体感温度の変化を読み取って運転を調整する機能です。
L字型など特殊な形でも部屋に合った送風を自動で調整して快適な室温を保つことができます。
三菱電気(MITSUBISHI)
「霧ヶ峰」シリーズは人にフォーカスした機能が特徴です。
室温だけではなく、部屋にいる「人」が快適かどうかを重視して、赤外線センサー「ムーブアイmirA.I./ムーブアイ極」で、同じ部屋にいる一人ひとりの温度変化を手先や足先まで読み取り自動で温度調整を行います。
また、床や間取りなど体感温度に影響を与える要素をセンサーで感知して、人に合った送風調整を行うことも可能です。
富士通ゼネラル
機能性に優れていることで定評があるのが「nocria(ノクリア)」シリーズです。
室内をムラのない温度で快適に保つことを目指して、風流を使い分ける独自の機能「DUAL BLASTER」(デュアルブラスター)を取り入れています。
また、全シリーズに自動で冷房、送風、除湿、暖房の切り替えを行う「毎日快適モード」を搭載し、「一年中付けたままにする」という提案をしています。
フィルターの自動清掃機能をいち早く取り入れたのも富士通ゼネラルで、55度で10分間加熱してカビ菌や細菌の除去を行う独自の「熱交換器加熱除菌」を採用し、内部をクリーンに保てます。
部屋全体を見張る高感度センサーが搭載されている機種など、使い勝手が良い製品が揃っているメーカーです。
ダイキン(DAIKIN)
ダイキンは基本性能がしっかりしているという評判がります。
さまざまな機能を付加するのではなく、あくまでも部屋の温度をムラなく均一に保つ、ということに力を入れています。
人がいなくなると省エネ運転に切り替わります。
また湿度にも注目しており、うるおいのある空気を保つ「うるさら」機能も特徴です。
平均的に高い性能を備えていますので、満足度の高い製品を探している方におすすめです。
コロナ(CORONA)
パワフルな運転が特徴で、暖房時に最高で約55℃の温風を出すモデルもあります。
本体の湿気を防ぐ自動内部乾燥機能があったり、丸洗いができたりする前面パネルを採用しているモデルもあります。
パナソニック(PANASONIC)
総合家電メーカーのパナソニックは使いやすさにこだわった製品が特徴です。
エオリアシリーズの「ダブル温度気流」は人によって温度の違う風を当てることができる機能です。
パナソニックの空気清浄機でおなじみの「ナノイー」を採用しているモデルもあります。
使い勝手の良いものを求めている方におすすめです。
リビングに設置するエアコンのおすすめ6選
シャープ「H-XシリーズAY-H63X2」
シャープのハイエンドモデルのH-Xシリーズです。
その家庭に合った最適な運転モードを自動で選ぶことができるクラウド対応の「COCORO AIR」を搭載しています。
また独自の空気清浄機能の濃度を高めた「プラズマクラスターNEXT」を搭載。
冷暖房を使わない季節やエアコン停止中でも、カビが生えやすいような条件をセンサーが感知し、自動でイオンを放出してカビを抑制する「プラズマクラスターパトロール」機能もあります。
内部のカビの抑制にも効果があり、湿気の多い季節に便利です。
外出先からでもスマホを使って事前に快適な室温にセットすることもできます。
冷房17~26畳、暖房16~20畳。
日立「白くまくん RAS-XJ63J2」
「くらしカメラAI」で間取りや人の位置を観察し、自動運転をしてくれるエアコンです。
人がいないときを選んで自動洗浄を行ったり、部屋干しの洗濯物をカメラで見つけたりすると除湿モードを開始するなどの機能があります。
暖房の「AI気流(お部屋モード)」では人のいる方向を検知し、足元を中心に素早く暖まるように温風を調整が可能です。
また、ステンレスイオン空清機能があり、ホコリをキャッチしてお部屋の空気をきれいに保ってくれる効果も期待できます。
快適と省エネを両立するかしこいエアコンです。
冷房17~26畳、暖房16~20畳。
三菱「霧ヶ峰 Zシリーズ MSZ-ZXV6319S」
高性能のAIを搭載し、ボタン1つで快適温度が保てます。
AIが部屋の暖まりやすさや冷えやすさのデータを学習し、最適な運転モードの自動判断が可能です。
さらに天候の変化などを前もって予測して体感温度の変化も計算し、きめ細かい調節を行って一人ひとりに合わせて風を送ります。
内部にホコリが付きにくい「ハイブリッドナノコーティング」や、カビの活動を抑制する「カビクリーンシャワー」「ピュアミスト」などの機能もあります。また、スマートフォンでの遠隔操作も可能です。
冷房17~26畳、暖房16~20畳。
三菱「霧ヶ峰 Zシリーズ MSZ-ZXV6319S」 の詳細を見る
ダイキン「RXシリーズ うるさら7 S63WTRXP」
ダイキン独自の無給水加湿機能が搭載されており、空気中の水分をエアコンが取り込んで、無給水で加湿が可能です。
AI快適自動運転では、床や壁の温度を感知して、人が設定した好みの温度も参考にしながら自動運転を行い、ダイキン独自の「うるさら7」と合わせて快適空間を作り出します。
スマホのアプリで外出先からエアコンの操作を行うこともできるエアコンです。
冷房17~26畳、暖房16畳~20畳。
ダイキン「RXシリーズ うるさら7 S63WTRXP」 の詳細を見る
パナソニック「エオリア WXシリーズ CS-WX569C2」
パナソニックの高性能インバーターエアコンです。
人とものを高精度に見分ける「新・ひとものセンサー」で一人ひとりの感じる温度を解析しながら運転します。
日射センサーも搭載しており、その日の日照に合わせて運転を調整して冷暖房のムダを省く省エネ機能も備えています。
独自の空気清浄機能「ナノイー X」と可動式フィルター「アクティブクリーンフィルター」で、タバコ臭を素早く脱臭、空気中の汚れを抑制します。
「ホコリレスコーティング」で熱交換器への汚れの付着を防ぎ、「お掃除ロボットAuto」でフィルターのゴミを自動で排出しますので、ゴミ捨ての必要がありません。
冷房で信州の蓼科高原に吹く心地よい風を再現した「1/f 自然ゆらぎ気流」も魅力です。
冷房15~23畳、暖房15~18畳。
パナソニック「エオリア WXシリーズ CS-WX569C2」 の詳細を見る
三菱「霧ヶ峰GEシリーズ MSZ-GE4019S-W」
床温度センサー「フロアアイ」搭載で、冷えている床の温度を感知して冷やしすぎないように自動運転する機能があります。
床温度を元に冷房と送風を自動で切り替える冷房ハイブリッド運転で省エネ効果にも優れています。
スマホのアプリで外出先から操作が可能です。
冷房11~17畳、暖房11~14畳。
三菱「霧ヶ峰GEシリーズ MSZ-GE4019S-W」 の詳細を見る
寝室に設置するおすすめ3選~快適な睡眠をサポート~
快適な睡眠を助けてくれるのは、なんといっても適度な湿度と温度です。
エアコンを上手に利用して質の良い睡眠を取りましょう。
パナソニック「エオリア インバーター冷暖房除湿タイプ ルームエアコン CS-X289C」
広めの寝室やワンルームで使える省エネ性にこだわった高性能モデルです。
空気の汚れやウイルスを抑制する「ナノイーX」を搭載して、花粉やカビ菌にも強いので寝室におすすめ。
ナノイーXは脱臭効果もあるので部屋干しやペットの臭い対策としても利用できます。
冷房8~12畳、暖房8~10畳。
パナソニック「エオリア インバーター冷暖房除湿タイプ ルームエアコン CS-X289C」 の詳細を見る
日立「白くまくん RAS-X25J」
富士通 「nocria (ノクリア) XSシリーズ nocria AS-XS25H」
2種類の気流で快適な空間を作り出す「DUAL BLASTER」搭載のハイグレードモデルです。
温度と速さの違う2種類の気流をコントロールする「ハイブリッド気流」で室内の温度を一定に保つため、冬は足元から暖かく、夏は寒すぎたり暑すぎたりの温度ムラをなくし快適な空間を作ります。
毎日快適モードでは部屋の温度と湿度を分析して、すべて自動で一年中最適な状態をキープが可能です。
冷房7~10畳、暖房6~8畳。
富士通 「nocria (ノクリア) XSシリーズ nocria AS-XS25H」 の詳細を見る
子ども部屋に最適なおすすめエアコン3選
子どもの健康を守るためにも、快適なお部屋環境作りは大切です。
ダイキン「リソラ S22VTSXS-A」
インテリアに馴染むオシャレなデザインです。
ヒートブースト暖房で部屋の温度を素早くコントロールします。
コンパクトサイズで専用リモコンの操作もシンプル。
音声応答対応が可能で、子ども部屋におすすめです。
冷房6~9畳、暖房5~6畳。
コロナ「Nシリーズ CSH-N2219R-W」
基本性能の冷房、暖房、除湿を重視したシンプルなモデルです。
「ビッグルーバー」で心地よい気流を実現し、エアコン運転停止時には室内機の熱交換器・通風路・送風ファン・ルーバーなどを乾燥させて清潔に保つ機能もあります。
リモコンもシンプルで使いやすく、操作しやすいものを希望する方におすすめです。
冷房6~9畳、暖房6~7畳。
コロナ「Nシリーズ CSH-N2219R-W」 の詳細を見る
ダイキン「Eシリーズ S22VTES」
シンプルで使いやすいベーシックモデルです。
幅がわずか770mmのコンパクトサイズで半間幅スペースの設置にも対応しており、風量と上下風向を自動調節が可能で、風が直接体に当たらないようにして快適な気流を作り出します。
除湿量に応じてドライを選べる9段階セレクトドライ機能もあります。
冷房6~9畳、暖房5~6畳。
広さ(対応畳数)別の人気のエアコン6選
コンパクトな部屋から大きめのリビングまで、部屋の広さ別に人気のエアコン6種類を紹介します。
冷暖房時6畳程度 日立「白くまくん AJシリーズ RAS-X22J」
狭いスペースにも収まるコンパクトなサイズです。
外気温10度から使えるソフト除湿機能や自動オンオフをセットできるタイマー、自動で内部を乾燥させる機能があります。
冷房7~10畳、暖房6~8畳。
日立「白くまくん AJシリーズ RAS-X22J」 の詳細を見る
冷暖房時8畳程度 三菱「霧ヶ峰 AXVシリーズ MSZ-AXV2518-R」
スタイリッシュなデザインの霧ヶ峰シリーズです。
人感ムーブアイが床温度を感知して自動運転を行います。
スマホで遠隔操作が可能で、消し忘れ防止機能付き。
冷房7~10畳、暖房6~8畳。
三菱「霧ヶ峰 AXVシリーズ MSZ-AXV2518-R」 の詳細を見る
冷暖房時10畳程度 アイリスオーヤマ「Wifi+人感センサー搭載シリーズ IRA-2801W」
夏の寝苦しい夜などは時間ごとに段階的に温度を変え、最も快適な温度に自動設定、また人感センサー搭載により自動で省エネ運転を行います。
スマホで遠隔操作ができるので、室内にいるペットも快適に暮らせます。
冷房8~12畳、暖房8~10畳。
アイリスオーヤマ「Wifi+人感センサー搭載シリーズ IRA-2801W」 の詳細を見る
冷暖房時12畳程度 日立「ステンレス・クリーン 白くまくん Xシリーズ RAS-X28J」
内部を凍らせ一気に溶かしてカビやホコリを洗い流す「凍結洗浄」を搭載しています。
各パーツにステンレスを採用した日立独自の「ステンレス・クリーン」システムを採用し、水受け皿にもステンレスを採用。
エアコン内部を清潔に保ちます。
冷房10~15畳、暖房9~12畳。
日立「ステンレス・クリーン 白くまくん Xシリーズ RAS-X28J」 の詳細を見る
冷暖房時20畳程度 パナソニック「Eolia EXシリーズ CS-638CEX2c-W」
奥行きわずか239mmの薄型スタイリッシュデザインです。
「ナノイーX」と集じん性能がアップした「クリーンフィルター」でキレイを保ちます。
自動でフィルターを掃除するフィルターお掃除ロボットも搭載しています。
自動で節電し省エネ運転する「エコナビ」もうれしい機能です。
冷房17~26畳、暖房16~20畳。
パナソニック「Eolia EXシリーズ CS-638CEX2c-W」 の詳細を見る
冷暖房時23畳程度 富士通ゼネラル「nocria(ノクリア) Xシリーズ AS-X71J2」
AIとAIRとROUNDを組み合わせた「AIROUND」をコンセプトに、富士通独自のAI「Zinrai」を使った「エッジ&クラウドAI」で、使う人の好みの温度や湿度を学習し、部屋の特徴に合わせて予測運転を行います。
「DUAL BLASTER」を使った富士通独自の「ハイブリッド気流」が快適な環境を作り出すことが可能です。
手をかざしたり触れたりするだけで操作ができるラウンド型の新形態リモコンも便利です。
カビ菌や細菌の除去には55度で10分間加熱する「熱交換器加熱除菌」を採用しています。
冷房20~30畳、暖房19~23畳。
富士通ゼネラル「nocria(ノクリア) Xシリーズ AS-X71J2」 の詳細を見る
コスパ重視!リーズナブルな価格で売れ筋3選
「冷房機能だけあればいい」という方におすすめなのが冷房、除湿、タイマーなどの基本的な機能だけに絞ったベーシックモデルです。
フィルター自動清掃機能などは搭載されていませんが、上位モデルより価格が手頃なのが魅力。
お手頃価格のものをご希望なら、発売から年数が経ったモデルを検討する方法もあります。
シャープ「AY-H-DHシリーズ AY-H22DH 」
シャープ独自の空気清浄機能「プラズマクラスター7000」搭載で、オフシーズンでも使えます。
本体内部の湿度をカットする内部清浄機能や、切タイマーを簡単に設定できる「おやすみ切」ボタンなど便利な機能もあります。
冷房6~9畳、暖房6~7畳。
シャープ「AY-H-DHシリーズ AY-H22DH 」 の詳細を見る
三菱重工「TWシリーズ SRK22TW」
本体高さがわずか250mmとコンパクトで、諦めていたわずかなスペースにも設置が可能です。
少ない電力で大風量を吹き出す「JET気流」と「ワープ運転」で素早くパワフルに部屋を快適温度にし、「おまかせ気流運転」で部屋の温度ムラを防ぎます。
毎日同じ時刻にオンオフする「プログラムタイマー運転」で切り忘れの心配もありません。
冷房6~9畳、暖房6~7畳。
日立「白くまくん AJシリーズ RAS-AJ22H」
狭いスペースでも収まる室内ユニットのコンパクトモデルで、室外機もベランダにすっきり置ける小幅サイズです。
外気温10度から使えるソフト除湿機能、冷房・除湿運転後に、自動で内部を乾燥する自動クリーン機能と切or入タイマーも付いています。
冷房6~9畳、暖房5~6畳。
日立「白くまくん AJシリーズ RAS-AJ22H」 の詳細を見る
機能性で勝負!おすすめ2選
スタンダードモデルよりワンランク上のミドルクラスには、面倒なフィルターの掃除を自動でやってくれる機能や、室内の空気清浄機能などを搭載している製品が多数ラインアップされています。
客間や寝室、子ども部屋にピッタリです。
ダイキン「うるさら7 RXシリーズ S25WTRXS」
ダイキン独自の無給水加湿機能「うるさら7」搭載です。
空気中の水分を取り込み、無給水で加湿できます。
AI快適自動運転では、床や壁の温度を感知して湿度も温度もコントロールが可能です。
人が設定した好みの環境も参考にして自動運転を行い、ダイキン独自の「うるさら7」と合わせて快適空間を作り出します。
冷房は天井から床へ気流が循環して温度と湿度をスピーディーに下げ快適な室内を保ち、暖房は垂直気流で立ち上がりが速く、足元から素早く暖めて風を感じにくい快適な空間を実現させます。
熱交換器自動洗浄機能やフィルター自動お掃除機能もあり、フィルターは10年間ゴミ捨て不要です。
スマホのアプリで外出先から遠隔操作を行うこともできます。
冷房7~10畳、暖房6畳~8畳。
ダイキン「うるさら7 RXシリーズ S25WTRXS」 の詳細を見る
富士通「nocria(ノクリア) AS-X40G2」
AIとAIRとROUNDを組み合わせた「AIROUND」をコンセプトに、富士通独自のAI「Zinrai」を使った「エッジ&クラウドAI」で使う人の好みの温度や湿度を学習して部屋の特徴に合わせて予測運転を行います。
また、2種類の気流で空間全体を快適にする「DUAL BLASTER(デュアルブラスター)」を使った富士通独自の「ハイブリッド気流」で、快適な環境を作り出すことが可能です。
暖め過ぎや冷やし過ぎを防ぐ3D温度センサーや、人のいる・いないを感じ取り運転をセーブしたり、オンオフを自動で行ったりする人感センサーを搭載しています。
また、省エネ機能も備えている他、電気集じん方式の「プラズマクリーン」でPM2.5にも対応しています。
冷房11~17畳、暖房11畳~14畳
富士通「nocria(ノクリア) AS-X40G2」 の詳細を見る
【最新】さらに!今注目のエアコン2選
フラグシップモデルの最上位クラスには各メーカーが開発した最先端のあらゆる機能が搭載されています。
高性能センサーやカメラとAIを組み合わせて、自由自在に運転をコントロールしながら快適な空間を作り出す機能や、フィルターや熱交換器に付着した汚れを自動で洗浄する機能などに加え、節電機能が最も優秀なのもこのクラスのモデルです。
家族が過ごす時間が長いリビングへの設置がおすすめです。
東芝「大清快 RAS-E405DR」
東芝のハイグレードモデルで、前面パネルに落ち着いたマット調のデザインを採用しています。
PM0.1レベルの微細粒子を取り除く「プラズマ空清」で、PM2.5よりも小さな超微粒子も集じんするこのモデルは、エアコン内部を自動で清潔に保つ「プレミアムクリーン」と、ホコリの付きにくい帯電防止前面パネルが取り入れられ、ブラシとブレードでフィルターの両面を自動で掃除する機能や、冷房時に発生する水で汚れを洗い流す「マジック洗浄熱交換器」などのお手入れがしやすい機能が盛りだくさん。
また、これらの機能で内部を清潔に保つことができるだけでなく、「エナジーセーブコンプレッサー」で省電力も実現しています。
冷房11~17畳、暖房11畳~14畳
シャープ「J-Xシリーズ AY-J80X2-W」
業界初のクラウド対応最新AI機能「COCORO AIR」が搭載されています。
住む人の生活パターンや部屋の性能を分析して、自動で快適な空間を作り出し、省エネ制御運転を行います。
節電のヒントになる「アドバイス機能」など便利な機能が満載されており、外出先からスマホで遠隔操作することも可能です。
また、外出中に部屋の温度が設定した範囲を超えたり、人感センサーが特定の反応を感知したりするとスマホのアプリに通知する「みまもり機能」もあります。
さらに室内のイオン濃度を50,000個/㎤まで高めた「プラズマクラスターNEXT」も搭載しています。
冷房21~26畳、暖房22~33畳。
シャープ「J-Xシリーズ AY-J80X2-W」 の詳細を見る
まとめ
最近のエアコンは各種のセンサーが高性能になり、自動で温度や湿度をコントロールして快適な環境を実現できるようになっており、シャープのCOCORO AIR搭載シリーズなど、
評判のIoTに対応した最新の製品も次々と発売されています。
エアコンを買い換えるまでの平均年数(2人以上の世帯)は13.6年。
一度購入したら長期間使うことが多い家電です。
売れ筋商品の中から適当に選ぶのではなく、各製品の特徴を使いたい条件と照らし合わせ、自分の生活スタイルに合った、満足のいく機種を選んでみてください。