ここ数年、日本の夏は厳しさを増しています。
冷房で部屋の温度を下げるのも有効ですが、猛暑の夏を快適に過ごすには扇風機も必須。
エアコンと扇風機を併用すれば省エネになりますし、なにより人間の体は風そのものに心地よさを感じるものです。
ひとくちに扇風機といっても、最近では高級モデルや風を起こす以外の機能も備えたタイプなど、実にさまざまな商品が登場しています。
デザイン性にも優れたスタイリッシュなモデルも続々リリースされ、いまや扇風機は単なる白物家電の枠を越えて、お部屋のインテリアの一部という認識も広がっているのです。
そこで今回は、最新の扇風機情報を機能やコスト、デザインなどの項目別にまとめてランキングしてご紹介します。
扇風機の正しい選び方|ポイント3つ
扇風機を買い替えるなら、折角なので見た目にもこだわりたいところです。
ただ、そうはいっても白物家電ですから、実用性はきちんと押さえておかなければなりません。
デザインだけで選ぶと、期待していた効果が得られずガッカリしてしまうことも考えられます。
ここでは、扇風機の選び方として頭に入れておきたいポイントをまとめて解説します。
まずは置く場所や使うシチュエーションをはっきりと思い描いて、それに合ったスペックの扇風機を選ぶようにしましょう。
1.機能重視なら「DCモーター」安さ重視なら「ACモーター」
扇風機のモーターには、DC(直流)とAC(交流)の2種類があります。
昔からの一般的なタイプに用いられているのはACモーターで、1000円台からと低価格で購入できるのがメリットです。
風量は3~5段階程度でしか調節できませんが、シンプルで扱いやすいため、「機械の扱いが苦手」という方でも簡単に使用できます。
一方のDCモーターは高級扇風機に多く使われ、風量を自在に調節できるのが特徴です。
ACモーターでは不可能なほどのそよ風を作り出すことができることに加えて、モーター音や羽根の回転音がとても静かです。
DCモーターは構造が複雑なため、ACの扇風機より本体価格が数倍高くなってしまいますが、他方で消費電力をかなり低く抑えることができます。
寝室などで長時間の使用、風の心地よさにこだわりたい場合などに適しています。
2.便利・快適など機能性で選ぶ
- 首振り機能
たいていの扇風機には、左右の首振り機能が備わっています。
リビングなど広めの部屋で使用する際は、首振り幅の大きい方がより効率的です。
また、左右だけでなく上下方向にも動かせる扇風機は、上向けにして部屋干しの洗濯物を早く乾かしたり、エアコンの冷風を循環させたりするのに便利です。
- 羽根の枚数
扇風機の羽根は、一般に多ければ多いほど滑らかな風になるとされています。
したがって、高級になればなるほど、羽根の数も増えていくのが普通です。
なかには羽根の形状に工夫を凝らしているタイプもあるので、風の質にこだわる人は羽根の枚数や形にも注目しましょう。
- タイマー機能
エアコン同様、扇風機にも指定した時間後に自動停止するタイマーを備えたモデルがあります。
主に寝室で就寝時に活躍する機能ですが、高級モデルにはただオフになるだけでなく、段階的に風が弱くなる「おやすみモード」を搭載した機種も存在します。
また、「切タイマー」と逆に指定時間後に作動を開始する「入タイマー」という機能もあります。
これを使えば、朝に心地よい風で目覚めることができるほか、エアコンとの合わせ技で帰宅時の室内環境を快適にしておくことも可能です。
- 子どもの安全に配慮した機能
小さなお子さんのいる家庭では、羽根付きの扇風機に対しての不安がつきものです。
パワーのあるなしによらず、チャイルドロック機能は必須でしょう。
リモコンで操作できる機種を選べば、離れたところからでもロックをかけられるのでより安心です。
もう1つの対策として、羽根のない扇風機にすれば安全性の問題はスマートに解決します。
羽根なしタイプはイギリスの家電メーカー「ダイソン」が発売して注目を集めました。
本体土台部分のなかで風を発生させているので、音が静かなのも魅力の1つです。
羽根なしタイプは構造が複雑なため、価格も高めで推移しています。
その分高機能な機種が多く、なかには花粉やハウスダストを除去できる「空気清浄機能」や、風を弱めることなく遠くまで届ける「サーキュレーター機能」などを備えたタイプもあります。
3.デザイン性やインテリアとの相性で選ぶ
扇風機は存在感のある家電です。
機能性はもちろんですが、部屋の雰囲気に合ったデザインかどうかという点も重要な判断基準となります。
見た目にもこだわることで、生活感が出てしまいがちな扇風機をインテリアの一部とすることもできます。
スタイリッシュなデザインの扇風機としては、前出の羽根のないタイプのものが人気です。
羽根付きの機種でも、木材を使用したシックなものや、羽根の色や形状でおしゃれ感を出しているモデルもあります。
またバッテリー内蔵のコードレスタイプならコードを隠す必要がなく、どこにでも置けるため邪魔になりません。
購入前に教えて欲しい!扇風機選びのQ&A
いざ扇風機を買おうと思っても、「たくさん種類があってどれを買えばいいのかわからない」と悩んでしまいますよね。
ここではサーキュレーターと扇風機の違いや高級扇風機の利点、電気代など、買う前に知っておきたいポイントについてご説明します。
サーキュレーターと扇風機の違いとは?
扇風機とサーキュレーターはどちらも風を送る機械ですが、この両者は使用目的や構造が異なります。
扇風機の風は広く拡散するのに対し、サーキュレーターは遠くまで直進する風を発生させます。
これは、サーキュレーターの主な役割が空気を循環させることにあるからです。
閉め切った室内で冷暖房を使用すると、暖かい空気と冷たい空気が上下に分離してしまいます。
その際にサーキュレーターを上向けに回すと、空気が撹拌されて温度差がなくなり、空調の効率アップや節電につながります。
つまり、エアコンと併用で使う場合は扇風機よりもサーキュレーターを選択したほうが効率的です。
近年ではサーキュレーター機能を搭載した扇風機も販売されています。
高級扇風機を選べば間違いないのか?
1台数万円するような高級扇風機は、DCモーターを使っている製品がほとんどです。
DCモーターの特徴は、音が静かなことと消費電力が少ないことです。
この2つの点にこだわりがなければ、安いACモーターの扇風機でも問題はないでしょう。
ですが、高級扇風機の方が多機能かつ省エネ、さらにデザイン性にも優れたものが多いのは事実です。
ただし、常に高級扇風機を選んだほうが良いかというと、そうとも限りません。
求める機能・デザイン・費用との兼ね合いによって、コスパに見合った機種を選ぶことが大切です。
扇風機の電気代を安くするためには?
そもそも扇風機は、エアコンなどと比べて電気代が格段に安く済みます。
風量にもよりますが、安いACモーターの機種でも1日0.5~1円、DCモーターなら0.1~0.5円程度です。
それでもなるべく電気代を低く抑えたいという人は、できるだけ風量を弱めにして、首振り機能の使用も控えましょう。
DCモーターはACモーターよりも電気代を節約できますが、その代わり本体価格が高額になり、元を取るには何シーズンも使い続ける必要があります。
「1日中つけっぱなしにすることが多い」という方はDCモーターを選択するほうがいいかもしれません。
カバーを使えば大丈夫?安全対策や埃対策はどうしたらいいの?
暑くなってきたので扇風機を出そう、あるいは涼しくなってきたので片づけようというときのお手入れはどうすれば良いでしょう。
羽根なしタワータイプの場合は分解することができないので、基本的にブラシノズルの付いた掃除機で吸気口と開口部をブラッシングし、ほかの部分を布で乾拭きないし水拭きすればOKです。
羽根付きの扇風機を分解する場合はファンカバーがついているので、これを外す必要があります。
このとき、電源プラグがきちんと抜いてあるかどうか必ず確認しましょう。
分解作業中にうっかりスイッチが入ってしまうと怪我のおそれがあり、たいへん危険です。
羽根とファンカバーを取り外したら、そのまま浴室などで水洗いしましょう。
それほど汚れが目立たなければ、雑巾などで水拭きするだけでもOK。
使用中の汚れをつきにくくするために、扇風機を出した際に埃対策を行うのもおすすめです。
掃除の後に市販の静電気防止スプレーを噴きつけるか、柔軟剤を水で薄めて布で拭くと、埃が付きにくくなります。
また羽根付きの扇風機であれば、上からすっぽりかぶせるカバーも多数販売されています。
抗菌防臭効果のある商品が多く、使用中はもちろんオフシーズンに片付けてある間も、扇風機に埃が付くのを防いでくれます。
扇風機の代表メーカーとその特徴
人気商品の紹介に入る前に、代表的な扇風機メーカーについてそれぞれ簡単に説明します。
メーカーごとにデザインや機能に方向性があるので、ブランドごとの特徴をぜひ押さえておいてください。
パナソニック(Panasonic)
パナソニックは高機能な扇風機に定評があります。
近年では、より自然に近い風を生み出す「1/fゆらぎ機能」やイオン機能を搭載し、スタイリッシュな外見のモデルが人気です。
高感度の温度センサー付きの機種なら、部屋の温度に合わせて風量を調節してくれます。
寝苦しい夜に付けっぱなしで寝てしまっても体調を崩してしまう心配もありません。
シャープ (Sharp)
シンプルさとコンパクトさを重視するなら、シャープの扇風機がおすすめです。
コードレスタイプの機種もあるので、小さめの部屋の片隅の置いても邪魔になりません。
価格がリーズナブルなものが多いですが、機能性にも優れています。
シャープ独自の技術であるプラズマクラスター搭載機なら、空気清浄や消臭効果もあります。
三菱(Mitsubishi)
三菱の扇風機は、作動音の静かさに定評があります。
静音を前面に出している扇風機でも、たいていは風量の最も低いモードのみを対象としているものは多いものです。
その点、三菱の扇風機は強風モードでの低音化に成功しています。
DCモーター搭載の高性能高級扇風機も開発していますが、三菱製品ならACモーター機でも低騒音です。
扇風機の音が気になる方は三菱製品をチェックしたほうがいいでしょう。
日立 (HITACHI)
バランスの取れた機種が揃っているのが日立の特徴です。
温度センサーや入・切タイマー、リモコン操作など、ひと通りの機能が備わっていて、風の質もきちんと確保されています。
そのため、全体的に高品質という安定感が持ち味です。
種類も多彩で、コスパ重視のスタンダードタイプから、高性能なACモーター機、DCモーターの高級機、さらには羽根なしのタワーファンまで手広く開発しています。
日本の家電らしい、心落ち着くシンプルなデザインの扇風機が多く見受けられます。
バルミューダ(BALMUDA)
家電メーカーとしては知名度が高いとは言えないバルミューダですが、こと扇風機に関しては風雲児的な存在です。
バルミューダが2010年に発売した「GreenFan」は、今日のDCモーター扇風機の先駆けとなりました。
また、大小2種類の羽根の二重構造も特徴の1つ。
14枚もの羽根が緩急をつけて生み出す、優しく包み込むような自然の風は冷やしすぎを防ぎます。
高級扇風機に興味のある人におすすめのブランドです。
ダイソン(Dyson)
ダイソンは羽根なし扇風機のパイオニアとして有名です。
ダイソンの扇風機は見た目もスタイリッシュで、シンプルな構造のため掃除のしやすさも魅力となっています。
送風以外にもさまざまな機能が付いているのが特徴で、空気清浄機やサーキュレーターの役割も果たします。
また羽根付き扇風機と異なり温風を発生させられるモデルもあるため、一年中使えるという点もメリットです。
アイリスオーヤマ(IRIS OHYAMA)
近年家電部門を大幅に拡大しているアイリスオーヤマも、扇風機の製造・販売を手掛けています。
いずれもシンプルかつお手頃価格の商品で、各部屋に購入する場合でも比較的出費を安く抑えることができます。
タワータイプもデザインがシンプルなので、どんな部屋に置いても悪目立ちすることはありません。
おしゃれで人気!扇風機おすすめランキング5選
家電製品といっても、部屋に置く以上は見た目が気になりますよね。
どうせ買うなら自分の気に入るデザインのものを探したい、という方はこちらで紹介する製品がおすすめです。
羽根付き・羽根なしの両タイプからデザイン性の高いものを集めました。
【1位】扇風機 スリム タワー ファン dcモーター AIRSLIM
タワータイプのこちらの扇風機は、名前の通りのスリムさとスタイリッシュなカラー展開が特徴です。
フローリングの色や部屋のインテリアに合わせて選ぶことができるので、家のどこに置いても景観を損ねることはありません。
日本メーカー製のDCモーターを搭載しているため、省エネで動作が静かなのもポイントです。
風量は8段階に調節でき、そよ風のようなそよ風から猛暑日の蒸し暑さも吹き飛ばす強風まで、思いのままに選べます。
おやすみモードや室温表示機能、最大70度の首振りなど多彩な機能も魅力です。
デザイン性に優れていて、実用性も抜群なスリムタワーは、おしゃれな扇風機としてNo.1に挙げたい商品です。
【2位】DCハイポジリビング扇風機 FS-DST30IHR-BM ダークウッド
次におすすめしたいのが、こちらの扇風機です。
羽根付きタイプですが、スマートな見た目のダークウッドのボディに7枚羽根のサイレントファンが洗練された印象を生み出しています。
温度センサーに加えて人感センターも搭載しているのが大きな特徴で、電源の切り忘れを防止し、電気代を抑えることができます。
さらにカバー部分に触れると自動的に運転を停止するタッチストップセンサーも備えているので、子どもがいる家庭でも安心です。
また、首振り角度を3段階から選ぶことができるほか、90度上に向けることもできます。
サーキュレーターの代わりにしたり、衣類を乾燥させたりするのにも便利です。
【3位】ダイソン ピュアクールリンク 空気清浄機能付
羽根なし扇風機の代表格のダイソン製品が3位にランクインです。
こちらのタワーファンは価格が7万円弱(参考価格)と、扇風機としては最高級に分類されます。
しかし、その分搭載機能も最上級です。
空気清浄機としてもトップクラスで、最新のエアマルチプライアーテクノロジーにより、PM0.1レベルの超微細な有害物質まで確実に除去することが可能です。
スマホに専用アプリをインストールすれば、外出していても室内環境をモニターし、いつでも空気清浄機能を作動させることができます。
羽根もカバーもないので、掃除しやすいのも大きなメリットです。
空気清浄機能は夏だけでなく春・秋の花粉や冬の乾燥対策にも使えるので、お手入れも簡単で一年中活躍できます。
【4位】コアンダエア ホワイト EF-DJ68W
おしゃれな扇風機の第4位は、ツインバードの「コアンダエア ホワイト EF-DJ68W」です。
10枚ある羽根に間隔を設けて中央部分を空洞にすることで、ムラを抑えた自然な風を実現しました。
静止状態では風車を思わせる外見なので、眺めているだけでも涼しさを感じられます。
少ない回転数で優しい風を発生させられるのもポイントで、就寝時でも快適に過ごせます。
さらにチャイルドロックやガードリング機能も搭載しており、お子さんの寝室でも安心して使用できるでしょう。
【5位】Stadler Form Q-fan ステンレスサーキューレーター
扇風機以上に機械感が出てしまいがちなサーキュレーターですが、こちらの「Stadler Form Q-fan ステンレスサーキューレーター」はインテリア性の高い製品です。
アルファベットの「Q」をイメージしたステンレスフレームのデザインがクールな空間を演出してくれます。
風量は3段階調節とシンプルで、エアコンと併用することでお部屋の冷暖房効果を高めることができます。
扇風機の代わりに直接風を送ることもできるので、湯上りの脱衣場や寝室など、活用の場が多いのも利点です。
モダンでおしゃれ!羽根なし扇風機3選〜小さなお子さんを持つ家庭に安心〜
羽根なしタイプの扇風機は近未来的なデザイン性が魅力ですが、使用時に回転する羽根で怪我をする心配がないことも利点として挙げられます。
好奇心旺盛なお子さんのいる家庭ではこちらのタイプを検討してはいかがでしょうか。
Dyson 「テーブルファン AM06DC30IB」
ダイソン製扇風機のなかでも、高さ約55cmと小型のテーブルファンです。
羽根なしなのでお子さんが指を傷つけてしまう心配がないのはもちろん、うっかり倒してしまって怪我をする危険もありません。
小さいながらもDCモーターを搭載し、周囲の空気を巻き込んだムラのないスムーズな対流風を起こすことができます。
前モデルに比べて最大で75%も静音なうえ、40%の省エネ効果も実現しました。
Dyson 「Pure Cool Link」
お子さんのいる家庭では、空気清浄機能があるとより安心です。
ダイソンの最新モデル「Pure Cool Link」なら、「360°グラスHEPAフィルター」でPM0.1レベルの超微小粒子物質まで除去することが可能です。
従来のフィルターの3倍もの活性炭を使用することで、ウイルスや花粉などの微粒子はもちろん、ニオイの元やホルムアルデヒドといった有毒なガスを除去することもできます。
ナイトモードにすれば、空気の状態を自動で感知し、静音運転で快適な風を優しく送り続けます。
発光も抑えて、小さなお子さんの眠りを妨げることもありません。
Dyson 「hot+cool AM09 IB」
温風機能も備え、夏だけでなく冬にも活躍するのがこちらの「hot + cool AM09IB」です。
3つのセンサー付きの空気清浄機能を搭載し、花粉やアレルゲンもしっかり取り除けます。
350度の首振り機能や後方から風を送るディフューズドモードを使用すれば、子どもが直接風に当たって体調を崩してしまうおそれもありません。
転倒時の自動停止機能が付いているのも、お子さんのいる家庭には安心できる要素です。
人気急上昇!高級扇風機おすすめ5選
従来の扇風機は本体の安さを重要視した製品が多く出ていました。しかし近年はDCモーターを採用した高級扇風機が人気を集めています。
価格が高いにもかかわらず人気がある理由としては、省エネ・高性能・デザイン性という3つの魅力を兼ね備えていることが挙げられます。
高級扇風機は、扇風機の長時間使用で体調を崩しがちな方、電気代が気になる方、インテリアとの相性も視野に入れたい方におすすめの製品です。
バルミューダ「The GreenFan」
高級扇風機を代表するバルミューダの「The GreenFan」は、内外二重構造の羽根が一番の特徴です。
一般的なACモーター扇風機の4倍もの広範囲に風を送ることができ、洗濯物の部屋干しにも活用することができます。
また15m先まで風を届けられることから、冬にサーキュレーターとしても使用可能です。
扇風機で初めてDCモーターを採用した「The GreenFan」は、寝室に最適な静音さも持ち味の1つです。
スマートで現代的なデザインとブラックカラーもインテリアをさらに引き立てることでしょう。
高性能扇風機としてさまざまな用途・場面での活躍が期待できます。
シャープ「PJ-H3DG」
こちらの高級扇風機には、シャープが誇る独自技術「プラズマクラスター7000」が搭載されています。
自然界に存在するものと同じイオンを発生させ、空気中のカビやウイルスを無力化するほか、消臭や静電気除去にも効果を発揮します。
もちろん風にもこだわっていて、2種類の蝶の羽からヒントを得たという7枚羽根の形がとても印象的です。
回転する羽根が三層の軌跡を描くことにより、羽根21枚分相当の滑らかな風を作り出します。
風量も33段階に調節することができるため、自分にちょうどいい風を受けることができます。
また、温度や湿度の上昇を感知して教えてくれる「みはりセンサー」も、熱中症予防などにたいへん役立つ便利な機能です。
パナソニック「プレミアムリビング扇 RINTO」
パナソニックの「RINTO」は、なんと世界三大銘木の1つ「ウォールナット」を使用した、見た目がとても美しい扇風機です。
白物家電とは思えない磁器のような深い黒のボディに、べっこう色のつややかな羽根がよく映え、まるで上質なオーダーメイド家具のようなデザインが目を引きます。
送風についても優秀で、流線形の7枚羽根が回転時の空気抵抗を減らして心地よい風を生み出します。
パナソニックは生体の持つリズム「1/fゆらぎ」を扇風機に応用したことでも知られており、自然に近い風の流れが人の心に安らぎをもたらします。
日立「ハイポジション扇 DCモーター らくらく扇 HEF-DC6000」
DCモーターの低速回転により、「うちわ風」と呼ばれるそよ風を生み出せるのが特徴です。
入タイマーをセットすれば、優しい風になでられながら気持ちよく目覚めることができます。
すぐに涼しくなりたいときの強風モードを含め、全8段階の風量調節で快適な空間を作ります。
また、リモコンの「こっち向いてボタン」を使えば、離れたところでもお好みの向きに首振り調節をすることが可能です。
首を90度上向けることもできるので、冷暖房使用時にサーキュレーターとして活用することもできます。
パナソニック「創風機 Q」
「創風機 Q」は、ぱっと目では扇風機と気づけないような球体型のデザインが強烈なインパクトを与えます。
本体には7つの穴が開いていて、後方から吸い込んだ空気を7倍に広げて噴き出します。
こちらの製品も「1/fゆらぎ」に対応しており、ストレスのない自然な風で涼むことができます。
サーキュレーター機能も搭載しているので、直線的な風を遠くまで届けることも可能です。
2018年にはサッカー日本代表のブルーを採用した最新モデルも登場しました。個性的でおしゃれな空間を演出したい人におすすめの商品となっています。
寝室でも気にならない!静音設計の扇風機3選
蒸し暑くて寝苦しい夜に扇風機をつけたけれど、音が気になって眠れない……。
そんな経験をしたことがある方にぴったりなのが静音設計の扇風機です。
ほかにも「集中したいのに扇風機の音が気になる」「子どもの目が覚めてしまう」など、涼しさと静けさを求める方の声に応える製品をご紹介します。
三菱電機「SEASONS R30J-DW-W」
扇風機とサーキュレーターが一体となった三菱の「SEASONS(シーズンズ)」は、航空機の低騒音化対策として使用されているウィングレットと同じ原理の羽根を採用しています。
そのため強使用時でもささやき声程度の音しか発生しません。
風量が徐々に弱くなる「おやすみタイマー」やそよ風に強弱をつける「リズム風モード」を採用し、寝室で快適に眠りにつける環境を創出します。
左右180度・上下100度と広範囲に首振りできるのも大きな特徴です。
さらに人間の手首や足首のように立体的に動かせるので、部屋干しやエアコン使用時にも自在に風を送ることができます。
カモメファン「FKLT-251D」
カモメファンでは、名前の通りカモメの羽を参考にした柔軟な素材の羽根を採用しています。
羽根にしなりを持たせることで騒音と振動を抑制し、風量最弱時なら葉ずれの音よりも静かです。
本のページがめくられないほどの優しい風を生み出せるので、扇風機が回っていることすら忘れてしまうほど静かで快適な涼しい空間を作ります。
また片手で持ち運べる軽さなので、家じゅうどこにでも持ち運んでいつでも心地よい風を感じることができます。
アイリスオーヤマ 「静音サーキュレーター」
アイリスオーヤマのサーキュレーターは、風量が多くパワフルでありながら、小型で静音モードを搭載しているのが特徴です。
室内の空気の撹拌や洗濯物の乾燥など、サーキュレーターの本来の目的のほかにリズム風機能やタイマーを備え、就寝時に涼しい環境を整えることにも活躍します。
掃除がしやすいのも人気の理由の1つで、カバーを外せば簡単に羽根のお手入れができます。
左右のほか上下にも自動首振りが可能なので、直接風に当たり続けて体調を崩してしまう心配もありません。
レトロ感が落ち着く!懐かしさを感じる扇風機3選
これまで最新の扇風機をご紹介してきましたが、現在の扇風機のデザインはモダンでスマートなものが主流になっています。
しかし、懐かしさを覚えるレトロなデザインの需要は決して少なくありません。
ここでは心を落ち着かせてくれる、古き良きデザインを取り入れた製品をご紹介します。
color living fan
こちらのシリーズはどこか昭和なデザインで、古臭さではなくノスタルジーを感じられる製品です。
4種類のカラーがあるので、部屋のインテリアや雰囲気に合わせて選ぶことができます。
ボタンやレバーにもレトロ感があり、シンプルさの奥に安らぎや暖かさを感じられるのが魅力的です。
デザイン性に優れていながら、お値段がとてもリーズナブルなのもポイントの1つです。
メカ式インテリア扇風機 CH-3020
TEKNOS(テクノス)社のインテリア扇風機は、飛行船やタイプライターなどがあった時代を彷彿とさせるメタリックなデザインとアルミ製の羽根がアクセントです。
ダイヤル式のシンプルな設計で、スタイリッシュなインテリアの部屋に合わせるのにピッタリなアイテムになっています。
お値段もお手頃なので、おしゃれな扇風機が欲しいけれどいきなり高級なデザイン商品にチャレンジするのはちょっと……という方にもおすすめです。
クラシックな機械感が部屋の雰囲気をキュッと引きしめてくれるでしょう。
レトロハイタイプファン
4枚羽根のレトロハイタイプファンは、なんといってもヴィンテージな色合いが魅力です。
「サックスブルー」「ブロンズ」「シルバー」の3色があり、どのカラーも部屋に落ち着きを与えてくれます。
この製品はマットな色調と重厚なスチール素材のシンプルな外見も相まって、シックな家具との相性が抜群です。
扇風機にインテリア性を求めたい人にぴったりの商品です。
シンプルな機能で価格も安い!コスパ重視の扇風機3選
「扇風機はいろいろ機能があるよりも、操作がわかりやすくてコスパがいいのが一番」という方にうってつけなのがこちら。
値段が安くて機能的、さらに電気代も抑えられるコスパ優秀の製品をご紹介します。
山善「YLR-C30」
シンプルなデザインでおしゃれでありながら、お値段がお手頃なリビング扇風機です。
色もホワイト・ブラック・ブラウンの3種類あり、電気代は1時間当たり1.2~1.3円とコスパも良好です。
8時間経つと自動的にオフになる切り忘れ防止タイマー機能が付いているのも、節約重視の嬉しいポイントです。
ほかの搭載機能についても、3段階調節や首振り、タイマーなど、基本的なものはひと通り揃っています。
リモコン操作も可能なので、お手頃な扇風機がもう1台欲しいときなどにおすすめの商品です。
テクノス「KI-322DC」
テクノス社のこちらの扇風機は、DCモーターを搭載していながら本体価格が5000円を切る(参考価格)という、抜群のコスパの良さが魅力です。
同社の一般的な扇風機に比べて電気代を70~80%も節約でき、モーターも10年は使用できる設計となっています。
風量は6段階に調節でき、リズム風やおやすみモードといった機能も備わっています。
色はホワイト1色ですが、コスパを重視するなら最上級の扇風機と言えるでしょう。
アイリスオーヤマ 「PCF-HD15」
アイリスオーヤマのコンパクトサーキュレーター「PCF-HD15」は、コンパクトながら強力な風を起こすことができます。
左右のほか90度真上にも首を向けられ、8畳までの部屋ならこれ1台で空気を循環させられます。
お値段も税込み3,000円未満(参考価格)とリーズナブルで、冷暖房と合わせて使用すればさらに効率よく快適な空間にすることができます。
電気代が気になる人にはとくにおすすめの省エネ商品です。
コードレス扇風機おすすめ3選〜持ち運びに便利!~
これまで扇風機には必ずコードが付いていました。
しかし、移動範囲も限られるし延長タップを増やすと部屋がごちゃごちゃしてしまいますよね。
なかには足を引っかけてしまった経験がある方もいるかもしれません。
そんな悩みを解決したのがコードレス扇風機です。
どこにでも携帯可能なので、コードの処理で困っている方のほか、アウトドアが好きな方にもおすすめの製品です。
Hi Koki 「UF 18DSAL」
こちらは、Hi KOKI(旧日立工機)が手掛けるコードレスタイプのファンです。
リチウムイオンバッテリーを内蔵していて、フル充電時で約7.3時間の連続使用ができます(弱運転時)。
プロ用工具メーカーの製品ということから、強モードでは最大風速190m/分とパワーも十分にあります。
コンパクトなサイズなので、折りたたんで持ち運びしやすいのも大きな特徴です。
室内はもちろん屋外でも使用できるため、いつでも気持ちよい風を受けることができます。
バルミューダ「EGF-1600」
高級扇風機の草分けとして人気のバルミューダにも、コードレスタイプが存在します。
バルミューダが誇る「The GreenFan」シリーズのなかでも、コードレス機能は最新モデルの1つです。
専用のバッテリーとドックを取り付ければ、バルミューダ自慢の二重羽根のやわらかい風をいつでもどこでも感じることができます。
2018年の最新モデルでは、満充電時に電源なしで約2時間の連続使用が可能です。
ドックに戻しておけば自然に充電されるので、プラグの抜き差しが必要ないのもお手軽です。
シャープ「PJ-G2DBG」
シャープのコードレスモード搭載機「PJ-G2DBG」は、最大でなんと14時間もの連続使用が可能です。
バッテリー込みでも約3.2kgと軽量で、好きなときに好きな場所で使えるのは嬉しいポイントです。
また本機は、上下に約100度、左右に約90度と自在に動かせるうえ、衣類消臭モードも搭載しています。
洗濯物を室内干ししている部屋や冷暖房器具の下など、状況に応じてさまざまな使い方ができるのも大きな利点です。
おすすめの壁掛け扇風機3選〜収納に困らない〜
現在は1年を通して使用できる扇風機も多く販売されていますが、夏だけ使用して後はしまっておく、という方も多いのではないでしょうか。
毎年奥から引っ張り出したり、数ヶ月後にまた片づけたりするのは面倒、という方には壁掛けタイプの扇風機をおすすめします。
最初から壁にかかっていれば出し入れの手間もなくなりますし、部屋の間取りを圧迫することがないのもポイントです。
パナソニック「壁掛扇 F-GA303」
こちらは壁掛けタイプの扇風機としては、最もオーソドックスなタイプです。
リモコンで離れたところから首振りや3段階の風量調節、切タイマーを操作できます。
30cmの羽根が5枚付いているので、風量もスタンドタイプの扇風機とほとんど変わりません。
また、前回の運転状況を記憶するメモリー機能を搭載し、壁に向かって何度もリモコンを向ける手間を省いてくれます。
高いところからの送風となるので、エアコンと併用すれば効率も一段とアップします。
シャープ「PJ-H3AK」
シャープなら、もちろん壁掛けタイプの扇風機もプラズマクラスター搭載です。
場所を取らないうえに静電気も除去できるので、浴室などに最適な1台といえるでしょう。
扇風機を壁に固定すればその下にはスペースが空くので、狭い空間でも窮屈さを感じずに済みます。
操作は扇風機本体のほかにリモコンでも可能です。
リモコンホルダーが別に付属しているので、好みの場所に取り付けて本体を見ることなくスイッチを入れることもできます。
TEKNOS「KI-DC333」
TEKNOS(テクノス)の壁掛け扇風機「KI-DC333」は、DCモーターを採用しているのが最大の特徴です。
大幅な省エネ効果が期待できるほか、静かで優しい風を好みの設置個所から受けることができます。
静かで場所を取らないため、寝室や浴室などさまざまなシーンでの利用ができるのも魅力です。
おやすみ風やリズム風モードを利用して、エアコンの反対側の壁に掛けるというサーキュレーター代わりの使用法も考えられます。
まとめ
DCモーター搭載機や羽根なしタイプの登場などにより、扇風機の選択肢は急速に広がりを見せています。
今回の記事を参考に、性能やデザイン、コスパなどを比較して目的に合ったお気に入りの1台を探してみてはいかがでしょうか。