【2021】初心者もおすすめ!マウンテンバイク(MTB)の選び方

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【2021】初心者もおすすめ!マウンテンバイク(MTB)の選び方

「マウンテンバイク(MTB)に乗りたい!」とお考えの方はたくさんいらっしゃると思いますが、一方で、「どうやって選んだら良いかわからない…」と困っている方も、中にはいることでしょう。
そこで今回は、マウンテンバイクの選び方を、初心者にもわかりやすく、様々な角度から解説していきます☆

1.マウンテンバイク(MTB)の人気の種類とは?

マウンテンバイク(MTB)といえば、ゴツゴツとした太いタイヤに、堅牢なフレームとサスペンション(衝撃を吸収する装置)を備えた自転車という印象がありますが、具体的には3つの種類に分類することができます。
まずは、マウンテンバイクにはどのような種類があるのかを見ていきましょう!

マウンテンバイクルック車

マウンテンバイクルック車 マウンテンバイク

街乗り用のマウンテンバイク風の自転車をお探しの方におすすめなのが、「マウンテンバイクルック車」です。
5万円以内でも手に入るためコスパが良く、最近では本格的なマウンテンバイクと同じように、ディスクブレーキを搭載しているモデルもあります。
ただし「マウンテンバイクルック車」は、見た目はマウンテンバイク仕様ですが、実際には街乗りに耐えうる程度の性能を持つ通常の自転車であると認識しておいた方が良いでしょう。
競技やレースなどに使用するのは危険が伴う可能性があるので避けてください。

 

ハードテイル車

ハードテイル車

「ハードテイル車」は、フロント部分のみにサスペンションを備えており、リアサスペンションがないタイプのマウンテンバイクです。
「ハードテイル車」は後出の「フルサスペンション車」に比べて、構造がシンプルでメンテナンスしやすく、重量も軽いので平地や登り道のシーンで扱いやすいでしょう。
値段も「フルサスペンション車」より安価な場合が多いため、初心者のマウンテンバイク入門用として「ハードテイル車」はおすすめ♪
ただし、ジャンプしたり、ダウンヒルを行ったりするなど、タフなパフォーマンスを必要とする用途や、障害物の多い下り坂での走行などは不向きとなるため、注意が必要です!

 

フルサスペンション車(フルサス)

フルサスペンション車(フルサス)

「フルサスペンション車(フルサス)」は、フロントとリアの両方にサスペンションを装備しているため、高い衝撃吸収性を誇り、オフロード・ダートコースなどの悪路に強いのが特徴です。
車体が跳ね上がることがないようにするグリップ力を備えており、ジャンプ競技などにも出場できるスペックです♪
ただし、「フルサスペンション車」は「ハードテイル車」と比べると構造も複雑で、重量もあります。
また、メンテナンスなどにも手間がかかり、値段も高価ですから、本格派のマウンテンバイクを楽しみたい上級者向けのモデルだといえるでしょう。

 

2.マウンテンバイク(MTB)おすすめの選び方 用途別で選ぶ

マウンテンバイク(MTB)を選ぶときには、どのような用途で使用するのかをチェックすることも大切です。
それぞれの用途で必要なマウンテンバイクの価格帯も合わせてご紹介していきます!

街乗り・タウンユースで通勤・通学に使いたい

通勤・通学などの街乗りに使用したいならば、5万円〜10万円以内のエントリーモデルを選ぶと良いでしょう。
マウンテンバイクルック車で事足る場合もありますが、街乗りでもマウンテンバイクならではのパフォーマンスを楽しみたいならば、エントリーモデルがおすすめ。
ワイヤー式ディスクブレーキ+フロントサスペンションの「ハードテイル車」などであれば、5万円〜10万円以内で手に入ります♪

未舗装の林道などのオフロードも楽しみたい

未舗装の林道や、坂道などのオフロードでのサイクリングを楽しみたい場合は、油圧式ディスクブレーキ+フロントサスペンションの「ハードテイル車」で、10万円〜20万円くらいのミドルモデルがおすすめ!
このクラスのモデルであれば、きつい坂道での走行の場合もコントロールしやすく、しっかりとグリップが効くので、オフロードでも安定感のあるライディングが楽しめます♪
※ただし、オフロード専用のバイクは、マウンテンバイクよりも「グラベルロード」や「シクロクロスバイク」などのロードバイクが、現在では主流となっています。

ヒルクライムなどの競技・レースにも挑戦したい

ヒルクライム、ダウンヒル、クロスカントリー、オールマウンテン/エンデューロ、トレイル、ダートジャンプ(DJ)/フォークロス(4X)、トライアル(TR)など、マウンテンバイクを使用する競技・レースは多岐に渡ります。
これらに挑戦したい場合は、初心者でも20万円〜25万円以上のハイエンドモデルからのスタートをおすすめします。
油圧式ディスクブレーキ+フロント&リアサスペンションの「フルサスペンション車」も、この価格帯であれば手に入ります!

3.マウンテンバイク(MTB)おすすめの選び方 ホイールサイズで選ぶ

マウンテンバイクおすすめ

マウンテンバイク(MTB)を選ぶ際には、装備に着目する方法もあります。
その中でも、まずはチェックしておきたいのがホイールサイズです。
以下に、代表的な3種類のホイールサイズについて説明していきます!

24インチ

折りたたみ式などのコンパクトな使用感のマウンテンバイクを求めている場合は、24インチがおすすめ!
街乗りであれば、24インチのホイールは小型で取りまわしやすく、短距離の通勤・通学などの走行であれば、問題なく使用することができます。
ただし、オフロードや競技での使用には向かないので注意が必要です。

26インチ

これまでの競技用マウンテンバイクでもっとも多かったホイールサイズが26インチです。
スタンダードな乗り心地で、小回りも利き、悪路でも性能を存分に発揮してくれるでしょう♪
ただし、現在では、より大きな障害物を乗り越えられるようにホイールサイズを大きくするのがトレンドとなっており、競技用マウンテンバイクのホイールサイズは後出の29インチが主流となり始めています。

29インチ

29インチのホイールサイズは、前出の通り、現在の競技用マウンテンバイクの主流となりつつあります。
29インチのホイールの強みはその走破性とスピードの速さにあり、凸凹や大きめの障害物も簡単に乗り越えられるほか、加速も楽です。
一方、ホイールが大きくなる分、小回りは26インチよりも利きにくくなっている点には注意が必要です!

4.マウンテンバイク(MTB)おすすめの選び方 フレーム素材で選ぶ

快適な走りを実現するマウンテンバイク(MTB)を選びたいならば、ぜひともチェックしておきたいのがフレームの素材です。
代表的な素材を紹介していきましょう!

クロモリ(クロムモリブデン鋼)

鉄(スチール)+クロム+モリブデンを配合した合金がクロモリ(クロムモリブデン鋼)です。
古くから自転車のフレーム素材とされてきましたが、剛性の強さ、耐久性の長さは未だに評価が高く、クロモリファンの方もいるほど♪
10年以上使用することも可能です。

アルミ

アルミニウムとは、ボーキサイトと呼ばれる金属から、アルミナを抽出し、電気分解した物質です。
アルミは鉄を主成分とするクロモリに比べ、軽くて錆びず、丈夫であることが利点。
マウンテンバイクのフレームとしても、軽くて扱いやすいのでおすすめです!

チタン

チタンは剛性が強く、軽い金属として有名ですが、一方で高価な素材であることでも知られています。
そのため、チタン製のフレームは高級パーツとしてそれなりの金額となりますので、その点は覚悟しておく必要があるでしょう。
その分、性能は期待できます。

カーボン

カーボンとは、カーボンクロス(炭素で出来た布)を重ね合わせて作られる軽量な素材であり、マウンテンバイクのカスタム用のフレーム素材としても人気が高いです。
一方で、クロモリ製やアルミ製のものと比べると値段が少々高くなる点は留意しておきましょう。

5.マウンテンバイク(MTB)おすすめの選び方 ディスクブレーキで選ぶ

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ディスクブレーキとは、ホイールのハブのとなりにあるローターを機械式パッドで挟むことで摩擦を起こし、ブレーキをかける仕組みです。
従来の自転車で用いられているVブレーキ(車輪を左右から挟んで止めるタイプ)よりも制動力が高いのが特徴。
マウンテンバイク(MTB)のディスクブレーキは、具体的には以下の2種類がありますので、ニーズに合わせて選ぶようにしましょう!

ワイヤー式ディスクブレーキ

ワイヤー式ディスクブレーキとは、ワイヤーが機械式のパッドを動かしてローターを挟むことで、ブレーキをかけるタイプのこと。
ブレーキの効き具合がゆるやかであるため、コントロールがしやすいのが特徴です♪

油圧式ディスクブレーキ

油圧式ディスクブレーキとは、ワイヤーではなく、オイルを押し出すことで機械を稼働させてパッドを動かし、ローターを挟み込むタイプのこと。
ブレーキの効きが良く、フルードと呼ばれる作動オイルの寿命も長いので、メンテナンスが楽で安定使用できるのが特徴です。
ただし、ワイヤー式と比べるとやや高価となります!

6.マウンテンバイク(MTB)おすすめの選び方 グリップで選ぶ

マウンテンバイク(MTB)を選ぶ時には、グリップとの相性も重要になってきます。
快適なサイクリングを可能とするグリップの選び方のポイントを、以下に整理しました!

厚さ

マウンテンバイクのグリップには、厚め・標準的・薄めといったタイプがあります。
なお、グリップの厚さは手の大きさにも関係してくるため、自分の手にフィットする厚さを選びましょう。
握り込めないほどの厚さだったり、握ると薄すぎたりするのはNGです。
手に馴染まない厚さのグリップを使用していると、手首などに過度の負担がかかる場合もあるので注意しましょう!

硬さ

マウンテンバイクのグリップの表層部分は、ゴム・シリコンといった衝撃吸収性の高い素材でできています。
なお、グリップには芯が入っており、これを包む表層部分の素材が薄いと、硬い握り心地になります。
あまり硬いグリップにすると、手のひらの痛みや血豆などの原因となるので、適度な硬さのものを選んでください。

デザイン

厚さと硬さで握り心地やフィット感を確かめることができたら、より好みのデザインがなされたマウンテンバイクのグリップを選ぶと楽しいでしょう♪
標準的なフラットバータイプ以外にも、手を包むようにL字型になっているタイプや、握り込む位置が膨らんでいるタイプなどがあります。
ご自分の手に馴染むデザインのグリップをチョイスしてください。

7.マウンテンバイク(MTB)おすすめの選び方 人気メーカーで選ぶ

最後に、おすすめのマウンテンバイク(MTB)人気メーカーを5つご紹介していきます!

ジーティー(GT)

ジーティー(GT)は1980年代のBMXブームを支え、スポーツ用のマウンテンバイクを生み出し続けてきたアメリカのメーカーです。
ダウンヒルに特化した「FURY」シリーズや、「AOS」と呼ばれる最新のサスペンションを備えた「New SENSOR」、「FORCE」など、人気の高いモデルが名を連ねています。

GT 2019 AGGRESSOR COMP アグレッサーコンプ ジーティー マウンテンバイク

27.5インチホイールのディスクブレーキ搭載の、様々な用途に対応出来るバランスのよいモデルです。
堅牢さと快適性を兼ね備えた、オフロードのトレイルにも行ける、エントリーハードテイルマウンテンバイクです。

 

メリダ(MERIDA)

メリダ(MERIDA)はロードバイクでも有名な台湾の自転車メーカーです。
特に、ハードテイル車のラインナップが充実しており、「BIG.NINE」、「BIG.SEVEN」など、アルミフレームの耐性・剛性と軽量さを兼ね備えたシリーズを取り揃えています。
その他、「NINETY-SIX」シリーズなどのフルサスペンション車のラインナップも豊富です♪

MERIDA MATTS 6.10-MD メリダ マッツ マウンテンバイク

26インチホイールならではの取り回しの良さ、また修部品の入手性などから、日常使い・街乗りからフィットネスまで幅広く使用可能なマウンテンバイクです。
ディスクブレーキ仕様で、本格的なオフロードライディングも可能なマウンテンバイクになります。

 

フジ(FUJI)

日本のマウンテンバイク・ロードバイクなどのスポーツ用自転車の歴史を作ってきた老舗メーカーがフジ(FUJI)です。
1899年の誕生以降、品質の高いマウンテンバイク・ロードバイクを生み出し続けています。
本格派レース仕様のコンペティションバイクをお探しの方には、おすすめのメーカーだと言えます!

フジ(Fuji) ネヴァダ NEVADA 3x7段変速 マットアンスラサイト USP-112961 マウンテンバイク

ダブルバデッド・アルミフレームを採用した27.5インチホイールのディスクブレーキ・モデルです。
制動力や走破性を含めて、軽量化により場所を選ばずトレイル走行も可能な、エントリーハードテイルマウンテンバイクです。

 

シボレー(CHEVROLET)

シボレー(CHEVROLET)

アメリカの自動車ブランドとして有名なシボレー(CHEVROLET)のマウンテンバイク。
ロゴがおしゃれで、コスパも良く、街乗り用を探す初心者にちょうど良い仕様のマウンテンバイクルック車が揃っています!
ただし、本格的な競技場のマウンテンバイクをお探しの場合は、ジーティー(GT)などの前出のメーカーを選んだほうが無難です。

 

ハマー(HUMMER)

巨大なジープのブランドとして名高いハマー(HUMMER)のマウンテンバイク。
自動車のイメージを継承して、ハマー(HUMMER)のマウンテンバイクは大きなタイヤが特徴的です。
街乗りで使用するなら問題無い性能で、見た目もクールなマウンテンバイクルック車だと言えます♪
ただし、競技用などには向かないので注意してください。

ハマー HUMMER 26インチ 外装6段変速ギア TANK3.0 マウンテンバイク

日常使い・タウンユースにおすすめのシンプルなマウンテンバイクです。
街で乗るのが、似合いますよ!

 

8.まとめ

今回は、初心者にもおすすめのマウンテンバイク(MTB)について、種類の基礎知識から、選び方、おすすめの人気メーカーに至るまでご紹介してきました。
ご自分の希望する用途にあったマウンテンバイクで、街乗り、オフロード、レースなど、アクティブなサイクリングライフを満喫してくださいね♪