ジョギングやマラソンをしようと考えたとき、必要となってくるアイテムがランニングシューズです。
今回は、初心者必見のランニングシューズの選び方をお伝えしていきます。
さらに、2021年の最新トレンドを押さえたおすすめのランニングシューズメーカー8選や、知っておきたい正しい靴紐の結び方の基礎知識や、買い替え時期の目安などもあわせてご紹介します☆
選び方のポイント① 足のサイズを正しく計測
ランニングシューズを選ぶ際に、重要となるのが足長・足囲(ウィズ)の測り方です。
ここでは、正しい足のサイズの測り方をご紹介していきます!
足長の測り方
足長は、足の指の最長部位と、かかとの出っ張り部位までの長さをメジャーで測ることでわかります。
ぴったりサイズを選んでしまうと、つま先・かかとなどの部位がランニングシューズ内で擦れたり、ぶつかったりしやすいので、親指1本分くらいの空間があることが理想です♪
足囲(ウィズ)の測り方
足囲(ウィズ)は、足の親指の付け根部分から、小指の付け根部分までの長さをまるまる一周分測ります。
足囲は、標準的なサイズの「E」、やや幅の広いサイズの「2E」、ワイドサイズの「3E」、最も幅の広いサイズ「4E」とサイズランクがそれぞれ分かれています。
測定の際に気をつけるべき点
足のサイズを測るときは、左右で大きさが異なることもあるため、両足の大きさを正確に測るようにしてください。
なお、ランニング時に使うソックスを履いた状態で計測すると、よりフィットするシューズを選ぶことができます。
選び方のポイント② 足のタイプを把握
実は、足のかたちには3つのタイプがあるのをご存知ですか?
ここでは、一般的に見られる3つの足のタイプとは、いったいどのようなものかをご紹介していきます!
エジプト型
エジプト型の足は日本人に多く見られる傾向があります。
親指が最も長く、親指から小指にかけて順番に短くなる特徴があります。
このタイプの足は、ランニングシューズを履いた時に親指が窮屈になってしまうケースが多いため、つま先部分にある程度の余白があるサイズを選ぶようにすると良いでしょう♪
スクエア型
スクエア型の足は、親指と他の指の長さがほとんど同じ状態の足です。
スクエア型の足では、足の幅が広くなりがちなので、足先が細くなっているタイプのランニングシューズを選んだ場合には、特に小指が圧迫されやすくなります。
注意して選ぶようにしましょう。
ギリシャ型
ギリシャ型の足は、人差し指が最も長いです。
標準的なかたちの足であるため、どのようなランニングシューズを選んでも合いやすく、靴選びで失敗することが少ない足のタイプだと言えます。
ただし、足の幅や足の甲の高さについては個人差があるため、その点には気をつけてランニングシューズを選んでみてくださいね。
選び方のポイント③ シューズの種類を選択
ランニングシューズの種類はおおむね、3つの種類に分類されます。
ここでは、ランニングシューズの種類にはどのようなものがあるかを解説していきます!
クッション系ランニングシューズ
ランニングをするときには、足裏に負担がかかりやすく、特に長距離を走る場合には、靴底が硬いと疲労もたまってしまいます。
そこでおすすめしたいのが、クッション系のランニングシューズです。
文字通り、靴の構造にクッションが組み込まれているため、足が疲れにくい設計となっており、快適なランニングが可能です。
安定性・衝撃吸収性に優れているので、運動経験がそれほど多くない初心者の方(キロ6分台)にもおすすめ♪
他のランニングシューズの種類と比べると、やや重量があることは留意しておきましょう。
トレーニング系ランニングシューズ
トレーニング系のランニングシューズは、クッション系の利点を残しつつも、重量が軽くなるように設計されているため、より素早く動くことができるメリットがあります。
一方で、軽量化に伴って衝撃吸収性はやや弱くなるため、ある程度の運動経験を積んで足を鍛えている中級者以上の方(キロ5分台)におすすめのランニングシューズタイプだと言えます!
レース系ランニングシューズ
レース系ランニングシューズは、クッション系・トレーニング系と比べて最も軽く、ランニング上級者の方(キロ4分台)がベストタイムを更新するために選ぶ、玄人向けのアイテムです。
クッションによる衝撃吸収性はあまり期待できないので、しっかりとしたフォームで走らないと足への負担が大きくなってしまいます。
扱うにはそれなりの慣れと訓練が必要です。
ランニングシューズを選ぶならおすすめの人気メーカー8選
ランニングシューズを選ぶならば、機能性を重視するのはもちろんのこと、人気メーカーのものを手に入れておしゃれに楽しみたいですよね♪
ここでは、おすすめのランニングシューズメーカーを一挙に8つご紹介していきます!
ナイキ(NIKE)
ナイキ(NIKE)は、アメリカ・オレゴン州に本拠地を置く、世界的な知名度を持つ最もオーソリティーの高いスポーツ系ブランドです。
ナイキのロゴマークはスウッシュ (Swoosh)と呼ばれ、勝利の女神「ニーケー」が持つ翼をモチーフとしています。
各スポーツ業界のトッププレイヤーが使用していることでも有名です。
ナイキのランニングシューズの種類には、「エアマックス」「ルナ」「ズームフライ」など、不動の人気を誇るラインナップが揃っています。
アシックス(asics)
アシックス(asics)は日本のスポーツシューズ専門メーカーであり、鬼塚喜八郎によって1949年に創立されました。
当初はバスケットボールシューズブランドとしてスタートしており、その積み重ねてきたノウハウが名作「オニツカタイガー」などに受け継がれています。
アシックス(asics)のランニングシューズは機能性が高いだけでなく、ルックスのレトロさも人気の秘訣。
安定したランニングをサポートする「GT2000」、「ゲルカヤノ」、「ターサージール」など、信頼できるランニングシューズが目白押しです♪
アディダス(adidas)
アディダス(adidas)とは、アドルフ・ダスラーがドイツで設立したスポーツメーカーです。
なお、アディダス(adidas)創立の翌年に兄のルドルフ・ダスラーが後出のプーマ(PUMA)の前身である「RUDA」を設立しているのは有名な逸話です。
「スタンスミス」「ブースト(BOOST)」など、ランニングやスポーツに特化した性能の高いシューズを多数発表しています。
また、2003年にはモードファッションの匠である山本耀司をクリエイティブディレクターに迎えたファッションブランド「Y-3」を立ち上げており、モダンなデザインのシューズを楽しむこともできます。
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ニューバランス(New Balance)
ニューバランス(New Balance)はアメリカ・ボストンに拠点を置くスポーツメーカーです。
ニューバランス(New Balance)のランニングシューズは「ウィズサイジングシステム」と呼ばれる独自のサイジング技術を取り入れており、どのような大きさ・かたちの足にもフィットするようにこだわって製造されています。
シューズの軽さ・耐久性・グリップ力・安定性など、機能面の充実をコンセプトとしており、「HANZO」、「M1040」、「フレッシュフォーム」など人気のモデルが揃っています。
2015年にはランニングシューズとして圧倒的な人気を誇る「M1300」の30周年記念復刻版もリリースされました♪
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ミズノ(mizuno)
ミズノ(mizuno)は日本の総合スポーツメーカー。
ミズノ(mizuno)のランニングシューズには、クッション性に重点をおいた構造のニュートラルタイプと、走行時の安定性に重点をおいた構造のサポートタイプの2種類があります。
ニュートラルタイプは、屈伸時に膝が外側を向くタイプの方におすすめで、サポートタイプは屈伸時に膝が内側を向くタイプの方や、偏平足の方におすすめとなっています。
「ウェーブライダー」、「ウェーブエンペラー」など、快適なランニングを約束するシューズを手に入れることができます。
アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)
アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)はアスリートの能力を最大限に発揮することを目的としたスポーツアイテムを開発する、本格派スポーツメーカーです。
創業者がアメリカンフットボールの選手であることもあり、アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)という社名には「アスリートが戦う鎧」という意味が込められています。
昨今では、高い反発性を実現する最新技術である「HOVR(ホバー)」を搭載したランニングシューズが話題です♪
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オン(on)
オン(on)はスイスで生まれた、高性能なスポーツアイテムを提供するメーカーです。
特許技術である「CloudTec®」によって、文字通り「雲の上を走る」ような、かろやかなランニングを可能としています。
オン(on)のランニングシューズはクッショニングにこだわりを持っており、ソフトな着地感が心地よく、足の負担を軽くしてくれる走り心地を実現。
グリップ力があるので、蹴り出しも良好で、初心者から上級者まで満足のいく一足を手に入れられます!
プーマ(PUMA)
プーマ(PUMA)は、前出のアディダス(adidas)を生み出したアドルフ・ダスラーの兄ルドルフがドイツで設立したスポーツメーカー。
2015年には歌手のリアーナがウィメンズのクリエイティブディレクター・グローバルアンバサダーになったことで話題となりました。
プーマ(PUMA)のランニングシューズは陸上競技、ゴルフ、サッカーなど、主要なスポーツのトップアスリートが使用しているメーカーとしても知られ、短距離走の世界王者であるウサイン・ボルトも愛用しています♪
知っておきたい!ランニングシューズの靴紐の結び方とは?
ランニングシューズを正しく履きこなすためには、正しい靴紐の結び方を知っておく必要があります。
ここでは、靴紐の結び方のポイントや種類をご紹介していきます!
ランニングシューズの靴紐の結び方 3つのポイント
ランニングシューズの靴紐(シューレース)を結んで締める際には、以下の3つのポイントに注意してください。
- 靴紐の結び目が左右均等に締められているか
- しっかりと結ばれていて緩みにくくなっているか
- 靴紐の状態がきちんと弾力的になっているか
もしも、これらのポイントが守られておらず、間違った結び方になっていたり、締め具合が甘い状態のままでランニングを行った場合、本来の足の自由な動きが制限されるだけでなく、最悪のケースでは怪我の原因にもなりえます。
日頃から、ランニングシューズは正しい靴紐の結び方を意識して、安全にランニングや運動を楽しむようにしてくださいね♪
アンダーラップシューレーシング
アンダーラップシューレーシングとは、靴紐の穴の下方向から、上方向に向けて交互に紐を通していく靴紐の結び方のことを意味します。
足を過度に圧迫することなく紐を締めることができ、足に適度に馴染む結び方であるため、長距離のランニングや、マラソンなどに向いています。
オーバーラップシューレーシング
オーバーラップシューレーシングとは、アンダーラップシューレーシングとは逆の方法で、靴紐の穴の上方向から、下方向に向けて交互に紐と通す方法です。
この方法では、よりタイトに足を締め付けることができ、ランニングシューズが足にフィットして緩みにくくすることができるため、短距離走などの短時間でのパフォーマンスやスピードを競う競技に適しています。
ランニングシューズの買い替え時期と寿命の目安とは?
ランニングシューズの買い替えのタイミングは、シューズが寿命を迎えた頃です。
目安として、クッション系ランニングシューズの場合は600〜800キロメートル、トレーニング系ランニングシューズの場合は500〜700キロメートル、レース系ランニングシューズの場合は300〜400キロメートル程度が買い替えのタイミングだとされています。
その他、アウトソールが過度にすり減ってきていたり、ミッドソールのクッション性が極度に低下してしまっていたりする場合も、買い替えを検討したほうが良いでしょう。
機能が劣化しているランニングシューズで運動を続けると、足への負担や怪我の原因にもなりますから、日頃からメンテナンスをして、状態を把握しておきましょう♪
まとめ
今回は、ランニングシューズのおすすめの選び方と、人気ランニングシューズメーカーの紹介、知っておきたい基礎知識などをお伝えしてきました。
ぜひ、ご自分の足にぴったりのランニングシューズを見つけて、快適なランニングを楽しんでくださいね♪