ジュースやスープ、スムージーを手軽に作れるミキサー。
健康志向が高まりとともに様々なミキサーが登場しています。
大きさやデザインの違いは分かりやすいですが、機能の違いやジューサー、フードプロセッサーやミキサーと何が違うのかいまいち分かりづらいですよね。
そんなあなたのために、ミキサーの特徴や作れる食べ物、おすすめのメーカーや商品などをまとめました!
しっかり読んで、ご自身のレシピの幅を広めてみて下さいね♪
1.「ミキサー」「フードプロセッサー」 「ジューサー」の違いは?
ミキサーと聞くと野菜や果物を細かく砕いてくれる機械であることは頭に浮かぶものの、フードプロセッサーやジューサーとの違いが分からない方もいらっしゃると思います。
まずは各々の特徴や違いについておさらいしましょう。
※この記事は「撹拌(かくはん)(かくはん)」という言葉が多く出てきます。
料理などで粉や液体をかき混ぜることを撹拌(かくはん)言います。
ミキサーの特徴
ミキサーは野菜や果物を撹拌(かくはん)することに特化した調理家電で、海外では「ブレンダー」とも呼ばれています。
食べ物をそのまま撹拌(かくはん)して噛まずに飲み込めるようにしてくれますが、繊維の質感を残してくれます。
そのため、ミキサーで作った飲み物はどろっとした質感が残ります。
ジュースやスムージーを作りたい方におすすめです。
フードプロセッサーの特徴
フードプロセッサーは料理に入れる野菜やお肉の下ごしらえをするために使う調理家電です。
みじん切りや千切り、ペースト上に潰す作業を行うことが出来ます。
お魚をつみれにしたい方や、野菜を千切りにしたい方におすすめです。
ジューサーの特徴
ジューサーは名前の通りジュースを作るための機械です。
果実を絞ってサラッとした質感のジュースを作ることが出来ます。
オレンジやレモンを搾り器で絞る工程を機械で行うようなイメージです。
果肉と果汁を分けて調理をしたい方や、ジュースを作りたい方におすすめです。
2.ミキサーで簡単に作れる食べ物は?
ミキサーの購入を考えている方は「どんな食べ物を作ることが出来るか」を調べてから選ばれると思います。
スムージーや果肉の食感が残ったジュースなど、作りたい食べ物が決まっている方は、他にどんな食べ物が作れるかをチェックしてみて下さい。
スムージー
朝食やおやつにおすすめのスムージーはミキサーで簡単に作ることが出来ます。
ミキサーがあれば材料を入れて5分程度で作ることが出来るため、忙しい朝も安心です。
離乳食
生後5〜6ヶ月以上のお子さん向けの離乳食はミキサーで作ることが出来ます。
手間ひまをかけることが難しいお母さんも、ミキサーがあれば安心ですね!
お子さんの月齢や歯の生え変わりに合わせて固さを調節して作ってみて下さい。
野菜やフルーツのジュース
スムージーだけではなく、野菜やフルーツのジュースもミキサーで作れます。
市販の野菜ジュースをよく飲む方もいらっしゃると思いますが、自宅で作れば節約に繋がることもありますよ。
お子さんの苦手な野菜もジュースで美味しく摂取出来るのでおすすめです。
大根おろしなどもOK
すりおろし器で作る大根おろしも、ミキサーで作ることが出来ます。
鍋や焼き魚のつけ合わせで多めにすりおろしたい時に一役買ってくれますよ。
お子さんのお手伝いもミキサーなら怪我の心配もなく出来ます。
大根の固さを見ながらミキサーにかけるようにしましょう。
ミキサーで氷は砕けるの?
近年、ミキサーも様々な種類があり、氷が砕けるミキサーも買えるようになりました。
氷に対応しているか否かはミキサーの刃の形で変わります。
冷たい飲み物を作りたい方は刃の形もチェックしておきましょう!
3.ミキサー選びで比較したいポイントは?
実は、ミキサーを選びに大切なポイントはたくさんあります。
ワット数や刃の形で調理出来るものや効率も変わります。
しっかり知って賢く選びましょう。
容量
ミキサー選びで最初にみなさんが気にするポイントは容量だと思います。
容量で作れる飲み物やスープの量が変わります。
家族の人数とライフスタイルを考えながら選びましょう。
ワット数
電子レンジやトースターを選ぶ時にワット数を気にする方多いと思いますが、実はミキサー選びでもワット数は大事なポイントになります。
撹拌(かくはん)の時間にも関係するので、ワット数もチェックしておくと安心です。
刃の形
ミキサーさえ買えば何でも撹拌(かくはん)出来る!と思っていませんか?
実は刃の種類ごとに撹拌(かくはん)しやすい食材が変わります。
買う前に確認しておきましょう!
素材
ミキサーのジャー部分の素材もチェックしておきましょう。
素材は主にガラスとプラスチック製の2種類があります。
素材によって食材の匂いの付きやすさや洗いやすさが変わります。
自分にとってのおすすめの素材を知っておくと手入れが楽ですよ♪
洗いやすさ
ミキサーを長く快気に使い続けるにはお手入れのしやすさも大切なポイントです。
刃を外して丸洗い出来るものを選ぶと、使った後の汚れも簡単に落とせるのでおすすめです。
ご自宅に食洗機がある方は、食洗機で洗っても問題がないかもチェックしておきましょう!
4.ミキサーの容量の選び方
ミキサーの容量はジュースやスムージーを作れる量に関係する大切なポイントです。
家族の人数ごとにどれくらいの容量を選ぶのがおすすめなのでしょうか?
事前にチェックしてから決めましょう。
二人以上の家族なら400ml以上がおすすめ
一般的に1カップの容量は200mlのため、200ml×家族の人数で選ぶのがおすすめです。
この計算式をベースにした場合、2人家族以上のご家庭に置くミキサーは400ml以上のものがおすすめです。
4人家族の方でも800mlのミキサーがあれば一度に人数分のジュースなどを作ることが出来ますよ♪
一人暮らしなら200ml前後がおすすめ
一人暮らしの方は1カップ分のジュースやスムージーが飲めれば問題ありませんので、200ml前後の容量のミキサーを買うのがおすすめです。
作ったジュースなどを保存したい方は、400ml前後あれば保存分も一度に作ることが出来ます。
5.ミキサーのワット数の選び方
ミキサーのワット数は120〜900Wまで幅広くあります。
ワット数は撹拌(かくはん)の時間だけではなく、ジュースやスムージーなどの口当たりにも影響が出ます。
好みの口当たりや作りたい料理を考えて選びましょう。
具材の食感を残すなら小さめのワット数がおすすめ
具材の食感が影響するスープは、少しずつ撹拌(かくはん)をして固さを確認しながら作りましょう。
離乳食には、小さめのワット数のミキサーを選ぶのがおすすめです。
200W以上のものを選べば凍らせた食材も撹拌(かくはん)することが出来ますよ。
スムージーやジューサーには大きめのワット数がおすすめ
サラッとした口当たりのジュースなどを作ることが多くなる方や、パワーのあるミキサーが欲しい方は、大きめのワット数のミキサーを選べば安心です。
ワット数が大きいほどパワーがあるため時短にもなります。
6.ミキサーの刃の形の選び方
ミキサーの刃は主に2種類あります。
刃が平でなめらかな「平刃カッター」と表面が波打っている「波刃カッター」の2種類です。
刃の種類によって撹拌(かくはん)しやすい食材が変わります。
また、刃のサビが気になる方はチタンコーティングの刃がおすすめです。
刃の形と一緒に素材もチェックしておきましょう。
野菜やフルーツにおすすめ!平刃カッター
野菜や果物を撹拌(かくはん)したり、ミンチを混ぜたりすることが多い方は平刃カッターのミキサーがおすすめです。
スムージーに入れる冷凍ベリーなども平刃カッターで問題なく撹拌(かくはん)することが出来ます。
氷やお肉を砕くのにおすすめ!波刃カッター
ナッツや氷などの固いものを砕きたい方は波刃カッターのミキサーがおすすめです。
スープに入れる固い野菜を細かく砕きたい方も波刃カッターを選ぶと安心です。
7.ミキサーの素材の違いは?
ミキサーの素材は主にプラスチック製とガラス製の2種類があります。
それぞれメリットとデメリットがあり取扱のしやすさも変わります。
自分にあった素材がどちらかチェックしておきましょう。
プラスチック
プラスチック製のジャーはお手頃価格のものが多く、割れる心配がなく使えます。
お試し感覚でミキサーを買いたい方や、ガラスジャーを割ってしまいそうで心配な方におすすめです。
食材の匂い移りがしやすいため、使用後はなるべく早く洗うようにしましょう。
ガラス
ガラス製は耐久性と衛生面に優れているので葉野菜などの匂いが残りやすい食材をよく使う方におすすめです。
離乳食やスープを作る予定の方もガラス素材を選ぶと快適に使えますよ。
8.これがあると便利!ミキサーのおすすめ機能は?
ミキサーには容量やワット数以外の要素もこだわりたい方や、より便利に使いたい方におすすめの機能もあります。
お料理好きの方はこちらの機能もチェックしておくとより便利になること間違いなし♪
お目当てのミキサーにこれらの機能があるかチェックしておきましょう。
音が静かな静音機能
せっかく買ったミキサーも駆動音が大きいと使うのも億劫になってしまいます。
音が気になる方には静音機能がおすすめです。
静音機能がついている機能ならマンションにお住まいの方も時間を気にせずに使えますよ。
回転数の切り替え機能
回転数の機能の切り替えがついているミキサーは健康志向なかたにおすすめです。
回転数を低くすると食材の栄養素をキープしたまま作ることが出来ます。
時短でパパっと作りたい方は高速回転も出来るミキサーを選ぶと便利ですよ!
安全装置機能
安全機能が搭載されているミキサーは、怪我を防いでくれる設計になっています。
小さなお子さんが料理のお手伝いでミキサーを使う可能性がある場合は、安全装置機能がついているミキサーを選びましょう。
あたたかい飲み物をよく飲む方は加熱機能もおすすめ
ミキサーで冷たいスムージーやジュースなどを作る方は多いと思いますが、近年では温かいスープを作れる加熱機能が搭載されているミキサーもあります。
加熱機能がついているとホットスムージーや離乳食、スープなどを加熱し直さずに作ることが出来ます。
レシピの幅を広げたい方におすすめです。
9.迷ったらこれ!人気のメーカー別おすすめミキサー
様々なメーカーから選べるミキサーですが、定番のメーカーだけでなくミキサー通にも人気のおすすめメーカーを知りたい方もいらっしゃると思います。
ミキサー選びに迷った方はこちらから選んでみて下さい♪
タイガー
魔法瓶などで有名なタイガーのミキサーは、かゆいところに手が届く機能がついています。
蓋を開けずに中身を混ぜられるスムージースティックは食材をかき出しやすくするのに便利。
カップの内側についた溝(リブ)により野菜や果物を撹拌(かくはん)しやすくしてくれます。
初めてミキサーを買う方におすすめです。
ティファール
ティファールのミキサーは小型ながらにパワフル。
300Wで氷もしっかり砕くことが出来ます。
スピード調整機能やロック機能、コーヒーが挽けるミル付きのミキサーもあります。
ミキサーひとつで様々な料理に挑戦したい方におすすめです。
パナソニック
パナソニックのミキサーはラインナップが豊富で様々な種類から選ぶことが出来ます。
コンパクトサイズのミキサーから1000mlまで撹拌(かくはん)出来る大容量のミキサーまで様々。
スムージなどを作ってタンブラーとして持ち歩けるものもありますよ。
デロンギ
おしゃれな調理家電を展開しているデロンギは、ムラなく撹拌(かくはん)してくれるマルチゾーンブレードを採用しています。
また付属品が豊富で野菜の下ごしらえもバッチリ。
具材のみじん切りや煮干しのパウダーなども使えるため料理の時短をしたい方におすすめです。
クイジナート
大容量でハイパワーなクイジナートのミキサーは家族で使う方やホームパーティーをされる方におすすめです!
600Wでパワーもしっかり♪
短時間で撹拌(かくはん)してくれるため、家族の人数分のスムージーもパパっと作れちゃいます。
大きいながらに軽量で、使いやすさもバッチリですよ。
レコルト
レコルトのブレンダーはとにかくおしゃれで可愛いデザインが人気です。
ボトルだけではなくガラスジャーやストローも付属しており、スムージーも可愛い器で飲むことが出来ます。
ドレッシングも作れるためお料理に好きな方におすすめです。
バイタミックス(vitamix)
90年以上の歴史があるバイタミックスのミキサーは、タフで多機能。
回転数の切り替えは細かく、繊維を残したり細かくしたりとお好みの口当たりに撹拌(かくはん)することが出来ます。
高機能なミキサーが欲しい方におすすめです。
10.用途別 おすすめミキサーを紹介
飲み物やスープ以外に生クリームなどを手早く作りたい、という時やおかゆも作れたら、と思う時はありませんか?
そんな方のために生クリームを作れるミキサーや、おかゆを作るのにおすすめのミキサーを紹介します。
是非チェックしてみて下さい。
生クリームのホイップにおすすめのミキサー
お菓子作りやパテを作ることが多い方にはハンドミキサーがおすすめです。
先がプラスチック製のものを選ぶとボウルなどを傷つけることなくかき混ぜることが出来ますよ。
ティファール スティックミキサー 「クリック&ミックス プラス」 HB865GJP
先端のアタッチメントを変えるだけで、「つぶす」「混ぜる」「泡立てる」「砕く」がこれ一台でできる優れものです!
プラスチック製のアタッチメントなので、ボウルなどを傷つけることなく調理できますよ!
スープやおかゆにおすすめのミキサー
風邪を引いた時におかゆをパパっと作りたい方や、ガスを使わずにスープを作りたい方はミル機能のついたミキサーがおすすめです。
ミキサーで作ると洗い物も少ないため後片付けも手軽に済ませられますよ♪
マヨネーズから粉末のお茶まで作れる優秀なミル機能付きのミキサーです。
容器が蓋付きなので作ったものを、そのまま冷蔵庫に入れて保存することができますよ!
11.ミキサーが動かない!と思ったらここを確認しよう
ミキサーを使っていると急に駆動しなくなってしまった!ということがあります。
使い慣れてくるとレシピの幅が広がり様々な食材を入れて使いたくなりますが、スイッチを入れても急に駆動しなくなった時は落ち着いて以下の内容を確認しましょう。
確認するべき点は電源が入っているか、材料が多すぎていないか、ミキサーで撹拌(かくはん)出来ない禁止材料を入れていないかの3点です。
禁止材料はミキサーの取扱説明書やメーカーサイトに記載していますので、そちらを確認しましょう。
根菜や穀類などは撹拌(かくはん)出来ないことがあるため、注意が必要です。
一度電源を切り、食材の量を半分程度に減らした後に再度スイッチを入れると駆動する場合はあります。
いざという時のために覚えておきましょう。
12.ミキサーはレシピの幅が広がるアイテム!自分にとってのおすすめを選ぼう
今回はミキサーの選び方やメーカーの特徴、おすすめの機能などをとことん解説しました。
お気に入りのミキサーは見つかりましたか?
ミキサーはジュースだけではなくスープや離乳食など様々な食べ物が作れます。
しっかり使いこなして楽しい料理ライフを送って下さいね!