WindowsOSのパソコンは日本国内で大きなシェアを持っていますが、一方のタブレット市場では、AndroidOSの端末が急激な成長を見せています。
しかし、WindowsOSのタブレットはパソコンとの互換性も相まって、ビジネスシーンを中心に需要の高まりが期待されています。
ここでは、Windowsタブレットをおすすめする理由を、さまざまな角度からご紹介していきます☆
Windowsタブレットの5つのメリットとは?
WindowsOSを搭載するタブレットを使用するメリットは、大きく5つ挙げられます。
ここでは、それぞれのメリットをご説明したうえで、WindowsOSのタブレットをおすすめする理由をお伝えしていきます。
1.Windows10アプリが使える
Windows10は、パソコンのデスクトップOS全体の割合に対して、2018年9月時点で40.94%ものシェアを誇っており、デスクトップOSの中では断トツでトップシェアを走るOSです。
WindowsOSを搭載しているタブレットは、このWindows10で使用できるアプリと互換性があるため、普段からWindows10のパソコンを使用している方は、非常に便利だといえるでしょう。
2.OfficeなどのソフトをPC同様にインストールできる
ビジネスシーンでは欠かせないアプリケーションソフトであるExcel、Word、PowerPointなどを擁するOffice(オフィス)をパソコンと同様に標準利用することができます。
WindowsOSは言わずと知れたMicrosoft社の開発したOSであり、OfficeもMicrosoft社製のソフトであるため、互換性の高さは他のOSのタブレットとは一線を画するところです。
3.キーボードを取り付けられる
WindowsOSのタブレットは、キーボードを取り付けることでパソコンと変わらない使用感を得ることが可能です。
また、Microsoft社のSurfaceを代表する2in1タイプのモデルは、ノートパソコンモードとタブレットモードを切り替えることができるため、ビジネスシーンやプライベートなどでの使い分けを自在に行うことができるというメリットがあります。
4.タッチペンを使用できる
通常のノートパソコンやデスクトップでは、画面にペンや指を滑らせて操作をすることができないため、別売りの高価なペンタブを購入しなければならないというデメリットがありました。
しかし、WindowsOSのタブレットでは、タッチペン(スタイラスペン)を使用してメモ書きをしたり、精密なイラストを描いたりすることができます。
画面に表示されるデータがそのまま紙の代替になるので、紛失・盗難・水濡れ・汚れなどを防止することができ、使用・保存も手軽で便利ですよ♪
5.スペック次第で3Dゲームも楽しめる
WindowsOSタブレットで3Dゲームを楽しむ場合には、スペックをチェックする必要があります。
スペックの低いCPUやメモリの低価格モデルを選ぶと、動作がぎこちなかったり、ゲーム中にフリーズしたりするなどの問題が発生する場合があるからです。
しかし、ハイスペックなWindowsOSのタブレットを使用することで、快適に3Dゲームを楽しむことは可能です。
具体的には、CPUはクアッドコア(コア4個)、ヘキサコア(コア6個)、オクタコア(コア8個)など、処理速度を司るプロセッサコアを多く搭載しており、計算処理を司るクロック周波数2.0〜2.5GHz(ギガヘルツ)程度を実現するスペックを選べば、サクサクと快適なゲームプレイを楽しむことができます。
WindowsOSと他OSとの比較
WindowsOSと他OSでは、具体的にどのような点で違いがあるのでしょうか。
ここでは、その特徴の違いをチェックし、タブレット選びの参考にしてみてください!
WindowsOSの特徴
WindowsOSは、前出のとおり、Windows10アプリやMicrosoft Officeなどとの高い互換性を持っているため、Windowsユーザーにとってはデータ移行が楽であるという特徴があります。
その他、クラウドストレージサービスの「OneDrive」とデータ同期が行われるため、タブレット内に保存する感覚でクラウドストレージサービスにファイルやデータを保存することができ、メインのパソコンと、サブのタブレットを簡単に使い分けることが可能なのも便利な点です。
WindowsOSのパソコンを使用しているのであれば、WindowsOSのタブレットは非常に優秀なサブマシン・バックアップマシンとしても機能することになるでしょう♪
iOS(ipad)との比較
iOSはApple社の製品にのみ対応しているOSであるため、対応しているタブレット端末もiPadのみとなっています。
そのブランド力の高さから、iOSも根強い人気を誇っていますが、ラインナップの数でいえば、MicrosoftのSurface以外にも、ASUS、NEC、lenovoといった有名メーカーからも多数の製品が発表されているWindowsOSのタブレットのほうが、選択肢が多いことは間違いないでしょう。
特に、WindowsOSは2in1のモデルが充実しているので、タブレットとノートパソコンの両方の機能を備えた端末がほしい場合には重宝するはずです。
AndroidOSとの比較
AndroidOSのタブレットは、リリースされている機種がWindowsOSのタブレットと比べて多いですが、それ以外のハード面のスペックの差はそれほど大きく開いているわけではないため、普段から使用している端末がどちらのOSに依存しているかで、選ぶポイントが変わってきます。
たとえば、普段からWindowsのパソコンを使用している場合であれば、WindowsOSのタブレットを購入したほうがデータやアプリの互換性を考えても圧倒的に便利です。
一方で、Androidのスマートフォンを使用しているならば、AndroidOSのタブレットを購入することで互換性のメリットを享受できます。
Windowsタブレットの2種類の通信回線とは?
Windowsタブレットを快適に利用したいならば、通信回線についての基礎知識が必要です。
ここでは、SIMフリータイプとWi-Fiタイプの2種類をご説明いたします!
SIMフリータイプ
SIMカードとは、Subscriber Identity Module Cardの略称のことです。
これは、電話番号のような識別情報が書き込まれているICカードであり、タブレットのSIMカードスロットへ挿入することによって、インターネットなどのデータ通信や通話が可能となる仕組みとなっています。
SIMフリー端末は、各キャリアやMVNO業者が販売しているSIMカードを使用することができ、特に格安SIMを利用すれば、月額500円〜1,000円という低価格でインターネット通信を楽しむことができるのです♪
LTE対応のWindowsOSタブレットであれば、4Gと呼ばれる高速通信も可能であり、いつでもどこでもインターネットができるのがメリットとなります。
Wi-Fiタイプ
Wi-FiタイプのWindowsOSタブレットを使用する場合に気をつけるべき点は、SIMフリー・LTE対応モデルと違って、Wi-Fi環境がない場所ではインターネットなどのデータ通信を行うことができないということです。
そのため、購入する場合には自宅・オフィスなどにWi-Fiスポットとなる場所を確保していることが前提となります。
とはいえメリットもあり、Wi-Fiタイプを選ぶことで、端末の通信料を抑えることができます。
Wi-Fiを必ず確保できる状況で使用することが確定している場合には、Wi-FiタイプのWindowsOSタブレットを選ぶことで、通信料分のコストを削減することが可能ですよ♪
Windowsタブレットのおすすめ画面サイズとは?
WindowsOSのタブレットは、用途に合わせて画面サイズが複数存在します。
ここでは、3つの画面サイズのモデルについてご紹介していきます☆
持ち運びやすい7〜8インチモデル
WindowsOSのタブレットで、7〜8インチのモデルは、片手で取り扱うことができるくらいの大きさであるため、重量も軽く、非常に持ち運びが便利です。
室内での使用の他、通勤・通学といった普段使いにも利用しやすいモデルなので、日常的にタブレットを鞄の中に入れて持ち運びたい場合には、7〜8インチの大きさの画面サイズがおすすめです!
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スタンダードな10インチモデル
WindowsOSのタブレットで、最もスタンダードな画面サイズが10インチ前後のモデルです。
画面サイズ的に、片手で扱うのは難しい大きさではありますが、その分、大きめの画面で3Dゲームを楽しんだり、動画を視聴したりするのに適しています。
また、Officeを使用して作業を行う場合には、7〜8インチだと画面が小さいために、たとえばExcelだとセル表示が細かすぎて見づらいことがあります。
そのため、ビジネス用のサブマシンとしてWindowsOSのタブレットを使用する場合には、10インチ前後の大きさの画面サイズを選んでおくと間違いないでしょう。
ノートパソコンの代わりになる12インチ以上モデル
12インチ以上のモデルでは、Microsoft社のSurfaceに代表される2in1のタブレットとノートパソコン両方の性能を備えたものがおすすめです。
2in1のモデルはキーボードを内蔵しているタイプなので、後からBluetoothキーボードなどを買い足す必要もなく、ビジネスやプライベートなどの用途に合わせて、柔軟にタブレットのようにタッチパネル操作を行ったり、ノートパソコンのようにキーボード入力を行ったりすることができるので、非常に便利ですよ♪
Windowsタブレットを選ぶときのチェックポイント7選
ここで、WindowsOSのタブレットを選ぶときに、ぜひともチェックしておきたいポイントを7つご紹介していきます!
選び方の参考にしてみてくださいね♪
1.CPUの性能
WindowsOSのタブレットに使用されているCPUは、「Atom」と呼ばれるタイプです。
「Atom」はスマートフォンにも採用されることのあるCPUであり、低電力消費での処理が可能ですが、その分、処理性能がやや低いというデメリットがあります。
一方、「Core M」「Core i」は処理性能の高いCPUであり、ある程度ハイスペックのWindowsOSタブレットを求めている場合には、これらのCPUを選ぶようにしましょう。
2.メモリの容量
WindowsOSタブレットを選ぶ上では、メモリの容量もチェックする必要があります。
なお、タブレットのメモリはランダムアクセスメモリ(Random Access Memory)と称し、RAMと略されることもあります。
メモリは一時的なデータの置き場所といった意味合いがあり、WindowsOSを稼働させ、その他のアプリなどを同時に使用する場合には、4GB以上はほしいところです。
3.記憶容量(ストレージ)の大きさ
記憶容量(ストレージ)はWindowsOSタブレットに保存するデータを恒久的に置いておくための場所で、容量不足になった場合にはmicroSDカード、USBメモリなどを活用して拡張することもできます。
しかし、外付けに頼るとデータをすぐに出せずに不便な場合もあるため、できるだけ32GB以上のものを考えておいたほうが無難です。
余裕を持って本体にデータを保存したいならば、64GB以上も視野に入れておくべきでしょう。
また、「OneDrive」のようなクラウドストレージサービスを利用することも可能です。
4.USBポートの数・Bluetooth対応の有無
プリンター、外付けHDDなど、周辺機器を使用する場合には、USBポートは多めにあったほうが何かと便利です。
なお、USBポートがついている場合には、USB3.0対応であれば、より高速な転送速度を期待することができます。
また、Bluetoothに対応しているかどうかもチェックしておきましょう。
対応していれば、キーボード・スマートフォン・イヤホン・スピーカーなどの周辺機器をケーブル無しでつなぐことができるため、非常に便利です。
5.本体の重さ
WindowsOSタブレットをよく持ち運ぶ場合には、本体の重さも念のためにチェックしておくと良いでしょう。
こちらは感覚値とはなりますが、片手で使用する場合には300g〜400g程度が軽いと感じられる範囲の重さであり、500g〜600gを超えてくると、両手で扱わないと少々重いと感じられる重量になります。
そのため、頻繁に持ち運び、片手で使用することも多い場合には、なるべく軽めのWindowsOSタブレットを選ぶのがおすすめですよ♪
6.販売されている価格
WindowsOSタブレットを選ぶ際には、販売されている価格もチェックしておきたいところです。
ただし、格安・激安のタブレットはCPU・メモリ・ストレージなどの性能・容量が足りない場合もあるため、ご自分がどの程度のスペックをWindowsOSタブレットに求めているか、正確に把握したうえで購入するようにしましょう。
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また、中古のタブレットを購入する場合は、バッテリーの消耗具合はどれくらいか、OSのバージョンは古くないかといった基本的なスペックのチェックを行ったうえで選ぶようにしてください。
7.メーカーのサポート
WindowsOSタブレットは、Microsoft社以外のメーカーも多数、商品を独自に販売しています。
そのため、各メーカーのサポートがどれくらい受けられるのかは事前に確認しておくべきでしょう。
特に、激安・格安のタブレットは、その本体価格が安い代わりに、サポート体制がほとんど整備されていない可能性もありますので、注意が必要です。
まとめ
今回は、WindowsOSタブレットの選び方と、おすすめする理由を詳しく紹介してきました。
タブレット選びの基本は、ご自分がどのようなシチュエーションで、どういった用途で使用したいかを明確に把握するところから始まります。
今回の記事をご参考にしていただきつつ、ぜひとも満足のいくWindowsOSタブレットを購入してくださいね♪
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