一人暮らしを始めるにあたって、冷蔵庫は家電の中でもなくてはならない必須アイテムの一つです。
ですが、初めて買う時は値段だけで選んで失敗してしまうことや、ライフスタイルが変わって買った冷蔵庫が合わなくなってしまうこともあります。
そんな後悔がないように、一人暮らしであると便利なおすすめの冷蔵庫や、買う前に確認したいポイントなどをチェックして選びましょう!
冷蔵庫の整理に一役買ってくれる付属品や、霜取りの方法についても記載しています。是非チェックしてみて下さい。
▼一人暮らしの冷蔵庫選びのポイント4点
その1:基本は2ドア・容量はライフスタイルで決める
まず、冷蔵庫のドア数は冷蔵と冷凍に対応している2ドアのタイプがおすすめです。
一人暮らしになると冷凍食品を使用したり、食べきれない食材をタッパーで冷蔵保存したり、時には冷凍保存してストックする機会が増える方も多くいらっしゃいます。
2ドアの冷蔵庫であれば、無理に食材を食べきることなくある程度ストック出来るため、量を細かく気にしすぎることなく食材を買うことが出来ます。
外食のみで過ごす方もいらっしゃるかと思いますが、氷やアイスクリームを買いたい時に冷凍庫がないと不便に感じてしまうと思います。
冷蔵庫のみを買った後、冷凍庫の必要性を感じて買い替えたくなることもあります。
別途、冷凍庫のみを購入すると、お金も手間もかかってしまいます。
後悔する前に、先手を打って2ドア式の冷蔵庫を選ぶようにしましょう。
冷蔵庫の容量は、外食の有無や自炊の頻度で決めることをおすすめします。
外食がメインの生活になる場合は、100L程度の容量の冷蔵庫を選ぶことをおすすめします。
外食と自炊が半々の生活になりそうな方や、お米だけ炊いておかず類をお惣菜や冷凍食品で賄う場合は、100〜150L程度の容量の冷蔵庫がおすすめです。
この範囲内の容量ですと、余り物をストックすることが出来るため、購入したおかずを2日間程度で食べきる程度の量でしたら容量に余裕をもって保存をすることが出来ます。
自炊メインの方や、より冷蔵庫のスペースに余裕をもちたい方は150〜200L程度の容量の冷蔵庫を買うことをおすすめします。
冷蔵庫の容量は大きければ大きいほどたくさんのおかずをストック出来ますが、1人で食べきる容量分のストックを考慮すると、多くても200L程度の容量の冷蔵庫がおすすめです。
その2:おおよその予算は適切かどうか考える
一人暮らしの家電を揃える時は、なるべく予算を抑えたいものです。
ですが、現在冷蔵庫にあてている予算がどれくらいの価格か、またあてている予算が適切かどうかを今一度見直してみましょう。
一人暮らしで使う冷蔵庫の価格の相場は、15,000円〜30,000円前後になります。
価格と商品のイメージが明確にならない方や、欲しい冷蔵庫が適切な値段かどうか分からない、という方は先に商品を見て予算を調整してみても良いかもしれません。
この記事では一人暮らしにおすすめの冷蔵庫を紹介していますので、そちらを見ながら冷蔵庫にあてる予算を決めてみましょう。
その3:ドアの開き方やポケットを確認する
冷蔵庫のドアの開く方向はご自身の利き手で決めがちですが、利き手で決めてしまうと、いざ設置した時に壁やドアに冷蔵庫の扉がぶつかってしまうこともあります。
そのため、ドアの開く方向は冷蔵庫の設置場所で決めることをおすすめします。
新居をすでに内見されている方は、冷蔵庫を置く場所を想定しながらドアの開く方向を決めましょう。
新居からの引っ越しなどを想定される場合や、新居がまだ決まっていない場合は、両ドア式の冷蔵庫を検討することもおすすめします。
ドアの方向だけではなく、冷蔵庫の中の棚の数や、ポケットの場所も確認しておきましょう。
ポケットが多いと調味料や食べ物、飲み物の保存に一役買ってくれます。
牛乳など開封した後に横置きをすることが難しいものも、置き場所がしっかりあればストックしやすくなりますよ♪
仕切りなど後で購入することも出来ますが、付属品や、元の収納の有無で利便性は変わっていきますので、見落としのないようしっかり確認して下さい。
その4:置いた時のサイズ感と搬入経路も確認しよう
せっかくお気に入りの冷蔵庫を選んでも、玄関や廊下などの搬入経路が冷蔵庫の幅より狭いと入らない場合があります。
また、購入した冷蔵庫が想定より大きくて部屋のスペースを取ってしまっては生活もしづらくなってしまいます。
このようなことが起こらないように、事前に冷蔵庫のサイズ感や搬入経路を確認しましょう。
設置の際は冷蔵庫の熱を逃すために左右と背面に1cmの隙間を開けておく必要があります。
また、搬入時は運ぶ際に人一人が入れる幅があるかどうか、念のためチェックしておくことをおすすめします。
▼買う前にチェック!購入後の不満を減らす冷蔵庫の機能は?
冷蔵庫のおすすめ機能 その1:静音機能
夜、就寝時に冷蔵庫のファンの音がうるさくて気になって眠れない、という経験をしたことはありませんか?
より快適な一人暮らしをするためにも小さなストレスが起きないように気を配ることはとても大切です。
昼間は気にならない冷蔵庫のファンの音も、夜になると気になってしまう方は少なくありません。
一人暮らしで寝室と冷蔵庫を置く部屋が一緒になる可能性も考慮して、選びたい機能のうちの一つが静音機能です。
静音機能のついた冷蔵庫を選ぶことで、冷蔵庫のファンの音からくるストレスを軽減することが出来ます。
おすすめは稼働音が25db以下の冷蔵庫です。
気になる冷蔵庫のスペック表に静音設計の表記がなかった場合は、この稼働音の数値をチェックして冷蔵庫を選んでみて下さい♪
冷蔵庫のおすすめ機能 その2:耐熱鉄板機能
一人暮らしになると、家具を置くスペースも限られます。
家具の配置を考える時に「物を上に置く」という手段を用いることが多くなると思いますが、冷蔵庫の上に物を置く際は「耐熱鉄板機能」の有無がポイントになります。
耐熱鉄板機能は「熱に耐えられる鉄板が備わっている」ことを指します。
この機能があれば、稼働時に熱を発する電子レンジなどを置いても問題ありません。
部屋のスペースをより効率よく使うためにはこういった機能も大切になりますので、冷蔵庫を選ぶ際はチェックしてみて下さい。
専用ラックもありますが、組み立てや購入に一手間かかってしまうこともあります。
事前に耐熱鉄板機能の有無をチェックしておきましょう。
冷蔵庫のおすすめ機能 その3:付属品の有無
購入した冷蔵庫をより快適に使うには、整理整頓を心がけることも大切です。
中身を常に綺麗にしておきたい方は、仕切り棚が多くついているものを買うことをおすすめします。
また、外食メインの方でも冷たい飲み物を飲む時のために、氷を自宅で作る方は製氷皿つきの冷蔵庫を買いましょう。
卵を買った時に入れる卵ポケットがついている冷蔵庫もおすすめです。
このようなポケットがついていると、快適に使うことが出来ます。
付属品は卵ポケットや製氷皿だけではありません。
購入後の使い心地を考えて、霜取りヘラなどが付属しているかどうかも、チェックしておきましょう。
もしこれらのものが付いていなかった際は、冷蔵庫と一緒に必要になりそうなものを買い足しておくと安心です。
▼それでも迷ったらこれ!予算別:2ドア冷蔵庫をご紹介
10,000円〜15,000円クラス おすすめ冷蔵庫
こちらの価格帯では外食のみで生活をする方や、時間が空いた時のみ自炊をする方におすすめの冷蔵庫を買うことが出来ます。
15,000円以下でも冷蔵と冷凍どちらにも対応しているため、急遽余ったおかずをストックしておきたい時や、来客時にいつもより多めに食品を入れておきたい時にも安心して使えます。
最低限の飲み物や食品を入れておきたい方は是非チェックしてみて下さい。
保温と保冷をスイッチひとつで切り替えることができる冷蔵庫!
庫内容量15Lで、500mlのペットボトルなら12本収納可能。
ドアポケットも庫内仕切りも付いてますよ。
コンパクトなのに、2Lのペットボトルが入る冷蔵庫です。
耐熱性天板なので、電子レンジなどを置くことができますよ!
霜取り用のヘラや製氷皿、卵置きなど付属品も充実しています。
カラーバリエーションは、定番のホワイト・スタイリッシュなブラック・オシャレな木目調から選べますよ。
15,000〜25,000円クラス おすすめ冷蔵庫
こちらの価格帯では、自炊と外食が半々になりそうな方におすすめの冷蔵庫を購入することが出来ます。
容量が大きくなるだけではなく、静音設計や両ドア対応のものを選ぶことが出来るため、間取りなどを気にせず選びたい方にも、こちらの価格帯の冷蔵庫がおすすめです。
ドアの付替えは付属のネジで行うことが出来るため、模様替えや引っ越しの時も安心して使えます。
購入したら、ドアの付替えのやり方を確認しておきましょう♪
ネジを付け替えることで、左右どちらのドアの開きにもできる冷蔵庫。
24.2dBの静音設計です。
耐熱性天板なので、キッチン家電を収納することが可能。
レトロなデザインが可愛い25dB静音設計の冷蔵庫!
保存量に合わせて調節すれば節約になる、7段階の温度調節機能付きです。
仕切り棚・卵ケースに、まるしかくハート型の氷が作れる製氷皿付き!
ライフスタイルの変化に対応しよう!25,000円以上 おすすめ冷蔵庫
冷蔵庫に使える予算が多い方や、自炊をする方、料理が好きでスペックが良い冷蔵庫を選びたい方は、25,000円以上のモデルの冷蔵庫から選ぶのがおすすめです。
この価格帯の冷蔵庫ですと、容量が大きいだけではなく、省エネモデルやオシャレにこだわったデザインの冷蔵庫を選ぶことができます。
自動で霜取りしてくれる、耐熱性天板の冷蔵庫です!
LED照明で奥まで明るく照らしてくれますよ。
たまごケース・小物入れ付き。
SHARP(シャープ)つけかえどっちもドア 2ドア 冷蔵庫 137L
つけかえどっちもドアで、開閉方向を自由に付け替えられるので、お部屋に合わせて便利に使えます。
耐熱性天板を使用しているので、電子レンジなどを乗せられますよ。
LED照明付きで、霜取りも不要です。
また、今すぐに大きな容量の冷蔵庫を使わない、けれども近い将来に家族が増える予定がある方や、ライフスタイルが変わる可能性がある方も、余裕をもって良いものを買っておくのをおすすめします。
先手を打ってスペックにこだわって購入しておくと、買い替えの手間を省くことが出来ますよ♪
▼冷蔵庫と一緒に買うと便利! おすすめグッズもチェック
一人暮らしをしていると想定していた量よりも料理のレパートリーが増えて調味料をより多く揃えたくなる方もおおくいらっしゃいます。
また、冷蔵庫を使っているうちに転がりやすい瓶、缶、ペットボトル類などを効率よく収納できたら、と悩む時こともあると思います。
快適に冷蔵庫を使うために、冷蔵庫を購入すると時に一緒に買っておくと便利な収納グッズも沢山ありますよ。
わさびやからしなどの倒れやすいチューブタイプの調味料は、チューブクリップやチューブケースを使って保存をしておくと、冷蔵庫の中で倒れずに収納することが出来ます。
お酒やジュースをよく飲む方は、缶が転がらずに収納出来るストッカーなどを冷蔵庫と一緒に買っておくとストレスなく収納することが出来て便利です♪
大型冷蔵庫に付属していることが多い引き出しも、購入時に決め手となる便利ポイントですが、後付けタイプの引き出しを買えば、冷蔵庫を購入した時に付属品がなくてもストレスなく使うことが出来ます。
この様な付属品を活用して、冷蔵庫を賢く使ってみて下さい♪
棚板に取り付けるだけで使える冷蔵庫用の引き出し式トレーです。
小物などをしまっておけば、冷蔵庫も片付いて気持ちよく使えますね!
冷蔵庫の内側の扉に付けて使うフック付きクリップです。
チューブ式の調味料などを、ぶら下げて保存しておくことができます。
▼もしものために予習しよう!冷蔵庫の霜取りの対処方法
家庭用の冷蔵庫は霜がつかないタイプのものもありますが、一人暮らし向けの冷蔵庫は、直冷式のものが比較的多く、霜がついて使いづらくなってしまうことがあります。
いざという時のために、霜取りの方法を学んでいれば、霜が多くならないうちにお手入れすることが出来ます♪
冷蔵庫を買った時に霜取り用のヘラがない場合は、家庭にあるもので代用することも出来ます。
もしもの時のために、霜取りのやり方もチェックしておきましょう。
- 1.冷蔵庫の中身を取り出す
冷蔵庫の中身を全て取り出して霜取りをする準備をします。
霜が少ない場合でも中身を全て取り出しておいた方が、霜取りの作業がやりやすくなります。
冷凍庫に氷が残っている場合は、クーラーボックスに移すか、シンクで溶かして処分をしましょう。
- 2.ドライヤーで霜に温風を当てて、表面を溶かす
冷蔵庫の中身を取り出した後は、ドライヤーを冷蔵庫の壁と霜の間に当てて、霜を溶かしていきます。
プラスチックなどにくっついてしまった氷は取り除くのに力を加える必要があるように、霜取りも意外と力を使うものです。
ドライヤーで、予めしっかりと霜の表面を溶かしておくと霜が取りやすくなりますよ。
もしドライヤーが手元にない場合は、熱湯を霜にかけて対応しましょう。
熱湯が手にかかってやけどをしないように、コップなどに熱湯を入れて少しずつかけるようにしてくださいね。
- 3.付属の霜取り用のヘラや木べらなどで霜を取り外す
ドライヤーを当てた部分が溶け出してきたら、冷蔵庫に付属している霜取り用のヘラや、お手持ちの木べらを壁と霜の間に出来た隙間に入れて、霜をはがし取ります。
この時に、金属製のヘラで霜を剥がさないようにしましょう。
勢いよく力いっぱい剥がしてしまうと冷蔵庫の壁が傷つく原因になります。
霜が剥がれ落ちるまで、少しずつ剥がしていきましょう。
もし、霜が溶け切っていなかった場合は、再度ドライヤーをあててはがしてみて下さい。
霜が取り終わった後にスプレー式のサラダ油を吹きかけておくと、冷蔵庫に霜がつきづらくなります。
油の力で霜が取れやすくなり、お手入れがグッと楽になりますよ♪
▼ポイントは容量+利便性! 一人暮らしを想像して冷蔵庫を選ぼう
この記事では一人暮らしの際の冷蔵庫選びのポイントやおすすめの商品、購入後の霜取りの方法などをご紹介しました。
冷蔵庫を選ぶ時は買う前にしっかりと使った時のイメージを想像することが大切です。
一人暮らしの食生活をより楽しむためにも、記事を読んであなたにあった最適な冷蔵庫を選んでみてくださいね♪