窓を閉め切ることが多くなる季節は、換気がおろそかになりがちです。タバコやペットなどの臭い対策をはじめ、赤ちゃんがいる家庭では花粉やPM2.5などのアレルギー物質を含むハウスダスト対策のため、室内の空気は常にきれいに保ちたいですよね！
今回はおすすめする空気清浄機の中から、リビングや寝室など部屋別に適したものや、一人暮らしでもコンパクトに置けるもの、安いものから高価なものまで、人気商品をご紹介しちゃいます！
空気清浄機とは？
空気清浄機とは、空気中に浮遊している微細なハウスダストや花粉などの細かい粒子を除去するための機器で、「エアクリーナー」とも呼ばれます。
販売されている多くの空気清浄機は、タバコやペット、調理等の臭いを取り除く性能が搭載されています。
▼空気清浄機の種類とは？
空気清浄機は、空気中の埃塵の集じん目的と、空気中の除菌を目的とした2種類があります。
空気中の埃塵の集じん目的の場合には、集じん方法が2種類あり、集じん方法のハイブリッド型が出ています。空気中の除菌を目的とした場合には、イオンやプラズマクラスターを発生させて空気中の菌に作用する仕組みが主流です。
下記は、集じんタイプの場合の集じん方法の違いについて説明します！
【ファン式空気清浄機】
モーターでファンを回転させて吸引した空気をフィルターでろ過することで汚れを除去する仕組みの空気清浄機です。国内で販売されている空気清浄機はこのタイプのものが主流ですよ♪
主に埃や花粉などのゴミをフィルターで集じんすることが目的ですが、定期的にフィルターの清掃と交換をする必要があって、ランニングコストがかかってしまうのですが、空気を強制的に循環させますので空気中の埃やチリを集じんする確実な方法なんです！
ただしファンを回転させるために、回転音がするのが特徴です。
【電気集じん式空気清浄機】
本体内で発生させた静電気を利用して、電子の帯電によって集じんする仕組みの空気清浄機です。
ファンを使わないので、音が静かで従来のファン式空気清浄機では集じんできなかったフィルターの目よりも小さな塵をキャッチすることができちゃいます！
ただし、空気清浄機本体の中に引き寄せられた埃やチリが集じん対象となるため、部屋全体の空気清浄効果は得られにくいのも特徴のひとつです。
▼空気清浄機はどんな仕組みで動いているのか？
空気清浄機は、一般的にはファンと集じんフィルター・脱臭フィルターといったフィルター類で構成され、本体内に空気を吸い込みながら各フィルターで粉塵や臭いを取り除くことで空気をきれいにする仕組みで動いています。
▼加湿器との違いは？
空気に関する家電で類似するものに「加湿器」がありますが、加湿器は本体から出る水蒸気を大気中に放出することにより、部屋の湿度を高める装置のことです。
最近では、この加湿機能を搭載した空気清浄機も販売されています♪
空気清浄機の選び方とは？
ニーズが多様化していますので、空気清浄機に搭載される機能もさまざまです！
空気清浄機を選ぶ際の切り口とポイントをご紹介していきますね♪
▼「花粉・アレル物質」への対応有無で選ぶ
花粉などのアレルギー反応で鼻炎に悩まされる方には、花粉やアレルギー反応を増強させると言われるPM2.5に対応した商品を選ぶとよいでしょう！
例えば、ダイキンが展開している「ストリーマ」シリーズでは、プラズマ放電の一種の“ストリーマ“が、アレル物質である花粉を分解し無害化することができます。
▼「適用畳・床面積」で選ぶ
空気清浄機は大気中の粉塵を吸収する仕組みのため、設置する場所の広さに適したものを選ばないと期待する清浄効果が得られません。メーカーが提示する「適用床面積」「適用畳数」の表記を参照しましょう！
ただしメーカーが提示する適用床面積は、30分で空気をきれいにする目安の数値であり、快適に過ごすには部屋の空気が10分間のうちに1回循環する機種を選ぶとよいと言われています。設置する部屋の畳数の2倍〜3倍となる適用畳数のものを選ぶようにしましょう。
例えば、2畳程度の玄関であれば、4畳程度の適用床面積のものを、6畳〜7畳の寝室やワンルームの場合には、2倍の12畳〜14畳程度のものを選びます。リビングが10畳〜12畳であれば、20畳〜24畳以上のものを選ぶようにします。
40畳用など広範囲に適した商品もありますので、間取りの仕切りがない部屋などは広めのものを選ぶとよいでしょう。
▼「設置する部屋」で選ぶ
空気清浄機は、設置する部屋や場所に応じて必要な機能が搭載されているものを選ぶとよいでしょう！
例えば、子ども部屋や寝室であれば加湿機能付きの空気清浄機を選ぶことで風邪の予防が期待できますし、アロマ機能付きであれば、好みの香りでよりリラックス効果が期待できます。
キッチンまわりやタバコの煙、ペット臭が気になる部屋で利用する場合には脱臭機能が優れた空気清浄機を選ぶと、より室内の臭い低減効果が期待できます。
更に車やデスク、玄関の靴箱など、ピンポイントな用途で使う場合には、装置を設置する場所の広さを考慮しコンパクトなものを選ぶと良いでしょう！
▼「機能」で選ぶ
空気中の埃やチリを集めるのが空気清浄機の主な機能ですが、空気をきれいにする以外の機能が充実しているものが販売されています。
それぞれ一例を見ていきましょう！
【センサー機能】
人の出入りでセンサーが作動し、動作のオンオフをしてくれる「人感センサー」や、ホコリの量に応じて風量を自動調整する「ほこりセンサー」などで適宜効率よく動作を切り替えることができます！
【加湿除湿性能】
空気清浄機能以外に、部屋の除湿・加湿を行う機能を搭載しているものがあります！
空気清浄機の接地面積だけで、加湿器または除湿器を設置も実現できるため、限られた部屋のスペースを有効活用することができちゃいます！
【イオン機能】
タンクや空気中の水分を分解しイオンを発生させて空気中の臭いや菌を消臭・除菌する機能があります。
ただしイオン単体にはホコリを集じん・吸着する効果はありません！そのため、イオン発生器単体だけでは集じんを伴う空気清浄効果が得られませんので、効果を期待する場合には空気清浄機一体型のものを選びましょうね♪
【アロマ機能】
主に加湿機能が搭載された空気清浄機に備わっている機能で、アロマオイルを加湿用の水タンクに入れて利用でき、加湿と同時にリラックスタイムを演出することができます！
【エアコン機能】
エアコンに空気清浄機能が搭載されているタイプで、エアコンが本体になります。床に置く必要がなく、エアコンの必要な季節だけに限定して利用する場合に最適です！
▼「メーカー」で選ぶ
空気清浄機を販売しているのは「ダイキン」「日立」「シャープ」「パナソニック」「東芝」「アイリスオーヤマ」「ツインバード」など、大手の国内メーカーが主流です。
それに加えて「バルミューダ」「ダイソン」「ブルーエア」などのデザイン性に優れた商品を販売している国外メーカーによって、インテリア性を兼ね備えた商品が展開されているため、お部屋のレイアウトやテイストにあわせた選び方をすることができます！
▼「お手入れのしやすさ」で選ぶ
空気中のホコリを収集するフィルターは、使い続けると目詰まりを起こし、本来の性能が期待できなくなります。効果の持続には、定期的なプレフィルターのお手入れが欠かせないのです！
製品の中にはプレフィルターのゴミを自動掃除パワーユニットが定期的に掃除し、専用のダストボックスに集めてくれるものがあります。掃除の手間が省けることに加え、プレフィルターの目詰まり解消によって集じん機能の低下が避けられ、効果の持続が期待できるというメリットがあります。
除湿機能または加湿機能付きの場合は、フィルター交換とは別に水タンクのお手入れが必要です。水タンクは水垢の発生やカビの温床となりやすく、カビが生えたまま利用し続けると、部屋中にカビ菌を撒き散らしてしまい逆に空気を汚してしまいます。
定期的なお手入れが難しい場合には、空気清浄機能に特化した商品を選ぶようにしたいですね。ダイキンなどの一部の機種にはタンクの水自体を殺菌してくれるものもありますよ！
▼「風量・音」で選ぶ
寝室など小さな音でも気になるような部屋に設置する場合には、静音モードやおやすみモードが搭載された空気清浄機を選んで安眠を確保しましょう！
一般的には40デシベル以上の音の中では睡眠の質が低下すると言われていますので、空気清浄機の運転音の目安としましょう。
また、調理時の臭いが頻繁に発生するような場合には、少し強めの風量が調整できるものを選ぶことで、部屋の空気循環をより促すことができます。
▼「価格」で選ぶ
空気清浄機の寿命は、平均10年だと言われています。毎日使うものですので、価格帯は少し高めでも十分利用価値があると考えてよいでしょう。
ただし機能が充実すると、比例して価格が高騰してしまいますので、設置する部屋によってはオーバースペックになってしまう可能性があります。設置する部屋に必要な機能や設置する目的を部屋ごとに考慮して選びましょう！
ただし、部屋ごとに設置したいなど、台数を揃えたい場合には低価格なものを複数用意するという方法もよいかもしれません♪
▼「サイズ」で選ぶ
一般的には対応する畳数と搭載機能によって、空気清浄機本体のサイズが変わってきますので、設置したい場所に適しているかを考慮します。
例えば加湿・除湿機能が搭載されたものは、水を入れるタンクの分だけ本体のサイズが大きくなりがちです。多くの空気清浄機は、床に設置しますので、狭い部屋に設置する場合は、スリムな形状のものを選ぶとよいでしょう♪
玄関の靴棚やデスクなどに置く場合には、コンパクトなものを選択することでスペースを有効活用することができます。
目的・用途・お悩み別でおすすめする空気清浄機
空気清浄機を選ぶポイントは設置する部屋や、その部屋をよく使う人が何を求めているか、何に悩んでいるかを考慮しますでは具体的にどのような商品を選んだらよいのでしょうか？
ここではお悩み別、目的別におすすめの空気清浄機をご紹介します！
▼辛い鼻炎に！花粉・アレル物質に作用する空気清浄機
DAIKIN（ダイキン）加湿ストリーマ空気清浄機 ACK70X-W
「ストリーマ」と呼ばれる放電技術により、生成される高速電子を有害物質に照射することで酸化分解し、有害物質を抑制します。
ストリーマを花粉に照射した場合、花粉症を引き起こすアレルゲンを、99.6%抑制することが実証されています。更に、花粉とPM2.5や排気ガスなどの大気中の有害物質とが結合するとアレルギー反応を増強すると言われていますが、ストリーマを照射することでアレルゲンの分解だけでなく有害物質が抑制されます！
Panasonic（パナソニック）加湿空気清浄機 F-VXU90-W
水に高電圧をかける過程で生成された「OHラジカル」が、菌や花粉などのタンパク質を変性させることで抑制し、病気やアレル物質を無害なものに変性させます。
スチームより微細なナノイー粒子は、繊維の奥まで到達するため、衣類に付着した花粉や臭いまで作用することができるため、頻繁にクリーニングすることが難しいカーペットや布団などの除菌・消臭が期待できます！
▼タバコ・ペット、もう臭わない！脱臭機能に優れた空気清浄機
日立 次亜塩素酸除菌脱臭機 ジアクリンZP-GA1000T H
集じんにはプレフィルター、ナノ銀フィルター、有機HEPAフィルターの3層が、脱臭にはNS消臭フィルター、マルチパワーカーボンフィルター、光触媒フィルターの3層の、計6層の高性能フィルターで強力集じん＆強力脱臭を実現しています。
タバコやアンモニア系の生活臭、ペット臭やホルムアルデヒドまでを効率よく除去します！
富士通 加湿脱臭機 PLAZION プラズィオン DAS-303K-W
集じん機能付き脱臭機です。脱臭フィルターオートクリーン機能により、24時間ごとに脱臭フィルターをヒーターで加熱して臭いの元を分解・除去するため、脱臭効果が持続します。
▼抵抗力の弱い赤ちゃんやご老人介護に！除菌機能に優れた空気清浄機
Panasonic（パナソニック） 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ F-MV4100-WZ
次亜塩素酸の分子が空気中の菌やウイルスを分解・除菌します。
インフルエンザウイルスやカビ菌などに作用することができるため、抵抗力の弱い赤ちゃんやご老人のいる部屋への設置で、罹患防止に役立ちます。
DAIKIN（ダイキン）加湿ストリーマ空気清浄機 ACK55X-W
インフルエンザウィルスは、寒冷乾燥を好み高温多湿に弱いという性質を持っていますので、部屋の湿度を上げれば罹患防止に役立ちます。
またこの商品は、吸い込み口と吹出口が離れていることで吸い込み領域を確保していますので、加湿機能を使っても空気清浄効果が低下せず、湿度維持と空気清浄の両方の恩恵を受けることができちゃいます！更に加湿フィルターや水トレーを「ストリーマ」で除菌するため、衛生的な加湿を保つことができるんです。
▼掃除やお手入れが簡単な空気清浄機
SHARP （シャープ） プラズマクラスターNEXT搭載 加湿空気清浄機 KI-PX70
加湿一体型の空気清浄機です。加湿タンクで悩みのタネとなるのがタンクやトレーのぬめりやカビですが、キャップに簡単装着できる「Ag＋イオンカートリッジ」で、タンクやトレーのぬめりやニオイの原因となる水中の菌を抑制します。
カートリッジは1年に1回の交換でキレイが続きますのでお手入れが簡単です♪
SHARP （シャープ）プラズマクラスターNEXT 加湿空気清浄機KI-PX75-W
定期的なプレフィルターの自動清掃機能によって、集じん性能の低下を抑制し、手間がかかりません！
ダストボックスも抗菌仕様で取り外して水洗いすることができるのでとっても衛生的です。静電HEPAフィルターを採用しPM2.5の粒子も99%キャッチしますので、お手入れの手間がかからないだけではなく、集じん機能にも期待できちゃいます♪
▼寝室に置く。安眠を妨げない静音仕様の空気清浄機
SHARP（シャープ）加湿空気清浄機 プラズマクラスター25000搭載 KI-PS50-H
加湿機能が搭載されているのに、B5サイズの雑誌見開き程度の設置面積で、置き場所を選ばないスリムボディを実現しているのがこの商品です！
静音モードでは、15デシベルの運転音で安眠が確保できます。従来より加湿量がアップし、同時に低騒音を実現しています。
SHARP（シャープ）プラズマクラスター7000搭載 空気清浄機 FU-PK50-B
世界初の蚊取り機能付きの空気清浄機で、蚊に安眠を妨げられることなく眠りにつけます。蚊やコバエの習性と空気清浄機の吸引力を利用して捕獲するパワフル蚊取りモードが搭載されています。
スピード循環気流と3つのフィルターで、集じん・脱臭。花粉などを素早く検知し集じんします。運転音もおやすみモードで18デシベルと、安眠に適した音量が実現されています。
▼部屋のインテリアを損なわないスタイリッシュな空気清浄機
木目調 H2O 空気洗浄機 イルミネーション機能付 FL-256
まるいフォルムのボール型の空気洗浄機はお部屋のインテリアを損なうことなく、空気中のホコリや臭いを集めて空気をクリーンにできちゃいます♪
フィルターは水を利用しているため、アロマエッセンスで加湿しながらリラックス効果も期待でき、柔らかい7色のグラデーションライトが更に癒し効果を高めます。
一人暮らしやリビング、子ども部屋におすすめですよ☆
BLUEAIR（ブルーエア）空気清浄機 Blue by Blueair 3000シリーズ
スウェーデンのメーカーであるブルーエアの商品。独自の粒子イオン化技術とフィルター技術の組み合わせによって、細かなホコリやチリなどの微粒子もしっかりと除去します。
本体下部から360°全方向吸引し、天面からきれいな空気を効率よく供給します。また、花粉やウィルス、PM2.5等の空気中の細かな粒子をしっかり除去するプレフィルター搭載。約6ヶ月ごとのフィルター交換で手間もかからず、簡単に初期性能にリフレッシュできちゃいます☆
Dyson（ダイソン） ヒーター・ストーブ Purifier Hot + Cool HP07SB
スタンドタイプのフォルムで場所を取らず、空気を清浄しながら夏は涼風、冬は温風で快適に過ごすことができます。
PM0.1レベルの微細な粒子だけではなく、有害なガスも除去してくれる優れもの！更にアプリと連動して自動で空気の状態をモニターできるため、スマートに使いこなすことができちゃいます☆
▼車やデスクなど、ピンポイントでクリーンに。コンパクトな空気清浄機
ケンウッド 低濃度オゾン発生器 ソーラータイプ CAX-DS01
車に置けるコンパクトな形状ながら、多重リング式コロナ放電の強力パワーで車内を快適な空間に！
更にマイナスイオン発生装置を内蔵し、車内の空気をリフレッシュできちゃいます☆
SHARP （シャープ）イオン発生機 車載用 IG-MX15-B
シャープ独自の空気浄化技術、プラズマクラスターNEXT搭載で車内の臭いを浄化します。クルマの中で気になる6種類のニオイに効果を発揮。
使用しながら同時にスマートフォンなどを充電することもできて便利♪
Panasonic（パナソニック）ナノイー発生機 F-GMK01-K
車内で手軽にナノイーを発生させられるコンパクトな空気清浄機です。
パナソニック独自の気流制御で、しっかり送風してくれます。
▼省スペースに設置できるスリムな形状の空気清浄機
cado （カドー） 空気清浄機 LEAF 120 AP-C120-BK AP-C120-WH
スタンドタイプのスリムな形状で直径24×高さ31.5cmとコンパクトなので、部屋の面積を有効活用できます。
空気の状態を光でお知らせてくれる機能付き。
日立 加湿空気清浄機 クリエア EP-ZN30S W
お部屋の乾燥対策ができる加湿機能が付いた、個室や寝室にもぴったりの奥行き16.3cmのコンパクトモデルです。吹き出し口が熱くならない気化式加湿方式採用で、お子さまがいるお部屋にもおすすめ。
ニオイセンサーを搭載しているので、ニオイの強さに応じて自動で風量を調節。賢く空気をキレイにしてくれます。
人気おすすめ空気清浄機のまとめ
今回の記事では人気空気清浄機をご紹介してきましたが、みなさんが空気清浄機を選ぶ際の参考になりましたでしょうか？また気になる商品を見つけることはできましたでしょうか？
記事では紹介しきれなかった空気清浄機もたくさんありますので、ぜひチェックしてみてくださいね。