広島県の瀬戸内海に面する、風光明媚で、古くから城下町として栄えた、三原市。
温暖な気候のこの地に醉心(すいしん)はあります。創業は1860年。
江戸時代には全国でも有数の銘醸地であった備後三原、今では三原市に唯一残る酒蔵になります。
大正8、10、13年に全国酒類品評会にて3回連続で優等賞に輝き、「名誉賞」を授与、全国にその名を馳せました。
日本画の巨匠 横山大観も終生愛飲した、キメ細やかでなめらかな味わいの醉心の日本酒の秘密は独自の「軟水醸造」にあるのです!
(提供:酔心根本本店)
醉心山根本店
軟水醸造にたどり着くまで
醉心の酒は軟水で仕込む「軟水醸造」によって造られ続けてきました。
軟水が多いことで知られる広島の水ですが、戦後、都市化も進み、三原市でも以前の様な軟水を豊富に入手することが困難になってきました。
しかし「軟水醸造」があってこその醉心の酒。この味を絶やしてはならない❢という思いから新たな水源の探索を始めます。そして見つけたのが今の酒にも使用されている広島県中央部の福富町「鷹ノ巣山」の麓で汲み上げる「稀に見る軟水」。
この「稀に見る軟水」を仕込水とすると醗酵がゆっくり進むため、酒造りには大変な苦労がありました。しかし少しずつ技術を高め、現在では数多の賞を受賞する、自信の持てる醉心独自の「軟水醸造」を確立させました。
米、水、技 醉心の酒造り
原料米には兵庫県三田市で契約栽培されている山田錦と、広島県産米を使用。
さらに精米歩合は65%以下、最高30%と高度な精米を行っています❢
仕込水には広島県中央部にそびえる鷹ノ巣山の麓で汲み上げている、硬度14度の「稀に見る軟水」を使用しています。
鷹ノ巣山の頂上付近には、手つかずの「ぶな」の原生林が広がっており、この山の伏流水はミネラル分が極めて少ない究極の軟水といえます。
水の硬度とは
水の硬度の基準ですが、WHO(世界保健機構)が定めている硬度の分類は、
軟水は硬度0~120mg/L未満、硬水は120mg/L以上
としています。
日本の水はほぼ軟水とされていますが、水道水の硬度は全国平均で約50mg/L未満だそうです。
主な市販のミネラル天然水と比較して、鷹ノ巣山の軟水の硬度がいかに低いかがわかると思います♪
また軟水は口当たりがよく、まろやかで、飲みやすいことが挙げられ、日本料理に合う水とも言われています。
技、酒造りへの思い
軟水による酒造りでは、醗酵がゆるやかに進むため、より手間をかけて、しっかりとした麹を造り、もろみの醗酵も低温でゆっくりと進めます。
また、米の出来具合もその年の天候などによって微妙に変わるので、その年の米の特徴を早い時期に把握して、洗米など原料処理の工夫を検討しておくことが肝心です。
これは杜氏が積み上げてきた経験と眼力に頼る部分が大きいそうです。
このような独自の「軟水醸造」を継承して発展させていくことを使命とし、またお客様にも満足してもらえ、喜んでもらえる酒造りを第一に考えています。
品質はもちろん、時代に即した幅広い商品を提供するために、近年では若手のスタッフを中心とした商品開発にも挑んでいるそうです。
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醉心のこだわりの日本酒をご紹介♡
鳳凰醉心「究極の醉心」大吟醸
醉心イチオシの日本酒はこちら❢
名高い酒米である兵庫県三田市産「山田錦」を30%まで磨き上げ、硬度14の「稀に見る軟水」を仕込水とする酒造りにより生まれたお酒です。
醉心独自の「軟水醸造」の技で醸し上げられた「究極」の名にふさわしい大吟醸❢
2018年には「ワイングラスでおいしい日本酒アワード」で最高金賞を受賞。2017年には「インターナショナルワインチャレンジ」と「全米日本酒歓評会」で金賞を受賞するなど幾つものコンクールで賞を総なめしています。
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純米吟醸 醉心稲穂
自慢の軟水と60%まで磨き上げた米を合わせてできた、純米吟醸は上品な味。
多くの人に愛されている醉心のベストセラー❢
お料理を邪魔しないので日常の食事を少し特別にしてくれます。海鮮との相性がとてもいいですよ♪2017年「春季全国酒類コンクール」にて第1位を獲得。
☆実際に飲んでみました☆
稲穂という名だけに、米の豊かな香りに包まれました!
しっかりとした旨味となめらかな辛口のキレを感じました♡
家に丁度明太子があったので明太子と一緒に頂きましたよ♪ピリッとした明太子に、なめらかな日本酒の相性は最高でした!
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醉心「究極の五段仕込」
旨味豊かな辛口の日本酒。五段仕込みによる幅のある奥深い味わいです。
八宝菜やカレイの唐揚げなどボリュームのあるお料理に合います♡生地(原酒)でも飲み心地が良く、ロックで飲んでも味が薄まりません。
2016年「レギュラー酒コンテスト」第1位特賞獲得。
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日本酒でカクテル?女性にススメたい飲み方♡
先程ご紹介した「究極の五段仕込み」はカクテルにしても美味しく頂けます♡
クリーム系のソーダ3に対して、お酒は7の割合で!ライムを添えればあっという間にフォトジェニックな一杯に☆
女子会の最初の乾杯なんかにイイかも◎
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純米大吟醸生地 名誉醉心
品の良い香りと、キリッとキメ細やかな味わいと奥深さが特徴的。
贈答やお祝いにも利用できる豪華な姿が嬉しいです!2016年「全米日本酒歓評会」金賞受賞。世界に誇れる日本酒です。
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醉心「ぶなのしずく」純米酒
醉心のお酒造りに使われる仕込水は、広島県中央部にそびえる「鷹ノ巣山」の麓で汲み上げられています。「鷹ノ巣山」の山頂付近には「ぶな」の原生林が広がっています。その「ぶな」に因んで名付けられたお酒。上品な酸味とふくよかな味が口の中で広がります。
口当たりも柔らかく旨味が詰まっている日本酒です!コクとまろやかさを楽しめます♪2017年「秋期全国酒類コンクール」第1位特賞獲得。
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醉心 十年秘蔵「純米熟成酒」
酒蔵の奥で10年以上にわたって、ゆっくりと熟成させた純米酒。品の良い糖蜜のような香りと、コクのある味わい。
チーズとの相性も良いお酒です。常温、またはぬる燗でお楽しみ下さい。
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醉心「ぶなのしずく 青」特別本醸造
醉心独自の「軟水醸造」が生んだ、軽快で飲み心地の良いお酒。
テーブルワインの感覚で、グラスで手軽にお楽しみいただけます。
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醉心 純米大吟醸「五割磨き」原酒
華やかな果実香が印象的で、透明感溢れる奥深い原酒ならではの味わいのある純米大吟醸。
木箱入りが何とも贅沢な仕様♡赤みの刺身との相性が良いです❢飲み方は冷やすか 常温がオススメ。
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醉心「軟水の辛口」純米酒
日常的に楽しめる手頃な純米酒は、食事との相性を重視した、柔らかな口当たりの辛口。
冷酒から燗酒まで、季節の移り変わりにも順応した日本酒。幅広い楽しみ方ができるのが魅力的ですね!
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醉心「超軟水仕込」純米吟醸
まるでもぎたての果実を連想させる香りと、上品な甘みを堪能できるのは、醉心独自の「軟水醸造」ならではの風味♡
やさしい舌触り、米の豊かな旨味を楽しめます。
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醉心3代目と横山大観
醉心3代目、山根薫社長は日本画の巨匠、横山大観と繋がりが深かったそうです。
そのきっかけになったのが、戦前、東京の神田にあった支店での出来事でした。
連日のように、お酒を買いに通う女性がありました。店員がたずねると、なんと大観の夫人。聞けば大観は、まろやかでありながらも、辛口の醉心のお酒を気に入っているとのこと。それを知った薫は、大観の自宅に伺い、酒造りの話をしたところ、意気投合。
「酒造りも絵画も芸術だ」という大観の言葉に感動した薫は、一生の飲み分を約束したそうです。
横山大観
朦朧体(もうろうたい)という線描を抑えた、独自の新しい画風を作り出し、多くの作品を描き残しました。特に富士山を描いた作品を多く画きました。
大の酒好きで、最盛期には1日に2升3合もの醉心のお酒を飲んでいたそう。醉心が飲み飽きない酒であることの証明でもありますね❢
一生の飲み分を約束していた山根本店ですが、大観も時折自身の絵を贈ったとのことで、現在では大観の記念館ができています。
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オススメのペアリングはタコ天♡
瀬戸内海で獲れる新鮮な海の幸と、醉心の相性は抜群。なかでも三原市のタコは全国にもPRされていて、三原は昔からタコ漁の盛んな地域。
他の産地のタコと比べても、三原のタコは足が太く短くて、天ぷらにすると絶品❢純米吟醸「醉心稲穂」との相性は抜群です♪
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いかがでしたか?日常にも特別な日にもこれからの年始に重宝いてくれる酔心の日本酒を是非味わってみて下さいね♡
(提供:酔心根本本店)